みこ会と合格するまで

りつママ さん(子供が小学生になるので仕事復帰を考えた主婦 2024年度合格 受験回数2回)

【はじめに】
私は出産前まで貿易事務の仕事をしていて、その時に通関士に興味をもち、仕事をしながらTACで勉強し、タスクをこなすのに精一杯で試験のコツを掴むことなく落ちた経験があります。子供が来年小学生になるので仕事復帰を検討した時に、もう一度通関士を頑張ってみたいなと考えSNSを見ていると、みこ会というキーワードで合格者が続々と出ているのを発見し、とても興味をそそられ入会しました。

※使用教材
ヒュー赤、青
計算ドリル(2023,2024)
ゼロ申(2024)
TAC貨物分類暗記ノート(2016年度のもの)
過去問(50回申告書輸出のみ、51〜57回)
関税協会模試過去問(2023年度)
みこ会テキスト
みこ会アプリ
TCD やさしい申告書演習

*模試:関税協会のみ

【試験までの道のり】
『年末〜1月』
 通関士試験もう一度受けようかなぁとSNSを見ていたところ、合格者のオンライン座談会があるのを見つけてとりあえず話を聞いてみようと思い参加する。そのころ初めてみこ会とTCDの存在を知り試験を受けるのであればみこ会には絶対に入ろうと思っていたが、今までの人生で本気で試験に取り組んだことがなく、受験もなんとなく推薦で受かってきたし、前回の通関士試験もほぼ記念受験みたいになっていたので正直、自分が国家資格なんか取れっこないからお金のムダかもとウジウジ悩んでいた。ただ、みこ会の合格証書入れがとってもかっこよくてこれに自分の合格証書を入れて飾りたいというのと、今までに何も成し遂げたことがない自分に自信をつけたいという思いで年明けにようやくみこ会入会を決める。
※みこ会テキストを読む
ヒュー赤読んでチェック問題解く
計算ドリル解く
ずっとテキストを読むだけだと飽きがくることはわかっていたので、計算ドリルで実践を取り入れていた。

『2月』
 翔泳社さんの問題集、ヒュー青が当たったこともあり、合格しなければという気に駆られ平日朝、子供を見送った足でスタバに向かい昼前まで勉強するということを始めてみた時期。実務を早めに取り組んだ方が良いとのみこ会の教えで、分類を理解しようと、TCDに入会し、やさしい申告書演習に取り組む。
※ヒュー赤読んで章の終わりのチェック問題解く
ヒュー青解いて間違えた,悩んだところをヒュー赤で確認 
TCDやさしい申告書演習でわからなかった問題はプリントアウトして何度もできるようにする

『3〜5月』
 平日朝スタバ勉強が習慣化した時期。夜、週末はほぼ無勉。ヒュー赤青できる時はして、眠気が強い日は計算ドリルと体調に合わせて勉強することも。やさしい申告書はプリントアウトして段落ちでマーカーの色を変えるという方法で分類の理解度UP。
計算ドリルとゼロ申はみこ先生のレビューを見て新たに購入。ゼロ申で申告書強化を計る。
※ヒュー赤青の繰り返し
 計算ドリル、みこ会テキスト読む
 ゼロ申やってみる→間違えまくり
 
『6月』
 のらりくらりと勉強し、間に合いそうだったら試験受けようと考えていた怠惰な私ですが、関税協会の模試申し込みとTCDの税法の勉強会(6/30)があるとのことでようやく試験を受ける決意をしました(遅!)
とりあえずTCDの勉強会のために税法を突き詰めてみようと、ヒュー青で間違えたり、イマイチ理解していないところを自分なりにノートにまとめてみる。(課税物件確定時期や納期限、減免税等)アプリもこの頃から本格的に取り入れる。各科目毎日30問を目指してやる。やらない日も多々。
※ヒュー青赤
みこ会アプリ

『7月』
 TCDの勉強会で初めて過去問をやり、合格点いかず焦り始める。過去問中心の勉強にシフト(遅い)。あと3ヶ月なので、旦那と相談して土日のどちらかを丸一日勉強時間にさせてもらう。夜もほぼ毎日、子の寝かしつけ後に勉強し始める。過去問1科目解いて、じっくり間違いを確認する作業が1日がかりで白目。過去問で業法は割と安定して取れることで安心しており、税法は先月割とやったと安心してたら全然取れない過去問もあったので、対策として語群選択を落とさないよう語群で間違えた問題を単語帳にして、いつでも見返せるようにする。実務は計算ドリルを結構まわしていて、ゼロ申とやさしい申告書演習もやっていて過去問もたまに落第点だけど、なぜか自信を持ち始める。
※以降全教材

『8月』
 8月いっぱいで過去問解いてしっかり復習をようやく1周終える。(51〜57回)
8月中旬の関税協会の模試の結果
業法31/45 68%
税法43/60 71%
実務19/45 42%
実務惨敗、自信喪失。
申告書の分類で時間をかけ過ぎてしまい、他の問題を解く時間が少なくなったのが敗因。日本語読み間違え等で落とした問題もあり、このままじゃ落ちる、とより焦り出す。
業法も下手したら落ちる可能性もあるなと自覚。業法の語群も間違えた問題を単語帳にまとめる。
原産地問題、通則問題の強化として、過去問からピックアップしてひたすら解く。
今まで通り過去問まわすのとゼロ申の分類にもっと慣れて、より早く解けるようにと目標を立てて実施する。

『9月』
 結局のところ、過去問を何度もやっている人が合格しているので、過去問をより多くこなせるよう目標を立てる。実務(申告書)が1番不安だったので、過去問の申告書とTCDやさしい演習の間違えた分類をプリントアウトして持ち歩き、暇な時眺める。
体調管理徹底として、子供が風邪を引いたら家でもマスク。ビタミンサプリ摂取。眠いと勉強もはかどらず、体調も崩すので、規則正しい生活になる。

『10月』
 試験1週間前に関税協会の過去問、一昨年分をやる。
実務でやや合格点下回ったので、試験日までひたすらゼロ申、過去問の申告書をやる。

『試験当日』
 前日から会場近くのホテルに泊まり万全の体制にしたが結局緊張でよく眠れず。栄養ドリンクを試験前、休憩中にチョコチョコ飲み、昼食後はホットアイマスクで頭スッキリ!
業法、割とスラスラ解ける。6割越えは確信。
税法、見たことのない言い回しの問題あり焦る。ただここ1ヶ月の過去問周回で自信をつけていたので、恐らく6割超えているだろうとほのかな自信。
実務、当たり前だけど初見の貨物の分類。悩む貨物もあったが、申告書で時間を取ると後に響くとわかっていたのでさらっと解いてあとでもう一回解くことにする。その他の問題で、またもや見たことのない言い回しの問題にぶつかり、これは申告書落としたら落とすぞと思い、難しい選択問題や、自信のない問題は捨てて申告書に戻りじっくり解く。時間いっぱい使う。

【自己採点】
 当日にLEC等考察ライブ、各社解答を出していたが、関税協会の解答が確実とのことで、怖いし関税協会の解答まで何もできず。関税協会の解答が出てすぐ自己採点。
業法 40/45(88%)
税法 45/60(75%)
実務 34/45(75%)

【やって良かったこと】
 スタバでの朝勉を習慣化できたこと。試験科目の内容を細分化し、この部分ができないからこの教材を使って対策をしようと目標立てて取り組めたこと。勉強会や模試等のタイミングで目標を再設定し、常に勉強法を更新し続けたこと。Xでみこ会メンバーのポストを見て感化され続けたこと。

【反省点、もっとこうすればよかったと思うこと】
 過去問に取り組むのが遅かったこと。アプリの習慣化ももっと早ければ良かった。

【受験する方へ向けて】
 ネットでこんなやり方が良いとか最短で受かる方法等でていますが、結局は自分の得意不得意、自分に合うやり方を早い段階で見つけ、勉強を習慣化していくことが大事だと思います。テキストを1日5ページでも、問題を1日5問でもいいので、少しずつ早めに取り組み始めてください。やり続けるとモチベの波はきっと何度も来ます!