社会人でも合格できるのか?というのは、かなりよくある質問です。主に今現在社会人として働いている人と、内定をもらって就職してから受験したいという学生さんから尋ねられます。
これについての答えは単純で、その人が合格に必要な勉強時間を確保できれば可能性はあります。そして、社会人の合格者の方も多い試験です。
そうすると、すでに社会人の方の場合は、今現在のご自分の状況が分かっているはずなので、隙間時間にどのくらいなら勉強時間がとれそうなのかを考えて受験を決めてください。お仕事の合間に勉強することは体力的にも精神的にもなかなか辛いですが、最初から無理だと決めてしまっては何も出来ません。本当に合格したいのであれば、どこかで時間を作りましょう。やるだけやってみたもののどうしても無理だなと思えば、途中でやめたり来年以降に延期したって構わないのですから。いつでも何度でも受けられる試験です。
一方、学生さんの場合は、受けたいなと思っているなら学生のうちに受けることをおすすめします。なぜなら、学生さんの方が社会人より自由に使える時間や体力が多いはずだからです。通関士資格を取ろうとする方は貿易業界への就職を希望していることが通常ですが、全体的にみて貿易業界は仕事が忙しく長時間労働となる企業が多めです。ましてや、就職してすぐは不慣れなことばかりなのでより体力気力も消費することになるでしょう。そのため、学生のうちに受験しておいた方が合格可能性は高いし楽だと思います。なんらかの積極的な理由があって学生のうちに受験できないというならともかく、そうでないなら受けられるときに受けておいた方がよいでしょう。誰もが思いついたときにパッと受けてすぐ受かるような試験ではありません。