明けましておめでとうございます!
今年も皆様どうぞよろしくお願いします。
前回、「通関ビジネス実務検定」でマウンハーフジャパン(MHJ)さんとタイアップ企画を行いましたが、たくさんの方々から受験のお申し込みを頂きましてありがとうございました。
せっかく多くの方に喜んでいただけたので、じゃあ続けて盛り上がってもらいましょうということで…
MHJさんの有名な通関士試験テキスト『通関士試験 合格ハンドブック』の2022年版がちょうど先日発売されましたので、購入者の方に向けたプレゼント企画を実施します!
やったー!!
ではいくぞ~。最後までよく読むのだ~。
1.『通関士試験 合格ハンドブック』とは?
通関士試験受験生には説明不要なくらい有名な、通関士試験のテキストです。株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)さんが発行しているのですが、編集者がMHJさんの社長である片山先生であることから、「片山先生のテキスト」「マウンハーフジャパンのテキスト」なんてよく呼ばれています。その他には、テキストのタイトル「合格ハンドブック」や、省略して「ハンドブック」といった愛称で呼ばれることもあります。
実は私も毎年購入していまして、先日最新版の2022年版が届きました!
ほうら、じゃんっ!
なぜ私も毎年購入してるのかというと、ハンドブックはみこ会にも使用者が多く、その場合このテキストに沿った理解を前提にお話をすることになるからというのが1つの理由です。
もう1つは、片山先生の説明はとてもシンプルで分かりやすく、複雑な条文構造を綺麗に図や表にまとめておられますし、試験対策としてどこを重要視しているのかが読み取りやすいため、私自身指導の参考にさせていただく点が多い良書だからです。
《合格ハンドブックの特徴》
合格ハンドブックの特徴をひと言で表すと、「誰でも合格できる」を徹底して目指しているところです。
パッと見ただけではそこまで高度な内容が書かれたテキストには思えないし、むしろこんなにあっさりしてて大丈夫なのかな?と思ってしまうのですが、めちゃめちゃ考えて作られた書籍です。
その理由は以下のとおりです。
① シンプルな説明
通関士試験は法律を根拠に問題が作られていますが、法律はいかに正確かつコンパクトにまとめるかだけを考えて作られており読み手にとっての分かりやすさなんて一切気にしてないので、通関士試験の問題も同様に小難しくなっており、まず問いかけの意味からしてよく分からないというのが初学者の最初に当たる壁です。
なので、根拠となる法律をそのまま示せばそれで終わりとは限らず、難しいところは必要に応じて噛み砕いた上で説明しないと、受験生には伝わりません。難しいことを難しく説明するのは誰でも出来ますが、シンプルに伝えるのはとっても難しいのです。
この点合格ハンドブックは非常に優れていて、言い回しがシンプルであり、易しい日本語を使用しているため、誰が読んでも意味が分かるのです。難しい条文は必ず噛み砕いて説明しています。
ページ数自体は多く分厚いテキストですが、シンプルな説明のお陰で文字や行間を大きくして文字数自体を少なく製作できているので、見た目よりずっとあっさり読めます。
② 表や図がよくまとまっている
法律では同じような規定があちこちに出てくるので、それらの共通点や違いを整理出来ていないと混乱するし、通関士試験でも試験委員はそれを分かっているのでわざとそこを出題してきます。
そうすると、混乱しやすい同じような規定をまとめた表や図があると視覚で理解・記憶するのに役立ちますが、受験生が自作すると時間もかかる上に結構誤りが入っちゃうのです。
だけど、合格ハンドブックでは、表や図を豊富に使って説明してくれているので、しっかり分かります。
③ 試験と受験生のことをとても分かっている
①②を支える要素なのですが、片山先生は試験のレベルや受験生の層を非常によく観察して分析されておられます。
というのは、やみくもに何でも知識として掲載していくのは簡単な対策なのですが、そうすると覚えることが増えたり、内容自体が複雑で理解が追いつかなかったりして、受験生がついてこれなくなります。
かといってシンプルにまとめ過ぎると、知識不足で合格が狙えない分量になったり、省略し過ぎて理解できなくなります。
つまり、内容量の選択や説明の簡略化は、試験や受験生のことをよく理解していないと適切に行うことはできないのです。(これは私も受験指導しているので痛いほど分かります。)
この点合格ハンドブックは非常に優れています。頻出事項はきっちり掲載していますが、将来の出題可能性は低いといえるような事項は優先順位をつけてカットしており、説明についても、全体を伝えようとすれば複雑になり過ぎるところは思い切って簡略化した上で必要最小限の要点は押さえているといった具合です。
とにかく内容量を増やしてどんな問題が来ても対応出来るようにするのはひとつの方針なのですが、それではついていけないよという受験生もいるし、通関士試験は6割取れれば合格なのでひたすら上を目指す必要もありません。
そうすると、安定して6割を超えるには最低限このくらいはやってほしいというところがあるので、まずはそこを誰でも押さえられるようになる、という方針もありなのです。そして、このテキストはそれに当たります。
つまり、「誰でも合格できる」を目指しているテキストなのです。
①や②を達成しようとすれば③が不可欠であり、このテキストにはそれがあるのです。
私も会員さんから質問を受けたり解説を執筆する際に、これはどこまでどのように説明しようかなあ…と悩んだとき、条文と合格ハンドブックを交互に参照することで
「みこさん、こうやって説明すれば分かってもらえるだろう…こっちは過去問で頻出でも無いから省略してもいいんじゃないかね…」
という片山先生の語りかけが脳内に直接聞こえてきます。(特に飲酒時)
《2022年版特典》
表紙右下に書かれていますが、今年は3つの特典がついてきます。MHJさんはeラーニングに力を入れてるので、市販書籍である合格ハンドブックでもWebを使った特典が存在します。
↓↓↓
特典1「科目別ポイントWeb動画」
2021年版から継続している特典です。通関士試験の全体像と試験対策を分かりやすく説明してくれるガイダンスのようなものです。初学者は、これで通関士試験の傾向や対策をざっくり掴むことができます。
特典2「絵で覚える類カード」
2022年版初登場の特典。3科目目の通関実務では統計品目表というものの理解が試されるのですが、その表の大枠を絵が書かれたカードを使って視覚で理解・記憶するための教材です。2年ほど前からこういった教材が別の会社から発売されていたのですが、受験生の間で好評でした。ブームに乗った教材といえるでしょう。
特典3「模擬試験」
MHJさんは通関士試験の通信講座も開いており、その一環として公開模試(受講生かどうかを問わず誰でも受けられる模試)を毎年行っています。そして、合格ハンドブックでは毎年、巻末に前年度公開模試の問題と解説を掲載しています。模試の受験料は1回¥5,000円くらいなので、それがテキストについてるのはお得!
2.合格ハンドブックで合格できるの?
もちろん出来ますし、合格されている方はたくさんいます。
ただ、こういったご質問をされる方は、やけに自己流に拘ったり教材頼みの他力本願な傾向があるので、合格したいのであればまずは何より「素直な心、向上したい心、あきらめない心」という片山先生の教え3つの心が大切だと自分に言い聞かせてください(こちら)。受けるのは他ならぬあなた自身ですから、ちゃんと教材を信じて十分に勉強することが大前提です。
今年度2021年の通関士試験に合格ハンドブックで合格されたもみじさんも、ハンドブックを信じてしっかり使い込んでおられましたよ!
もみじさんが合格ハンドブックを使用した感想はこちら(おすすめ度星5つだって!)
3.MHJ×みこ会タイアップ企画の内容
今回の企画は「アンケートキャンペーン企画」です。合格ハンドブックを使用されている皆様にアンケートにお答えいただき、内容の更なる改良や今後の方針を決める参考にして、より愛されるテキストにしていきたいという趣旨の企画です。
2022年版通関士試験合格ハンドブックを購入し、お読みになった読者の方は、最後にご紹介するマウンハーフジャパン×みこ会タイアップ企画特設ページから、読者アンケートにご回答ください。
2022年1月から同年3月までの間に読者アンケートへご回答くださった方の中から、毎月3名様に、2,000円分のAmazonギフトコード(Amazonギフト券Eメールタイプ)をプレゼントさせていただきます。
※お一人につきアンケート回答は一回までです。
回答はMHJさんにのみ送られ、抽選やプレゼント送付の手続きもMHJさんが行います。
詳細は以下の特設ページからご確認ください。
せっかく購入するなら、2,000円もらって好きな物買おうね!
毎月チャンスあるからよろしくね!
片山先生のこのご本だけをよく勉強して合格をめざしたいと思っております。
合格しましょうね!応援しています。
読み物、解説としての本ではかなり良いのですが、もっと、試験に特化したコーナーを増やして
そこだけ最初に一回目、一通りやってから、二回目は、解説、読み物として復習出来ると更に良いと感じます。事前に学習出来て居る人はおさらい、確認用に特化コーナーを試験前に見れば良いし、二回目やった人も試験直前には特化コーナーでおさらいするなど短時間記憶法にも使えるかと。WEB講座はとても良いと感じました。出来ればウォーキング中や電車中など画面が無くても耳からの情報で覚えられる様にして頂くと更に有難いです。更に良い物になって頂き、宅建の様に直接、業務に関わらない人も社会の仕組みの一環として知識を得て受験者が増え、コンプライアンス意識、輸出入における外国業者との揉め事が減ると良いと思います。宜しくお願い致します。
とても建設的で貴重なご意見ありがとうございます。確かに、最初に全体の概要を掴めるとその後より取り組みやすいかもしれませんね。
片山先生の書籍に「通関士合格の基礎知識」というのがありまして、通関士試験を受けるにあたり全体の概要をさらうという目的で作られています。ただし、試験の範囲外のお話が書かれていたり、合格ハンドブックの要点だけを抽出して短くまとめるといったような作りにはなっていないので、合格ハンドブックとリンクした特化コーナーの総まとめのような書籍に仕上がっていてもいいのかもしれません。
合格ハンドブックはページ数が年々増えており、一冊でこれ以上ページ数を大きく増やすのは使い勝手のことを考えると少し難しいような気がしますので、価格は上がっても分冊にしてもよさそうですね。
講義についてはもっと詳細なものがMHJ社の通信講座で入手できますが、画面を見ずに聴くだけで理解出来るようになると更に使い勝手が良いというご意見は一理あると思います。
物流という日の当たりにくい分野についての試験ですが、これから社会が高度化しても必須のインフラですから、興味を持って頂く方が増えて皆でより良い社会にしていけるといいですね。
素敵なご意見でしたので、MHJ社担当者の方にお伝えさせていただきますね!
コメントありがとうございました。