ぬえ さん(大学3年生 就活と同時に6月頃より本格的に勉強開始、英語系の学部に在学中 2022年度合格 受験回数3回(合格した以外の2回はほぼ勉強せず、記念受験のような感じでした…))
※就活と並行しながら行なったので、就活状況も一緒に掲載いたします。学生の方の参考になれば幸いです。
●受験のきっかけ
元々貿易業にぼんやりと興味があり、そこから通関士という資格の存在を知りました。最初の2年間はテキストを読んでは挫折し、受験して挫折するということを繰り返していました(本当にもったいないことをしました、、、)
ですので、今年の受験勉強開始頃は「浅い知識は多少理解できている」くらいのレベルで、ほとんど初学者のような状態でした。
ようやく3回目にして本腰を入れようと思ったのは「就職活動における分かりやすいアピールポイントが欲しい」という焦りからでした。現在の就職活動はインターンシップや説明会の参加、OB訪問などから本選考に繋がったり、優遇があることを認識していたためまずは夏のインターン参加に向けて頑張りたいと思っていました。
しかし、有名大学に在学している訳でもなく、コロナ禍で思うようにサークルやアルバイトにも参加できず就活で自分自身を効果的に伝えていける自信が全くありませんでした。
通関士に合格することで、①物流業界で働く上で最低限の知識は備えており、働く意欲がある ②難関資格に挑戦するガッツを端的にアピールでき、物流業界における就職活動で少しでも優位に立てそうなのでは、と思ったのがきっかけでした。
●勉強方法
使用教材と使用時期は以下の通りです。
・フォーサイト(4月〜受験まで)
・ユーキャン(4月〜受験まで)
・みこ会(6月〜受験まで)
・ゼロ申(8月〜受験まで)
・統計品目カード(8月〜受験まで)
受験勉強(と就活)のスケジュールです↓
一日あたりの平均勉強時間も載せます。就活状況も一応書きましたので、同じような状況の方の参考になれば幸いです。
4月〜5月
フォーサイトとユーキャン両方とりあえず1周読んでみる
6月(平日2時間 休日3時間)
受験・就活に焦りを覚えてどちらも本格的に取り組むことを決意する。
・みこ会に入会 勉強法のページなどを読み、とりあえず実践してみる
・フォーサイトの問題集を日中解く
・ユーキャンの問題集を寝る前に解く
・移動時間等の空き時間はみこ会アプリをコツコツ頑張る
(就活:夏インターンにエントリー。とりあえず業界関係なく受けていたので1日2〜3社エントリーシートを書き、面接でよく聞かれる質問に対する自分の回答をまとめ、週3日は面接・グループディスカッションの練習をオンラインでしていました。)
7月(平日2時間 休日3時間)
・みこ会の課税価格決定テキストを読み込む
・フォーサイト、ユーキャンの問題集を適宜解く
・毎日必ず計算問題を解くようにした
・みこ会アプリ
(就活:インターンに参加、面接・グループディスカッションの練習、就活講義などもいずれか毎日受けていました)
大学のレポートも重なり、毎日エナジードリンクを飲んでいた記憶があります。。
8月(1日3〜7時間 日によってバラバラでした)
・問題集が一通り終わり、ゼロ申へ(撃沈しましたが、とりあえず1周終わらせる)
・一問一答の問題集は引き続き続ける
・みこ会アプリ
・ユーキャンの添削
・統計品目カード
・教材のどの単元にどのような事柄が書いてあったかの記憶
(就活:夏インターンが大方終了し、夏休みにも入ったので少しスケジュールにも余裕が出てきました。面接・GD練習はそのまま週2程度で継続し、残りの企業のESやOB訪問に取り組みながら少し息抜きもしていました)
9月(1日12時間程度)
・模試を解く(関税協会、フォーサイト)
・添削の復習
・みこ会アプリで間違えた問題を完璧にする
・問題集・ゼロ申解き直し
・毎週日曜日に試験日程と同様に過去問を解く
・統計品目カード
(就活:夏季休暇中で夏インターンがほぼ終了し、秋インターンもまだほとんど始まっていない状態であったため、9月後半は資格勉強に全振りしました。)
●みこ会への入会のきっかけ
最初はTwitterで話題になっていて興味を持っていたことがきっかけでした。
個人的にはアプリにとてもお世話になりました。歯を磨く時間、髪の毛を乾かす時間、などのスキマ時間に基礎的な知識を定着させることができました。会員限定公開の記事からも非常に試験のためになるコツを学ぶことができました。(質問していればもっと効率的に勉強できた部分はあると思います…)
課税価格の決定のテキストも非常に丁寧に書かれていて、とてもわかりやすかったです。
●最後に
関税法に関してはかなりギリギリでの合格だったと思います。さらに関税協会の模試では実務でやらかしてしまい、E判定でした…
模試の結果を気にせず9月全力で取り組んだことと、試験開始のギリギリまでテキストで確認していた部分が関税法で出題されたことで救われたかなと思います。運も味方してくれたと思いますが、最後まで諦めずに取り組んだことで合格できたと思います。
就活に関しては、正直なところ6〜7月は就活にかける時間の方が通関士の勉強よりも多かったです。ですがそこで就活の基礎をなんとか作れたことで、8〜9月の夏休み期間で資格勉強に打ち込めたと思います。
秋インターンの時期には合否がわかっていたため、自己紹介で堂々と「通関士試験に合格しました」と言えるようになりました。特に物流企業様には「学生で3科目受験で合格できたのはすごい」と褒めていただけることも多く、頑張って良かったと思いました。他の業界でも難関試験に取り組み合格できたプロセスを伝えることで、ひたむきさを評価していただけました。
大学1〜2年の頃に取れていればとも思いますが、就職活動も取り組みながら限られた時間の中で合格できたことは自分の自信にもつながりました。
長くなってしまいましたがこれから受験を考えている方、就活生で物流業界を考えている皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。