五度目の正直、ゴールテープは必ず切れる!

Megumi さん(30代 女性 国際物流会社でのお客様窓口対応 2022年度合格 受験回数5回)

私が通関士の資格を取りたいと思ったのは、大学の新卒就職活動中に、とある会社の人事に実行関税率表の分厚い冊子を見せてもらって、「これを使って国際的な仕事が出来るなんてかっこいいなぁという、単純な理由でした。

勉強1年目は、大学の先輩も使っていたユーキャンで勉強しました。そのときは、ユーキャンの教科書を自分でルーズリーフに写し、書いて覚えるという方法をしていました。(大学時代の勉強方法も、書いて覚えることをしていたからです。)ですが、写すだけでは内容を理解できず、結果不合格でした。

2年目は、1年目のユーキャンをそのまま使い独学のような形で勉強しました。ですが、結局この年も不合格でした。大学や職場の先輩は2度目で通関士試験に合格していたので、ここで不合格となったときは少し焦りを感じたのを覚えています。

3年目は、職場の先輩が通っていた話を聞いて、TACに変えました。(通学か通信か覚えておらず、すみません)一応学習経験者ということで上級本科生のコースにしましたが、基礎がしっかりしていなかったために応用も効かず、結局この年は自己採点の結果、実務を落とし不合格でした。

4年目もTACにお世話になりましたが、初学者用の総合本科生sコースに通学しました。TACの小貫先生は、時にユーモアや動きをつけ、貨物分類や年数を覚える際語呂合わせを用いて、記憶に残るような楽しい授業をしてくれました。実はこの年にみこ会のことを知ったのですが、学習経験者だしいうことで入会はしませんでした。ここ3年の中で一番勉強したと思っていたのですが、この年は関税法を3点落とし、不合格となりました。

5年目の今年、再度TACの総合本科生sコースに入学し、みこ会にも入会しました。個人的にみこ会に入って大変役に立ったと思ったのは、関税定率法の課税価格決定の原則例外についてまとめられたテキストと、過去問アプリです。

課税価格決定の原則例外は、覚えることもたくさんあり範囲も広いことから、TACの授業でもさらっとしか触れられず、あとは自分でやるしかありませんでした。みこさんのテキストは、堅苦しい法律や条文を噛み砕いて、(それってつまりこういうことだよ。)ということを、わかりやすく図も交えて説明してくれました。私は、文章を理解するのが苦手なので、みこさんが噛み砕いてくれた説明箇所に蛍光ペンを引き、そちらからイメージするようにしていました。また、それに対する過去問もすぐ後ろに載せてあったので、読んだ後にすぐ問題を解けるようになっていたのも、良かったです。

過去問アプリは、業法、関税法、関税定率法、実務と幅広く、前回関税法を落とした経験から特に関税法は何度もやり直しました。スマホで空き時間にできることも魅力的だと思います。教科書や問題集は正直分厚くて重いので

また、この年には初めて勉強用のTwitterアカウントを開設し、通関士試験の勉強仲間をフォローして励みにしていました。皆さんの模試の結果や勉強量多さに焦り不安もありましたが、皆さんの意識の高さが私のモチベーションを上げる一つの要因になりました。

授業で基礎知識を再確認し総ざらいをした後は、問題演習に取り組みました。小貫先生の教えから、スピードマスターと過去問は何周もし(3〜4週くらい?)直前答練公開模試も何度も解き直しました。解きまくることで、テキストにあまり載っていないことや、引っかけの種類なども少しずつわかってきたような気がします。

試験当日は、皆さんの話や今までの自分の経験を基に、軽めの昼ご飯と水、ラムネとチョコ、TACの教科書を持っていきました。電車に乗っている間は、過去問アプリで関税法を、会場に着いてからは教科書で業法を見直していました。今年は初めて三人がけの机の真ん中の席で、「隣の人にはさまれるのかぁ」と思っていたのですが、運良く片側が空席だったため、席はあまり気になりませんでした。

本試験で業法が比較的にとっつきやすい問題と感じたため、「今年は行けるかも?」と思ったのですが、次の関税法が難しく感じ、「あ、これは今年もだめかも?」と感じたのを覚えています。ただ、終わったことは仕方ないので、お昼を自席で早めに済まし、実務に向けて計算問題を解いていました。

実務の申告書は、HSコードの割り当てに自信が持てず、かなりの時間を要してしまいました。一回迷いぶれてしまうと、少額合算の組み合わせも変わってしまうため答えが大幅に変わる可能性があったからです。今回は迷いながらも当初の自分を信じそのまま出しましたが、結果これうまくいっていたようです。今まで苦戦していた申告書問題で、結果輸出入満点を取ることが出来ました。

自己採点で全教科合格ラインを超えていそう、ということがわかってから、社内異動制度を利用し、思い切って輸入通関部へ応募しました。面接でも、5年間諦めずに勉強してきたこと、今年合格見込みであること、は評価してもらえたようで、その後無事に通関部への異動内定をいただけました。みこ会のキャッチコピーにあった「絶対合格、絶対転職」とは少し違いますが、通関士の資格勉強・合格で、少なくとも少し前に進むきっかけになりました。ちなみに、今年一年の勉強時間は約330時間程でした。

以上、長々と書いてしまいましたが、時間がかかっても最後まで諦めなければ合格できます!

大変だとは思いますが、頑張ってください!