遠回りして掴み取った通関士合格

あーちゃん さん(30代後半、子供2人(小学校2年生、年少) 2023年度合格 受験回数5回)

学生時代にたまたま隣のクラスでやっていた通関士講座に参加する機会があり、「通関士」という仕事、資格の存在を知りました。その年初めて受験をしましたが、当時は友達との時間を優先してしまい、通関士の資格を取りたい!という気持ちも薄かったので、案の定の不合格でした。

ここから長い通関士試験との闘いが始まります。。。

それからは、やはり資格を取得したいなと再挑戦するも、勉強以外の時間を優先したり途中で諦めたり、自分を乗り越えることができないままでした。

それでも貿易の世界の事を知ることはすごく楽しくて、この業界に携わりたいと思い貿易事務の仕事に就きました。その後結婚し、子供が産まれ、何とか縁あって憧れの通関業者に就職することができました。しかし半年ほどで主人の転勤で家族で引っ越すことになり、泣く泣く通関業者を退職。しばらくは主婦業に専念することになり、この間に通関士の資格を取って、転勤から戻ったらまた貿易業界に戻るんだ!と決心しました。

ここから初めてしっかりと勉強を始めることになります。

最初の年(2020 年)は通信講座のフォーサイトを利用しました。この頃、第二子を出産していたので出産翌日もすやすや眠る新生児の隣でテキストを読んでいました。抱っこしながらDVDを見たり、お昼寝の合間に問題を解く等時間を捻出して試験に挑みましたが業法のみ合格点で実務はボロボロでした。

二年目(2021)、主人の転勤の任期が終わり、また元住んでた地域へ戻ることができました。

この年も諦めずに受験を決め、個別で指導をされてる先生の講座へ参加しました。

ここで法律の読み方、問題はどの場面のことを指しているのかを読み取ること等細かくご指導いただき、初めて深く勉強することができました。

しかし私の力が及ばず、業法・実務は取れたものの、関税法を落としてしまい不合格でした。

三年目(2022)、もうあまりお金をかけることはできないと思いこの年は独学で挑みました。

前回税法を落としたので、税法を重点的にしすぎてしまい、実務の時間を十分に取ることができず、この年は実務を落としてしまいました。。。

この年もみこ会には入会していたのですが、直接ご連絡することはなく、ちらちら覗いてるという感じでした。

三年連続の不合格で、勉強のやり方もわからなくなり、もう自分には合格は無理なのかもしれない。。。家族に協力してもらっていたのでこれ以上迷惑はかけられないと一度は諦めました。

貿易とは全く掛け離れた場所で仕事をし、もうこの場所で頑張るしかないか。他の人にはできても、私には通関士は取れないんだ、諦めないと。と自分に言い聞かせていました。

何ヶ月間か通関士の勉強から離れていましたが、やはりここまでコツコツ勉強してきてせっかく身につけた知識と努力を無駄にしたくないし、これまでの家族の思いも無駄にしたくない。家族会議をして自分の思いを伝え、もう一年だけ、チャンスを貰うことができました。この年で、受かってもダメでも最後にすることを決めました。

四年目(2023年)、やはり独学で、これまで使っていたテキスト、問題集の新しい年のものを購入し勉強をスタートさせ、みこ会にも再度入会しました。4月頃でした。

また業法のテキストの1ページ目からスタートし、勉強してきた知識を取り戻す作業からはじめました。7月まで、過去問を通して一つ一つ間違えたところを繰り返していましたが、なんとなく解けているものの、あやふやな箇所も多く、同じところばかり間違える。どのように勉強を進めればいいのか分からなくなり次第に焦りも出はじめました。

そこでみこ先生に連絡をしてみることにしました。勉強の進め方なんて聞いてもいいのかと少し躊躇しましたが、これまで様々な会員さんを見てきたみこ先生なら的確なアドバイスをいただけるのではと思い、思いきって連絡を取りました。

すぐに返信があり、これまでの受験の点数等をお伝えし、「長年勉強していてもあと少しで合格に辿り着けない受験者に多いのは進め方に問題があるのかも。よかったら毎日でなくてもいいのでその日にやった勉強内容を報告いただければ修正できるかも」とありがたすぎる提案をいただきました!

そこからほぼ毎日、週に1回か、2、3日に1回纏めたりもありましたがみこ先生に勉強内容の報告をしました。

「一つずつとにかく基礎を固めることが第一!焦りは禁物。自信を持つこと!」と励ましの言葉をいただき、少し落ち着きを取り戻しました。。。

5月には派遣ですが職場を変え、物流会社で勤務していたので、新しい環境に慣れること、新しい知識も入れていく事+毎日の家事育児、勉強と毎日目まぐるしく過ぎていきました。

毎日朝早く起きて勉強時間を捻出し、お昼休憩時間は一人でお弁当を食べながらテキストを読む、問題を解く、トイレでもみこ会アプリで問題を解く、をひたすら毎日続けていました。

実務においては2016〜2022年の過去問を繰り返し繰り返し解く!ゼロ申や計算ドリルも持っていましたが、やらないといけない事を増やすと焦りも増えるので過去問に集中しました。

しかし模擬試験で思ったより点数が伸びず、これで大丈夫かと不安になりみこ先生に相談しました。

「大丈夫です、間に合います。焦らずいきましょう。私がついてます」

みこ先生からの心強いお言葉でいつも不安が一気に吹き飛びます。

まさに2人3脚で進めているような、絶対的なメンターがいてくださる安心感。本当に心強かったです!

最後の1ヶ月の土日には家族に協力してもらって子供達を見ててもらい一日中勉強しました。

子供達、特に上の子は、長年私が勉強しているのをずっと見てきているので「通関士」の事も覚え、「かーちゃん、今年は絶対合格だね!」と応援してくれていました。

最後の1〜2週間ぐらいで直近の過去問を通しで解き、以前に比べ正解率もスピードもあがり、少しずつ固まってきた気がしてました。

本番前日はみこ先生のアドバイス通りゆったり過ごして早めに寝ました。

本番当日はだいぶ緊張していましたが、問題をしっかり読み取ることに集中し、あっという間に一日が終わりました。

やっと終わったーーーーーー!!!

うまくいったかどうかはもう分かりませんでしたがとにかく試験を無事に終え、一気に力が抜けました。

その後解答速報で自己採点をし、初めて全教科6割を超えることができ、思わず涙が出ました。合格発表の日までは分からないので安心できませんでしたが、合格発表の日、自分の受験番号をみつけることができて本当に本当にホッとしました。

しっかり官報で自分の名前を確認し、合格証書を受け取ってから上司に報告しました。

受験することも伝えていなかったのですごく驚かれ、「素晴らしい!!!」とお褒めの言葉をいただき、すぐにその上の上司にも報告がいき、いろんな方からおめでとう!!とお声掛けいただきました。

長い長い道のりでしたが、夢だった「通関士」の資格を取ることができました。

自分には無理なのかも。。と思うことも何度もありましたが、諦めずに続けてきて良かったと心から思いました。

どんなに小さな質問でも、見放さずに丁寧にお答えくださり、みこ先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ここからが自分にとってまたスタート地点だと思うので、これからもいろんなことに挑戦し、まだまだ成長していきたいと思っています。

私に自信を与えてくださったみこ先生、本当にありがとうございました!!!