問題を解いてみよう

おはようございます🐔✨
2月もあっという間に残すところあと一週間。
みなさん、思ったように勉強は進んでますか?
まだ少し時間のある今のうちにたくさん失敗して、早めに修正することでこの先ぐぐっと実力は伸びますよ
最初は誰でもできなくて当たり前!くよくよせずにできないところをひとつひとつ潰していきましょう!

今日は、アウトプットの勉強についてのお話です👌

本試験では解いた問題の得点で合否が決まるので、いくら教科書を読んだり講義を受けたりして頭に知識が入っても、問題を解く力に結びつかないと得点はできません。
そのため、問題を解く勉強も並行して行うのですが、そのときどんなことに気をつけるするのがよいでしょうか。
通関士試験では、三科目の試験が行われ、出題形式も選択式、択一式、計算式、申告書と四種類あるので(厳密には選択式は二種類あるので実質は五種類)、それらに応じた戦略、注意点などもあるのですが、今回は全体に共通した留意点の説明をします。

みなさん、問題を解き終わった後、答え合わせをしますよね。
すると、正解した問題と間違った問題とがでてきます。いや自分は間違わないよという方は、もう勉強する必要はないので話は終了ですが…😓
このとき、間違った問題については、その理由を分析して次回は間違わないようにするとともに、似たような問題が出たときにも間違えないようにする必要があります。間違いの修正を繰り返すことで正解する確率を上げていくのです。そうすると、だんだん実力になり、合格ラインに達することができます。
そこで、どうやって間違えないように修正していくかというと、これには二種類の方法があり、両方とも必要になってきます。

それは、一つは間違いを感覚的に防ぐ方法であり、もう一つは構造的に防ぐ方法です。

まず、一つ目の感覚的に防ぐ方法とは、自分の間違いのパターンを把握して、気をつけることでそのパターンに陥らないようにするものです。


これは、問題を解くのに慣れていくことで身につきます。
ということは、慣れるために問題を解く作業を重ねていくしかありません。
私は、こういう言葉を使うのは好まないので極力言わないのですが、そのために必要なのは気合いです。気合いを入れて数をこなして下さい。

もう一つの構造的に防ぐ方法とは、なぜ間違ったのかを把握して、間違えないような仕組みを作っていくことで誤答を防ぐものです。


この理屈自体は結構多くの人が知っていたりするのですが、そんなこと知ってるけどうまくいかないんだよと言う人は、その仕組みが甘いということが往々にしてあります。
例えば、覚えていなかったから間違ったので、今覚えた、もしくは覚えるために教科書を読む時間を増やしたという対策をとったとします。これはこれで次また間違えないような仕組みだとは一応言えますが、まずいのは、この仕組みを作ったにもかかわらず、何度か同じ問題や似た問題を解いてみてもまた間違えたという場合です。


このようなとき、これは仕組みが甘いということなので、また同じ仕組みで乗り切ろうとしても失敗する可能性が高いでしょう。そのため、それより高次元の、つまりより根本的な仕組みを作らなければならないのです。それは、今覚えたことを忘れないようにするために覚え方を変えてみるだとか、教科書の読み方自体を変えてみるといったようなことです。


そして、それでもやっぱり間違えが続くようなら、全く発想の違う仕組みを作るか、更に高次元の仕組みを作らなければなりません。そのためには、間違いの原因や、仕組みの失敗原因を的確に分析していくことが必要になります。


これは、問題文を読み違えてしまうだとか、計算をミスしてしまうだとか、申告書で時間が足りないだとかの他の理由での間違いの場合も同じです。読み違えてしまうなら、どういう状況でどういう問い方をされたときにそれが発生するのかを知る必要があります。計算ミスとは、単なるケアレスミスなのか、根本的に算数を理解していないことによるミスなのか、それとも他に原因があるのか考えてみてください。申告書で時間が足りないなら、解く際にどの部分にどれだけ時間をかけているのか細かく分けてみて、短縮できそうな箇所はどこか分析しましょう。


なんだかよくわかんないからもういいや、と考えを止めてしまえば、いつまでも伸びないままです。諦めずに細かく丁寧に分析を続けて下さい。


特に、試験に何回も失敗している人は、勉強量はかなり積んで慣れていることが多いので、仕組みに問題がある可能性が高いです。そして、何度もチャレンジしている分、きっと今までご自分なりにできる工夫はされてきたはずなので、より綿密に分析して仕組みを作るか、がらっと発想を転換しないと殻を破ることが困難だとおもいます。何度もうまくいかないのに同じやり方で特攻しても、また失敗する可能性の方が高いので気をつけてください。

構造的に防ぐ方法は、感覚的に防ぐ方法を後押しするものです。
いくら良い仕組みを作っても、問題を解いて慣れていかないと実力はつきません。
しかし、逆に、仕組みができていなければ、いくら気合いで数をこなしても上達が遅かったり、伸びしろが少なくなったりしてしまいます。
理論と実践、両面からアプローチを続ければ、あなたの合格証書はもうすぐそこにあります。

みこ

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