ギリギリ合格も満点も、どちらも合格に変わりはない

M さん(24歳 女性 一般事務 2022年度合格 受験回数1回)

・学習期間
3月からトータル250時間
(正直受験前から自分相性が悪い問題が出たら厳しいなと思ってましたし、合格率が少し高かった今年じゃなかったら落ちてたかもとも思うのでもしもう一度受けるならもっと勉強すると思います)

・使用教材
⓵通関士 合格の基礎知識
(これを読んで受験しようか判断しました。全く興味が持てないものは自分の性格的に頑張れないなと思ったのですが面白そうだなと感じたことと、内容的にもちんぷんかんぷんではなかったことから受験を決めました。ただこの教材は以後ほとんど使用することがなかったので、そもそも受験を決めている人には必要ないかなと感じました。)
⓶ヒューマンアカデミー 通関士完全攻略ガイド2022 ヒュー赤
⓷ヒューマンアカデミー 通関士過去問題集2021 ヒュー青(何周もした)
⓸計算問題ドリル2021(間違えたところだけ解き直した)
⓹ゼロからの申告書2022(一周)

・基礎知識について
貿易系の知識は一切ゼロの状態から始めました。小学生の頃から算数が大嫌いで割合の計算すら危ういところから始めましたがなんとかなりました。
英語が得意なこと、読書が苦手で無いこと、仕事で日常的に電卓を使うことなどは役立ったかなと思います。

・本試験の自己採点スコア
通関業法 29/45点
関税法  47/60点
通関実務 29/45点
関税法以外かなりギリギリでした、、

・模試のスコア
TAC 直前チェック模試 9/24
通関業法 24/45点
関税法  37/60点
通関実務 30/45点

・勉強方法
関税法
ひたすらヒュー赤を読んで、読み終わった単元はヒュー青で問題を解いていきました。
外国語を読んでいるみたいに、日本語が全く頭に入ってこなくて逆にびっくりしました笑
同じ文を何回も読み直したり、スラッシュで区切ってようやく意味が理解できるということが多々ありました。
それも9月頃になるとすらすらと読めるようになったのは嬉しかったし進歩を感じることができました。
曖昧だったりわからない問題は印をつけておいて答え合わせの時に解説を読むのと同時にヒュー赤のテキストを読み直すようにしていました。
また問題を解くときに誤の問題はなぜ誤なのかを書いてその部分も答え合せしていました。
9月末になっても間違えてしまう基礎的なところは付箋に書いて試験直前に読み直すようにしていました。(この時期に間違えた6割をとるのに必要がない発展的な問題は思い切って捨てていました。)

通関実務
6月から通関実務に手をつけだしました。実務から始めた方がいいとはみこさんも言っていましたが初心者にはあまりにも難しそうに見えてしまい、結局この時期になりました。確かにもう少し早く始めてもよかったかもしれないです。
みこさんの課税価格決定テキストを読んでから計算問題ドリルとゼロ申を使い出しました。
テキストを読んだおかげで計算問題はスイスイ解けました。全くわからないときは一度解答と解説を見て理解してもう一度解いていました。
ゼロ申については算数が苦手だったこともあり解答を見ても意味がわからず一問に2時間近く費やしたこともあります。ここでみこさんの解説はとてもやさしく説明してくれ、ありがたかったです。
申告書については要領を掴むまでは時間がかかりミスも多かったですが、中盤以降はゼロ申の初見の問題もほとんど得点することができました。
みなさん仰っていると思いますが、ゼロ申と最近の過去問の申告書の難易度は差がありすぎて本当にこんなのが出るのか?と疑問はありました。ただ色々な問題に触れることができたので後悔はしていません。

通関業法
通関業法は範囲が狭いので8月からでもいいよという意見を見てそうしました。ただ私の場合は通関業法は面白みがなくて頭に入ってきづらかったのと舐めすぎて勉強時間が圧倒的に少なく、模試はギリギリ合格点にとどかず本番もギリギリで危うく通関業法で落とすところだったのでもう少し勉強時間を取ればよかったなと後悔しました。勉強方法は関税法と同じです。

過去問
過去問を初めて解いたのは6/12みたいです。関税法のみ解いたのですが、関税法には時間をかけているはずなのに36点と6割しか取れなかったことにショックを受けてしまい次に過去問を解いたのは8月でした。過去問はもっと早くから始めるべきでした。
8月から本格的に過去問を解き始めましたが古すぎるものは意味がないかなと思い5年分をとりあえず一周しました。時間を測るのはもちろんマークシートも活用させてもらいました。マークミスが命取りになりかねないのでこれはしてよかったです。
9月中頃に一周して点数が低かったものから二週目を始めました。二週目の正答率は一番低くて7.5割一番高くて9.5割でした。
実務の時間配分ですが、私は貨物分類を暗記しなかった分申告書に時間がかかるので先に申告書以外を後ろから50分で解いて申告書に1時間かけ、もし時間が余ったら見直しに回しました。このやり方は自分に合っていたと思います。

してよかったこと

・ヒュー赤を解体したこと。そのままだと重すぎて持ち歩く気にならないので、解体したおかげで電車でも読めました。

・通関実務で申告書以外を先に解いたこと。また申告書を解く前に選択肢の税番を関税率表にマーキングしてから解くことで時間短縮になりました。完全に試験向けのやり方ですが、、

・これはわざとではないですが過去問で申告書を解いた時に為替相場を間違えてしまったことがありました。肝が冷えましたが、本番でこの間違いは悔しすぎるので一度体験できてよかったです。これ以降は何度も間違えていないか確認するようになりました。

・私は見る専門でしたがツイッターで同じ試験に向かって頑張っている方を見るとやる気が出ました。またスタディプラスも勉強時間が目に見えるのでモチベーションに繋がりましたし、いつもいいねをしてくれる方がいて喝を入れることができました。

・受験1週間前に体調を崩しかけて1日1時間も勉強できませんでした。体調が悪いと100パーセントの力を出せないと思ったので体調管理を最優先によく寝たので本番は体調万全で挑むことができました。来年はどうなるかわかりませんがコロナになってしまうと受験すらできないかと思いますので体調にはお気をつけください!

・通関業法の試験が終わった後退室可能ですと言われた瞬間にトイレに行ったこと。大行列になっていたので早く退室するか、テキストを持っていくといいと思いました。

後悔していること

・通関業法を甘く見過ぎたのでもっと勉強時間を取るべきだった。

・過去問をもっと早くから解くべきだった。

・模試をもっと受けるべきだった。会場が受験じゃないならいいやと関税協会のものは受けず、LECの模試はみこ会タイアップを待っていたのですが、ギリギリにサイトを見ると希望受験地がなく受けれなかったので早めにチェックすることをお勧めします。
運よくツイッターでTACの直前チェック模試の情報を目にして締め切り1時間前に申し込むことができたのでラッキーでした。

・受験当日にあれこれテキストを持って行きましたが意外に時間がないですし、重すぎたので当日は最小限の持ち物でいいと思います。

(・結果オーライだったので後悔はしていませんが、貨物分類の暗記をしなかったことは問題によっては大失点になったかもしれませんし、転職先で必要な為結局今から暗記する予定なので時間があれば最初から暗記してもよかったかなあと思います。)


みこ会に助けられたこと

課税価格決定のテキストはもちろん、過去問や他のテキストの解説もわかりやすくとてもありがたかったです。アプリも隙間時間に活用できました。ゼロ申が短縮している計算方法などもみこさんは算数が苦手な人向けにも解説してくれています。
わからない所はすでに解説してくれていたので質問をすることは一度しかなかったのですが、直前模試を受けた9月末に点数がギリギリすぎたこと、勉強時間が少ないことから今更何をすればいいかわからず不安になりみこさんに相談させてもらいました。その時に大げさに励ますでもなく、根拠ある理由を添えて大丈夫じゃないかな?と言ってくれたことで本番は気負いすぎずリラックスして受験できました。
解説などだけではなく、多くの受験生と接してきたみこさんのアドバイスや精神的サポートを受けれる点はとてもいいなと感じました。
正直入会前はツイッターの評判が良すぎるし逆に怪しいなと思っていました笑(失礼すぎますね、すみません)ただ完全独学は不安でしたし、他の通信教材と比べると格段にお得、かつお値段以上と感じたので一発合格には私にとってみこ会入会は必須でした。

最後に

途中で他の人と比べて勉強時間の少なさや過去問の正答率などで、もう無理かな諦めようかなと思ったことは何度もありました。
そんな時はギリギリ合格も満点合格も同じ合格という言葉に何度も励まされました。あとは実際に受験してみて試験中に寝てる人や、実務で終わるはずがない時間に退出してる人もいたので実際の合格率はもう少し高いはずです。
できすぎる人と比べすぎないことも大事だなと思いました。
転職活動を目的に受験を決めましたが、無事通関業務に従事できる会社に内定をもらうことができました。それだけでなくここまで頑張りきれたという達成感を得ることもできたので本当に受験してよかったです。
約半年おせわになりました!ありがとうございました!