短期集中型

パナパッチャラ・ズンダモーチ さん(30代男性、税理士法人勤務 2024年度合格 受験回数1回)

<勉強時間>

3か月間で計約450時間

(補足)

◯元々は税関職員でしたが2024年7月に現職に転職し、通関士試験を受ける必要が生じたため受験しました。そのため勉強期間(テキスト購入から本番まで)は、3か月弱ぐらいで、一日平均5時間、トータルで450時間ほど勉強しました(平日は少し短くなったり、土日は少し長くなったり)。

◯私のバックグラウンドは税関職員ではありますが、(税関の仕事と言っても様々あり)それまでに配属された部署の関係上、通関士試験で主に必要とされる知識、例えば分類、評価、原産地を含む通関関係はほぼ仕事で経験したことがなく、関税法関連でも保税制度なども(各保税地域の機能程度は何となく分かるものの)法律上どのような規定になっているのか、と言ったことは基本的には仕事で経験したことも特段勉強したこともない状態でした。

 とはいえ10年ほど税関で働いていたこともあり、基本的に各専門用語は、(理解度はほぼ素人ながら)聞けば基本的に名前は知っている状態ではありました。

<使用教材>

① TACスピードテキスト(演習問題除く)
② TAC過去問スピードマスター
③ 模試2回(関税協会、TAC)
④ TACスピードテキスト(演習問題部分)
⑤ LEC実践力PowerUp講座申告書編
⑥ みこ会オリジナル資料(事前教示、法改正等)
⑦ 過去問

 第45回:やらず

 第46回~50回:通関実務のみ

 第51回:やらず

 第52回~56回:全科目

 第57回:通関実務のみ

(補足)

◯大まかなには①~⑦の順で勉強したイメージです。

◯ロードマップとしては最初の2か月(7月、8月)で①と②を回して全体像を掴みつつ基礎を固め、最後の1か月(9月)で③~⑦を行うことで、抜けている分野の知識を埋めたり、優先度を踏まえて知識の厚みを増したり、試験感覚を養ったりしたイメージです。

◯補足説明と具体的な学習の進捗は以下のとおりです。

・テキストと過去問集(①、②)

 みこさんに相談した中でご助言いただいた一つで、私にとってはこのテキストで正解だったと思っています。一番薄い部類のテキストと思いますが、できる限り何度もテキストを回したかったので薄い方が良かったですし、テキストに書かれていない規定などはどんどん自分で書き込みをしていくことで各ページに特色が生まれ、それが暗記する上で役立ったものと感じています。また、情報はできる限りテキストに一元化するようにしました。

 私にとって「試験の設問に正答すること」が目的でしたので、そのために基本的には過去問集を中心に勉強しました。なので、②過去問集をやり、①テキストで背景となる規定を勉強する感じで最初は勉強しました。過去問集を何度か回していると問題自体を覚えてくる一方で、テキストの方は濃淡の「淡」の部分が出てくるので、後半の方はテキストと過去問集の比重が逆転して、テキスト回し>過去問集と言った感じになりました。

・模試(③)

 上記の①②に係る学習で2か月ほど(7月~8月)が過ぎ、8月19日の関税協会の模試と9月1日のTACの模試を受けました。前者は定評があるので受けましたが、都合により会場受験できなかったので、会場受験目的で後者も受けました。どちらも難しくて結構ボロボロでしたが、本番と同じ時間で行われる会場受験の経験と、事後の復習を通じて得られた知識が有益だったと思います。なお補足として、模試を受験する前に、過去問を1,2回分行いました。

・詰めの勉強(④~⑦)

 9月に入り最後の1か月は、勉強が足りていない分野などが明確になってきたので、優先度を考えながら、1週間毎にその週のto doをリストアップしつつ、学習を進めていきました。LECの申告書のテキストを購入した理由も、それまでに申告書の勉強があまりできてなく強化したいと思い、9月中旬ぐらいから導入しました。

 みこ会資料の事前教示も、(みこさんが事前に教えていただいていたとおり)TACのテキストに入っていない分野なので、補助教材として導入しました。

 スピードテキストの演習部分は、選択肢無しの穴埋め形式で、何となくの理解暗記では解けず難易度高いですが、1科目目と2科目目の最初の方の問題対策も兼ねて勉強しました。

 過去問は45回、51回はやらず、57回は通関実務のみ実施でしたが、これは単に時間がなくできなかったためです。基本的には全てできればと考えていました。特に直近のものである57回の通関業法と関税法等ができなかったのは学習計画ミスでした。過去問を行った後はしっかり復習して、不足していた知識はテキストにどんどん書き込んだり、分かるようにハイライトしたりしました。

<試験結果>

通関業法:41/45(91%)

関税法等:38/60(63%)

通関実務:35/45(78%)

(補足)

◯通関業法と通関実務は特段事故ることなく実力を出せたと思います。強いて挙げると、通関実務の最初の申告書(輸出、輸入)の問題が予想外でしたが、問題自体は特に難易度が高いものでもなかったように感じました。

◯関税法は最初の穴埋め問題から例年よりレベルが高い印象を受け、その心地良くない感じは解き進めていっても変わりませんでした。それで若干動揺してしまったのか、結果的に変なところでミスをしてしまいました。例えば、「ミリリットル」を「リットル」と読んでしまったり、自分が税関時代に窓口で書類対応したこともあり問題演習でも間違えたこともないような不用機用品に関する問題を謎の勘違いで落としたりと、その手のミスで4,5点ぐらいロスしました。

◯あと、昼の休憩時間はコンビニのおにぎりを食べながら事前に決めていた確認事項に目を通していました。実は昼休憩の最初の方は直前の2科目目(関税法等)の問題で不安な設問が合っているか見てました。これはやらない方がいい、点数変わらないから3科目目に向けて切り替えた方が良いとよく言われているものと理解していますが、2科目目の不安感が大きかったので精神安定のためと思いやりました。

<総括>

◯まず、私はみこ会に入って本当に良かったと思いますし、合格に向けてコーチング等のサポートをいただけたことに大変感謝しています。

◯今後受験される方やみこ会への入会を検討されている方に向けて、私が良かったと思う具体的なポイントをいくつかご紹介したいと思います。

・みこさんのアドバイスや質問回答が私に合っていたこと。

→的確かつロジカルなので、回答内容がいつも私にはしっくりきました。また、問題を解く中で疑問点が出て少し調べても分からない時に、みこさんに質問させていただけたため、自力でやる場合と比べて大幅に時間を節約しつつ、きちんとした理解を得ることができたのは大変有難かったです。(私の感覚ですが、回答のご返信も恐ろしく速いです。)

・みこさんが「通関士試験」に精通しておられること。

→関連する各法律の知識が豊富であると同時に、通関士試験自体に精通しておられるため、例えばTACのテキストでは事前教示が入っていないから直前期にでもやるという点や、申告書問題の繊維については◯年に出題された問題が有用など、試験の合格に向けた包括的なコーチングを受けることができたのは大変助かりました。

・みこ会オリジナル資料の有用性。

→特に有難かったのは過去問の解説で、その説明を確認すると理解できるように必要十分な解説がされているため、間違えた問題の復習など効率的に学習を進めることができました。法改正の関係がまとめられているのも有難かったです。

◯回し者でも何でもないですが、これだけのサービスや資料を提供いただいてこの値段は、正直コスパ最強だと思いました。

以上、今後試験を受ける方のご参考になれば幸いです。 

2児のワーママ奮闘記

えりち さん(30代  ほぼワンオペ2児のワーママ 2024年度合格 受験回数1回)

【はじめに】

貿易事務に従事している2児の平日はほぼワンオペ時短ワーママです。

現職は輸出業務に関わっていて、通関書類を作成することもあります。

ですが、実際に通関業務をすることはないので、「インコタームズが分かる」「保税地域がどういったものか何となくわかる」といったことくらいしかアドバンテージはありませんでした。

限られた時間内でどのように勉強していたか、参考になれば嬉しいです。

【勉強時間】

11月頃から始めて合計約760時間。

休日は家族との時間が優先になってしまうため、できるだけ平日と隙間時間を利用するようにしました。夫にも協力してもらわないといけないので、平日の朝はできるだけ朝の準備に参加してもらうようにしました。

◆平日

出社前に職場近くのカフェで1〜1時間半。

通勤時間で1時間、余裕があれば帰宅してから保育園のお迎え前に40分くらい。

夜、子供を寝かしつけた後にMAX2時間半ほど。

最低2時間、最大5時間程度勉強ができました。

◆休日

家族が起きる前に家を出て、24時間営業のファミレスやファストフード店でAM5時から10時頃まで勉強。

休日の午後はほぼ勉強できませんでしたが、いい意味で焦りを感じられたのと思考の整理ができていたように感じます。

【使用教材】

ヒュー赤、青

ひしもち

計算ドリル(2024)

ゼロ申(2023)

LEC難関パック

過去問(実務47回から57回、関税法・通関業法53回から57回))

みこ会テキスト

みこ会アプリ

TCD やさしい申告書演習

模試:関税協会

【勉強法】

◆11月頃から勉強を始めました。

平日朝は申告書、夜は関税法を勉強する基本方針を立てました。

ヒュー赤で知識を深めて、問題集(ひしもち)で復習。

申告書問題は当初全く歯が立たなかったので、解説を読んで理解するところから始めました。

LECの貨物分類講座を受講したことで、貨物分類ができるようになったと思います。

今年の本試験でもこの講座の知識が非常に活きました。

◆4月以降は過去問を中心に勉強しました。

過去問を進めるうちに、何度も間違える・覚えられない分野があったので、その分野の問題だけを集めた過去問集を作って、知識の苦手分野をつぶすことを意識しました。

実務問題に関しては、申告書問題と計算問題は年度ごとに「全問正解できた/できなかった」表を作って、間違えた箇所を中心に勉強しました。

正解できる/できない(理解できている/できていない)を把握することはとても重要だと思います。

この勉強方法で8月の関税協会の模試はB判定を取ることができました。

◆模試以降は、平日の朝は実務問題、夜は関税法と通関業法と毎日全科目に触れて、知識をこぼさないように努めました。

休日は、過去問を通しで解いて8-9割得点できるようことを目指しました。

疲れて何もできないときはみこ会アプリに頼って、少しでも問題に触れるようにしました。

【試験当日】

関税法の問題を解いているときに、難しくて泣きそうになりました。

しかし、満点を取る必要はないので、絶対に得点できる問題を落とさないようにすることを意識しました。

あと、見直しはとても重要だと思います。申告書問題で回答を逆にしてしまっているのに、試験終了10分前に気づくことができて命拾いしました。

【振り返って】

みこ先生にはメンタル面でとても助けられました。

マイナー試験なので、周りに勉強している人はおらず、モチベーションを保つのが大変でしたが、「同じことをもう1年やるのは想像以上に辛い」という言葉をもらってから、火が付いたように勉強ができました。

何のために、何を目標に資格を取得したいのかという意識を持って勉強を進めていくことが重要だと思います。

合格できたことで自信を持てました。本当にありがとうございます。 

自分なりの方法で合格する!

りり さん(物流業界 通関業務未経験 2024年度合格 受験回数3回)

【動機】
・社内でのポジション確立・給与up
・転職のため

【実績】
◯2022年度
勉強時間 30~50h
試験結果 各科目40~50%程度(記録なし)
翌年が本受験のつもりで受験。点数は奮わなかったものの、取れない資格ではないなと感じる。

◯2023年度
勉強時間 97.5h
試験結果 税法のみ60%越え
仕事に追われ勉強時間確保が難しかった。

◯2024年度
勉強時間 153h
試験結果 業法43点 税法42点 実務30点
前年と比べて仕事に余裕ができ、仕事と勉強のバランスがとれるようになった。

【受験1・2回目で難しかったこと】
・仕事で疲労する中、勉強すること
・法律関係の理解(独特な言い回し、文章読解)
・勉強方法の確立

【使用した教材】
◯みこ会
3回目のみ利用。とにかくわかりやすい噛み砕いた説明が魅力(特に法律の読み方)。
そしてみこ先生への質問も回数制限なし・即返信(半日以上待った覚えがない)。とても心強い味方。

◯みこ会アプリ
これのおかげで受かったといっても過言ではない。とにかく勉強のハードルを下げてくれた存在。通勤電車な乗って、ちょっとアプリを開く癖がついた。
すべて過去問からの出題のため、最初に分野ごとに解いて問題の傾向を掴むのによい。

◯過去問
みこ会サイト上の解説と併用。
これから勉強を始める方にはとにかく過去問を早期から着手することをおすすめしたい。特に申告書問題は難しく感じると思うが、早くやった分だけ自信もつく。
また、他問題集は過去問に比べて難易度が高いものも多いため、1番優先すべき。

◯ヒュー赤
1・2年目はとにかく繰り返して読み、3年目は辞書のように使用。過去問等を解いてわからない部分を調べるために使用するのがよかった。だいたいのことは細かいことでも記載されているので、個人的に相性が良かったと思う。困ったらヒュー赤をめくる→それでもわからないときはネットで調べる→それでもどうにもならないときはみこ先生に質問、のルーティンができた。

◯ヒュー青
1・2年目に使用。過去問より難しいように思われたため、3年目はほぼ使わず。過去問をたくさん解いて余裕があったらやるといいと思う。

◯ゼロからの申告書
2年目に使用。難易度が本試験より高いので、3年目の優先順位は過去問>ゼロ申にした。
解説もそこまでやさしくなく、解説の解説が必要なときもある。やらなくてもよかったと思うが、2024年関税協会模試で出題された按分問題はゼロ申のおかげで解くことができた。結果、この模試の申告書問題全問正解で自信がついたので余裕があればやってもよいと思う。

〇模試
3年目のみ関税協会模試会場受験。
既に2回本試験を受験しているので雰囲気はわかっていたが、時間配分とマークミス確認等ができたのでやってよかった。また前述のよい結果になったので、自信がついていける!と思えた。

【その他】
・勉強が少しでも進めば手段は問わない!をモットーに、YouTubeで好きなアーティストのMVを流しながら勉強した。途中でMVを観てしまってもOK、とにかく机に向かうことを優先した。
⇒これが功を奏し勉強時間を伸ばせたので、世間一般の『よいやり方』に固執しすぎず、自分に合う勉強方法を見つけられるとよいと思う。
・職場都合ではなく自分のための合格目標を達成し、とても自信になった。

【最後に】
3年かけて通関士試験に合格できたのは、みこ先生をはじめとする周りの方々のおかげです。
質問に迅速かつ的確に答えてくださったみこ先生とみこ会教材の力がなければ、合格は厳しかったです。
また、職場から指示された受験でないにもかかわらず、あたたかく応援してくださった会社の先輩方には感謝しかありません。
改めてありがとうございました!
この文章を読んでいる方にとって、少しでも参考になればうれしいです🌸

 

こんな奴もいます、落ちた方にこそ見て欲しい。

もち さん(38歳、男、一人娘。海貨業者の船舶代理店勤務 2024年度合格 受験回数7回)

落ちた時に、受かった人間の体験記なんて見たくない、スルー。見てなんか意味あるの?去年までの卑屈な私はそう思ってました。

24才の初回受験から数え、受験回数7回。途中逃げ出した期間も含めるとものすごい年数になります。いつの間にか妻と結婚し娘もできた。今年こそは。また落ちるのかな。毎年8〜12月は焦りと暗い気持ちで過ごしてた。

みこ会に出会ったのは、今年の1月。
スマホ中毒の私はいつもの手癖で
Twitterを意味もなくスライドしていた。
そこで目にした、みこ会の文字。
なに、この怪しい名前の会。やば。

落ちてから、特に勉強せず試験受けるか迷ってたあの時。受けるなら何かを変えようかなとぼんやり思っていたけど、何となく紹介ページを見た。耳障りいい事は一切書かれてなく、この試験の独特さとその対策。
今でも不思議だが知らないうちに入金ボタンを押していた。

まず、みこ会アプリ。これ最高。
スマホ中毒おっさんはようやく気づいた。
スマホで勉強したらいいやん。
YoutubeやSNS、自分の時間を溶かすものは全て消去した。何かを得たいのなら何かを捨てなければならない。嘘、たまに復活させたけど。

社会人だから忙しい、勉強できない。
、、本当にあなた忙しい?
日常の家事、娘の世話、実家ひとり暮らしの
母の様子も心配だ。でも自問自答。
本当に時間ない、、?

そこからは隙間時間を探した。
風呂上がりの娘の髪ドライヤーで乾かす時、
妻のショッピング待ち、出勤前の髭剃りタイム、会社の昼休み、出掛け先。
アプリを繰り返した。10問やったら終わりの日さえあった。でも、それでいい。
かき集めれば、時間はある。
それを意識するか、否かなだけ。

そうは言っても、弱すぎる意志。
継続性がないのが、私の弱み。
なかなか机に向かえない。
疲れたから今日はやめよう、眠い。
でも翌朝起きると罪悪感。
昨日もやらなかった。

ダルビッシュがある動画で言ってた。
自分を甘やかしたくなった時
最悪な未来を想像したんです。
40代50代、仕事もお金もなく禿げた
中年おじさん。そこに神様が現れて一度だけ
過去に戻してあげると。その戻された日が今日だと思い込む、設定する事にした。

通関士試験に落ちた11月。呆れる妻と娘。
会社の上司に報告するのが億劫な自分。
また受けたのと笑う同僚。上がらない給料と地位。想像しよう、最悪な未来を。
…。
繰り返したくない。やろう今日少しでも。

みこ先生は、受験歴の長さからくる慣れや
歪んだ考えの癖を指摘してくれた。
コラムも全て読んだ。 
丁寧な過去問解説も助かった。
だって不親切なテキスト多すぎるもん。
こうすれば勝てる。
勝つためにすべき事が、みこ会には
無駄なく詰め込まれていた。

夜はアプリ。週末まとめて自宅で勉強。
夜はやめて朝型にした。
シャーペンをやめて鉛筆で勉強した。
マークシートをいっぱい印刷して
解きながら日頃から塗る練習もした。
試験時間に合わせて起床し、その時間に
その科目の勉強をつづけた。

試験を日常にした。緊張しない為に。
でも試験当日はそれでも緊張した。

今年絶対受からなければならない。
はじめの合図を待つあの胸打つ鼓動と
吐き気、生涯忘れられない。

でもそれでいい。緊張したっていい。
逸らさない方がむしろいい。
緊張は敵ではなく味方なんだ。
自分の底力を引き出すための劇薬。

試験の事は必死すぎて覚えていない。
とにかく試験場では人と喋らない。
ひとつ終わっても一喜一憂しない。
試験時間は見直しまでフルに使う、
途中退室なんて絶対しない。

こんなにダメで落ちまくったけど
みこ会のおかげで受かったおじさんもいる。

一回落ちたくらいで何さ、とは
なかなか切り替えられないよね。
わかる。違う道があるならそっちでもいい。
みこ先生は否定しない。あらゆる事を。
ここが1番信頼できた、胸打たれたところ。

偉そうな事は言えません。
でも、これを読む貴方。
こんなおっさんでも続けてたら受かった。
貴方ならできる。応援してます。 

細く長く勉強を続けてやっと掴んだ合格

ぽすけ さん(40代 女性 貿易事務 2024年度合格 受験回数3回)

使用教材

ヒュー赤、青
ゼロからわかる申告書
計算ドリル
みこ会通学時の資料

勉強時間 不明

平日

朝お弁当3人分準備→出勤(残業有)→仕事後家事育児なので平日机に向かうことができるのは昼休憩のうち20分程。通勤時間など隙間時間はずっとみこ会のアプリをしていました

休日

娘が2人おりますので日中は勉強できず深夜〜明方まで、もしくは早朝起床〜子供が起きて来るまでが勉強時間でした
模試も25時起床立て続けに3科目解いて、そのまま2人分のお弁当作って習い事の送迎をしてました(遠い目)
時間が限られている分集中して勉強に取り組めたかもしれません

56回

貿易実務B級取得のため通学していた際、通関士コースがある事も知りました。自分が担当している業務上では通関の知識は必要ないのですが、勉強の習慣も付いたことだしこの勢いで通関士にも挑戦してみようという軽い気持ちで挑戦してみることにしました。ですが、すぐに後悔する事になります。受講後仕事が忙しくなり予習復習の時間が取れず更に法律の独特の言い回しも難しく覚える量も膨大で授業についていくのがやっとでした。結果は業法と税法が合格点に至らずでしたが、通学の先生のご指導のお陰で実務のみ6割超。これは来年業法と税法を強化すれば大丈夫!と思い引き続き勉強することにしました。

57回

2年目からはみこ会に入会し、テキストはヒュー赤、青、過去問で独学することにしました。私はテキストを読む事が本当に苦手で、読んでも頭に全く入って来ず途中でいつも挫折していました。そこで、ヒュー青を解きつつ解らない問題があればテキストに書いてある場所を探すことにしました。わからない箇所があればテキストの該当単元を読みながら書いてある所を探す。ヒュー青の解答横にテキストに載っているページ数を書き込み、2週目以降は間違えたらその周辺その他気になる事があれば関連するページを探して読み返していました。探しだすという目的があればテキストを読むことが苦ではなくなり、1週終わる頃には全ての問題横にページ数が書かれている問題集が出来上がってました。前年駄目だった業法と税法に力を入れ、この2科目は合格点を取れましたが、惜しくも実務が数点足りず不合格でした。

58回

税法、業法はアプリ、テキスト、過去問中心で基礎を固めました。実務は申告書で点を取ろうとばかりしていたのでその他計算等もしっかり点をとれるように昼休憩中はずっと計算問題を解いてました。

試験当日

時計を忘れて駅から家に一旦帰宅、試験前にトイレに行ったら自分の教室がわからなくなり迷子になりました。そうこうしているうちに試験の説明が始まってしまい係の人に案内してもらいやっと席に着く事ができすごく焦りました。この時点でかなりの疲労です。業法は苦手なところばかり出て少し難しかったです。関税法はもう笑うしかないほど難しく、もしかしたら実務が簡単なのかもしれないと淡い期待を抱きつつ必死で解きました。税法の最後の方から妙に寒く昼食後は会場近くのベンチで日光浴をしてから実務へ。申告書は楽しく解けたものの第3問以降は初見の問題も多く苦戦しました。最後残り10分程見直そうとしたのですがとにかく寒くて何もできず。終わった後も寒くてしんどくてやっとの事で家に辿り着き熱を測ると39度超え。手応えも無く体調不良も重なり自己採点はせず半ば諦めた状態で合格発表の日を迎えました。

当日発表を見てみるとなんと自分の番号がある!!本当に嬉しかったです!勉強時間を確保するのが難しいので基礎をしっかり固めて高得点を取れなくても3科目6割以上を目標に諦めずに続けて本当に良かったです(受講費等けっこう課金したので後に退けなかったというのもある)

その後自己採点すると

業法 33点 関税法 37点 実務 28点でした

最後にみこ会について

みこ会に入って無ければ合格出来なかったのではと思うくらい大変お世話になりました。アプリで手軽にいつでもどこでも勉強できましたし、過去問等の解説もとてもわかりやすく書かれていて大変重宝しました。解説がなければ何をどう間違えているのか理解できず途中で挫折していたかもしれません。またいつでも質問ができるのが有難かったです。通学して知識はあったので(更にみこ先生の解説がとても丁寧に書かれていて質問前に理解できてしまう)あまり質問することは無かったのですが、いつでも質問できる人がいるというのは心強かったです。

私は主に不合格時と模試の結果の時に泣きついてましたが、どこが駄目かを冷静に分析し指摘してくださるので、勉強方法で路頭に迷った時はしっかり軌道修正していただき大変助かりました。今年の模試後みこ先生に後押ししてもらったおかげで当日まで走り抜くことができ合格を掴み取ることができました。ありがとうございました!

これから挑戦される皆さまも最後まで諦めず頑張ってください 

夢を追いかけて

クルンテープ さん(20代 男性 物流センター勤務 2024年度合格 受験回数2回)

【はじめに】

 私は海外に興味があり、学生時代から通関士として働くことが夢でした。新卒で物流会社に入社したのですが、希望の通関部門に行くことはできませんでした。会社の制度で「通関士」の資格を取得すれば通関部署へ異動ができるというものがあったため、自分の夢を追い、毎月40時間残業しながらも勉強に励むことにしました。

【1回目の受験(2023年)】

 2023年は5月に完全独学スタイルで学習を始め、ヒュー赤を読む→ヒュー青で演習を繰り返す形で勉強しました。通関業法と関税法は暗記を頑張り、なんとか合格点を超えました。しかし、通関実務は申告書の解き方も理解出来ておらず、全く歯が立ちませんでした。

本試験2023年

業法39/45(86%) 

税法37/60(61%)

実務18/45(40%)

 1回目の受験を振り返って感じたのが過去問演習をすること自体の難しさと質問できる環境の必要性でした。数年分の過去問と解答は誰でも税関のHPから入手できますが、解説を入手することが難しかったです。また、わからないことがあっても、参考書を読んで「たぶん、こういうことかな?」と中途半端な理解しかできませんでした。一方で、中途半端な理解でも2科目は合格点を取れたので、過去問と質問できる環境の2つを整備できれば合格できそうだという手応えもありました。

 2回目の受験に向けてこれらの課題を解決する方法をネットで調べたところみこ会にたどり着き、入会を決意しました。

【2回目の受験(2024年)】

 2回目の受験は1月から本格的に学習を開始しました。

・通関業法

 みこ会アプリとヒュー赤での対策を基本とし、たまに過去問を解くという流れで学習しました。通関業法に割いた時間はあまり多くないですが、アプリを使って毎日少しの時間でも触れるようにしていました。

・関税法

 基本的にはヒュー赤を読んでヒュー青で問題演習、スキマ時間にアプリで勉強というように対策しました。ヒュー赤の隅に小さく書いてある「ワンポイントアドバイス」も重要だったりするので逃さないように隅々まで読むことを意識してインプットを行いました。加えて、法改正や教科書では説明が薄い分野はみこ会記事を何度も読んで頭に入れていました。

・通関実務

 1月から3月までは過去問8年分の申告書と計算問題だけをひたすら周回してました。基礎を固めるべく、みこ会の解説を隅々まで読み、答えが合っていたかどうかだけでなく解答のプロセスを理解しているかを確かめながら取り組みました。その後は申告書についてはゼロからの申告書(ゼロ申)を、計算問題については計算問題ドリルを使用して対策を行いました。

 ゼロ申は最終的に2周したのですが、1周目は項数が過去問より多かったり、計算が複雑だったりするなど大苦戦し、1問に1時間かかっていました。しかし、苦戦しながらも解き続けていくと項数の多さや計算に慣れてきて、2周目では1問30分以内に解けるようになりました。ゼロ申を2周できたことで過去問レベルの申告書では失点が大きく減りました。

 計算問題ドリルについては税額の計算についてはレベル3まで、課税価格の計算はレベル5まで取り組みました。税額の計算をレベル3で止めた理由としては、レベル4以上が私にとって難しすぎたからです。レベル4の加算税の問題でわけがわからなくなり、みこ先生に質問しまくっていたところ、先生より「過去問の傾向的に加算税の難しい問題は近年出ていないから無理しなくてよい」とアドバイスを受け、レベル4以上を解くのを辞めました。結局、本番でも加算税の計算は出なかったので辞めといてよかったです。(みこ先生止めていただきありがとうございました🙇‍♂️)

計算問題ドリルに関しても演習量をこなせ、出題のパターンと解法を頭に入れることができたので取り組んで良かったと感じました。

・模試

 模試は全て会場受験で関税協会、TAC、TAC直前模試の3つを受けました。模試を受けた目的は「会場に慣れること」、「初見の問題を解くこと」の2点でした。

 会場への慣れについては、3回も会場で受験したので、普段と違う椅子や机、他の受験生がいる環境にも慣れることができました。また、時間配分を確認したとともに、難しい問題は捨て問にするなど本番のシュミレーションをみっちり行うことができました。

 もう一つの目的である初見の問題を解くことについては、初めて見る問題を解いたことにより、課題が明らかになり、自分の実力を客観的に知ることができました。本番までの期間で自分が得点源にしたい分野で落としてしまった部分を重点的に見直しました。

・本試験

 最初の業法は会心の出来ではないものの6割は超えただろうなという手応えがありました。しかし、税法が全く手応えがなく、「終わった」と思いました。税法で落ち込みながらも実務はなんとか自分を奮い立たせて解きました。実務は、近年の過去問と傾向が変わっていたり、初見の出題パターンもありましたが冷静に解けなさそうな問題は捨て、解けそうなものに時間を割いて食らいつきました。試験後は関税法でやらかしたと思ったので落ち込みました。

 数日後、予備校の解答速報をもとに自己採点を行いました。不安だった関税法の解答が予備校ごとに異なり、それ次第で私の得点も 34〜36点と定まらなかったため、11月の合格発表まで落ち着かない日々を送りました。そのため、合格発表の日に自分の番号を見つけた時も「嬉しい」というよりも安堵の気持ちが大きかったです。

最終的な得点は↓でした。

業法43/45(95%) 

税法36/60(60%)

実務32/45(71%)

【最後に】

 通関士試験に合格したことにより、希望していた通関部門に異動できることとなりました。学生時代からの夢を叶えることができ、とても嬉しいです。

 最後に、合格を手にできたのもみこ会のコンテンツ並びに先生のご指導無しでは得られなかったと思います。ご指導いただき、本当にありがとうございました。 

シンプル×ブレない=合格

Namiho さん(商社・小売業者勤務 2024年度合格 受験回数1回)

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      私が通関士試験を受けた理由
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商社と小売業者で貿易事務を経験する中で、貿易の仕組みやルールを知るたびに「この仕事、面白いな!」と感じる瞬間が増え、

もっと専門的な知識を学びたいという思いが強くなりました。

「資格のひとつでも取ってみるか」と軽い気持ちで調べたところ、目に留まったのが「通関士試験」。

以前から名前だけは聞いたことがありましたが、この機会に本格的に目指してみようと決意しました。

試験まで1年以上あったので、まずは貿易実務検定B級を取得してから本格的に勉強をスタートしました!

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    合格するために実践した勉強法
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✦✦✦ 私が守った2つのルール ✦✦✦

  • 勉強時間ゼロの日を作らない
  • 最初に立てた計画を最後まで守る

勉強の進め方(10ヶ月の計画)
▶ 12月:スタートダッシュ

  • みこ会の記事を参考に勉強計画を作成。
  • 年末年始の「TCD30時間勉強チャレンジ」に挑戦!これがやる気のスイッチに。

▶ 1~8月:科目別の勉強

【実務(12~3月)】

  • 過去問を徹底的に解く
  • TCDでのみこ先生の問題演習を活用
  • 貨物分類はLECのコースを聞き流しで対応
  • ゼロ申の貨物分類のみ(計算部分は複雑過ぎたため)

【関税法(4~6月)】

  • ヒュー赤(基礎固め)&ヒュー青(直前期に重点)
  • 過去問で傾向を把握

【通関業法(6~8月)】

  • 過去問をメインにヒュー赤で復習

▶ 8月以降:試験直前の総仕上げ

  • 本番通りのスケジュールで過去問を解く
  • 自宅でも「昼休憩」を再現して徹底的にリハーサル
  • 模試を受ける(関税協会のみ)
  • 試験当日に持ち込む「間違いノート」を作成

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  苦手の克服と暗記術
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苦手科目は「伸びしろがある=得点源」です。
ネガティブに捉えず、「点の宝箱だ!」と思い込むことでモチベーションを維持しました。

✦✦✦ 私が実践した暗記術 ✦✦✦

  • 30回声に出して覚える
  • 自分が先生になったつもりで解説する
  • 単語カードを何度も活用
  • トイレや目につきやすい場所にメモを貼る

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  試験当日の体験談
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「「「とにかくリラックス」」」
これを徹底しました。

  • 資料は「間違いノート」のみで、好きなものを詰め込んだお弁当とお菓子を持参しました。
  • 試験開始までの無音の時間は目を閉じて深呼吸し、頭を空っぽに。

関税法と実務が予想以上に難しく、思考が停止しかける場面もありましたが、
「できることをやれば良い」という気持ちで冷静に進めることができました。
時間配分が乱れた部分もありましたが、できる問題に集中し、少しでも点を取ることを意識しました。

最後の一秒まで粘り強く取り組んだ結果、合格を勝ち取ることができました!

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    通関士試験を目指す皆さんへ
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教材も勉強法も計画も、シンプルなものが一番です。
周りの人が自分より進んでいるように見えて不安になり、「このテキストを買ってないけど大丈夫かな…」などと焦ることがありました。

でも、最初に決めた教材と計画を信じて、ブレずに進めたことが合格につながったと思います。


悩んだときのポイント

  1. 深く考えすぎない
    → 淡々と継続することで、気がつけば合格は目前です。
  2. 健康第一で心身を整える
    → これがモチベーションの維持や土壇場の底力を引き出します。
  3. 追い込みすぎない
    → 辛くなったときは「資格が全てではない」と自分に言い聞かせてください。

合格証書が届いたときの感動は、何にも代えがたいものです。
この経験を通じて、目標を持つことの楽しさを知り、また次の目標に向かって勉強しています。
一緒に楽しく、前向きに、マイペースで頑張りましょう! 

人造コランダムから始まった挑戦

さつまいも さん(商社勤務 2024年度合格 受験回数1回)

【受験とみこ会入会のきっかけ】

商社で貿易事務に携わっており、取扱い貨物の種類増加に伴い、他部署から通関に関する相談・問合せを受ける事も多くなりました。

自己解決できる範囲を広げたいと思い始めていた頃、Xに「人造コランダム」で盛り上がっている投稿が流れてきました。この日は第57回の通関士試験当日だったのです。

「来年の通関士試験にチャレンジしてみようかな」ほぼ勢いで受験を決心。まずは情報収集すべく通関士試験に関するXの投稿を読み漁る中で、みこ会の存在を知りました。明日になったら悩んで、受験しない言い訳を探し始めそうな気がしたため、その場でみこ会に入会しました。

【自己紹介】

・地頭は良い方ではありません→みこ先生のご指導が無ければ途中離脱していたと思います。

・文章を読むのが遅い(頭の中で音読するタイプ) →速読については、みこ会の資料が大変参考になりました。

・算数苦手→みこ先生の言うことを素直に聞き、一番簡単な計算式で解くことを徹底しました。

・大人になってから勉強の習慣ほぼ無し→1日5分でも良いので勉強しない日を作らない。机に向かわなくても勉強はできます。気分が乗らないときはゴロゴロしながらみこ会アプリで過去問を解いていました。

・心配性→これはすぐに改善できるところではないと諦め、不安にところはみこ先生に相談していました。

・難しく考えすぎるクセがある→みこ先生から指摘を受けてはっとしたのですが、普段の仕事でもこの傾向があり、試験問題文を読む時に悪いクセが出てしまっていました。シンプルに読むことを意識しました。

【やらないことを決める】

・まとめノートは作らない。この点についてもみこ会の記事を参考にして決めました。

  書き間違えが命取りになることもあるので、教科書に補足したい場合は元ネタを印刷して隙間に貼るように。やむを得ず自分の字で書き足す場合は慎重に書き写していました。

・飲酒。お酒大好きなので禁酒はできませんでしたが、睡眠の質が悪くなる気がする(個人の考えです)ので、飲酒の頻度を週1-2回に減らしました。協力してくれた友達に感謝しています。その代わり試験後の反動が大きいです(今ここ)

特にワインが好きで、ワインショップのサイトを見るとポチりたくなってしまうので、ブックマークから削除しました。(買ったら飲みたくなるし、見るから買ってしまうので見ないに限る)

【試験を終えて】

試験直後の感想は「出し切った」の一言に尽きます。解放感の中で乾杯したビールが最高でした。

自己採点はしないと決めていましたが、結局我慢できずやることに。

3科目全て合格ライン超えており一安心。

が、安堵したのもの束の間、「でも待って、受験番号のマークミスしてないよね?消しゴムのカスをちゃんと掃ったけ?消しカスが残っていて誤認識されたらどうしよう。」という不安に駆られ、そこから合格発表の日まで気が狂いそうでした。

来る11月12日、税関ホームページで自分の番号を確認した瞬間の感動は忘れられません。

試験結果:通関業法:40/45、関税法:42/60、実務:40/45

通関士試験に挑戦して本当に良かったです。楽しみながら勉強できましたし、仕事をする中で、相談や問合せに自信を持ってアドバイスできることが増えモチベーション維持にも繋がりました。

通関業者さんへ通関依頼をする際、つっこまれそうなポイントを予測できた時は事前に情報を揃えて通関依頼時に提示するよう心がけています。

最後になりましたが、みこ先生、X界隈の皆様、会社の上司、家族や友人の支えのおかげでここまでくることができました。この場を借りて感謝申し上げます。 

実務未経験10ヶ月間の奮闘記

ほんだのバイク さん(新卒2年目23歳の社会人 2024年度合格 受験回数1回)

はじめに

元々通関業務を希望して入社したのですが、希望部署には行けず、なら先に資格取ってその本気度を人事の方に知ってもらおうと考え勉強を開始しました。ちなみにその努力を人事の方に知っていただき、合格発表前に通関部門に異動になりました!
57回は受けようと思いみこ会に入会したのですが、新卒1年目で仕事でいっぱいいっぱい&体調不良で断念し、実質1度目の試験勉強で今年合格という経緯になります。
本番前の9月に異動が決まり、転居や引継ぎで直前にドタバタしましたが、なんとか合格できたので、少しそのお話をさせていただきます!

勉強時間

・期間 1/1〜10/6
・時間 570時間

使用教材
・ユーキャン通関士講座テキスト
・通関士試験合格ハンドブック
・みこ会 課税価格の決定
・貨物分類講座(LEC)
・通関士過去問スピードマスター
・みこ会過去問アプリ
・過去問57〜45回

・ユーキャンテキスト
メインテキストです。ヒュー青移行までに3周しました。会社の受講料補助を受けられる講座がユーキャンでしたので、使用しました。
シンプルの色使いで分かりやすくテキストが大きい分、字の間隔が広く、書き込みもしやすかったです。デメリットを挙げるならその大きさが外で学習するには不便です。

・通関士試験合格ハンドブック
こちらは試験前2ヶ月前から最後の総復習のつもりで一周しました。ユーキャンと比較すると字が細かく、薄色で見にくいなとは思いますが、受験者が間違いやすい内容や例えば修正申告、更正の請求、更正などの勘違いしやすい部分を1ページにまとめられていたりと体系的に学べるので、ある程度知識を身につけたタイミングで使う分にはとても優良教材だと感じました。

・みこ会 課税価格の決定
正直これがなければ実務の計算問題は厳しかったです。量は多いですが、目次も細かく載ってますし、自分で付箋など貼れば使いやすさは問題なしです。
それだけ試験にとって重要項目で、時間をかけるべき教材だと思います。3周ほどした時の理解の深さは段違いでした。

・貨物分類講座
7月から使いました。もっと早く始めとけば良かった教材第1位です。講義動画も分かりやすく、重要度をランク分けしてくれていますし、直前期にも使えますが、分類は暗記ですし、量も多いので早めに始めて定期的に学習するのをおすすめします。

・通関士過去問スピードマスター
最初の4ヶ月ほど使いました。
単元ごとに過去問が載っていますので、テキスト読み→過去問→テキスト見直しのサイクルが簡単にできます。

・みこ会 過去問アプリ
テキストをある程度学習した後は試験直前まで使い倒しました。正直これの為にみこ会入ったと言っても過言ではありません。
通勤が立ちで往復2時間で、テキスト開く気が起きなかったので、ずっとアプリで過去問やっていました。年代ごと単元ごと問題数もいじれるし、それが全て記録されるので、これが入会者は無料で使えるのは頭おかしいです(良い意味でですよ)

・過去問
結局どんなテキスト使うより過去問が1番かなと。
税法業法はみこ会アプリで57〜51回
実務は実紙で45〜57回を正確に覚えていませんが5周ずつくらいはしたと思います。

学習流れ
1〜5月
ユーキャンのテキストを読む→スピマスで学習部分の過去問を解く→間違った所、重要そうな所をもう一度、テキストで確認。
このサイクルを継続しました。
通勤時間はみこ会の過去問アプリをずっと使っていました。私は過去問に取り組むのが遅く、このサイクルを2周終わったぐらいでこの5ヶ月が過ぎました。
(この部分は3ヶ月ほどで終わらせて、早めに過去問に取り組む事をお勧めします。)
6月から実務の過去問を開始して、その時に初めて57回の過去問3教科を時間を測って解いて、4割くらいでした。
そこからは完全に過去問にシフトチェンジして机に向かえない通勤時間にアプリで税法業法、机に向かえる時間に実務と決めて、本番直前までやり方は変えませんでした。
課税価格の決定は通勤時間だったり、製本にしたりして、あまりまとめて時間は作らず合間に時間を使って、3周ほどしました。

試験直前期

唯一受けた関税協会の模試が全部6割超えていた事はすごく良いモチベになりました。
8月までの自分の勉強の方向性は間違ってはなかったんだなと思い、そこからは変わらず通勤時間にアプリで税法業法、自宅では実務の過去問を延々にやり続けました。

試験前日

当初、前日は軽く流そうなんて考えてたんですけど、結局これ確認したいな、あれ最後の復習したいとやってるうちに前日もギリギリまで足掻いてました。ちなみに私は前日にそれまで手を出していなかったみこ会の重加算税の解説を初めて読んで、それが見事出題され、関税法が合格ラインに乗りました。本当に奇跡です。
みこ会マジ感謝です。

試験当日

模試ですら前日寝れなくなるほど緊張しやすい私なので、あえて風呂上がりにお酒飲んで、酔って11時頃には寝れてたと思います。
当日はしっかり起きられて、余裕もって到着しました。皆さんのアドバイスから上着持っていきましたが、会場はそこまで寒くなく、快適に受験できました。受験時のアドバイスとして強いて言うなら私の時の試験官がたまたまそうだったのかもしれませんが、試験途中で退席OKの指示が出るんですが、こっちは集中したいのに大きい声でこの列いませんか!はい次の列!て言っていたのは試験中めちゃくちゃ気が散りました。集中している受験生が大半なのにあれは少し優しくないなと思いました。すいません、ただの愚痴です。

最後に

今でこそ通関業務に従事している私ですが、受験勉強期間中はまだ全く違う部署だったので、知識皆無の時点から勉強開始しています。
通関士試験はしっかり勉強時間取れば誰でも合格できるという方がいますが、私的にはそんなに甘くはないかなと思いました。
大事なのは努力の方向性だと思います!
どれだけ時間をかけても適切な勉強法でなければ落ちると思います。他の国家試験に比べたらマイナーの方の通関士試験ではあまり勉強方法などを入手できる手段は少ないので、私はみこ会を推します。少なくとも勉強の方向性は絶対に間違わないです。あとはどれだけみなさんが合格したい気持ちを本番まで切らさず時間を費やせるかだと思います。

ここまで長い長い駄文をお読みいただきありがとうございます。
試験勉強は長い方なら1年前から始められる方もおられる長期戦です。
思うように結果が出なかったりして、辛く苦しい時もあると思いますが、その努力がきっと皆さんの合格に繋がると信じています。
お互い頑張りましょう! 

通関士沼での6年間

ジャンクポート さん(47歳 高卒 2024年度合格 受験回数6回)

帰宅して関税協会の回答が出ていることを知り、カーテンを閉めた薄暗い部屋の中で

ワイは6回目の答え合わせをはじめました。自信のない関税法のマルバツをつけている時、微かに手が震えました。39点でした。マークミスがあったとしてもなんとか救われそうな点数です。実務のマルバツをつけ終わると2年前に新調した老眼鏡の奥から涙がこぼれました。

『合格したぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

思い返せば2019年5月頃から勉強をはじめました。

当時はみこ会の存在も知らず、ネットで調べた合格目安の500時間くらい勉強すれば合格できるだろうと高を括ってテキスト読んで演習をしていました。

1年目では3科目全て60%を切ってしまいました。具体的な点数は忘れてしまいました。

2年目は税法が2点足りず、3年目は業法が2点足らず、4年目は税法が4点足らず。

5年目は実務が2点足りませんでした。

3年目からは過去問をやれば点数はとれますし、自分では今年は流石に合格するよねって

持前のポジティブ思考で試験に臨みましたが、不合格が続きました。

不合格が続くとモチベーションを保つことに苦労しました。

それでもなんとか諦めずに勉強を続けることができたのはXで受験生の方を繋がれたこと、みこ会アプリで短時間でも気が向いた時に勉強ができたことだと思っています。

なんとか勉強を続けながら、Xで他の受験生の方のポストを読んで、

気づきがありました。

ワイと違い、高学歴の頭のいい受験生は短い期間の勉強でサクッと合格していくのです。(ワイは英検5級にも落ちた偏差値50台の高校の卒業生です)

通関士試験の勉強始めましたー!3か月後、関税協会の模試で全教科8割超えました~wって感じの方もいます。

ワイは6年かけてもその域には到達しませんでした。

なぜか?

簡単に言えば『頭の出来が違う』ってことだと思うのですが

もう一歩踏み込んでみると『わかる』の基準が違うということなんです。

突飛な例え話になりますが、ここまで読んでくださったのでもう少しお付き合いください。

僕らが初夏、山間の田んぼの用水路で、魚を捕るとします。

気持ちの良い青空&風が吹いています。

用水路に網を入れると魚が取れました。鱗がピカピカと太陽の光を反射します。

網には魚が5匹入っていました。毎年、受験不合格の僕は網の中の魚の数を数えました。わかりました。簡単です。

ここで突然、何の前振りもなく通関士試験の神様から質問をされます。

『魚は何匹いましたか?』

5匹。正解です。

『タナゴは何匹いましたか?』

僕は答えられません。

翻って短時間でサクっと合格できる頭のいい受験生は

魚は5匹、内訳はタナゴが2匹、クチボソ3匹と僕より深いところまで理解してはじめて『わかった。理解した。』と考えているはずです。

僕も頭のいい受験生も主観的には同じく『わかった』と考えていますが

理解の深さが違います。

浅いレベルでしか理解していないから、何度も僅差で不合格を繰り返すのです。

結論、僕の『わかる』の基準が合格の水準にないんです。

5回目の不合格の後、みこ先生から『テキストを読み返すように』とアドバイスを受けました。

超訳すると『あれこれ理解できてないよっ!基礎からやり直し!』ってことだと思います。

先生のアドバイス通りテキストを改めて読み直しました。

あともうひとつ、僕は夏くらいから『間違いノート』をつけることにしました。

どの部分を間違えたのかをメモするものです。

例えば、0を一つ見落としたとか、税関長とすべきところを財務大臣としてしまったとか。

恥ずかしい話なのですが『輸出』と書かれているのに『輸入』と勘違いして問題を解いたこともありました。このレベルのミスをしたらマークミスをしない限り絶対に間違えます。

『間違いノート』は客観的に自分のバカさを直面させてくれます。

また、今まで本試験では関税法の時間があまってしまって途中退室していたのですが

6回目の試験では試験終了目一杯まで見直しをしました。

『輸出』と『輸入』を間違えていないかどうか確認するために。

僕のように楽天的過ぎる性格の人には『間違いノート』効果があると思います。

勉強時間は1500時間を超えました。どやさっ!

来年受験される皆様は僕を最高の反面教師としてください。

昔、通った、小学校にあった銅像を心の中で僕に置き換えてくださいw

銘板にはこう記されています。『受験回数6回 ジャンクポート』

来年受験される方はみこ先生のいうことを素直に信じて勉強に励んでください。

わからない部分があれば質問する。(僕はあまり質問できませんでした)

テキストの再読するように指導を受けたら再読する。(テキストは3年~5年目は、ほぼ開きませんでした)

ゼロ申をやりこみすぎない(本試験の方が簡単です)

過去問の計算問題やりながらそれにそった部分だけ計算ドリルをやる

合格できたのはみこ先生のお蔭です。ありがとうございました。

更に第59回のみこ会アプリは新たに名エンジニアによってブラッシュアップされているとききます。隙間時間をより効率的に勉強に充てられるのは間違いありません。

Xで絡んでくれた皆様、ありがとうございました。

この体験記を読んでいる方はまだ、通関士試験に合格していない方

試験に挑戦しようか迷っている方がほとんどだと思います。

ワイは他の合格者の方と比べて長い時間はかかりましたが、とにもかくにも合格しました。これは紛れもなく事実です。英検は5級すら落ちましたが。通関士試験には合格しました。

ですから上から目線で最後に一言、命令口調で言わせていただきます。

『みこ会に入れっ!』

次の試験で皆様が合格できることを願っています。 

第58回通関士試験合格体験記

さはら さん(2024年度合格 受験回数2回)

【さはら略歴】
バブル経済崩壊後に大学を卒業し、まともな就職先も見つからず
バイト、派遣社員、中小零細ブラック企業と2〜3年で職を転々と
変えては何も身につかないまま40歳を迎える。
最後の転職先にしようと心を決めて、現在の運送会社でトラック
ドライバーとして10年が過ぎる。

【50歳】
50歳を過ぎた時、果たして今のまま定年(62歳)まで勤め上げる
ことが出来るかどうか体力面で不安になる。
転職は難しい年齢なので、自社内で内勤の職種に変更できないか会社の
ホームページを色々見ていると「通関士試験の資格取得に会社補助」の
案内を見て、これだと思い事務所の資格取得の案内パンフレットを
手に取るも講座の申込期限が過ぎていました。

【試験勉強開始 2023年4月〜】
ならば独学でやろうと、近所の書店で通関士試験のテキストを購入し
1ヶ月はテキストの読み込みに専念。(TAC出版スピードテキスト)
翌月よりTAC過去問スピードマスターを使用。
6月からは日本関税協会の計算ドリルとゼロからの申告書を開始。
この頃、情報収集の為に始めたX(旧Twitter)にてみこ会が界隈の
メインストリームだと知る。

【第57回通関士試験 挑戦1回目】
独学で勉強期間は半年でしたが、一発での合格を目指してそこそこの
自信はあったつもりでした。
結果は、
通関業法 37/45 82%
関税法等 41/60 68%
通関実務 13/45 28%

【次回試験への対策】
やはり独学では通関実務の部分は難しいのだと思い、みこ会への入会と
LEC貨物分類講座の申し込みをしました。
みこ会のアプリは過去問をランダムセレクト出題できるので、隙間時間を
利用して短い時間でも広範囲をカバーでき大変重宝しました。
課税価格の決定テキストも大変に理解しやすかったです。
過去問解説では、法改正されて当時と現在で答えが変わった部分も丁寧に
補足説明が入れられております。
LEC貨物分類講座受講後は、申告書問題の理解度が格段に上がりました。

【第58回通関士試験 挑戦2回目】
通関業法 41/45 91%
関税法等 43/60 71%
通関実務 32/45 71%
解答内容を振り返ると、「ここよく正解できたな」と「ここなんで間違えた?」が
半々でヒヤヒヤしましたが、かろうじて合格しました。
関税法の合格基準は今回60%から55%に下がりましたが、やはり難しかったなと思います。

【これから勉強を始める方たちへ】
通関士試験の合格目安の勉強時間として500時間前後とありますが、社会人の場合
平日に勉強時間を取るのはなかなか難しいことだと思います。
毎日問題集1ページや計算問題1〜2問と、忙しく気が乗らなくても
毎日少しづつでも継続することが大切だと思います。
私の場合ですが、通関業法一条を声に出して読み上げる事で勉強開始の
スイッチを入れるルーティーンを作りました。

以上、お読み頂きありがとうございました。
これから勉強を始める方たちのご参考になれば幸いです。 

自作の語呂合わせで一発合格

なっつ さん(20代 商社一般職(貿易事務経歴3年) 2024年度合格 受験回数1回)

【受験理由】

商社で一般職として働いており、以前は貿易事務(3年間)に携わっておりました。事後調査を1年目の時に経験し、通関の知識は必要だと実感したため、今後の社内での自分のプレゼンスを高める上でも通関士を目指そうと決意しました。

【みこ会入会理由】

フォーサイトの講座を受講しており、一回授業を見ても何を言っているか分からず、苦戦していたためです。

今知識がある状態でテキストを見るとかなり簡潔に纏まっている印象ですが、初学者だと理解するのに時間がかかるなという印象です。

みこ先生には勉強方法、質問へのご回答、勉強のペースが正しいか等本当に細かい部分までサポート頂きました。

【模試】

関税協会 B判定 (通関業法35/45 関税法42/60 通関実務39/45)

【本試験】

自己採点結果 (通関業法 41/45 関税法 37/60 通関実務 34/45)

【勉強開始時期・時間】

・開始時期:2024年3月~(7か月間)

・勉強時間:400時間ぐらい?(ちゃんとは計っていないです)

・平日勉強時間:1~2時間

→朝早く起きて30分、仕事終わり1時間~2時間、通勤中はみこアプリをやっていました。

・休日勉強時間:5~6時間

→直前期でもそこまで勉強時間を増やしていなかったです。

1日10時間みたいに根詰めて勉強していたわけではないですが、毎日5分でもいいから勉強するようにしました。GW中にも旅行に行きましたが、テキストを持っていて勉強しました。3月からの7か月間、1日にもなにも勉強しない日は作らなかったです。

【使用した教材】

・フォーサイト教材・講座

・ヒュー赤

→フォーサイトのテキストが分かりにくく過ぎてこちらをメインのテキストにしました。初学者にはフォーサイトのみの合格は難しいかもしれません。

・通関士試験補習シリーズ 計算問題ドリル 

・ゼロからの申告書

・本試験過去問(直近7年分を3周)

→みこ会の過去問の解説は本当に素晴らしいです。わざわざ過去問題集を購入しなくてもみこ会の解説を読めば納得できました。もしそれでも分からないときはみこ先生に質問をしていました。

・みこ会アプリ

→朝夜の通勤中、やらない日はなかったです。合格に不可欠のアイテムでした。一つ欲を言えば誤った問題のみを抽出して問題を出す機能があればいいなと思いました。(誤った問題は記録してくれる機能はあり、それを上手く活用してました。)

・みこ会課税価格のテキスト

・LEC 通関実務対策講座 貨物分類編

→本当に本当におススメです!!貨物分類が苦手な方、ぜひ騙されたと思って受けてみてください。私はこれで貨物分類に苦手意識がなくなりました。

・どこでもできる通関士 選択式徹底対策

→後回しになってしまい、一週間前からギリギリに始めました。これは早めにやっておけば良かったと後悔しました。

【購入したけど使用しなかった教材】

・通関士試験補習シリーズ 関税評価ドリル

→一回も開きませんでした(笑)

・通関士試験のための英単語帳

→時間がなく内容が見られていないのですが、読まなくても十分合格できると思います。時間があればやるぐらいでいいと思いました。(他にもやることが多すぎるので。。。)

【自分なりの勉強法】

学習スケジュールは他の皆様が沢山書いて頂いていると思いますので、私は自分なりの勉強方法を記載いたします。

それは「年数、罰則の金額、品目分類(第1類~97類)などの数字を語呂合わせを作り、丸暗記すること」です。

通関士は数字を覚える部分が本当に沢山あります。

最初は「数字は余裕があったら覚えよう」と思っていましたが、過去問にも沢山出てきたのでこれは覚えないといけないと思い、語呂合わせを作り必死に覚えました。

(例)

<品目分類>

第79類 亜鉛:会えーん(亜鉛)と泣く(79)。

第92類 楽器:急に(92)楽器が鳴り始める。

ダジャレのようですが、第1類~97類を機械的に覚えるのは私にはとてもしんどかったです。

そのため全部の類に語呂合わせを作って楽しく覚えるように意識しました。

<関税に関する加算税>

これ(〜50万円)以降(15%)ゴミ(50万円〜300万円)に(20%)ついてはサレ妻(300万円〜)がさっ(30%)とやる。

全く脈絡のない語呂合わせですが(笑)、この語呂合わせのおかげで本試験で解答できました。

興味がある方は第58回の関税法等の第2問の語句選択の問題を解いてみてください!

またPDF化するアプリを入れ、テキストで忘れやすい部分の写真を撮り、それをPDF化してました。

タイトルも編集できたため、自分だけの苦手克服テキストを作ることができました。

【試験当日の過ごし方】

緊張しすぎてあまり眠れず、試験中頭痛がしてました。

コンディションがかなり最悪でしたが、1時間目の通関業法がかなり易しく感じたので安心しました。

が、2時間目の関税法等が全くできませんでした。。。(笑)

難しい問題が過去問より多く、内心泣きそうになりながら問題を解いてました。

3時間目の通関実務の前は、頭を休めるため少し仮眠を取って臨み、そこまで難しく感じていなかったので、問題は関税法等だなという感じでした。

TAC、LEC、関税協会の模範解答では関税法等が61%、フォーサイトとユーキャンでは58%という当落上にいる形でしたが、今年は55%に合格点数が引き下げられました。(結果37/60だったので61%でした)

今年の試験は本当に難しかった(合格率12.4%)と思いますが、何とか一発合格できたのもみこ先生のサポートがあったからだと思います。

みこ会アプリ、みこ先生の親切かつ温かい言葉には何度も救われました。

本当にありがとうございました。

第59回通関士試験合格を目指される方の少しでもお役に立てたなら幸いです。

皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。

 

5カ月間みこ会頼みのシンプルプランで挑みました

M さん(28 歳 女性 商社 貿易事務 2024年度合格 受験回数1回)

 <経緯>

プライベートと仕事のことで悩みが尽きず、何か自分の自信になるものがほしいと思い、難易度の高いものにチャレンジしようと通関士試験を受けることにしました。SNS で調べたらみこ会がたくさん出てきたので、どうやらこれは良さそうだと思って4月末に入会しました。仕事は商社で貿易事務の仕事を2年半しているのでインコタームズや貿易の商取引の流れがある程度基礎知識としてあったことは大きかったと思います。

<戦略>

とにかく無駄がないように、遠回りしないように、まずはみこ会記事を読み漁って自分なりに勉強方法の戦略を立てました。とくに、みこ先生が書かれていた、最初は浅い理解でも薄く色を塗って何度も重ねるようなイメージで勉強を進めることを意識していました。捨て問も最初の段階できめて、完全に捨てていました。私の場合はみこ会記事を読んだ結果、外為法のみを捨てることに決めて一切ノータッチでした。がむしゃらに全体像をとらえずにたくさんの知識を詰め込むような勉強をするのではなく、これはいかに効率よく6割をとるかの勝負なんだ!と理解できてからは、どこに力を入れるべきなのか常に意識しながら勉強できていて、それが結果的にもよかったと思います。勉強を始めてまず初めに手を付けたのは、申告書の過去問です。全くわけも分からず、解説を読みながらまずはとにかく解いてみました。申告書はとにかく早くから手を付けたほうがいいです。あまり時間がなかったので、インプットの勉強ばかりやるのではなく、最初からどんどん過去問に手を付ける方法が、問題に慣れる意味でもよかったと思います。

<総勉強時間>

5月初旬~10月5日までで約320時間

<使用教材>

教材は、必要なら後で買い足そうと思ってまず下の3つ(★マーク)を購入しましたが結局これ以外の物は購入しませんでした。教材の数を増やすよりも同じものを、理解の精度を上げるように何度も繰り返し使うようにしました。

★ヒュー赤
教科書にしました。よく混乱する箇所や自分の言葉で補足したいことを、書き込みしてました。

★ヒュー青
3、4周解きました。分野ごとにまとまっているので苦手を潰したいときに使いやすかったです。間違えた問題について、ヒュー赤の何ページに記載されていることなのかを探して「赤 P10 参照」などと書き込んで、また間違えたときはすぐに赤を読み直せるようにしました。

★ゼロ申
1.5周ほど解きました。申告書は数をこなすしかないと思って購入しました。この本に載ってる解説はむずかしいのでみこ会にある解説を読んでいました。

・みこ会コンテンツみこ会記事、アプリ、課税価格テキスト

・過去問 (10 年分)

<模試>

関税協会のもののみ受験、結果はE判定でした。税法と実務が50%を切っていて、実務の計算問題は全滅しました。みこ先生に相談して、残りの時間は特に計算問題と原産地規則を確実に取れるように仕上げましょうとアドバイスいただきました。計算問題は、過去問の計算問題のところのみを10年分印刷して、模試終了後から毎日5問は解くようにしました。模試では実務の時間が足りなかったので、過去問を解くときは時間を計って、必ず時間以内に解けるようにトレーニングしました。

<最後に>

反省点は法改正を見ていなかったところとマークミスです。私は試験終了1分前くらいに数か所のマークミスに気が付き慌てて直しました。自己採点では合格点でしたが、マークミスを直しきれてないかもしれなかったので、合格発表まで相当心配でした。比較的短期間で一発合格できたのは、相談しながらしっかり戦略を立てたことと、何より最後まであきらめなかったことだと思います。みこ先生には大変お世話になりました、算数が大の苦手すぎて恥ずかしい質問もしてしまいましたが、見捨てずに教えてくださりありがとうございました。

アラフォー異業種からの初挑戦!TACとみこ会で徹底対策

うさこ さん(30代後半 転勤族の派遣社員 2024年度合格 受験回数1回)

転勤族で派遣社員としてフォワーダーに数年勤務、その後地方へ転勤となり、引き続き同じ業界で働くことを希望したのですが、望み叶わず。数年間他業種で働いていますが、どうしても挑戦してみたいと思い受験を決意しました!

まず勉強するという習慣が身につかず1〜2年目は受験にすらたどり着けませんでした。みこ会にも加入していましたが、1度も質問もせず終わっています。(反省)

勉強習慣がついたきっかけは、スタディプラスのアプリ、TCDのコミュニティでの毎日の勉強時間のシェアです。
同じ資格を目指す方々と、同じくらい勉強時間を確保できないと受からない!と自分を追い込み、ペース配分の参考にしていました。

■勉強時間
12月後半スタート
総時間740時間
(内音声学習100時間位)

■使用教材
〇TAC(音声3-4周)
〇みこ会テキスト(3-4周)
〇スピードマスター(5-7周)
〇ヒュー青(関税法のみ1-2周)
〇ゼロ申(2周)
〇関税協会過去問題集(関税法と実務のみ2-3周)
〇計算ドリル(4-5周)
〇みこ会アプリ(10周位)
〇TCDやさしい申告書問題
〇貨物分類カード

一つの教材が身につかないうちに他のものに手を出さないように計画を立てて、必ずみこ先生に進捗を相談することを意識しました。
3科目ともに進捗を可視化できる表を簡単に作成し、達成感を積み重ねることを意識したり、みこ先生に相談する材料にしました。

■学習頻度
基本的にはTACの受講ペースに合わせました。ウェブ受講だとまとめて週末に受けよう、などとコントロールは出来るのですが、これで1年目他社の講座受講についていけず断念したので、必ず遅れない!という強い意識を持とうと心掛けました。
直前期3ヶ月前くらいには仕事の繁忙期が重なり、週一休みの生活でしたが、動画視聴アプリをアンイストール、禁酒、通勤時間や昼休みは必ず音声学習をするなどなんとか時間の確保に努めました。

■科目別対策
★業法対策
TAC講座内容とスピードマスター、みこ会アプリのみです。

★関税法
苦しかった!単元ごとにスピードマスターを数周してテキストを復習してから、みこ会アプリの流れで細かく学習しました。覚えられない!とみこ先生に何度も弱音を吐いた納期限法定納期限や減免税も何だかんだで繰り返すと身につきました。
TACのテキストは、表を使ったまとめ方がとてもわかりやすいので、脳内イメージで記憶した感じです。実際のところテキストを読んだ学習はあまりしておらず、音声学習がほとんどでした。
問題集を解いて、テキストを辞書引きして学習するフィードバック学習を意識しました。

★実務
TACの学習ペースでは自分は間に合わないと思っていたので、一番はじめに始めました。『とにかくまずは、過去問を解いてみること』とみこ先生にもアドバイス頂いたので、みこ会テキスト一周流し読みしたあと過去問に取り掛かりました。結果的に10年分、答えを覚えてしまうくらい解いてからゼロ申告書に手を付けました。
並行してTCDの「やさしい申告書」問題も取り組みました。みこ先生の細やかなサポートや指摘が受けられ自分の癖に気づけたり非常に有効でした。
計算問題ドリルも数周。原産地規則の問題は、みこ会解説が一番詳しかったのでもう少しよく理解して読んでおけばよかったなと思います。(実際の試験問題でも解けずパニックになりました)
貨物分類は仕事のお昼休みと通勤時間だけ、TAC の講座を1-2周視聴、3-4周目はこんさくさんの貨物分類カードを見ながら視聴。このカードのおかげで今年の分類問題は正解できました。

★模試
関税協会と講座付属のTACを受験。自分のマークシートの回答の下手さを自覚。しかし当日もあまりの緊張に見直しができず、合格発表までマークミスに怯える結果となってしまいました。

■試験当日
私は、当日これを復習する!と思っていたものを見直す時間はなかったので、前日までに復習が完成するようペース配分をしたら良かったなと思います。
あとどうしても緊張するものですがら落ち着いて解けば必ずできたはず!という問題もあったので、深呼吸していかにリラックスするか考えておけばよかったかなーと思います。

最後に、人それぞれ勉強方法は様々ですが、講座学習とみこ会のダブルタッグで人生で初めて10ヶ月間勉強と向き合える事が出来ました。
みこ先生に「全てのサービスを使い倒す!」ことのアドバイスを最初に頂いてからは、なりふり構わずXなどのSNS、みこ会、講座の質問制度、TCDを活用しました。
社会人の勉強は孤独になりがちですが、みこ先生の細やかな勉強相談、メンタルサポートのおかげで、継続が出来ました。今後のキャリアに活かせるかどうかはまだ未定ですが、自分にとって貴重な経験となりました。
大変お世話になりました。 

模試E判定からの逆転合格

こりらっくま さん(30代女性 通関業者勤務 2024年度合格 受験回数1回)

【プロフィール】
30代前半女性
通関業者勤務7年目、残業少なめフルタイム勤務
(通関業務を行う部署ではないので通関についての専門的な知識はありませんが、輸入通関の大まかな流れや保税地域が何をする場所なのかは知っていました。)

【受験のきっかけ】
マイホーム購入が決まり、通関部へ異動して資格手当(2万/月)をもらい少しでも収入アップができたらと思い受験を決意しました。

【使用教材】
⚫︎ヒューマンアカデミー
『通関士 完全攻略ガイド』通称ヒュー赤
端の方に小さい字で書かれている「ワンポイントアドバイス」が、アドバイスというレベルではないぐらいに本試験で問われる内容ばかりなので、本文だけでなくワンポイントアドバイスもしっかり読み込むことをおすすめします。何周読んだか分かりません。暇さえあれば読んでいました。(どこに何が書いているか覚えるぐらい読みました。)
過去問で問われた部分にはマーカーを引き、その部分を復習の際に重点的に読むようにしていました。

『通関士 過去問題集 』通称ヒュー青
最低1週、問題によっては3〜5週しました。
みこ先生曰く、過去問を難しく改編している問題集のため勉強が進んでいない段階なら、後述の過去問スピードマスターがおすすめとのことです。

『通関実務 集中対策問題集』
購入したものの、一度も解いていません。
なくても合格できます。

⚫︎日本関税協会
『ゼロからの申告書』 通称ゼロ申
難易度が本試験と合っていないので、時間がないなら無理に解く必要がないとみこ先生は仰っていました。
私は時間がなかったので3問くらいしか解いていませんが、明らかに過去問の方が簡単でした。

⚫︎TAC出版
『通関士 過去問スピードマスター 2024年度版』
みこ先生におすすめ頂き追加購入。
左ページに問題、右ページに解説が載っており使いやすい問題集でした。
1周しかしていませんが、この問題集演習+テキスト該当箇所読み込みで基礎知識が身についたと思います。

⚫︎みこ会過去問アプリと補助解説、過去問解説
原産地規制と事前教示の補助解説が特に分かりやすく、何度も読み返しました。
過去問解説も非常に詳細で、これのおかげで合格したと言っても過言ではないと思います。
市販教材でこのクオリティのものは存在しないので、過去問解説を入手するためにみこ会に入会する価値があると断言できます。

⚫︎過去問(第50回〜57回 8年分)
通関業法と関税法は1回、通関実務は2回解きました。
どんな問題集より実際の過去問演習が1番です。
通関業法と関税法は1回しか解いてませんが、みこ会過去問アプリと過去問問題集も解いているので、何度も解いたことになっていると思います。

【勉強スケジュール】
4/1から勉強を開始し、試験当日の10/6まで1日も休むことなく勉強しました。
疲れていて机に向かって勉強する気が起きない日でも寝る前に2、30分ほど布団の中でみこ会過去問アプリをするようにしました。
平日は往復の通勤時間とお昼休み、寝る前の時間を使って平均2〜3時間勉強していました。
教科書(ヒュー赤)は分厚くて持ち歩けないので電子書籍版も購入し、電車内とお昼休みにテキスト読み込みをしていました。
休日の勉強時間も平均2〜3時間、多い時でも5時間ぐらいです。
通関士合格に必要な勉強時間は350時間〜400時間と言われておりますが、450時間以上はしたと思います。
以下は月ごとの大まかな勉強スケジュールです。

⚫︎4月〜5月
ひたすらテキストの読み込み
理解できなくても意味がわからなくてもとにかく読み進めました。テキスト一周の読み込みに2ヶ月かかったので、もう少しスピード上げてもよかったかなと思っています。

⚫︎6月
ヒューマンアカデミーの過去問題集(ヒュー青)を解き、テキストの該当箇所を読み込み。
6月の1ヶ月間でヒュー青を一周終わらせました。

⚫︎7月
7/1にみこ会に入会。
引き続き問題演習はヒュー青を使ってましたが、7月中旬くらいからみこ先生のアドバイスに従い、いったんヒュー青を使うのをやめてTACの問題集を解き始めました。こちらも1ヶ月で一周終わらせました。7/19に初めて過去問を解きましたがこの時点では通関業法6割、関税法5割、通関実務2割という結果でした。

⚫︎8月〜試験前日まで
TAC問題集、ヒュー青、過去問演習、みこ会過去問アプリ、テキスト読み込みを繰り返し行いました。
特に通関実務の計算問題は苦手だったので、間違えた問題にふせんを貼り翌日、3日後、7日後と日を空けすぎることなく何度も解くようにしました。

【模試】
8/12 日本関税協会の模試を在宅受験。
通関業法 30/45
関税法 33/60
通関実務 16/45(申告書問題ほぼ全問不正解)
E判定という絶望的な結果。
通関実務をなんとかしなければと思い、通関業法の勉強時間を少し減らし通関実務に時間を多めに割くようにしました。

【捨て問について】
みこ会サイト内にも捨て問についての記事がありますが、どうしても覚えられないような分野は 一切勉強しないと割り切ることも大切です。
私は外為法、NACCS法、コンテナ条約、ATA条約については何度もテキストを読んでも覚えられないので8月以降一切勉強しませんでした。
ラッキーなことに本試験では外為法とNACCS法が出題されましたがどちらも雰囲気で解いて正解できました。
(LINEでみこ先生に相談した際、外為法は捨ててもいいがNACCS法とコンテナ条約とATA条約は覚えることが少ないので捨てるべきではないと仰っておりましたが、私はその少ない覚えるべきことさえ覚えられなかったので潔く諦めました。)

【第58回 本試験問題 所感】
⚫︎通関業法 38/45(84%)
例年通りの難易度。
出題範囲も広くないので、もう出すところがないのかどこかで見たことがあるような問題が多いという印象。

⚫︎関税法 38/60(63%)
試験開始早々泣きそうになるぐらい難しかったです。
私の勉強不足もありますが、見たことがないような問題もちらほら見受けられました。
各予備校の予想通り合格基準は55%に引き下げられました。

⚫︎通関業法 31/45(68%)
こちらも例年通りの難易度。
申告書問題で20点中19点得点できたおかげで第3問以降の選択式問題の5問連続ミスをカバーできたので、申告書問題は絶対に落とさないつもりで勉強することをおすすめします。

【みこ会について】
以前からみこ会の存在は知っていたのですが会費が少し高い(29,800円)のと、自分の力だけで合格したいというプライドがあり入会をためらっていましたが、24時間LINEで質問し放題(返信も比較的速い)、過去問アプリが使える、受験生がつまずきがちな論点を分かりやすくまとめた記事が読める、などたくさんのメリットがあり29,800円以上の価値を感じました。
あまり質問はしなかったのですが、勉強方法についてたくさんのアドバイスを頂き、それを実践したことで合格できたので、みこ先生には本当に感謝しています。

【反省点】
2023年度版のテキストを使用しており、関税法の第2問空欄補充で出題された加算税の改正が2023年度版のテキストに載っていなかったため、全問失点してしまいました。
空欄補充は全問正解して点数を稼ぐ作戦だったのでこの失点は痛かったです。
法改正はきちんと確認しておくべきでした。

【総括】
通関士試験の合格率は例年15%前後で推移しており(2024年は12%)、合格率だけで見ると難関試験のように思いますが、この数字ほどに難しい試験ではありません。
受験資格がなく、受験料も安いので勉強をしていなくても気軽に受けられることで合格率が低くなっているのだと思います。
私の場合、試験の1ヶ月前に引越と3週間前に出産をしたので直前期に勉強に集中できない時期がありましたが、自分に合った勉強方法でコツコツ継続できれば必ず合格できます。
模試がE判定でも気にする必要はないので諦めずに頑張ってください。

ここまでお読み頂きありがとうございました。
この合格体験記が今後受験される皆様の参考になれば幸いです。 

みこ会と合格するまで

りつママ さん(子供が小学生になるので仕事復帰を考えた主婦 2024年度合格 受験回数2回)

【はじめに】
私は出産前まで貿易事務の仕事をしていて、その時に通関士に興味をもち、仕事をしながらTACで勉強し、タスクをこなすのに精一杯で試験のコツを掴むことなく落ちた経験があります。子供が来年小学生になるので仕事復帰を検討した時に、もう一度通関士を頑張ってみたいなと考えSNSを見ていると、みこ会というキーワードで合格者が続々と出ているのを発見し、とても興味をそそられ入会しました。

※使用教材
ヒュー赤、青
計算ドリル(2023,2024)
ゼロ申(2024)
TAC貨物分類暗記ノート(2016年度のもの)
過去問(50回申告書輸出のみ、51〜57回)
関税協会模試過去問(2023年度)
みこ会テキスト
みこ会アプリ
TCD やさしい申告書演習

*模試:関税協会のみ

【試験までの道のり】
『年末〜1月』
 通関士試験もう一度受けようかなぁとSNSを見ていたところ、合格者のオンライン座談会があるのを見つけてとりあえず話を聞いてみようと思い参加する。そのころ初めてみこ会とTCDの存在を知り試験を受けるのであればみこ会には絶対に入ろうと思っていたが、今までの人生で本気で試験に取り組んだことがなく、受験もなんとなく推薦で受かってきたし、前回の通関士試験もほぼ記念受験みたいになっていたので正直、自分が国家資格なんか取れっこないからお金のムダかもとウジウジ悩んでいた。ただ、みこ会の合格証書入れがとってもかっこよくてこれに自分の合格証書を入れて飾りたいというのと、今までに何も成し遂げたことがない自分に自信をつけたいという思いで年明けにようやくみこ会入会を決める。
※みこ会テキストを読む
ヒュー赤読んでチェック問題解く
計算ドリル解く
ずっとテキストを読むだけだと飽きがくることはわかっていたので、計算ドリルで実践を取り入れていた。

『2月』
 翔泳社さんの問題集、ヒュー青が当たったこともあり、合格しなければという気に駆られ平日朝、子供を見送った足でスタバに向かい昼前まで勉強するということを始めてみた時期。実務を早めに取り組んだ方が良いとのみこ会の教えで、分類を理解しようと、TCDに入会し、やさしい申告書演習に取り組む。
※ヒュー赤読んで章の終わりのチェック問題解く
ヒュー青解いて間違えた,悩んだところをヒュー赤で確認 
TCDやさしい申告書演習でわからなかった問題はプリントアウトして何度もできるようにする

『3〜5月』
 平日朝スタバ勉強が習慣化した時期。夜、週末はほぼ無勉。ヒュー赤青できる時はして、眠気が強い日は計算ドリルと体調に合わせて勉強することも。やさしい申告書はプリントアウトして段落ちでマーカーの色を変えるという方法で分類の理解度UP。
計算ドリルとゼロ申はみこ先生のレビューを見て新たに購入。ゼロ申で申告書強化を計る。
※ヒュー赤青の繰り返し
 計算ドリル、みこ会テキスト読む
 ゼロ申やってみる→間違えまくり
 
『6月』
 のらりくらりと勉強し、間に合いそうだったら試験受けようと考えていた怠惰な私ですが、関税協会の模試申し込みとTCDの税法の勉強会(6/30)があるとのことでようやく試験を受ける決意をしました(遅!)
とりあえずTCDの勉強会のために税法を突き詰めてみようと、ヒュー青で間違えたり、イマイチ理解していないところを自分なりにノートにまとめてみる。(課税物件確定時期や納期限、減免税等)アプリもこの頃から本格的に取り入れる。各科目毎日30問を目指してやる。やらない日も多々。
※ヒュー青赤
みこ会アプリ

『7月』
 TCDの勉強会で初めて過去問をやり、合格点いかず焦り始める。過去問中心の勉強にシフト(遅い)。あと3ヶ月なので、旦那と相談して土日のどちらかを丸一日勉強時間にさせてもらう。夜もほぼ毎日、子の寝かしつけ後に勉強し始める。過去問1科目解いて、じっくり間違いを確認する作業が1日がかりで白目。過去問で業法は割と安定して取れることで安心しており、税法は先月割とやったと安心してたら全然取れない過去問もあったので、対策として語群選択を落とさないよう語群で間違えた問題を単語帳にして、いつでも見返せるようにする。実務は計算ドリルを結構まわしていて、ゼロ申とやさしい申告書演習もやっていて過去問もたまに落第点だけど、なぜか自信を持ち始める。
※以降全教材

『8月』
 8月いっぱいで過去問解いてしっかり復習をようやく1周終える。(51〜57回)
8月中旬の関税協会の模試の結果
業法31/45 68%
税法43/60 71%
実務19/45 42%
実務惨敗、自信喪失。
申告書の分類で時間をかけ過ぎてしまい、他の問題を解く時間が少なくなったのが敗因。日本語読み間違え等で落とした問題もあり、このままじゃ落ちる、とより焦り出す。
業法も下手したら落ちる可能性もあるなと自覚。業法の語群も間違えた問題を単語帳にまとめる。
原産地問題、通則問題の強化として、過去問からピックアップしてひたすら解く。
今まで通り過去問まわすのとゼロ申の分類にもっと慣れて、より早く解けるようにと目標を立てて実施する。

『9月』
 結局のところ、過去問を何度もやっている人が合格しているので、過去問をより多くこなせるよう目標を立てる。実務(申告書)が1番不安だったので、過去問の申告書とTCDやさしい演習の間違えた分類をプリントアウトして持ち歩き、暇な時眺める。
体調管理徹底として、子供が風邪を引いたら家でもマスク。ビタミンサプリ摂取。眠いと勉強もはかどらず、体調も崩すので、規則正しい生活になる。

『10月』
 試験1週間前に関税協会の過去問、一昨年分をやる。
実務でやや合格点下回ったので、試験日までひたすらゼロ申、過去問の申告書をやる。

『試験当日』
 前日から会場近くのホテルに泊まり万全の体制にしたが結局緊張でよく眠れず。栄養ドリンクを試験前、休憩中にチョコチョコ飲み、昼食後はホットアイマスクで頭スッキリ!
業法、割とスラスラ解ける。6割越えは確信。
税法、見たことのない言い回しの問題あり焦る。ただここ1ヶ月の過去問周回で自信をつけていたので、恐らく6割超えているだろうとほのかな自信。
実務、当たり前だけど初見の貨物の分類。悩む貨物もあったが、申告書で時間を取ると後に響くとわかっていたのでさらっと解いてあとでもう一回解くことにする。その他の問題で、またもや見たことのない言い回しの問題にぶつかり、これは申告書落としたら落とすぞと思い、難しい選択問題や、自信のない問題は捨てて申告書に戻りじっくり解く。時間いっぱい使う。

【自己採点】
 当日にLEC等考察ライブ、各社解答を出していたが、関税協会の解答が確実とのことで、怖いし関税協会の解答まで何もできず。関税協会の解答が出てすぐ自己採点。
業法 40/45(88%)
税法 45/60(75%)
実務 34/45(75%)

【やって良かったこと】
 スタバでの朝勉を習慣化できたこと。試験科目の内容を細分化し、この部分ができないからこの教材を使って対策をしようと目標立てて取り組めたこと。勉強会や模試等のタイミングで目標を再設定し、常に勉強法を更新し続けたこと。Xでみこ会メンバーのポストを見て感化され続けたこと。

【反省点、もっとこうすればよかったと思うこと】
 過去問に取り組むのが遅かったこと。アプリの習慣化ももっと早ければ良かった。

【受験する方へ向けて】
 ネットでこんなやり方が良いとか最短で受かる方法等でていますが、結局は自分の得意不得意、自分に合うやり方を早い段階で見つけ、勉強を習慣化していくことが大事だと思います。テキストを1日5ページでも、問題を1日5問でもいいので、少しずつ早めに取り組み始めてください。やり続けるとモチベの波はきっと何度も来ます!

知識ゼロからのスタート

ライラック さん(41歳 男性 異業種 2024年度合格 受験回数2回)


全くの異業種から知人の影響で貿易の仕事に興味が湧き完全素人からの受験です。
2023年は1月から独学でコツコツ頑張ったつもりでしたが不合格。
勉強不足を実感し2024年は知人の勧めもありSNSでよく見かけていたみこ会に入会。
これで道が開けました。
素直な感想としてみこ会の教え通り勉強していれば合格は確実に近づきます!そう断言できるくらい通関士試験を研究されています。

【みこ会をお勧めするポイント】
⚫︎過去問解説がわかりやすい(本当にこれ重要です)
⚫︎わからない問題はみこ先生に質問ができる。(疑問点がすぐ解決できる。他社の模試やテキストも可。ありがたい)
⚫︎隙間時間に過去問アプリで勉強できる。
⚫︎法改正のお知らせと解説がわかりやすい。
⚫︎最新の試験の傾向を分析していてテキストとアプリも常に進化している。

【使用教材】
2023年(独学時)
TAC スピードテキスト
TAC 過去問スピードマスター
関税協会 計算ドリル2023
関税協会 ゼロからの申告書2023
関税協会模擬試験
LEC模擬試験
過去問4年分くらい

2024年(2月にみこ会に入会)
翔泳社 通関士完全攻略ガイド
関税協会 計算ドリル2024
関税協会模擬試験
みこ会テキスト
過去問10年分くらい

⚫︎TACのスピードテキストは要点を簡潔にまとめてくれていて図解を上手く使って解説されており初心者の私がスタートするには扱いやすいテキストでした。ただこれ一冊では足りないのでみこ会テキスト等で深く学ぶ必要があると思います。
⚫︎ゼロからの申告書は初心者にとっては難易度の高い教材でした。まず近年の過去問を演習した後にスキルアップとして手をつけるといいかもしれません。2年目は過去問演習に全振りしたため最後まで使いませんでした。

【勉強方法】
テキストを一通り読んで問題を解く。これを繰り返しました。
通勤時は常にテキストを読むか過去問アプリを解いていました。
休日は過去問演習に一番時間を使いました。
何度解いても同じところを間違い全然成長してないと落ち込むこともありましたが、SNSで頑張っている他の受験生の投稿を見てモチベーションにしていました。
通関士試験は相対評価の試験ではないので仲間意識が生まれやすいのもよかったです。

【まとめ】
合格するにはみこ会の教え通りに勉強するのが一番の近道だと思います。
また教材や模試等、ある程度はお金を使った方がいいです。正直1年目は変に節約して後悔しました。

通関士試験を受ける理由は様々だと思いますが今後挑戦される皆様に最良の結果が出ますことをお祈りしております。 

長期戦で挑んだ通関士試験

みかん さん(40代 女性 派遣社員 2024年度合格 受験回数1回)

派遣社員として通関業者に勤務することになり申告書を作成する業務を担当することになりました。未経験で通関の知識が全くなかったので、知識を得て業務に役立てたい、実務経験と資格の両方を手にして次の就職に活かしたいと資格取得を目指すことにしました。
2023年9月に勉強を始め、みこ会に入会したのは12月です。
平日は仕事と家事を終えた19時頃から1〜2時間、休日は2〜5時間(初めは1時間から少しずつ時間を増やして)勉強し、トータルの勉強時間は500時間程度です。

○使用教材
ヒュー赤(2023→2024買い替えました)
まずテキストを読んで問題集を解きました。問題演習が中心となっても勉強する時は側に置いて、間違えた箇所や疑問に思った点は必ずテキストで確認しました。

ヒュー青(2023)
ヒュー赤を最初に購入したので、それに合わせて購入しました。3周した後に、間違えてチェックを入れた箇所が正解するまで繰り返しました。チェックが全て外れたところでTACの過去問題集と本試験形式の過去問にシフトしたので、直前期にはあまり使用していません。

TAC過去問スピードマスター(2024)
ヒュー青が難しかったのでみこ先生に相談して5月に購入しました。こちらも間違えた箇所はできるようになるまで何度もやりました。私には合っていたようで、この問題集を使用してからグンと理解度が高まり、ヒュー青も解けるようになりました。問題集を増やすことを相当悩みましたが、思い切って良かったです。

ゼロからの申告書(2023)
2月に購入して輸出入とも5問目までやりましたが難しくてしばらく放置していました。過去問を概ね習得した8月に再開して10問目までやりました。正解することにこだわらず色々な問題に慣れるつもりで取り組みました。

計算問題ドリル(2024)
税額の計算はレベル5まで、課税価格の計算はレベル4まで間違えた箇所はできるようになるまで繰り返しました。

LEC貨物分類講座
1月のタイアップキャンペーンで申し込み、試験直前まで3回視聴しました。直前まで聴いていたので申告書の骨董やスケート靴の分類を悩まずに出来たと思います。2回目以降は出勤前に15分、昼休みに15分、少しずつ視聴しました。97類は単語帳を使用してざっくり覚えましたが、完璧には暗記していません。過去問で問われている箇所を押さえる程度に留めました。細かいことを暗記するよりも、分類の考え方を意識するように心がけました。

みこ会•課税価格の決定
製本して2回精読しました。詳しく書いてあるので読むのに時間がかかりますが、読んだ後は課税価格の問題がスラスラ解けるようになります。問題を解いて疑問に思った時は必ず該当箇所を読んで確認しました。

過去問
5月から始めました。57回〜51回まで業法2回、関税法3回、実務4回、申告書と計算問題は45回まで遡り2,3回解いたあと、間違えた箇所はできるようになるまで繰り返しました。申告書と計算問題は全て完璧に解けるまでやりました。

みこ会解説
印刷して一通り目を通しました。特にテキストではなかなか理解できなかった加算税は何度も読みました。また、印刷はしていませんが過去問の解説にも大変お世話になりました。

その他
業務で輸入申告書を作成した後、税額を自分でも計算して練習しました。消費税の計算は端数処理が苦手でしたが、毎日練習すればすぐにできるようになりました。仕事で輸入申告書に触れる機会のある方であれば、良い試験対策になると思います。

○模試について
関税協会(在宅)とLEC(会場)を受験しました。LECも本試験会場も自宅から新幹線を利用して1時間以上かかります。LECの模試は難易度が高いと聞いていたし、本試験1ヶ月前にわざわざ新幹線に乗って会場まで行くのは時間が勿体無い気がして憂鬱でした。ですが、実際に会場まで行って模試を受けることで、本試験の予行練習ができてとても良かったと思いました。模試の帰りに本試験会場の下見も出来たので、試験当日の朝は落ち着いて会場まで向かうことができました。
模試の結果はどちらもB判定でした。

○勉強の進め方
ヒュー赤を短い範囲に区切って読んだあとその部分のヒュー青を解き、分からなかったところはまたテキストで確認しました。初めは全く理解できず、1時間で1,2問解くのがやっとでした。問題集1周するのに3ヶ月もかかってしまい、次に解く頃にはほとんど忘れてしまいました。5月、なかなか知識が定着しないのでみこ先生に相談し、TACの問題集を取り入れることにしました。その際、そろそろ本試験形式の過去問を解いてみるようにと言われ、試しに57回を解いてみると3科目とも正解率は6割を超えていました。基礎は出来ているので短い範囲に区切って完璧にできるまで次に進まずに徹底的に潰していきましょうとアドバイスをうけ、この方法でTACとヒュー青の関税法を一周するのに7月までかかりました。お盆頃まで平日は問題集で関税法を、週末は実務と関税法の過去問を中心に取り組み、時々計算ドリルもやりました。業法は過去問6割出来ていたので8月まで勉強していません。再開した時はずいぶん忘れていましたが、一週間程集中的に問題集をやって遅れを取り戻しました。関税協会の模試を受けるまでに、過去問は全科目8割以上とれるようになっていました。

一番辛かったのは9月からの直前期です。模試の結果がまあまあ良かったので、安心して少し気が抜けてしまいました。ですが、絶対に今年合格する!自分のヤル気に関わらずやるべきことを淡々とやるんだと言い聞かせて勉強しました。みこ先生に直前期の過ごし方について相談すると、新しいことに手を出さずに過去問を中心に復習をとのことでしたので、過去問とそれまで使用していた問題集をひたすら繰り返し復習しました。

みこ先生のアドバイス通りに勉強を続けることでスコアが着実に伸びていくので、1年以上の長い期間でしたが何とか続けることができました。欲張って長時間勉強すると翌日に疲れが出るのであまり長時間勉強はせず、疲れている日は無理せずお休みしていたのも続けられたコツかもしれません。

○本試験について
自己採点
業法 39点
関税法41点
実務 39点
当日は、最後まで覚えられなかった箇所を書き込んだ問題集とみこ会の法改正の解説を印刷して持って行き、ギリギリまで目を通しました。
関税法がとても難しく、途中で頭が真っ白になりました。解いたことがあるけれど知識があやふやで間違えてしまったり、択一式で二つまで絞れたのに正解を選べなかった問題がいくつかあったのがとても悔しかったです。問題集を全問おさらいする時間が取れないまま試験を迎えてしまったので、その時間が取れていれば正解できたのに!と試験中すでに後悔していました。
業法と実務は手応えがありましたが、関税法は全く手応えがなく、今年はダメだったなぁと落ち込んで帰宅しました。なので自己採点で関税法が36点取れていると分かった瞬間、側で見守ってくれていた夫と一緒に泣いて喜びました。とはいえマークミスが怖くて、合格発表で自分の番号を見つけるまでずっと不安で、官報で名前を確認してやっと合格した実感が湧いたという感じです。

長くなりましたが、これから通関士試験に挑戦される方のお役に立てばと投稿させていただきました。私自身、勉強を始めるにあたって合格された方の記事がとても参考になったので、私の体験が少しでもヒントになれば嬉しいです。みこ会に入会された方は、ぜひみこ先生に勉強計画の相談をすることをお勧めします。アドバイス通りに素直に勉強を進めることが、合格への近道だと思います。

最後に、みこ先生にはいつも的確なアドバイスをいただき本当に感謝しています。みこ会に入会していなければきっと合格していなかったでしょうし、途中で諦めていたかもしれません。

みこ会に入会して大正解でした! 

還暦目前の挑戦 〜通関士試験合格までの道のりと新たなセカンドキャリアへの決意〜

NOAH さん(2024年度合格 受験回数3回)

2024年11月12日税関ホームページでの第58回通関士試験合格発表。

通関士を目指してから2年3か月、時間は掛かりましたが、合格を手に入れることができました。勉強を応援し、支えてくれた家族、関係者の方々に感謝いたします。

合格までの勉強時間

試験勉強を始めてから合格するまでの累計1500時間位、平均すると1日一時間半くらいです。

私の場合2回不合格を喫しましたので、忘却を補うための時間も必要となり、累計では勉強に多くの時間を費やすことになりましたが、マイペースで、比較的楽な気持ちで勉強を続けることができ、結果として合格を得られたのは良かったと思います。

通関士を目指したきっかけ

現職は製造業の戦略企画部門に所属しており1988年入社より36年が経過しました。

現在の会社では、定年は60歳ですが、58歳の時点で再雇用を希望するかしないかの選択をして調書を提出、面談を受けます。私は心機一転新たな気持ちでセカンドライフを歩みだしたいこと、シニアの年限65歳に縛られずに働きたいことから社外転身を決め、会社に対して申し入れました。

転身先については、36年のキャリアの中で4年間ほど海外営業、エンジニアリングに携わったことがあり、海外とつながることに面白さを感じていたこと、その時分に学んだ貿易のしくみに興味を持っていたことから、貿易業界を狙うこととし、通関士の専門性の高い仕事に魅力を感じたことと、転職の際の強みになればとの思いから、貿易唯一の国家資格である通関士試験の合格を目指すこととしました。

基礎を作った一年目

勉強として最初に取り組んだのは「U-CANの通関士講座」、現職の会社で自己啓発として推奨され割引が適用されています。

「U-CANの通関士講座」のテキストは易しく丁寧に書いてあり、貿易に関してあまり知識を持たない私にぴったりの教材でした。

勉強は、テキストや問題集の項目、完了日を一覧にしたものを作成し、進捗を管理しながら進めましたが、現職の仕事量、自身の体調などは日々変わること、項目ごとの難易度で進捗状況も変わることから、予め計画を立てることはしませんでした。

本試験では、「実務」で準備不足がたたり、6割の合格ラインをかなり下回ってしまいました。初年度の勉強時間は400時間弱でした。

令和4年度(第56回)通関士試験 2022年10月2日(日)

通関業法 28/45点 (62%)、関税法 36/60点 (60%)、通関実務 22/45点 (49%)

その初年度にX(旧Twitter)やウェブサイトに掲載されている情報からオンライン指導会「みこ会」の存在を知り、11月上旬未だ合否発表前でしたが、試験直後に試験予備校や通信教育各社から発表される解答速報で合格点に達していないことは明らかでしたので、迷わず入会しました。

多くの問題に触れ経験値を上げた二年目

二年目はオンライン指導会「みこ会」とともにスタート。

「みこ会」に入会して間もなく11月に翔泳社の「通関士 完全攻略ガイド」(略称:ヒュー赤)プレゼントキャンペーンがあり、応募したところ当選。この“ヒュー赤”は一冊に試験範囲が凝縮されていて、目次や索引が充実していることから、辞書代わりとしてとても役に立ちました。1月には、LEC社とのタイアップキャンペーン「難関科目(通関実務)攻略パック」50%OFFがありこちらもすぐに申し込みました。

スマホ上で場所を選ばず学習できる「みこ会」の「過去問アプリ」は個々の問題に解説が付されており、法律科目を中心に勉強の定着を図ることが出来たと思います。

そして本試験を一か月後に控えた時期、模擬試験は、関税協会とLECの二つを受けました。関税協会は実務の出来が悪くE判定。LECの方は通関業法B判定、関税法C判定、実務C判定でした。正直、思ったよりも実力が伸びていないなと感じました。

そして一か月後の本試験、「実務」は再び6割を割り不合格。数字の読み違い、電卓の操作ミス、選択式問題の見落とし、さらには輸出申告問題で”Knittedとメリヤス編物及びクロセ編物を”結びつけることができなかったなど、反省点はありますが、そもそも問題を解くスピードが十分でなく、問われていることの理解があいまいなまま進め、それがミスを誘発していることが敗因でした。二年目の勉強時間はおおよそ600時間でした。

令和5年度(第57回)通関士試験 2023年10月1日(日)

通関業法 31/45点 (68%)、関税法 43/60点 (72%)、通関実務 24/45点 (53%)

問題を解くコツを掴みスピードを上げた年目

三年目は12月に勉強を再開。Trade Connect DAO「通関士試験コース」に入会しました。これは申告書の読解にフォーカスをしたコースで、みこ先生が「やさしい申告書演習」(後半には「難しい申告書演習」編も追加)と題して週一回のペースで「仕入書」に記載の物品が「品目表」のどれに当てはまるかを問題として出してくれます。「やさしい申告書演習」第64回まで、「難しい申告書演習」第5回までの演習を通して「類注」などの解釈は法律独特の書き方がされていて、読み方を知っていないと意味を正しくとらえることが出来ない(日本語と思ってなめていたら痛い目に合う)ことへの気づき得て、輸出/輸入統計品目表を読み解くスピードを上げることが出来たと思います。

また、「実務」では、申告書に加え、計算問題も重要なので、X(旧Twitter)でみこ先生が勧めていた日本関税協会の「関税ドリル」を新たに購入、勉強のレパートリーに加えました。

問題を解くスピードが遅い原因の一つは、電卓操作に慣れておらず、苦手としていたのですが、[+][-][×][÷]いずれかを2回押すことによりその前の数値が定数としてセットされるということに三年目にしてようやく気がつきました。

インボイス価格(US$)を円貨に換算する時、為替レートを定数として入れておくことで、

[インボイス価格][=]の操作だけで円貨を出すことができ、これで計算のスピードを上げ、ミスも減らすことができました。

8月にはTrade Connect DAO のオフ会が開催され、「もみじ」さん、物流ユーチューバー「イーノ」さん、貿易業界の方々、現役の通関士の方々、そして通関士試験合格を目指している方々と楽しくも貴重で思い出深い時間を過ごすことができました。

三年目の模擬試験は、関税協会とLECの模試を受けました。関税協会模試は実務の出来が思いの外悪くE判定でしたが、問題を解く上での基本中の基本である問題文中にある分類のヒント、「類注」や関税率表末尾に掲載されている「関税率表解説」に目を通すことを疎かにしていたことを反省する機会を得て、その二週間後のLECの模試では通関業法、関税法、実務すべてでB判定をとることができたのは自信になりました。

それから一か月後の本試験、三年目三度目の正直を経て合格をつかむことができました。

三年目の勉強時間はおおよそ600時間でした。

令和6年度(第58回)通関士試験 2024年10月6日(日)

通関業法 42/45点 (93%)、関税法 45/60点 (75%)、通関実務 33/45点 (73%)

振り返ってみると、合格までに遠回りをしたなと感じますが、2年8か月「通関士試験」と向き合った日々は、楽天的である私の性格もありますが、苦しみよりも新たな発見や、知識を積み上げることの楽しみ、充実感に満ちたものでした。

そうはいっても、頭が疲れてくると睡魔は容赦なく襲ってきます。いつの間にか寝落ちしているという状況を幾度となく経験したので、夜は早く寝るようにして、早朝、勤務前に学習するようにしたことで、勉強時間を確保することができました。

新たなセカンドキャリアへの決意

私は、2025年2月に還暦を迎えます。二年前から定年を節目に社外転身を目指してきましたが、いよいよ就職活動はこれから佳境に入ります。還暦を過ぎて、しかも未経験で通関業務に就くことの困難さはよく見聞きしますが、「通関士有資格者」を生かせる日が来ることを信じて就職活動を続けています。

 

合格に照準をあてて向けて突き進んだ1年

satin さん(30代 女性 2023年度合格 受験回数1回)

■概要
受験回数:1回
勉強期間:2023年2月から9月
自己採点結果:業法41/45 関税法47/60 実務39/45

■使用教材
ヒューマンアカデミー赤(勉強初期)
通信講座のテキスト(メインテキストとして使用)
みこ会コンテンツ(アプリ、課税価格決定テキスト、通則、原産地規則etc.)
ゼロからの申告書
関税協会計算問題ドリル
ヒューマンアカデミー通関実務集中対策問題集
過去問

■勉強期間の過ごし方について
 勉強を始めるにあたって、やるからには一回で合格したいという思いがあったため、情報収集しているときに知ったみこ会に頼ることに決めました。
みこ会のコンテンツは、勉強計画の立て方や使用テキストなど、初学者が知りたい情報が網羅されており、勉強開始の段階で入会しておいて良かったと思いました。
 その後、上司の勧めにより通信講座にも申し込みました。教材自体は通信講座のものを使用し、質問や勉強の進め方、重要ポイントの解説などはみこ会を全面的に活用しました。勉強の流れは以下の通りです。

(2月−4月)
 実務、関税法の勉強開始。テキストを読みつつ過去問を解き始めました。
 2月時点では、特に関税法は設問の意味すら理解できず、1年分の問題を解いて答え合わせをするのに6時間くらいかかっていたと思います。テキストも2周何とか読み終えましたが、理解できたとは到底言えないレベルでした。
 4月に入るとようやくうっすら全体像が見えてきたかな?という感触でした。過去問をやっていても問題自体の意味は大体わかるようになってきましたし、みこ会の過去問解説を読んでも意味がわかるようになっていました。全体像を大体把握できてきたため、これまではなんとなくで理解しており、よく分かっていなかった細かい部分も意識するようになりました。

(5月-6月)
 通関業法の勉強開始。
 テキスト読みと、みこ会アプリの過去問を中心に問題演習を繰り返しました。並行して実務、関税法の勉強も継続。
 この頃に体調を崩し、もがき苦しむほどの胃痛で、勉強できない日がしばらく続きました。結果的に胃痛は1ヶ月ほどして治りましたが、無理して不調が長引くと結果的に後がしんどいと思い、このできる範囲で勉強しました。通勤時と昼はみこ会アプリ、まるわかりノートなど軽めの勉強をしました。

(7月-8月)
 これまで実務メインで勉強していましたが、7月からは一旦関税法中心に移行しました。問題演習で過去問を徹底して繰り返していたため、問題演習では安定して8割程度は取れるようになりました。ある程度完成したかも、と少し気が緩みつつも、1日2時間程度の勉強は続けていました。
 8月後半から9月前半にかけて、怒涛のように模試を受けました。私の場合は、本番の予行練習と度胸試しという意味でお金、時間、体力の許す限り受けようと思い受験しました。試験慣れしている人はこんなに受ける必要はないと思います。関税協会の模試の出来は割と良く、全て7割以上取れていましたが、そのほかに受けた模試がどれも本試験よりも難解でボロボロだったため、ショックとともに緊張感を取り戻して勉強できました。
 仕事でまとまったお盆休みがなく、繁忙期だったため、体力的にきつく心身ともに追い詰められた感がありました。そんな中で、追い込むといったことは特にせず(というかできず)、これまでのペースをキープしました。
SNSや模試の結果に一喜一憂するなど焦りを感じたため、時々みこさんのポストや、リポストなどで流れてくる受験生の頑張りをチラ見しながらも、あまりSNSを見過ぎないようにしました。

(9月)
 直前期も普段と変わらない勉強を継続。
 試験で、当日の雰囲気に圧倒されて力が出せず、不合格になることもあると聞いたことがあります。私はどちらかというとそのタイプだと自覚がありました。ここまできたら、高みを目指すよりも、とにかく、いつもと変わらないことをして気持ちを整えることを優先しようと思いました。
 周囲からの応援に少なからずプレッシャーを感じました。試験を受けるのは自分自身のためだと余計なプレッシャーは跳ね除けたつもりではありましたか、やはり気持ちが不安定になりがちでした。
 試験の不安のためか、一週間ほどパニック状態で勉強が手に付かなくなりました。問題を読んでも目が滑り、何が書かれているのかわからない、頭が回らず答えがどれか分からないという状態になりました。みこさんにメッセージで泣きついたところ、これまでやってきたのだから大丈夫、リラックス!と言う旨のと返信をいただき、休むことを最優先にしたところ、落ち着きを取り戻しました。
 当日は緊張はありつつも試験直前とは打って変わって冷静に臨むことができました。出来栄えの感触も悪くなく、力を出し切れたなと感じました。
 振り返ると、自分の今の実力から合格までに何をするべきなのか、そのために今日は何を勉強するのか、と言うことだけに集中し、黙々と勉強することが大切だなと感じました。

■みこ会でよく活用したコンテンツ

  • アプリ
    通関業法はほとんどみこ会アプリを使って過去問演習を繰り返しました。
    移動中や空き時間はアプリを活用しました。
  • 勉強方法などの指針
    月に一回程度目を通し、勉強方法が変な方向にずれていないかを確認するのに役立ちました。
  • テキスト類
    課税価格決定のテキストはもちろん、申告書対策、通則や原産地規則、EPA適用順序など、合格のために抑えておくべき内容が網羅されているので、くまなくチェックしました。

■最後に
 取り止めのない受験体験記をここまで読んでくださりありがとうございました。ここ数年メンタル不調で浮き沈みがありながらでしたが、8ヶ月間走り抜けてこれたのは、無理をすることなく、しかし着実に合格のための勉強に焦点を当てて淡々と取り組んできたからだと思います。そしてそうしてこれたのは、みこさん、みこ会の支えがあったからだと強く感じています。ありがとうございました。
 初受験で合格できたのは、自分自身の努力もありますが、努力できたのは環境やタイミングに恵まれていたからに他なりません。驕ることなく、卑下することなくこれからも努力していきたいと思います。

今までで一番頑張った!自分で自分をほめたい!

かぁか さん(30代 女性 商社勤務 貿易事務担当 2023年度合格 受験回数1回)

通関士試験の受験を決めたとき、独学か、通学か、通信か悩んでネットで調べていたところ
「通関士試験みこ」のブログ記事を見つけました。
通関士試験のことについてとても詳細に書かれていてすごく参考になったのでみこ会にも入会したいと思いました。
みこ会の会員限定記事の試験攻略法や問題解説もとてもすばらしく穴が開くほどたくさん読みました。
独学も考えましたが、勉強は苦手で自信もない。。一発で合格したいのでLECの通信講座を受講することにしました。

【勉強時間】
12月にみこ会とLECに入会したものの、本格的に勉強を始めたのは3月でした。
勉強時間は、平日は朝早く起きて1時間、お昼休憩中に1時間、通勤時間に勉強していました。
夜は直前期にはしていましたが、それまではできる時にしかしていませんでした。仕事が終わって疲れてからの勉強は集中できなかったので早めに寝て朝の勉強を優先させていました。平日の方がルーティンが出来ているので勉強時間が確保しやすかったです。
休みの日は、家だとのんびりしてしまうので図書館や自習室に行って勉強していました。買い物に行ったり、旅行に行ったりもしていましたが、その日にやることを1週間単位でスケジュール管理をし、それだけは絶対に勉強すると決めていたので、旅行のときもそれは継続していました。その日のタスクがすべて終わらなくても1週間の間ですべてのタスクが終われば良いと余白は取るようにしていました。毎日少しでもいいの継続して勉強すること、座ってだけではなくどこででもながら勉強できることが重要だと感じました。

【使用教材】
・LEC 通関士 初学者コース
テキストや問題集などはLECの教材だけでも十分だと思います。講義もわかりやすいです。貨物分類講座、直前総まとめ講座は特にオススメ。
・日本関税協会 計算問題ドリル
計算問題はできるだけたくさんの問題を解きたかったので追加しました。
・どこでもできる通関士選択式徹底対策
「語群選択式問題」の対策用に使用しました。
語群対策だけに留まらず、すばらしいテキストです。
・みこ会 課税価格の決定
試験において重要であり、理解も難しい分野ですが、とにかくわかりやすい言葉で書かれているので初めから理解できますし、問題を解き始めてからも曖昧な部分は読み返したり本当にお世話になったテキストです。
・本試験の過去問
過去問を解く時間がとれずあまり使用できませんでしたが、申告書問題だけは10年分解きました。

【関税法、通関業法】
暗記が苦手なのでどのように勉強を進めたら良いかもわからず、効率的な勉強方法を色々調べていた時に「大量記憶法」に出会いました。
「大量記憶法」については興味のある方は本が発売されているのでチェックしてみてください。
YouTubeでも詳しく説明があります。

LECの動画をすべて見た後は、過去問題集を大量記憶法にそって進めていきました。
大量記憶法は、問題を何度も繰り返し解いていくので記憶を定着していくのに効率的だったと思います。ただ、どんどんボリュームが増えていくのでそれだけに集中して勉強してしまい通関実務の、勉強が全然できていなかったのが大失敗でした。通関実務の勉強も併用して進めれるように早めに始めてスケジュールを組めたらもっと良かったと思います。

過去問題集はすべてスキャンしてiPadに取り込み「GoodNotes」というアプリで書き込みしていました。「イルカの暗記シート」という赤シート機能のあるアプリを使って答えを隠しながら移動中はスマホでそれ以外はiPadでと同期して勉強できたのでとても便利でした。

大量記憶法で過去問題集を終えた後は、本試験の過去問を解いてみたのですが語群選択の正答率がとても低いのが課題でした。語群選択式は配点も高く、ここだけで25点もあるので「どこでもできる通関士」で対策を始めることにしました。
答えを見ながら夜寝る前に声に出して音読→朝起きて前日読んだ部分を答えを見ずに紙に答えを書く→通勤時間に間違えたところを再度インプットを繰り返し行いました。これがとても効果的で、今まで問題だけを解いていただけだったので、ここでしっかり理解することで点と点がつながった感覚がありました。

【通関実務】
みこ会の記事や合格体験記でも早く勉強を始めた方が良いとのことだったのでLECの貨物分類講座から勉強を始めました。自分なりに表にまとめ、貨物分類の音声を通勤中など表を見ながら聞いていました。申告書と計算問題は、LECは5月頃から受講が開始されるのですが基礎力実務対策講座という準備講座が受講できたので早くから勉強を始めることができました。しかし、関税法、通関業法の勉強を始めてからは手一杯になり結局模試前に急いで本講座を再開することになってしまいました。。
私は、原産地規則は勉強時間を作ることができなかったので途中からきっぱり捨てました。
やはり、通関実務は早くから始めた方が絶対に良いです。他の勉強と併用して少しずつでも、長く勉強していればよかったと痛感しました。

【模試】
関税協会(会場)、LEC(会場)、マウンハーフジャパン(在宅)を受けました。
受験場所によっても変わるかもしれませんが、関税協会の模試が通関士試験に1番近い雰囲気をつかめると思います。
模試を受けて、通関実務の勉強不足が明らかだったのと通関業法、通関実務の時間が足りないということがわかりました。
あまり本試験の過去問を試験の時間通りに解くということができていなかったので休みの日を使って対策してればよかったと思いました。

【直前期】
模試の後は、申告書問題と計算問題を第一優先にしてLECの問題集と過去問を解いていました。
計算問題は関税協会の計算問題ドリルも使用していました。
朝はどこでも通関士、昼は計算問題、夜は申告書と毎日満遍なく勉強するようにしていました。

試験前の1週間はLECの「直前総まとめ講座」のテキストに合わせて再度復習しました。模試で解けなかった部分、今まで何度も間違えていた部分、理解が曖昧な部分など丁寧に見直しして自分なりにテキストに追記したりしていくと頭の中が整理されてとてもよかったです。模試の講評は、重要な部分を色々な先生方の視点でまとめられていてそこは絶対覚えておこうと参考にできたので1社より何社かの模試を受けたほうが良いかなと思いました。最後の1週間での勉強は私にとって本当に効果的で模試は受けて終わりではなく、復習が特に重要!と言われているのがよくわかりました。

【最後に】
模試の結果はE判定で、今年の合格は難しいだろうと思っていました。ここまで頑張ったし最後まで諦めずに勉強して、来年また頑張ればいい!と気負わず出来たのもよかったのかもしれません。
本試験が終わった後も、出来たという自信はなく自己採点して初めてもしかして受かってる?という感じでした。合格発表の日までは安心することができませんでしたが無事合格することができました。
私も合格体験記を読んでたくさん参考にさせてもらいました。色々反省点も多かったですが、そこも含めてみなさんの参考になれば幸いです。

貿易業界未経験主婦の知識0から合格までの7ヶ月

KIKO さん(主婦 2歳児子育て中 2023年度合格 受験回数1回)


【受験理由】
元アパレル販売員で妊娠、出産を機に退職後、息子の幼稚園入園を機に再就職したいと考える様になりました。興味のあった分野の業界を調べ、情報収集の為、2023年2月にXで募集のあった「貿易業界転職のリアル(ZOOM)」に参加させて頂きました。自分と同じ様な状況下で転職した方がいるかを訊ね、「通関士資格が入場券と言って、合格して就職した主婦の方がいらっしゃいます」と返答をいただき、「私もその後に続こう」と一歩を踏み出しました。
3月みこ会へ入会し、その日から試験当日まで勉強を続けました。

【勉強期間】
3月3日(入会時)~試験当日まで
合計 約7ヶ月(1週間ほど体調不良でお休み)

【1日あたりの勉強時間】
平日 30分~2時間
土日祝 3時間~5時間
(※ワンオペの日や体調不良、帰省時などは5分~10分の時もありました)

【勉強会参加】
夏休み30時間チャレンジ 30時間達成
9月3連休15時間チャレンジ 14時間で未達
ZOOM開催の過去問会(2回分)

【試験結果】
通関業法 36/45 (80%)
関税法 36/60 (60%)
通関実務 38/45 (84%)

【使用教材と使い方】
使用頻度★★★★★
◯みこ会テキスト「課税価格の決定(原則編)」
みこ先生の「受験生がミスしやすいポイント」にマーカーを引いてわかりやすくしておき、同じ箇所でミスした際は考え方を改めるのにとても役立ちました。また、過去問索引がとても便利でした。答えは全てこのテキストに載っていましたので、試験当日まで私のお守りでした。

◯みこ会アプリ
隙間時間、授乳時間=アプリ時間でした。

◯通関士完全攻略ガイド ヒューマンアカデミー(ヒュー赤)
覚えきれない箇所は紙に書いて壁に貼って家を辞書化していました。

使用頻度★★★★☆
◯計算問題ドリル 日本関税協会
8月末から使い始めたため、みこ先生に相談後、レベル3までを試験当日まで毎日解きました。

使用頻度★★★☆☆
◯2023年通関実務対策講座 <貨物分類編> LEC東京リーガルマインド
8月から家事をしながら耳学、伊藤先生が繰り返し伝えてくださる重要ポイントは机上で確認しました。

◯どこでもできる通関士 選択式徹底対策 片山立志著
サイズが小さいので持ち運んで外出時に使用しました。

使用頻度★★☆☆☆
◯通関士 過去問題集 ヒューマンアカデミー(ヒュー青)
問題集は過去問をメインに解き、間違った箇所と同じ分野だけヒュー青でも解いていました。

【7ヶ月の勉強スケジュール】
まずはみこ先生の「学習の指針」を読み、初期計画(長期)に則って計画を立てました。
※初期計画(長期)のスケジュールに1月分足りなかったので、6月末に帳尻が合う様に計画しました。

<ルール:月初に目標を立て、半月で進捗を追い修正をかけること>
3月…みこ会入会 ヒュー赤(関税定率法)+みこ会テキスト(課税価格の決定)+第56回実務過去問
4月…実務過去問(過去3年分)+ヒュー赤関税法
5月…実務過去問(過去10年分) 繊維問題に気をつける+関税法テキストと関税法過去問
6月…実務過去問(間違い箇所)+関税法中心+業法スタート
7月…7月半ばの過去問得点率→業法50% 税法50% 実務50%~70%
過去問で失点する箇所を中心に全範囲復習
8月…模試2回共E判定→申告書中心に苦手箇所を学習 LEC貨物分類スタート TCD入会
9月…体調管理強化(睡眠時間確保、朝勉中心) 、人付き合いを制限、法改正チェック
去年の模試を取り寄せ、苦手に注意しながら3回目の模試→その後毎日、実務+業法or税法

【通関業法・関税法 やって良かった勉強法】
①条文の言葉遣いに気をつける
例:語群選択で「通関業務」or「通関業」or「通関」なのか、「直ちに」or「遅滞なく」なのかなど、紛らわしい箇所は何度も復習しました。

②言葉や制度が似ている(と感じる)分野の比較検討
例:通関業務と関連業務
通関業者と通関士の欠格事由
特定輸出者と特例輸入者
輸入許可前引取と特例申告貨物
輸出してはならない貨物と輸入してはならない貨物など・・・

③音読学習
法定納期限と納期限、課税物件確定時期と適用法令など、
読んで覚えられない箇所は音読しておくと、記憶の定着に役立ちました。

【通関実務(特に申告書について) やって良かった勉強法】
①TCD通関士試験コース内でみこ先生オリジナルの「やさしい申告書演習」を解くこと。
⇨なぜいつも正しく分類できないのか、が紐解けます。オススメです!
②貨物分類における「その他のもの」への分類が出来るようにしておくこと。
③部、類、節、項、号の役割を理解すること。
④類注において、必要な情報の取捨選択方法を明確にしておくこと。

【後悔した事】
①関税法の減免税、戻し税について勉強時間を他の分野と同じ様に十分に割かなかったこと。
関税法の本試験が難しく、試験途中で諦めそうになりました。

②通関実務<申告書>のケアレスミスリストを作ること。
練習で間違えた箇所は、本番でも間違えました。
私は少額貨物の有税、無税の確認を忘れてしまい、試験時間残り3分まで気づかず、危うく失点するところでした。「こんな初歩的なミスは、本試験ではしないだろう」という甘い考えがあったのだろうと思います。ミス傾向をまとめたリストを作って本番前に意識に叩き込んでおけば良かったです。

【総括】
E判定の模試結果を受けた8月末から本試験までの約1月がまさに天王山だった様に思います。
弱点を炙り出し、みこ先生の過去問解説をもう一度丁寧に読み直しました。もう何度も繰り返し読んでいたはずなのに、「あぁ、ただ読んでいただけで、理解しようと努力していなかった。」という箇所が次々に出てきました。試験3日前に申告書の貨物分類が苦手な理由が分かったことは、大きな自信となりました。通関実務の試験中、残り3分でケアレスミスを見つけ、周りが鉛筆をおき、試験終了の合図を待つ中、焦りつつも貪欲に得点することが出来たのは、逃げずに勉強を続けてきた結果だと実感しました。みこ先生、TCD、Xの皆さんには勉強の為のモチベーションを毎日頂きました。この経験を次に目標としている転職への糧にしていきたいと思います。多くの支えをありがとうございました。これから試験に向けて受験勉強に励む皆さんを応援しています。

自分に合う勉強方法を見つけて合格❀

桜抹茶 さん(27歳女性 職歴:空港勤務→専門商社で営業アシスタント(2年)→現職異業界内勤営業 2023年度合格 受験回数2回)


1年目(56回)→独学(会社提携のTAC通信教育のみ)
関税法のみ30点で不合格 
2年目(57回)→みこ会加入
※得点率は後述

*勉強時間
1年目 125時間(2022年4月〜9月)
2年目 400時間(2022年12月〜2023年9月)

*本試験 自己採点点数
通関業法 40/45 (88.8%)
関税法等 42/60 (70.0%)
通関実務 37/45 (82.2%)

*LEC模試(2023) 点数
通関業法 29/45 (64.4%)
関税法等 28/60 (46.6%)
通勤実務 13/45 (28.8%)
→これで偏差値49.9という中央値ど真ん中点数でした。

*受験のきっかけ
私は転職活動の中で通関士試験の存在を知り、受験を決めました。

元々貿易事務のお仕事がしたく、貿易事務特化の派遣会社に登録し、前職の専門商社で働いておりました。
(派遣元が国内営業事務メインのお仕事を紹介してきた結果、断りきれず従業…笑)
が、コロナ禍で派遣切りに遭い、転職活動をすることに。

転職活動の中で現職の他に、もう1社最終選考まで残った企業があり、その会社の求める人材が「通関士資格保持者」でした。
最終選考に残った方は私を含め、通関士資格保持者は居なかったのですが、実務経験の差からご縁が得られず悔しい思いをしたのがきっかけで、通関士試験を受けることに決めました。

*失敗した勉強方法

まず、個人的に失敗したなぁと思う勉強方法をお伝えします。
みこ会の記事にも記載ありますが、私は独学時代に1番遠回りな「まとめノート作り」をしてしまってました。
今となっては、本当に効率が悪いと思います😇
苦手なところや似通ったところは、自分の頭の中の整理も含めてまとめるのはアリだと思います。
ただ私は時間をかけて作ったノートも、結局同じページばかり見ていて、案外「全部を見る」という機会は少なかったです。

※例えば私がよく見ていたのは関税法の「法定納期限と納期限」や「郵便物の通関」「課税物件の確定時期・適用法令・納税義務者」などでした。

ここからはリベンジに向けた57回試験の勉強方法です↓↓

*勉強時間の抽出方法とモチベ管理

まず勉強を始めて1ヶ月くらい経ったところで、まず自分の勉強スタイルの自己分析を行いました。

私は、勉強においては
・「取り組むまでのエンジンがかかるのが遅い。けど始めると長い」
・「長時間を短期間」行うよりも「短時間を長期間」行う方がハードルが低い
タイプです。

仕事に関しては、フル出社であるものの、通勤時間が短いので朝はゆっくりできる。けど繁忙期が読めず残業になると夜は勉強サボりがち。

このことから、年明けからは朝活スタイルで勉強することが多くなりました。
休みの日はYouTubeのポモロード動画を使って、休憩を挟みながら、比較的長時間やっていました。

リベンジだったのと、最初から飛ばしすぎるとガス欠になると思い、3月くらいまでは1週間で7時間勉強できればOK。
4月くらいからは1週間で10時間する。
模試を控えた7月後半〜8月は1週間で15時間勉強する。と徐々に勉強時間を増やしていきました。

週でカウントするのは、飲み会や突発の残業などでできなかった日の罪悪感を低減させるためです。

長期間勉強するからこそ、モチベ管理は大事だと思ったので、
①勉強できない日に自分を責めすぎない。
②勉強した時間を棒グラフと数値で見える化
(私はStudyplusというアプリで管理しました)
③合格したら勉強時間x100円分のご褒美を買っていい
④SNSで同じ資格を受ける方たちと交流
(現職が異業種なので孤独な勉強が辛くて…🥲)
などで、私はやる気を出していました。

*みこ会入会のきっかけ

みこ会に入ったのはアプリを使いたかったのと、SNSで話題になっていて、「独学のサポートもしてもらえそうで安心が買えそう」と思ったからです。
56回の後半で存在は知っていたので、56回の自己採点で落ちたのが分かってすぐ申し込みました。

*勉強への取り組み方

「全科目」

通関士に関係なく、どんな勉強でも「どこまで理解できてて、どこが分かってないか」を把握するのが大事だと考えているので、私は問題解いてる時間よりも解説を読む時間やテキストを読む時間が圧倒的に長かったと思います。

ただ、最初からこの「理解できてないところ全部潰す」という勢いでやると、「できない自分」がフォーカスされすぎて割とメンタルにはきます笑

もし仮にまた通関士試験受ける、ってなったら、得意なところから取り組んで、まずは勉強習慣を身に着けて自信に変えていく方が、気が楽だったかな、と私は思います😌

「業法、関税法等」

問題解いて「?」となった部分は、必ずテキストのどこに書いてあるのか確認してました。
基本的に選択肢5つ全部を、○×問題の一問一答のつもりで取り組みます。
消去法で答えを選択するやり方は避けて、一つ一つ×の根拠が自分で答えられるまで行いました。
これをヒュー青で6月くらいまで、ただただひたすらやっていたと思います。

ただ、徹底的にやりすぎて、特に関税法については問題演習にかなーーーり時間がかかっていました笑

後述しますが、難易度高めのヒュー青を使っていたから、というのもあります。
しかし、これに慣れていたので、過去問解いた時に凄く楽に感じました。

6月〜7月位からは、みこ会アプリに完全移行して、模試後は模試の復習と苦手分野に時間を充てました。

普通に勉強初期はテキスト(教科書)×みこ会アプリ(過去問演習)で分野別に潰していくほうが、着実性があるのかなぁと今更ながら思います。

通関士試験って範囲が広いからこそ、早く全部履修しなきゃと焦ってしまって。
でも得意なところや理解しやすい分野もあると思いますし、そこから潰していっても遅くなかったなぁと。

「通関実務」

私は商業高校出身で、実務で出てくる難易度の計算に関しては特に難しさを感じていませんでした。
ただ、加算税など掛け率が決まっているものや延滞税の起算日などは暗記になるので、とにかく「忘れない!定着化!」のために定期的にドリル形式で過去問を解いていました。

申告書に関しても、分類がどうしてその類・項になるのかはみこ会の解説を読んで、根拠を理解するようにしてました。

貨物分類は捨て問にしていたのですが、トイレにお手製の一覧表を張って、覚えられそうなところは、覚えるようにしてました。

*模試について
私はLEC模試のみ、自宅受験で受けました。
(地方在住なので、会場受験はできず。)
当初は、模試を受ける予定はありませんでした笑
みこ会タイアップでたまたまLEC模試が安く受けられる、となったので、まぁ初見問題の慣れと時間配分の確認になれば。くらいの気持ちで受けました。

結果的にLEC模試の結果がボロボロで、直前期の苦手対策やモチベーションになったので、本当に受けて正解でした。
申告書の並べ替え問題の引っ掛けも、LEC模試を受けていなかったら本試験で引っ掛かってました。
なんなら、LEC模試を解いてるときは「これなら受かりそう。分かるし大丈夫。」と自信にしていたくらいです笑
それでも結果が伴わなかった事が焦りに繋がって、直前期に焚き付けられたので、何かしら1個は受けても損無いかな、と思います😌

*使用教材

・通信教育 TAC教材
教科書として使用。
※2022年(56回)に向けた教材をそのまま使いました。

・みこ会 アプリ
通関業法と関税法等の過去問総復習
→ヒュー青やる前にこっちやるべきだったなぁと今は思います笑
回数はバラつきがありましたが、正答率90%超えるまでやってました。

・ゼロからの申告書
通関実務(申告書)の集中対策
→内容が本試験より難しめなので、あくまで按分の計算慣れの演習と、HSコード採番の練習として2周取り組みました。

・ヒュー青
全体的に難易度高めに感じました。
※2022年に買ったものをそのまま使用。

勉強初期の頃は
問題解く→答え合わせ→解説読む→テキスト立ち返り(ノートに転記)
とやっていたので、1問に対して20〜30分かかる始末…😇

今となっては業法と実務だけやる、でもいいかなって思います。
特に実務の計算問題は8〜10周くらいして、消費税や延滞税の計算方法の定着のために使用しました。

業法は56回受験時に、こちらを1周解いただけで合格点に届いたので、みこ回アプリをやった上で余力があれば手を出しても良いのかな、と。

・過去問
業法・関税法等→ほとんどみこ会アプリを活用。
実務→50〜56回を重点的に周回。計算問題に関してだけは45回から3周くらいしました。

*これから受験をされる方へ
とにかく自分の知らないことや苦手と向き合う必要があるので、私のように異業種だと、勉強初期は特に辛いかもしれません。

実際私も独学1年目は、残業も多い状況で、SNSもやっておらずとても辛かったです。
独身で、転勤で赴任した街に住んでいて、「家族や友達とリフレッシュ」というのも中々できず…。

2年目で踏ん張れたのは、1年目と違いSNSで一緒に頑張る仲間を見つけられたことと、「友達も家族もいないからこそ、時間が沢山あって勉強に集中できる」という環境を無駄にしたくないな、という気持ちからでした。

勉強のきっかけは人それぞれだと思いますし、合格だけが全てじゃないですが、今はやりきってよかったなって思います。

通関士試験の勉強を通じて色んな方と交流が持てましたし、何かを頑張る人の発信や勉強報告を見てると、とてもいい刺激を受けました!

正直、SNSを見ているとたまに自分の未熟さに嫌気が差すときもあります…笑
でも、「できてない時はみんなSNSにあげない」ので、自分のペースで良いからとにかく続けてみる、のも大事です。

通関士試験は点数式の絶対評価なので、マイペースででも正しい努力をすれば確実に合格できると思います。

長くなってしまいましたが、
これから受験される方を、心から応援しています。

遠回りして掴み取った通関士合格

あーちゃん さん(30代後半、子供2人(小学校2年生、年少) 2023年度合格 受験回数5回)

学生時代にたまたま隣のクラスでやっていた通関士講座に参加する機会があり、「通関士」という仕事、資格の存在を知りました。その年初めて受験をしましたが、当時は友達との時間を優先してしまい、通関士の資格を取りたい!という気持ちも薄かったので、案の定の不合格でした。

ここから長い通関士試験との闘いが始まります。。。

それからは、やはり資格を取得したいなと再挑戦するも、勉強以外の時間を優先したり途中で諦めたり、自分を乗り越えることができないままでした。

それでも貿易の世界の事を知ることはすごく楽しくて、この業界に携わりたいと思い貿易事務の仕事に就きました。その後結婚し、子供が産まれ、何とか縁あって憧れの通関業者に就職することができました。しかし半年ほどで主人の転勤で家族で引っ越すことになり、泣く泣く通関業者を退職。しばらくは主婦業に専念することになり、この間に通関士の資格を取って、転勤から戻ったらまた貿易業界に戻るんだ!と決心しました。

ここから初めてしっかりと勉強を始めることになります。

最初の年(2020 年)は通信講座のフォーサイトを利用しました。この頃、第二子を出産していたので出産翌日もすやすや眠る新生児の隣でテキストを読んでいました。抱っこしながらDVDを見たり、お昼寝の合間に問題を解く等時間を捻出して試験に挑みましたが業法のみ合格点で実務はボロボロでした。

二年目(2021)、主人の転勤の任期が終わり、また元住んでた地域へ戻ることができました。

この年も諦めずに受験を決め、個別で指導をされてる先生の講座へ参加しました。

ここで法律の読み方、問題はどの場面のことを指しているのかを読み取ること等細かくご指導いただき、初めて深く勉強することができました。

しかし私の力が及ばず、業法・実務は取れたものの、関税法を落としてしまい不合格でした。

三年目(2022)、もうあまりお金をかけることはできないと思いこの年は独学で挑みました。

前回税法を落としたので、税法を重点的にしすぎてしまい、実務の時間を十分に取ることができず、この年は実務を落としてしまいました。。。

この年もみこ会には入会していたのですが、直接ご連絡することはなく、ちらちら覗いてるという感じでした。

三年連続の不合格で、勉強のやり方もわからなくなり、もう自分には合格は無理なのかもしれない。。。家族に協力してもらっていたのでこれ以上迷惑はかけられないと一度は諦めました。

貿易とは全く掛け離れた場所で仕事をし、もうこの場所で頑張るしかないか。他の人にはできても、私には通関士は取れないんだ、諦めないと。と自分に言い聞かせていました。

何ヶ月間か通関士の勉強から離れていましたが、やはりここまでコツコツ勉強してきてせっかく身につけた知識と努力を無駄にしたくないし、これまでの家族の思いも無駄にしたくない。家族会議をして自分の思いを伝え、もう一年だけ、チャンスを貰うことができました。この年で、受かってもダメでも最後にすることを決めました。

四年目(2023年)、やはり独学で、これまで使っていたテキスト、問題集の新しい年のものを購入し勉強をスタートさせ、みこ会にも再度入会しました。4月頃でした。

また業法のテキストの1ページ目からスタートし、勉強してきた知識を取り戻す作業からはじめました。7月まで、過去問を通して一つ一つ間違えたところを繰り返していましたが、なんとなく解けているものの、あやふやな箇所も多く、同じところばかり間違える。どのように勉強を進めればいいのか分からなくなり次第に焦りも出はじめました。

そこでみこ先生に連絡をしてみることにしました。勉強の進め方なんて聞いてもいいのかと少し躊躇しましたが、これまで様々な会員さんを見てきたみこ先生なら的確なアドバイスをいただけるのではと思い、思いきって連絡を取りました。

すぐに返信があり、これまでの受験の点数等をお伝えし、「長年勉強していてもあと少しで合格に辿り着けない受験者に多いのは進め方に問題があるのかも。よかったら毎日でなくてもいいのでその日にやった勉強内容を報告いただければ修正できるかも」とありがたすぎる提案をいただきました!

そこからほぼ毎日、週に1回か、2、3日に1回纏めたりもありましたがみこ先生に勉強内容の報告をしました。

「一つずつとにかく基礎を固めることが第一!焦りは禁物。自信を持つこと!」と励ましの言葉をいただき、少し落ち着きを取り戻しました。。。

5月には派遣ですが職場を変え、物流会社で勤務していたので、新しい環境に慣れること、新しい知識も入れていく事+毎日の家事育児、勉強と毎日目まぐるしく過ぎていきました。

毎日朝早く起きて勉強時間を捻出し、お昼休憩時間は一人でお弁当を食べながらテキストを読む、問題を解く、トイレでもみこ会アプリで問題を解く、をひたすら毎日続けていました。

実務においては2016〜2022年の過去問を繰り返し繰り返し解く!ゼロ申や計算ドリルも持っていましたが、やらないといけない事を増やすと焦りも増えるので過去問に集中しました。

しかし模擬試験で思ったより点数が伸びず、これで大丈夫かと不安になりみこ先生に相談しました。

「大丈夫です、間に合います。焦らずいきましょう。私がついてます」

みこ先生からの心強いお言葉でいつも不安が一気に吹き飛びます。

まさに2人3脚で進めているような、絶対的なメンターがいてくださる安心感。本当に心強かったです!

最後の1ヶ月の土日には家族に協力してもらって子供達を見ててもらい一日中勉強しました。

子供達、特に上の子は、長年私が勉強しているのをずっと見てきているので「通関士」の事も覚え、「かーちゃん、今年は絶対合格だね!」と応援してくれていました。

最後の1〜2週間ぐらいで直近の過去問を通しで解き、以前に比べ正解率もスピードもあがり、少しずつ固まってきた気がしてました。

本番前日はみこ先生のアドバイス通りゆったり過ごして早めに寝ました。

本番当日はだいぶ緊張していましたが、問題をしっかり読み取ることに集中し、あっという間に一日が終わりました。

やっと終わったーーーーーー!!!

うまくいったかどうかはもう分かりませんでしたがとにかく試験を無事に終え、一気に力が抜けました。

その後解答速報で自己採点をし、初めて全教科6割を超えることができ、思わず涙が出ました。合格発表の日までは分からないので安心できませんでしたが、合格発表の日、自分の受験番号をみつけることができて本当に本当にホッとしました。

しっかり官報で自分の名前を確認し、合格証書を受け取ってから上司に報告しました。

受験することも伝えていなかったのですごく驚かれ、「素晴らしい!!!」とお褒めの言葉をいただき、すぐにその上の上司にも報告がいき、いろんな方からおめでとう!!とお声掛けいただきました。

長い長い道のりでしたが、夢だった「通関士」の資格を取ることができました。

自分には無理なのかも。。と思うことも何度もありましたが、諦めずに続けてきて良かったと心から思いました。

どんなに小さな質問でも、見放さずに丁寧にお答えくださり、みこ先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ここからが自分にとってまたスタート地点だと思うので、これからもいろんなことに挑戦し、まだまだ成長していきたいと思っています。

私に自信を与えてくださったみこ先生、本当にありがとうございました!!!

自分のペースで、頑張って良かった。

kj さん(30代女性 輸入事務 2023年度合格 受験回数1回)


【受験と入会のきっかけ】
2022年4月に参加した派遣会社の「通関士試験ガイダンス」で試験の概要を聞き、勉強すれば自分も受かるチャンスがあるかもしれない!と受験を検討するようになりました。
その後、試験について調べるうちに「みこ会」のWebサイトとTwitterにたどり着き、10月末に入会しました。
本格的に学習を始めたのは2023年1月からです。

【利用した通信講座・模試】
・マウンハーフジャパン 2023年度通関士絶対合格通信講座 ゴールドコース
・みこ会
・日本関税協会 模試
・LEC東京リーガルマインド 模試
・マウンハーフジャパン 模試(郵送はせず自己採点のみ)

【自分に合っていた勉強方法】
・みこ会過去問アプリ
勉強開始時期から試験直前まで、隙間時間はとにかく過去問アプリを活用しました。
本を読むのが苦手なので、勉強開始時期はまず分厚いテキストを読み切れるかが不安でしたが、テキストを読み進める前からアプリで過去問を見ていたことでテキストも読みやすく感じられました。
過去問アプリは解答だけでなく解説も読むことができるので隙間時間でもしっかり学習できました。

・5月に受験した「通関ビジネス実務検定C級」
MHJの通信講座特典を利用して受験しました。通関士試験と同じ範囲から出る問題が多く、より基礎的な内容です。通関士試験範囲外の問題もありましたが、勉強するのにそこまで時間はかからなかったと思います。
この検定の受験と合格による精神的な影響も大きかったように感じています。5月までにはこの検定に合格できるくらいの力は身に着けておかなければならないというプレッシャーをかけられたことと、合格してからは、今年はこの検定に合格できて一つ目標達成したからもし通関士試験がダメでもまぁそれはそれ・・・と思うことで、自分にかけるストレスを少し軽減できた気がします。
※講座の特典内容は変更している可能性があるのでご注意ください。

・マークシート
みこ会に入会するとダウンロードできるマークシート用紙は何枚も印刷して、過去問を通しで解く際に使用しました。
マークミスを事前に経験しておくことで、本番は落ち着いて回答できました。

・最終確認ノート
まとめノートは作りませんでしたが、頻出なのになかなか覚えられなかったことや、不安な箇所だけを試験直前期にノートに書き出して、当日の試験直前まで確認しました。直前にノートで確認した箇所が出題されたので、最後まで諦めない気持ちが本当に大事だと思いました。

【最後に】
約9ヵ月間、勉強しなきゃという焦りと、勉強時間がなかなか取れないもどかしさ、勉強を始めても集中力が続かない自分の甘さにモヤモヤしたりと、常に気持ちが落ち着かなかった気がします。目標としていた一発合格がかなって、自分に少し自信が持てるようになりました。今までだらだら過ごしていた週末が貴重な勉強時間になることを体験したので、週末の時間の使い方も有意義になったと思います。
また次の目標に向かって頑張ります!

X(Twitter)は見る専門でしたが、「通関士」というワードで検索して、勉強されている皆さんのツイートからたくさん学んで、たくさん励まされました。ツイートを拝見していた皆さんの合格報告、とっても嬉しかったです!

私も、みこ会で合格できました!みこ先生、ありがとうございました!

最大の敵は自分の怠け心 ~受験勉強の記録~

のどか さん(50代 女性 メーカー勤務 2023年度合格 受験回数2回)

【受験について】

弊社には貿易専門の部署がなく慣例に従って輸出手配をしているため、専門知識を身につけたいと貿易実務C級→B級を取得。次はA級か通関士かで迷い、英語が苦手なので通関士試験を受験することにしました。

【使用教材】

「みこ会」2022年入会:テキストや記事が口語に近い文章で頭にすっと入ります。課税価格のテキストは加算、非加算の理由もきちんと説明されていて、これを理解しないと実務はかなり厳しいのに市販のテキストでここまでわかりやすいものはありません。過去問解説や参考書の難問解説も、現在の法令に即した丁寧な内容です。アプリをほぼ使用しないため1年目のみの入会でしたが、みこ先生がXで作ってくれた受験生の輪は最後まで心の拠り所でした。

「フォーサイト」2022年:初学者にも親しみやすいカラフルな教材は良くも悪くも必要なことだけが書かれており、初見で理解できず調べることもまた学びとなります。2年目にはテキストの良さを実感でき何度も読み返しました。WEB講義はテキストの冒頭を読み上げ、ノッてきたところで「後は読んでおいてください」となるので続きは自分で読まざるを得ません。問題集は過去問を項目別にまとめてあり苦手分野を集中的に勉強できます。定期配信のメルマガも受験生の心境に沿っていて励まされました。 ※ハローワークの教育訓練給付金の対象です

「LEC 難関攻略パック」2022年WEB受講:貨物分類と直前まとめ講座、模試のみをやりました。PowerUp講座は難しいと評判だったので、混乱しそうで敢えて放置。伊藤先生の講義はテキストだけでは学べない重要なポイントが細かく解説され、何度も念を押してくださいます。音声をDLできるので2年目も車中や家事をやりながら聞いていました。貨物分類と直前総まとめ講座だけでも受講をお勧めします。年に何回かみこ会でタイアップ企画があります。

「通関士試験合格ハンドブック」2022年版:必要な内容が1冊に網羅されています。2年目にじっくり再読したところ、図解が多く解説が丁寧でとても分かりやすかったです。章末問題は理解の深耕に役立ちましたが、巻末の模試は難しすぎると感じました。マウンハーフの通関士通信講座メルマガ(無料)の〇×式問題と片山先生の解説は復習と知識の整理ができました。

「計算問題ドリル」2021年版:税額計算と課税価格計算の2部構成です。このドリルのおかげで試験の計算問題にも抵抗なく取り組めました。課税価格のレベル4と5はやりませんでしたがほかは3~5周して基礎を固めました。必須の教材です。

「過去問」5年分:2年で4周しました。問題と回答用紙はみこ会で、回答一覧は通関士ポータル(現在非公開)でDLし、コンビニで印刷しました。本試験で出るのはこのレベルだと念頭に置いて取り組みました。問題用紙には青のフリクションペンで本番同様に書き込みして解き、ヘアアイロンで消して使っていました。アイロンが熱すぎると熱でトナーが溶けるので要注意です。

間違えた問題は、問題文で何を言っているか理解するためにそのままノートに書き写し、ひっかけポイントや正しい回答を覚えるため赤ペンやマーカーでメモ書きし学習しました。2年目はみこ会に入っていなかったので、解説は過去問.comで確認しました。

「模試」

1年目/LEC、フォーサイト:受験会場の雰囲気を知るためにLECは会場で受験しました。内容は鬼のように難しく、魂が抜けました。しかし他の受験生がいる空気感、試験時の時間配分、休憩時の過ごし方など、体験しておいてよかったです。フォーサイトの方は自宅で受けましたが本試験と同じくらいか少し易しい内容でした。

2年目/LEC:昨年同様に会場の雰囲気に慣れるために受験しました。

【勉強について】

私の場合、休日は気持ちがだらけてしまいなかなか勉強モードにならず、結局夕方まで手を付けないか全くやらないことも度々ありました。かえって平日の夜に仕事モードのまま勉強するほうがはかどったので、帰宅すると作り置きの夕食をさっと食べて勉強し、一区切りついたら食器を洗い、寝る準備をしてから再び勉強、入浴して自由時間を過ごし就寝という流れを習慣化できるよう目指しました。自由時間は主にスマホを触っていてXもこの時に見ていました。通常、就寝が深夜1時~2時なので朝活は全くしませんでした。

金曜日は勉強せずに平日にやりきれない家事に専念しました。掃除、洗濯、ゴミ捨て、来週5日分の服のセット、夕食やお弁当のおかずの作り置きなどです。

【勉強方法】

(業法・関税法)

1年目/フォーサイトでは勉強のスケジュールが決まっていましたが、やる気があるうちに1科目でも終わらせたくて業法から始めました。

関税法等は条文が読みにくく、最初は「当該→その」「に係る→の」「および→と」「~の時に属する→した」「において→で」など自分が理解できるよう訳して読みました。また、輸出入や法律で微妙に違うものなどはテキストにそれぞれ相手方の該当ページと「輸出は〇〇」などと違いをメモしていました。

単純な暗記項目は単語帳を作って覚えました。しかし細かい違いや流れを理解できておらず、選択や択一は別の問題をやってしまったのかと思うほど最後まで間違いだらけでした。

2年目/前年は選択問題が壊滅的だったため、ハンドブックを丁寧に読み直して正しく学びなおし、フォーサイトのテキストで再確認した後、改めて過去問を解きました。

私は文字を書いたときの状況や書いた文字の形や色・位置などで記憶するタイプだったので、ノートのほかにA6サイズの紙に図やポイントを記載したメモ(計17枚)と、前年同様に単語帳を作り、毎日必ず両方を1周以上見ることを義務付けました。

9月下旬にはLECの直前まとめ講座で復習し、通勤時や家事の間も伊藤先生の音声を聞いていました。

(実務)

もともと数字や計算に抵抗がなかったこともあり申告書や計算のほうが選択問題よりは相性が良く、輸出入の申告書→計算→択一→選択の順で解くと決めていました。 申告書は、①問題文のルールをマーク ②為替をメモ、20万の現地価格 ③HSコードに線引きと選択肢No、X、Eの記入(+なんとなく品名見る) ④INVのターム、ざっくり品名確認、輸入は価格計算 ⑤まず最後の注記を読んでから貨物分類開始、形状、材質、加工、調整に注意 20万以下はマークしたもの以外も一応見る ⑥輸入は税率確認 ⑦金額計算 と手順を決めました。計算問題も慣れるまでは同様に決めた手順のメモを見ながら解き、間違えたときは手順に問題がないか、どこでミスしたか、そこでは何を注意すべきかなどをまたメモして、マニュアルのようなものを作りました。

【本試験】

1年目(第56回)

会場は公共交通機関だと少し行きにくかったものの、教室は広く、トイレ数も多かったです。しかし周囲にお店がなく、お弁当持参必須でした。

試験内容は、業法は想定通りのレベルでしたが、関税法がとても難しいと感じました。続く実務の申告書は想像していたより易しいと思いましたが見たこともない原産品の問題があり回答できませんでした。計算でもうっかりミスがありました。また、実務の試験中に試験官からマーカーを使わないよう注意を受ける(本当はOK)というハプニングもありました。

通関業法:33/45 関税法等:32/45 実務:28/45

2年目(第57回)

会場が変わり交通の便が良くなりました。近くに店舗もあり昼食の買い出しも行けます。教室の机間の通路幅はせまく、トイレも女子個室2つ+多目的1つと少なめで休憩中はすこし列ができていました。また、試験時間などを掲示したホワイトボードが前方に2台用意されていましたが、なぜか2台とも右側に寄せられ私の席からはほぼ見えませんでした。

試験内容は、業法はともかく関税法の語群選択で全く分からないものがありとても動揺しました。選択式も全然自信がないのに見直しの時間をその語群問題に費やしてしまい、来年の再受験を覚悟しました。続く実務は、昨年未回答とした原産品と似た問題が出て今年は無事に解くことができました。

通関業法:36/45  関税法等:46/60  実務:33/45

【勉強時間】 合計 約526時間

2021.12.30~  みこ会課税価格テキスト

2022年  計 335:20時間

1月 63:45   テキスト読了、フォーサイト(以下F)業法テキストと問題集、ハンドブック(以下HB)で情報補完

2月 38:25   F関税法のテキストと問題集(HB補完)。まとめノート

3月 31:30   LEC貨物分類 テキスト+動画

4月 33:40   F関税法等の「等」テキストと問題集(HB補完) みこ会課税価格の例外のテキスト

5月 31:15   Fの給付金もらうためのチェックテスト攻略、計算ドリル

6月   5:00   計算ドリルを1時間程度5日のみ

7月 20:00   過去問開始。F関税法問題集を再度。単語帳作成 ※受験申込

8月 45:10   F問題集、過去問、ドリル Fテキスト再読

9月 66:35   過去問、Fテキスト、HBで確認・強化 ※模試

2023年  計 190:35時間

4月 35:00   HBの関税法を丁寧に再読。ポイントメモ作成(随時追記)

5月 17:45   F関税法を再読→問題集。単語帳作成

6月 27:40   評価額算出の復習、HB関税法等の「等」を丁寧に読む。F関税法等のテキスト再読

7月 20:45   計算ドリル、過去問、ノート転記 ※受験申込

8月 27:55   過去問、ノート転記、貨物分類テキスト+音声、ポイントメモと単語帳を1周/日

9月 60:00   過去問、貨物分類の巻末問題、直前まとめ講座+音声、ポイントメモと単語帳を1周/日 ※模試

【最後に】

受験勉強にあたり最大の敵は自分の怠け心でした。コツコツ継続することは苦手でも、瞬発力と集中力はそれなりにあったはずなのに最近はそれすらなくなってしまったように感じます。年齢のせいなのか訓練が足りないだけなのかはわかりません。私は社会人は年齢性別関係なくみんな同じフィールドにいると思っています。みこ先生がつないでくださったSNSの輪の中で、子育て中の方や激務の方も隙間時間をやりくりして勉強し、合格に向けて努力されていることを知りました。その方々と比べるとこんなに自由な時間がたくさんあるのに、過去の経験の上にあぐらをかいていたらどんどん置いてきぼりにされてしまうと実感しました。そう感じることができたのも通関士試験受験のおかげです。今後もこのような大きな試験に挑む機会があるかは不明ですが、社会人として停滞することのないように少しずつでも学び続けたいと思います。

学習の「質」の面は100%みこ会に任せ自分は「量」の面に専念して一発合格!

DD さん(40代 男性 総合物流企業勤務:倉庫/3PL営業職 2023年度合格 受験回数1回)

【試験を目指したきっかけ】
業務で担当した案件に「保税蔵置場内DCの業務フロー構築」と言うものがあり、保税蔵置および通関に関する知識が必要になったため、社内研修の「通関士試験受験講座」を受講したことに拠ります。
当初は受験するつもりがなかったが受講者は全員受験必須と後から知って「どうせ受験するのなら合格したい」とみこ会に入会して学習を開始しました。

受験回数 1回
入会 3月25日
学習開始 4月18日
学習時間  4月:49時間40分 学習日数13 実務 43時間30分 税法 6時間10分 業法 なし
 5月:110時間 学習日数31 実務 50時間45分 税法 59時間15分 業法 なし
 6月:72時間20分 学習日数30 実務 31時間25分 税法 29時間45分 業法 11時間10分
 7月:90時間20分 学習日数29 実務 50時間45分 税法 24時間10分 業法 15時間25分
 8月:100時間40分 学習日数27 実務 41時間35分 税法 40時間45分 業法 18時間20分
 9月:91時間40分 学習日数27 実務 37時間45分 税法 31時間40分 業法 22時間15分
 合計:514時間40分 学習日数157 実務 255時間40分 税法 191時間45分 業法 67時間10分
完全休養日 7/1, 7/18, 8/2-4, 8/26, 9/8, 9/15. 9/29
最長学習日 9/24(11:20)
GW(4/29-5/6)49:20
盆休み前後(8/11-20)60:10

【使用TEXT】

みこ会テキスト・みこ会記事(4月18日~)
みこ会アプリ(5月7日~)
ゼロ申(4月29日~)*みこ先生推奨
関税計算ドリル(4月29日~)*みこ先生推奨
過去問50‐56回(6月20日~)*みこ先生推奨
LEC貨物分類テキスト(5月7日~)*みこ先生推奨
指針(4月29日~)
MHJハンドブック(5月7日~)
菱餅(8月11日~)


【学習内容の詳細】

そもそも大学入試の際の受験勉強すらまともに行った経験が無く、勉強する習慣が皆無だったため勉強の方法が全くわからなかったので、考えた結果、自己のスポーツ経験を学習になぞらえて「反射で処理できるようになるまで、とにかく大量に反復練習する」事を方針に設定しました。
そしてこれもスポーツ経験から、学習の「量」は自分でコントロール出来ても「質」は優秀なコーチを頼るべきと考えTwitter上で「活きたクチコミ情報」を収集した結果、みこ会の指導方針に学習の「質」を委ねる事にして入会を決めました。
予備知識が何ひとつ無い状態で入会したので、当然テキスト等の準備もしておらず学習開始後、まずはみこ会テキスト「課税価格の決定」を4周読了するまで他には一切何もしませんでした。
*この点、私は現職(総合物流企業)に転職する前はアパレル系企業でconsigneeとして貿易関連業務に従事していたためその経験からの知見がみこ会テキストの40~45%程度をカバーしていたので、他の「全くの未経験者」より恐らくテキスト読了速度が速かったのではないかと思います

4周読了後、どのような問題集を購入すべきかをみこ先生に相談し、まず「ゼロ申」と「関税計算ドリル」を購入しました。
そしてゼロ申および関税計算ドリル購入と同時に、計算ドリルを解くためにみこ会の「加算税」記事の読解を開始し、読了後に関税計算ドリルに着手し「とにかく無理やりにでも量をこなす」と言う観点から、知識不足の状態でもその場で勝手に考えた謎理論で強引にゼロ申と関税計算ドリルを各1周終わらせました。
*すぐに解答を見て学ぶ学習法もあるので個々の相性はありますが、自分の場合は試行錯誤した過程での失敗を修正して行く練習(学習)が効果的でした。

その結果、ゼロ申では殆どのケースで類注を読み飛ばす傾向を、関税計算ドリルでは原則の理解がそもそも全く壊滅的である事実をそれぞれ把握すると同時に課税価格の計算は1周目からそこそこ正解出来ていたので「今は酷くても、いつかは合格ラインに達する」と根拠ない自信を持てました。
そしてゼロ申1周目貨物分類をかなり間違えた事から、LEC貨物分類講座の受講を開始。映像は1回しか視聴しなかったもののテキストを大いに重宝しました。
基本書については、勤務先の研修で指定された「指針」の支給を受け、4月30日から読み始めました。
*基本書を読むより問題を解く方が先でしたが、これはみこ先生に相談した結果としての選択です。当初は「指針」をどう読んでも内容が全く頭に入らず「先生、この基本書は何が何だか訳が分からなくて読むのが苦痛です」とみこ先生に泣きついて先生から説明を受けたリスクを重々承知の上で、敢えて2種類目の基本書としてMHJハンドブック(前年度版)を追加入手しました。MHハンドブックは1周しか読みませんでしたが、指針よりも遥かに容易に「通関士資格試験のために学ぶべき知識の全体構造」が把握出来たのでそのおかげで、それ以降は指針のメリットである「カバーしている知識・範囲の深さ・広さ」を大いに活かせたと痛感しています。
なお、みこ先生は苦渋の策として承認して下さったものの、基本書2種の併用は先生の本来の方針から外れる学習法であると言う点には必ずご注意願います。
また、指針は試験対象となる知識をほぼ全て網羅していますが、合格に絶対必要とまでは言えない部分も多く含むため「合格への学習としては効率が良くない」とも言えます。
*因みに第57回の「関税法等」はかなり難易度が高かったのですが、指針では全て言及済みの論点でした。

アプリはGW明けから使用を開始しましたが、もっと早くから使うべきだったと思っています。
通勤時や就寝前をはじめとする隙間時間や、他の学習テキストで疲れた時の気分転換に大いに活用しました。みこ会の強みの一つである事は間違いありません。
GW明け以降も引き続きゼロ申と関税計算ドリルを延々と繰り返し解きました。
わからなくても詰まっても間違った解き方とわかっていても無理やり回答しました。
この「無理やりにでも回答する」と言う作業が反復学習の上でとても重要な要素だと思っています。
自分の思考過程と正しい論理の差異をきちんと認識する事で初めて自分の思考過程を正しく修正する事が可能になる、と考えるからです。

6月下旬、過去問を模試形式で解き始めました。
模試形式での回答の1周目から正答率が概ね8割超えだった事で、ここまでの自己の学習方針が間違っていなかった事が確信出来たのと同時にそれまで受験生全体の中で落ちこぼれポジションにいると考えていた自分が、意外と前の方にいるように感じられて学習意欲が更に高まりました。
*この点、私がTwitterで普段から接していた方々は57回みこ会生の中でもトップクラスの方々だったことが後から判明しました。
良い意味で他の方達の学習習熟度を誤って認識していたのですが、これはみこ会全体にも言える事だと思います。みこ会生、特にSNS内の方は非常に高いレベルにいる方が多いと言う事実は認識しておくべきだと考えます。

6月終了時点での進捗は、ゼロ申4周・関税計算ドリル4周・アプリ3周・第50-56回過去問全問1周・指針読了2周・MHJハンドブック読了1周・LEC貨物分類テキスト1周。


7月は模試形式で過去問を解く回数を増やし、並行してゼロ申と関税計算ドリルも実施しました。
7/1と7/18は学習時間ゼロの完全休養日。
7月終了時点での進捗は、ゼロ申5周・関税計算ドリル5周・アプリ5周・第50-56回過去問全問2周・指針読了3周・MHJハンドブック読了1周・LEC貨物分類テキスト2周。
8月は関税協会模試を受験し、またお盆にはみこ会の学習イベントに参加しました。
質より量で勝負する方針は相変わらずのままで、ゼロ申と計算ドリルに加えお盆から菱餅にも着手。
お盆期間中は自分でも驚くほど学習量を重ねる事が出来ました。因みに繰り返しますが量が最優先で質はその後です。
8/2-4の3日間と8/26は学習時間ゼロの完全休養日。

8月終了時点での進捗は、ゼロ申8周・関税計算ドリル8周・アプリ10周・第50-56回過去問全問5周・指針読了3周・MHJハンドブック読了1周・LEC貨物分類テキスト2周・菱餅2周。

9月に突入すると、さすがに反復学習に飽きて来ていたので第45-49回の過去問に着手しましたが、ここで正答率が75%ほどに落ち込み、精神的に強い焦りを覚えてしまったのは失敗だったかも知れません。
但し、焦りを覚えたおかげで、飽きかけていた反復学習への意欲がまた向上しました。
焦り出す前は「9月は調整程度の学習スケジュールで」と考えていたのですが、焦った結果、9月も5月や8月と同様に「とにかく量をこなす」内容の学習となり、またも延々と反復練習。
9月24日には同一日での最長学習時間11時間40分を達成。
9/8, 9/15, 9/29の3日間は学習時間ゼロの完全休養日。

9月終了時点での進捗は、ゼロ申10周・計算ドリル10周・アプリ12周・第50-56回過去問全問8周・指針読了5周・MHJハンドブック読了1周・LEC貨物分類テキスト4周・菱餅3周。

【試験結果(関税協会解答に拠る自己採点)】
業法39/45 税法56/60 実務41/45 計136/150

【試験を終え合格しての感想】
みこ先生が仰る通り、60%取れれば良いのであり、合格さえ出来れば何点だろうと違いは無いのですが、私の場合、勤務先に受験生が多数存在する中で2位に大差をつけての首位で合格&正答率90%超えを達成した事で、社内の国際物流関連部署の注目を集め極めて高い職位の方々から多くの祝福の言葉を頂き、更には社内の通関部門から「是非異動して来て欲しいので、業務見学の機会を設けます」とお声がけを頂くなど高得点で合格した事による恩恵が多々発生していて、現在とてもありがたい状況下にいます。
この高得点は、反復練習の回数も当然大いに関係してはいるものの、まずは何より「みこ先生の学習方針に沿う形で推奨テキストのみに反復練習の的を絞り込んだ事」が最大の理由と断言出来ます。
加えて、みこ会オリジナルアプリの活用による学習の効率化(とりわけ隙間時間の活用)の効果と、更には、みこ会内の向上心溢れる会員の方々との交流による学習モチベーションの維持効果の2つは本当に効果が絶大でした。
あと、みこ会には子育て中の女性が多く在籍しています。
育児と仕事を両立させつつ更に試験勉強まで頑張っている人達を見て、自分がいかに恵まれた環境で勉強できているのかを考える度に、学習へのモチベーションが上がりました。
そういう意味でもみこ会の人達から良い刺激を受ける事が出来て良かったと考えています。

模試2点からの合格!

Amy さん(40代 派遣社員 業界未経験(営業事務10年以上) 2023年度合格 受験回数1回)


【勉強期間】約9ヶ月
【本試験結果】通関業法42/45 関税法45/60 通関実務36/45
【教材】
①翔泳社 2023年版 通関士完全攻略ガイド
②TAC出版 2023年度版 通関士過去問スピードマスター
③ゼロからの申告書2022・2023(←内容ほぼ同じなのに気付かず購入)
④日本関税協会 計算問題ドリル2023
⑤日本能率協会マネジメントセンター 2023〜2024年版 どこでもできる通関士
⑥過去問10年分
⑦みこ会テキスト・アプリ

【模試】
日本関税協会模試
LEC模試

【勉強方法】時系列順
①まず、翔泳社 2023年版 通関士完全攻略ガイドを熟読しつつ、手書きのまとめノートを作成しました。セクションごとに要点をまとめたり、暗記箇所は一覧にしたり、簡単なイラストを入れたり、自分の目で見てインプットしやすいようまとめました。
関税法と関税定率法で1.5冊、通関業法で0.5冊ほどを占めました。
このノートは参考書代わりに持ち歩いたり、暗記した箇所を見返すのにかなり重宝しました。
※まとめノートは賛否両論あるのと、時間もかかるので作成するかどうかはよく考えたほうが良いです。

②通関士過去問スピードマスターに取り掛かりましたが、時間短縮のため1巡目で間違えた設問のみマーカーを引き2巡目に解きなおすことにしました。
問題を数多くこなすことができたのと、①を終えて、力を入れるべきところとそうでもないところの強弱を知ることもできました。

③ゼロ申にとりかかり、「問題を解く時間がかかり過ぎる」、「知らない英単語で引っ掛かり点を落とす」、「計算ミス」この3つの課題が見えてきました。
ゼロ申の解説を読むととても難しく感じるのですが、正解するための計算方法は何パターンかあり(みこ会でも解説されています)、自分にあった計算方法をなるべく早めに見極めることが先決だと思います。
あと、解説と問題はカッターで切り離して別冊にして使っていました。オススメです。

④計算ドリルは難易度が易→難になっていますが複雑な計算はあまりなく、時間もそこまでかからないので1日で1冊全て解いてしまいました。間違えた設問は何度も繰り返しました。

⑤穴埋めの設問は落とすとかなり勿体無い設問なので、どこでもできる通関士を活用しました。ただ、範囲が広くかなりコアなところまで解説している印象でした。
小さなハンドブックなので通勤途中など持ち歩きには最適でした。

⑥過去問は、本番前2ヶ月位で10年分を繰り返し解きました。みこ会の解説がわかりやすくとても役に立ちました。
勉強を始めた頃に比べて正答率が格段に上がってることに気づき、とても感慨深い気持ちになりました。。

⑦みこ会は、参考書の問題でわからない箇所の解説を読んだり、原産地規則、繊維など、要所要所で活用しました。深掘りすべきところとそうでないところが明確にされていて、長文でも読み応えがありました。
みこ会アプリはスマホ1つでどこでも過去問が解けるので、かなり重宝しました。

⑧その他、追い込みの時期に取り組んだこと
・本試験までの間にやり残したことを箇条書きにして1つずつこなしていく。
・関税率表の規定を全て解説しているYouTubeを見て、ある程度頭に入れる。
・品目分類を語呂あわせで97類まで暗記。
・懐かしのリング型単語帳やスマホアプリを使い、よく出る英単語や課税価格確定時期を暗記。

【総括】
本番1ヶ月前のLEC模試で、実務が45点中2点という絶望的な結果を叩き出しました。半ば諦めかけましたが、申告書を解く上での鉄則が自分にはできていなかったことがわかり、そこから1ヶ月、必死で巻き返しました。(→申告書問題の選択肢は先に関税率表に付番しておくこと、これに気づくのが遅すぎました。。)

私は、通学通信などを利用しなかった為、全てにおいて、みこ会テキストや解説、アプリにはかなりお世話になりました。
また、みこ先生に時間を気にせず何時でもLINEで質問できるシステムはとても有り難かったです。独学者にとっては精神的な面でもかなり心強かったです。
回答くださるスピードもかなり早く、私の場合、日を跨ぐようなことは1度もありませんでした。

上記のことを9ヶ月でこなすのは、社会人ではかなりの集中力と気力が必要です。
ただ、短期集中型の私には向いていたかもしれません。

【これから受験される方へ】
通関士試験は、ペース配分やコツ、出題傾向を知ることでかなり明暗分かれる試験だと感じました。
環境などハードルもあるかもしれませんし、コツコツ地道派、賢い戦略派など勉強法も様々だと思います。まずは諦めずに本番まで挑戦し続けてみてください、きっと自分のペースが掴めてくるはずです。頑張ってください!

シングルマザーの意地!4カ月で一発合格!

いっちー さん(40代 女性 通関業務経験なし 2023年度合格 受験回数1回)

【受験当日】
当日の自己採点
通関業法35/45点(77%)
関税法43/60点(71%)
通関実務38/45点(84%)

【総勉強時間】

660時間(6月~9月の4カ月間で)

【使用教材】

1 フォーサイト通関士スピード合格講座教材一式

2 過去問(ネットで無料)

3 みこ会(課税価格の決定テキスト・過去問アプリ・会員限定記事)

4 LEC貨物分類講座

【受験しようと思ったきっかけ】

以前フェアトレード商品の生産管理をしており、少し輸入に関わりました。その後は語学サービス会社勤務でしたが、今後は英語だけでなく何か専門知識を身につけたいと思い、3月末で退職し通関士試験に挑戦することに。10月の本試験までの半年間働かず勉強だけなので一時的に収入は減りますが、スキルアップのための自己投資と考えました。諸事情で勉強開始が6月となったので実質4カ月間の勉強期間でしたが、一人娘を育てるシングルマザーで、余裕はないため必ず1回で合格しようと決めました。

【教材について】

ネットで通信講座各社を調べ、低価格でも評判の良かったフォーサイトの通信講座にしました。(ひとり親家庭自立支援給付金制度で受講料の60%還付あり!20%還付のハローワークの教育訓練給付制度よりお得です。)他の教材には手を出さず、ひたすらフォーサイトの教材を使い倒して合格するぞと意気込んでいました。

【みこ会に入ったきっかけ】

関税法⇒通関業法の順にフォーサイトの講義動画を見てテキストと問題集を1周やり、通関実務に手を付けて愕然としました。解説が少なすぎて理解が全く追いつきません。申告書問題を1つ解くのに1時間以上かかり、猛烈に焦りました。しかも質問が10回までしか出来ず、それ以上質問すれば1回500円かかります。無制限で質問が出来る通信講座にすればよかったと悔やみました!もともと算数が苦手(小6娘の算数の宿題を聞かれてもわからないレベル)だったので、他のみなさんより通関実務の壁は高かったと思います。

このままではマズイと思い、ネット検索で関税協会の2日間集中型実務対策オンライン講座の案内を発見。同時に通関士試験オンライン指導みこ会の存在も知り、どちらも金額は2万円台で、両方とも取る予算はないのでどちらにするか迷いました。土日2日間集中の実務講座は即効性がありそうでしたが、その2日で理解できなかったら後がありません。みこ会は入会した日から本試験の日までメンバーシップがあり過去問の詳しい解説もある。どの教材の内容でも回数無制限で質問ができるのもいいなと思い、7月という遅い時期でしたがみこ会に入りました。zoomの自習室やヨガがあるなど、通関士を目指す人たちのコミュニティがあるのも魅力でした。

【みこ会に入って】

みこ先生には、スタートが遅かったので今ある教材と過去問を中心にまわしていきましょうというアドバイスを受けました。みこ会の課税価格の決定テキストや会員限定の記事、過去問の解説は、すべて法律初学者にとってわかりやすい言葉で書かれており記憶が定着しやすかったです。過去問は実務12年分、通関業法と関税法は7年分、7割以上取れるようになるまでやりました。

みこ会の課税価格の決定テキストのおかげで、実務の輸出・輸入申告問題が格段に解きやすくなりましたが、貨物分類があまりにもわからなかったので、7月中旬にみこ先生もおすすめしていた、LECの貨物分類講座を単発で取りました。(みこ会とLECのタイアップキャンペーンで40% OFF) LECの伊藤先生はさすが皆が絶賛するベテラン講師。貨物分類がわかってくると、申告書問題で税番を選ぶスピードがぐっと速くなりました。フォーサイトの教材をメインで使いつつ、みこ会とLECの貨物分類講座で苦手な実務を補強していきました。みこ先生には調べてもわからない所を1日1回はメールで質問していたと思います。

【勉強方法】

平日は毎日お弁当持参で図書館の自習室に行き、開館から娘を学童に迎えに行く18時まで7~8時間みっちり勉強。もはや図書館に『出勤』しているかのようでした。図書館が休みの日はコメダ珈琲を図書館がわりに。午前中は3科目並行で問題集⇒間違えた箇所をテキストで復習、を繰り返し、午後は時間を計って実務の過去問を中心にやりました。娘がいる土日は1日娘と過ごし、残り1日は友達と遊んでもらい私は図書館に行っていました。

【模試】

1 関税協会(8月中旬)

東京・大阪しか会場がなかったので自宅受験でしたが、貿易資格情報局主催のオンライン模試会(無料)に参加し、自宅にいながら他の受験者と本番形式で緊張感の中で受験できました。結果は散々でE判定、実務は45点中12点しか取れませんでした。でもみこ先生が毎年E判定からでも合格する人は普通にたくさんいると言っていたので気にせず間違えた箇所の復習に力を入れました。

2 LEC(9月初旬)※みこ会とLECのタイアップキャンペーンで40% OFFで購入

1つぐらいは会場模試で本試験に慣れたかったので福岡のLECで受けました。実務は緊張のあまり問題文の説明や実行関税率表を落ち着いて読むことができず、時間も全く足りなくなり輸出申告問題は全問不正解。通関業法B判定、関税法C判定、通関実務D判定。実務は45点中わずか10点でした。

【直前期】

LEC模試での実務大失敗で、時間配分の大事さを痛感しました。本試験まで1か月を切っているのに実務が2割しか取れないのは致命傷です。実務の試験時間100分のうち、第1問 輸出申告、第2問 輸入申告以外の第3問~17問を最初の40分間で終わらせて、残りの60分を輸出、輸入申告に充てるという時間配分を決め、このやり方で毎日繰り返し過去問や問題集を演習しました。第3問~17問が40分以内に終わらなくてもいったん40分で切り上げ、第1問、第2問の輸出・輸入申告問題をやり、時間が余ったら終わっていない問題に戻りました。とにかく1番時間がかかり配点が大きい申告書2問に60分を死守するため、何度も何度もこの演習を繰り返しました。過去問は本番形式で毎回マークシート用紙に回答し、時間も実務の本試験がある13時台にするなど、なるべく本番に近い形で演習を重ねました。

また、申告書問題で少額合算が最後の欄になるとは限らないということをLECの模試で初めて知り、それ以降は順番で間違わないよう、必ず輸出、輸入申告書の問題文を読んだとき、少額を最後にするパターンなのか、少額かどうかに関わらず金額の大きい順に書くのかを大きくメモするようにしていました。

10月1日が本試験なのにようやく実務で安定して点数が取れるようになってきたのが9月の最終週ごろという、本当にギリギリまで安心できない状況でした。

【受験当日】

福岡会場はきれいな貸会議室で机も広々と使えたのでよかったです。休憩時間は緊張でテキストを読めなかったのでみこ会アプリを開いて解いていました。通関業法はまぁ大丈夫そうで、過去問レベルより難易度の高かった関税法のことはいったん忘れ、午後の通関実務に集中しました。あれだけ苦労した通関実務がスムーズに解けたのでほっと一安心でした。

【受験後】

自己採点で合格圏内だったので、貿易・物流業界での転職活動に力を入れました。企業としては資格があっても経験がない人より、資格がなくても経験がある人を採用したいだろうし、この年齢で業界未経験なので、面接で厳しいことを言われることは覚悟していました。ですが、面接を受けた国際物流の会社では、未経験で1発合格ということに関して「すばらしく勉強家ですね!」と言っていただき、12月からはその会社で働けることになりました。

【最後に】

いつも的確なアドバイスと秒の速さで質問の返信をくださったみこ先生に心より感謝申し上げます。みこ会界隈のXは読むだけで発信出来ずじまいでしたが、会員さんたちのポストを読むだけでもみんながんばっているんだなぁと励まされたり、じっじの話題に一緒に笑ったりしていました。おかげで最後までモチベーションを保つことができました。ありがとうございました!

絶対に一発合格すると覚悟を決めて挑んだ10ヶ月間

ガパオ さん(女性 20代後半 製造業にて貿易実務・購買・生産管理等の業務を行う(通関業務未経験) 2023年度合格 受験回数1回)

【受験を決めた理由】
・30代での転職活動に備えるため
・貿易に関する国家資格を保有し自信をつけたかった

【勉強方法】
・隙間時間はみこ会アプリ中心に
(トイレ、お風呂場、寝る前、お昼休み、移動時間、勉強のやる気が起きないとき)
・平日は毎日最低1時間は机に向かう
・土日は一日図書館に引きこもってやる(10時間くらい)周りも頑張っているので自分も頑張ろうという気分になる
・お盆休みは問題集をもって海外へ⇒気分転換となる、ほとんど勉強はできなかった。

【使用教材】
〇フォーサイトテキスト、問題集⇒4月まで(勉強を始める導入と、最後のまとめ復習として活用)
〇フォーサイトテキスト 品目分類⇒寝る前や試験の直前まで活用
◎翔泳社 通関士完全攻略ガイド ヒュー赤(2019年度)某フリマサイトで購入⇒面倒ではあったが、法改正があった部分は都度確認した。→逆に法改正した部分は覚えることができた。
〇ゼロ申(年度)
◎通関士試験問題・解説集⇒過去問がテーマ別に分かれているので、苦手分野克服にはベスト
◎関税協会 計算ドリル(最新) →最低でも3週行った。
◎みこ会の課税価格の決定、アプリ
◎本試験過去問過去12年分 
業法、関税法(51回~56回)⇒各試験、5回実施
実務 第45回~56回 →各試験、3回ほど実施
⇒みこ会は過去試験問題の解説がすべてわかりやすく掲載されているので(法改正により正解が変わっている問題もその説明がされている)とても助けられた。

みこ会に入ってからは、最初に掲示されている資料に全部目を通し、印刷して物理的にすぐ目を通せるようにした。

★通関業法・関税法
テキストを大まかに一通り読む⇒問題を解く⇒間違えた問題の解説と再度その問題にかかわる項目のテキストを見る(どこで間違えたのか、理解できていない部分をはっきりさせる)⇒もう一度問題を解く⇒時間をおいて問題を解く ・・・3回は問題を解く →それでも間違えた問題は印刷してまとめノートに貼り、試験の直前まで復習できるようにした。

★通関実務
申告問題:みこ会の課税価格の決定を読み込む、ゼロ申と過去試験問題を慣れるまでひたすら解く 
計算問題:計算ドリルと過去本試験問題とひたすら繰り返す →私は電卓での打ち間違いが多かったので、数字の確認と最低2回は電卓で計算をした。
原産地証明・規格の問題他:みこ会の資料を理解できるまで読む、過去本試験問題を繰り返して行う、フォーサイト配信のeライブスタディ「原産地規則について」「試験直前・関税法当まとめ」を直前に視聴

★他
夏頃に祖父の悲報がありひどく落ち込み、勉強をする余裕がないときがありました。
その時は無理に勉強をせず、余裕があったときだけみこ会アプリや資料を読むというのをやりました。
みこ会アプリの良いところは、電波がオフの状態でもできるところです。
勉強のモチベーション維持には他の方の合格体験記にも相当助けられました。
あとは、どうして通関士の試験を受けようしているかなど、初心の気持ちを思い出すことも大切だと思います。

★模試
日本関税協会とフォーサイトを受験した。日本関税協会の結果はD判定で、落ち込んだ。フォーサイトの模試は自己採点方式で、関税法の正解率が悪く、試験の直前には何度も間違えた問題を解いた。

★試験直前
まとめノートを科目別に作り、何度も間違えた問題を印刷して貼り解説を書き込んだ。→試験の直前はこのノートだけをみれば大丈夫と自分に言い聞かせた。
みこ会の記事を一通り全部読んだ

【さいごに】
約10か月間の試験勉強により忍耐力を鍛え、わからないことに対して理解しようとする自分のしつこさを自覚しました。
そしてその結果として”合格”という結果を得ることができ、かなり自分に自信がつきました。これまでの人生で一番勉強したと思います。勉強の継続は本当に大変でしたが、頑張ってきてよかったです。
The pain of study is temporary; the pain of not study is lifelong.

足掛け20年、やっと憧れの合格に手が届いた

つぶあん さん(40代 メーカーの海外営業部門でロジ担当 2023年度合格 受験回数3回(第37回、47回、57回))

【合格までの道のり】

高校生の時に進路を考えるにあたって、何か国際的な仕事をしたいなーと

ぼんやり考えていた時に、通関士と言う資格を知りました。

そして大学入学後、第37回試験を受験。

それなりに頑張ったつもりでしたが、今思うとまだ勉強が甘かったように思います。

その後は学業や就活、仕事を始めたりとバタバタしているうちに10年が経過。

それでもずっと心のどこかにいつか通関士を取りたいと言う気持ちがありました。

さらに時は流れ、10年後、結婚して子どもができ育休を取ることになったので

これはチャンスでは?と47回試験受験を決意。

しかし、完全に勉強習慣を失っており、「明日から頑張る」を言い訳に時は過ぎ・・・

テキストに目を通したか通さないかくらいのほぼノー勉強で受験。

当然不合格でした。

その後はまた仕事に復帰し、子どもを育てながら忙しく過ごしているうちにまた10年。

その間も毎年通関士試験の時期になると心がざわついていました。

去年の本試験直前頃にふとTwitter(X)で「通関士」を検索してみると、

これから試験に臨む方たちの緊張感やモチベーションの高まりを感じ、再々受験を決意しました。合格発表の日は、私も来年はこの場に立つんだ!と感動しました。

その中で出会ったのが「みこ会」でした。

そして20年の時を経て今回57回で合格、奇しくも10年ごとの受験となりました。

【使用教材】(使用頻度が低かったものは割愛しています)

フォーサイトの講座を軸に、主に下記教材を使用しました。

★通関士完全攻略ガイド(翔泳社・2020年度)

★ゼロからの申告書(関税協会・2020年度)

★計算問題ドリル(関税協会・2021年度)

★通関士試験問題・解説集(関税協会・2022年度)

・課税価格の決定テキスト(みこ会)

・みこ会アプリ(みこ会)

・LEC貨物分類講座(LEC x みこ会キャンペーン)

★の教材はメルカリで過去年度のものを購入しました。

最新版に越したことはないとは思うのですが、個人的な感想としては、極端に古いものでなければ学習に大きな支障はないように感じました。

みこ会の解説や記事は少し勉強を進めてから読むと驚くほど効果があります。

【学習の進め方】

基本的にはフォーサイトの講座を軸に進めました。

経験上・性格上、自己流でやると必ず途中で迷走して頓挫するからです。

学習スケジュール作成機能があるため、それに沿って学習を進め、

プラスアルファで市販教材で知識固めをしました。

SNSを見ていると色々な教材・講座があり、目移りしそうになってしまいますが、

序盤である程度方針を決めたらあれこれ手を出しすぎない方が良いと思います。

よほど潤沢に学習時間が確保できる方以外はやり込める分量は限られており

未着手の教材が積みあがるほど無駄な焦りを生んでしまうと思うからです。

関税法に関してはみこ会アプリが合否を分けたと言っても過言ではないです。

最初は漫然とやっていましたが、どうしても得意分野や問題数の少ない科目に

偏ってしまったため、途中からはランダム出題&フルでずっと回していました。

関税法はフルで800問強となかなかの強敵でしたが、1分でも1問でも、とにかく

スマホを開いたらアプリを進める、というくらいやりこみました。

何度も同じ設問でミスって悔しい思いをする中で、問題をじっくり読んで解答すると言う力が付きました。間違えやすいところは別途テキストでおさらいしました。

最終的には「オールS(全問正解)」まで到達することが出来、大きな自信になりました。

【学習時間の確保について】

私は日中フルタイムで仕事をしており、かつ子どもがおり、平日夜も習い事があったり

週末も基本ワンオペだったため、学習時間の確保が一番の課題でした。

とにかくスキマ時間は1秒も無駄にできない状況の中、救世主はみこ会アプリでした。

申告書や計算問題、過去問などじっくり向き合わないと出来ないものについては

子どもの習い事の待ち時間にカフェや図書館で集中して勉強しました。

子どもたちが寝てから夜勉強も試みたのですが、朝型人間のため脳が寝てしまって

ただ睡眠時間を削っただけになってしまったのですぐにやめました。

その代わりに早起きが苦ではなかったため、夏ごろからは朝3時に起きて勉強しました。

【直前期~試験当日】

直前期の模試は関税協会とLECを受験。

自覚はしていたものの実務が勉強不足で申告書で大きく失点、両方E判定という結果でした。

まんまと苦手としていた按分にやられたので、慌ててみこ先生やTwitter(X)でも相談して按分対策を始めました。

おかげで按分の壁を乗り越えましたが、大騒ぎしたのに按分は本試験では出ませんでした。。

それでも、もし按分が出ても大丈夫、という心の余裕が持てたことは良かったと思います。

模試以降から実務を強化しようと、新たに関税協会の計算問題ドリルを始めました。

結果的にこれも計算問題の自信につながり合否を分ける一因となったと思います。

試験直前はとにかく何よりも体調管理を大事にしました。

勉強の方は気持ちの乱れを避けるため、慣れ親しんで確実に解ける問題をおさらいしました。

当日はというと、私は本番に強いタイプでして、終始テンション高めでした。

幸いにして会場のコンディションも良く、落ち着いて試験を受けることが出来たと思います。

全科目途中退出はせず、時間ギリギリまでしつこいくらい見直しをしました。

これはあとで自己採点をした際に、マークミスだけは絶対にしていないと言う自信につながったので良かったと思っています。

【総括】

長々と書いてしまいましたが、実質人生の半分を費やした通関士受験もやっと終わりを迎えることが出来ました。

みこ会や一緒に頑張った受験生の皆さんがいなければまた10年後になっていたかもしれません。

もはや幻の目標となっていた通関士試験合格を実現させて家族も驚いていました。

一つの目標に向かって努力し、達成する喜びを感じられたのは大きな成果でした。

現在の仕事では通関士になることは出来ないため、今後どのようにこの資格を活かしていくかはまだ考え中ですが、得た知識や頑張った時間は決して無駄にならないと思っています。

通関士試験は決して簡単ではありませんが、努力した分だけ結果が出る試験だと思います。

これから受験される方を心より応援しています。

長文お読みいただき、ありがとうございました!

小さな子どもがいても大丈夫!働くママでも合格できました!

みなみ さん(30代 派遣社員 2023年度合格 受験回数2回)

今まで様々な試験を受けては落ちてきました。
公務員試験は2年連続で落ち、簿記2級も結局取れずじまいでした。
何をしても中途半端で変われない自分が嫌でした。

30代で結婚、出産しました。育休後に何のスキルもないまま社会復職することに不安を感じ、興味を持った通関士試験に挑戦することにしました。

■1年目(勉強期間6ヶ月間→不合格)
子どもを出産して数ヶ月経った2022年5月ごろから勉強を始めました。

敗因は
・勉強開始が遅すぎた
・独学で分からないところが解決できずにそのままになってしまった
・申告書の勉強量が少なかった

子どものお昼寝中と就寝後合わせて毎日1〜2時間勉強し、試験直前の1ヶ月間は土日に子どもを夫に預けて追い込みましたが間に合いませんでした。

その結果
通関業法 39/45(86%)
関税法等 39/60(65%)
通関実務 26/45(57%)
で不合格でした。
自己採点の時点で分かっていたけど、改めて番号がなく不合格と分かったとき本当に悔しくて、子どもを抱っこしたままひとりで泣きました。

結局ノースキルのまま育休を終え、派遣社員として復帰することになりました。
ただ嬉しい誤算があり、通関士試験を受けたという理由だけで、物流会社の通関部で働けることになりました。
次こそ合格して派遣先で認められたい!と大きなモチベーションになりました。

■2年目(勉強期間9ヶ月間→合格)
2023年1月にみこ会に入会し勉強を始めました。

主な勉強内容は
・関税法をみこ会のアドバイス通りに一から勉強し直した
・申告書を10年分3回正解できるまで解いた(過去問12年分がみこ会で閲覧でき、詳しい解説付きです。)
・LECの貨物分類講座を受講し分類の知識を深めた

職場で昼休みに30分と子どもが就寝したあと1〜2時間ほど毎日勉強しました。
子どもが保育園の洗礼を受けて何度も熱を出し、まとまった勉強時間がとれないときは、みこ会アプリに本当に助けられました。

LECの貨物分類講座は主に聞き流しでしたがそれでも十分力がつきました。貨物分類講座のおかげで何類に分類すればいいかおおよその見当がつけられるようなり申告書問題を解く時間がかなり短縮されました。

申告書10年分×3回正解はかなり時間がかかりましたが、基礎固めができたおかげで、なんとなくではなく根拠をもって正解できるようになりました。
今年の通関実務は過去問の詰め合わせのような問題だったので
過去問をしっかり押さえたことで自信を持って解答できました。

その結果
通関業法 41/45(91%)
関税法等50/60(83%)
通関実務 34/45(75%)
で合格できました。

■みこ会はすごい!
みこ先生の回答は早くて的確です。
問題の解説だけでなく、勉強の進め方やミスを減らす方法などたくさん質問させていただきました。
分からない箇所をスマホで撮ってLINEで送るという気軽さがとてもよかったです。

みこ会アプリもおすすめです!
小さな子どもがいるとテキストを開いてもすぐ寄ってきて破られたり、落書きされたり…( ;ᯅ; )
でもアプリがあればたった5分でもサクッと復習できます。わたしは寝かしつけの合間によく使っていました。

合格後、派遣先でたくさんの方に祝福していただき、とても嬉しかったし少しだけ自信がつきました。
たくさん経験を積んで通関士として仕事をこなすのが今の夢です。

みこ先生、ありがとうございました。

隙間時間を積み重ねれば、合格の道に繋がる。

Haru さん(20代後半女性 来日4年目、雑貨メーカーにて貿易事務の仕事をしています。 2023年度合格 受験回数1回)

【初めに】
来日してから4年間、ずっと同じ会社で貿易事務の仕事をしています。

新商品を輸入するたび、通関会社に通関手続きをしていただいています。そのため通関士という資格を知りました。

通関士に挑戦するきっかけは、3年目から給料が上がらないことに気付いて、自身に磨きをかけるために資格取得に励むことを決意しました。

・勉強開始 2022年12月~

・勉強時間 合計700時間

【使用教材】
★矢印・・・おすすめ度

①みこ会テキストと記事とアプリ・・・★★★★★
・課税価格の決定:三科目の中で一番重要な課税価格の決め方を丁寧かつ分かりやすくまとめられているテキストです。試験でよく出てる部分は何度も読み返しました。

・記事:最初ゼロ申告をやった時、按分計算の説明が不親切すぎてさっぱり分かりませんでした。自分は通関士になるための計算の才能がないと思いきや、みこさんの簡単按分計算の記事を見かけて、内容を読んだら目から鱗が落ちました。その記事のおかげで、自信を持ち直して勉強を続けることができました。

・アプリ:通勤時間や隙間時間でコツコツと過去問を解いていました。アプリのおかげで、今年の関税法を何とか乗り越えることができたと思います。

②2023年翔泳社通関士完全攻略ガイド・・・★★★★★
イラストや解説が豊富であり、過去問で問われるポイントも欄外にわかりやすく記載されています。このテキストは大まかな内容を把握することができるでしょう。

③2023年翔泳社通関士過去問題集・・・★★★★
問題の種類は多様で豊富ですが、一部の問題は難易度が高くて、試験から外れているように感じました。先に過去問をやり込んでからこっちを取り組んでもいいかなと個人的に思いました。

④2022年ゼロからの申告書・・・★★★★
問題のタイプは多岐にわたり、難易度は本試験よりも高いこともあります。ただし、問題をマスターすることで、本試験にどんな種類の問題が出ても対応できるではないでしょうか。

⑤LEC貨物分類編・・・★★★★★
通関実務に合格するには欠かせないテキストです。
1類から97類の重要なポイントを詳しく解説してくれます。これらの要点を素早く把握することで、申告書の回答スピードが向上します。

⑥2022年計算問題ドリル・・・★★★★★
同じく通関実務に合格するには欠かせないテキストです。
問題が豊富であり、解説も分かりやすいです。

⑦LEC 実践力Power Up講座(申告書編・計算編)・・・★★★
過去問をやり込んだ後余裕があればやってもいいです。
難易度が高いので、試験の直前にやらないことをお勧めします。

⑧2023〜2024年度どこでもできる通関士選択式徹底対策・・・★★★★
語群選択式対策テキストです。法律の細かい部分の問題はたくさんあります。本試験の2ヶ月前に購入し、2回しか読めなかったですが、このテキストをやり込んだら、語群選択式で高得点が取れるのではないかと思います。

⑨模試(関税協会・LEC)・・・★★★★
模擬試験に参加することは、試験の形式や心の構えに早くなれるのに役に立ちます。また、試験を通して、自分の不足を知ることもできます。約二種類の模擬試験に参加することをお勧めします。

⑩通関実務集中対策問題集・・・★★
試験まで残り3週間はこの問題集を急いで購入しました。
内容は充実していますが、長い注をよく読まないと解けないような問題が多いです。通関実務をマスターしたい人に合うテキストかもしれません。

【勉強方法】
12月から4月までサボってる日が多く、丸々三日間勉強しない時もありました。4月以降はやっと勉強のルーティンを確立することができました。平日通勤2時間半と昼休憩45分、家に帰って体力があれば1~2時間、休日は図書館で4時間を目安に勉強しました。

自宅から会社まで往復で2時間半くらいかかるので、通勤の時間を活用することはとても大事だと思いました。往路の時は頭が比較的冴えているので、みこ会アプリをコツコツしたり、赤ヒューを読んでいました。復路の時は大体疲れていたので、貨物分類の説明の音声を流して繰り返して聴きました。

昼休憩は1時間ありますが、その中の45分を必ず輸入、輸出申告書問題をセットで練習しました。このような練習に慣れたおかげで、本試験の時45分以内で申告書問題を解くことができ、残りの時間は他の問題のチェックに使えることができました。

家に帰って家事を終わらせて大体22時から夜の勉強をスタートします。前半期は関税法と通関業法のテキストを読んで→問題集を練習して→間違えたところを確認しました。後半期は基本的に51回~56回の関税法と通関業法の過去問を毎日交互に練習しました。休日の時は過去問一式を回答シートで練習しました。

赤ヒューが重いので、復習したいところと忘れしやすいところのページの画像を携帯で撮って、仕事の休憩時間や、旅行先への移動、帰国する時飛行機の機内などいつでも見れるように、すきま時間を有効活用しました。

【本試験の成績】
通関業法42点
関税法42点
通関実務40点

【最後に】
12月に通関士試験を受験することを決めたとき、ネットで情報を検索して見ると、たくさんの人がみこ会に参加していることに気付き、私も急いで参加しました。

その当時の自分の決断は本当に良かったと思っています。みこさんにはいつも素早く私の質問に答えていただき、私の質問が難しい場合でも、みこさんはいつも丁寧に答えてくださいました。

また、一緒に試験の準備をしていた仲間たちにも感謝しています。みんなの投稿を見るたびに、勉強のモチベーションが上がりました。

みこ会に入って頑張っている皆様、来年の試験に合格できますように。

いつやるか?今でしょ!

雫月 さん(30代男性 航空FWD輸入事務→異業種→航空FWD国内集配部門 2023年度合格 受験回数2回 ※1回目は第47回試験)

その資格の名前を知ったのは大学3年生の時だったと思います。
サークルの部室に行くと文学部の女の子が分厚いテキストを手に、ツウカンシなる資格を勉強していると周りに話していました。

テキストを見せてもらいましたがちんぷんかんぷんです。経済学部の後輩が「カンツウシ頑張ってください!」と言うのでコイツは本当に人の話を聞いてないなと思いました。
自分がその資格に2度も挑戦することになるとは夢にも思わずに……
そんな私の合格体験記、駄文で申し訳ありませんが最後までお付き合いください。

【1回目不合格~2回目チャレンジ】

大学を卒業して航空FWDに入職した年に1回目の受験(第47回試験)をしました。仕事に関係ある資格だから取ったら何かしら評価されるかな?という「なんとなく」な理由でした。

フォーサイトの教材を申し込み、講義DVDを見て問題集をやって……自分なりに気合を入れたつもりでしたが結果は通関実務で惨敗。
与えられた教材をこなすだけで満足してしまい、過去問に手を付けるのが遅すぎましたし、実務の関税評価の学習も不完全燃焼のままでした。

落ちるべくして落ちた試験だったと今になって思います。

その後は通関士試験からは遠ざかっていて、全く関係ない業界に転職をしたこともありました。
それでもやっぱりこの国際物流の世界は面白いし、学び足りないこともたくさんある。

せっかく得た経験を無駄にしたくないと思いましたし、もしこの業界でずっと働くなら専門性を身に付けたい。
それならば通関士試験だ!と、今回の第57回通関士試験への再チャレンジを決意したのです。

【みこ会入会~GW終わりまで】

GWあたりから独学で始めるかな~と思いつついろいろ情報収集をしていた3月の初めごろ、みこ会の存在を知りました。
最初はよくある情報まとめサイトだと思って読み進めていたのですが、この合格体験記を読んでいるうちに不思議と勉強のモチベーションがみなぎってきたのです。

いつやるか?今でしょ!(某予備校講師風に)
そのために使えるものは何でも使ってやろうじゃないか!

駆り立てられた私は勉強計画の前倒しを決め、その日のうちに即入会申し込みをし、週末にはみこ先生のアドバイスを受けつつテキストを買いに走っていました。
この決断をしていなければ、私の合格は無かったかもしれません。

私は関税法と通関業法のメイン教材として『合格ハンドブック』(マウンハーフジャパン)を選びました。過去問とその解説ははみこ会で配布しているものをタブレットに取り込んで使っていました。
フルタイムで働きながらの学習ですので基本的に平日は朝1時間、夜1時間。休日は4~5時間程度を勉強時間に割いていました。

<当時のルーティーン>

平日の夜(1時間): 単元ごとにテキストを読んでインプット

翌日の朝(1時間): 過去問&みこアプリで昨晩やった単元をアウトプット

休日(4~5時間): 今までに学習した範囲を過去問で総復習。間違えの多い問題や理解が不十分な単元をテキストで再度インプット

関税法と通関業法はずっとこのサイクルを回しながら学習を進めていきました。
最初のうちは慣れるまできつかったですが、軌道に乗ると逆に勉強しないと気持ちが悪くなってきます。

自分はこうしたほうが勉強が進むと思っていたのでその性格をうまく利用しました。勉強計画づくりは自分の性格と向き合う事でもあると思います。

まず過去問をやってみて、何度も何度もしつこく問われている論点を見極めて、定着するまで繰り返し覚える。
これが試験合格への最もシンプルな方法なんじゃないかと思いますし、それができるだけの環境がみこ会には揃っていると断言できます。

これから受ける方へのアドバイスですが、関税法と通関業法はその名の通り法律系の科目ですので、法律特有の回りくどい言い回しや難解な用語が多数出てきます。
私は法学部出身でしたのであまりハードルは感じませんでしたが、X(旧Twitter)では法令通達の条文読解に苦労されている方を多数お見かけしました。

書店や予備校等において行政書士や宅建士のように「法律系資格」としてカテゴライズされることの少ない通関士ですが、実態はバリバリの法律系資格だと思います。
なので法律系の小難しい文章に免疫のない方は事前に「法令通達の読み方」の学習をされることをお勧めします。
みこ会にはその点をサポートした記事も用意されていますし、インターネットや市販の本でも解説本がたくさん出ています。

【GW終わり~いよいよ模試】

GW終わりに差し掛かると関税法・通関業法とも概ね仕上がってきて、過去問を通しで解いても9割程度は取れるようになっていました。
そこでこの時期から通関実務に比重を置いた学習に切り替えることにしました。

『合格ハンドブック』の通関実務科目のページは内容が薄く個人的に物足りないと感じたので、ハンドブックの該当箇所はサッと目を通すにとどめ、
『課税価格の決定の原則 / 例外』(みこ会)および『ゼロからの申告書』『計算問題ドリル』(日本関税協会)の3冊をメイン教材としました。

<当時のルーティーン>

平日の朝(1時間): 計算問題ドリルを1日1レベルづつ

平日の夜(1時間): ゼロ申または過去問の申告書を輸出入1問づつ

休日(4~5時間): 申告書・計算ドリル復習 & 関税法と通関業法を忘れないように過去問を再度解く

8月下旬の模試シーズンになるまではずっとこの繰り返しでした。5月末にゼロ申、計算ドリルの新年度の版が発売されたのも丁度良かったです。
申告書問題はまず過去問を使って基本的な解答手順を練習し、ステップアアップとしてゼロ申に行く……というのがお勧めです。

ある程度問題の解き方に慣れてきたら、なるべくいろいろな種類の品目が出てくる申告書をやるのがポイントだと思います。
ゼロ申は最近の過去問の傾向からは少し外れている(按分計算が多い等)感じがしますが、過去問に慣れてきた時に「引き出し」を増やすにはうってつけの教材だと思いました。

57回試験に出題された繊維と食品はある意味「王道」とも言えますが、他にも特徴的な分類が出てくる類はいくつもありますし、出題者目線で問題にしやすいのです。
この類にはこんな分類のしかたがあるんだ!と「引き出し」を徐々に増やしていけば安心感がだいぶ違います。

またこの時期にLECの貨物分類講座もみこ会キャンペーンを利用し受講しました。
教材そのものはいいお値段しますがこれはやらないともったいないです。

貨物分類は暗記モノばかりの中々掴みにくい単元で「こんなのみんなどうやって勉強してるんだ?」と思っていましたが、
正しい方向性で勉強すれば体系的な知識が身に着くということを教えてくれる良教材ですし、本番の選択問題や申告書で絶大な威力を発揮してくれること間違いないでしょう。

【模試~ついに合格】

模試は会場受験ができる関税協会とLECの2社に絞りました。
関税協会はB判定、LECは14位/247人(確かB判定。いや厳しくない!?)と上々の結果でした。

またこの2社は過去の模試(関税協会は去年分のみ・LECは去年と一昨年分)を再販していただいたのが非常にありがたかったです。
こちらもすべて購入し「日曜日は模試の日!」と決め、結果的に会場2回、在宅3回の模試を解きました。

それまでの勉強でしっかり貯金を作れていることは確信していたので、模試は「問題文をきちんと読む練習」と位置づけ、
限られた試験時間というプレッシャーの中で、指示を読み飛ばさない、キーワードを確実に拾う、ということに重点を置いて取り組みました。

特に通関実務は「知識を詰め込むよりも問題文をきちんと読む」ということを心掛けていれば点が取りやすいようにできているので、
この時期に十分に力がついているならそういう方向性の勉強をするのもアリだと思います。

本試験は東京会場(下高井戸の日大文理学部)でした。
駅から少しばかり歩くのと机が若干狭くて実務の時に少し窮屈なのが難点でしたが、それに目を瞑れば綺麗なキャンパスで設備も整っている印象でした。

独特の緊張感の中「今まで積み重ねてきた問題演習を今日もいつも通りやるだけ」と自分に言い聞かせながら試験開始。
通関業法は普通の難易度、関税法はかなり難しめ、実務は難しくしてくるかなと思いましたがすんなり解けました。

試験終了後は思考力がすべて吸い取られた感覚になり、使い慣れているはずの新宿駅で乗り換えが出来ずにしばらく迷ったりしていました。
そしてついに念願の合格発表。自己採点の結果からしてほぼ間違いなく受かるだろうとは思っていましたが、やっぱり自分の番号を見た瞬間は嬉しくて会社で叫んでいました。

<試験結果>

通関業法: 39/45(86.6%)

関税法等: 46/60(76.6%)

通関実務: 44/45(97.7%)

実務がまさかの点数となりましたが、しかし何点でも合格は合格ですし、高得点が偉いという訳ではありません。

【最後に】

自分の心に火をつけてくれたこの合格体験記に、そしてその機会を与えてくださったみこ先生に感謝いたします。
そしてここに自分の名前を載せられたことが本当に嬉しく思います。

これを読んでいるあなたの名前が、ここに載る日を楽しみに待っています。頑張ってください。

コロナ禍の挑戦

るたお さん(29歳 会社員 2023年度合格 受験回数3回)

コロナが流行して、大好きな旅行ができなくなった時に、自分にもっと自信を持ちたくて、給料を上げたくて、通関士試験に挑戦しました。ダラダラと続けたくなかったので、30歳までに取る、とあらかじめゴールを決めておきました。

一度目は、フォーサイトで試験日の半年前に勉強をスタートさせました。

久しぶりの勉強でしたが、オンライン講義と問題集を駆使しながら少しずつ始めていきました。初めての試験は記念受験として、翌年に向けて練習を兼ねて受験しました。案の定不合格でしたが、通関業法のみ合格ラインを超えていたため、一年勉強すれば翌年には合格するだろうと当時は考えておりました。

二度目も引き続きフォーサイトのテキストや問題集を使って繰り返し問題を解いていました。仕事終わりにカフェで2時間、通勤時間は品目分類の暗記に充てていました。また、試験直前期に入るまでは飽きやストレスにならないように週に一度は敢えて勉強をしない日を作っていました。関税協会とLECの模試にも挑戦しましたが、E判定と全く手ごたえがありませんでした。私は引き続き試験日まで問題をひたすら解き続けました。結果は関税法が10点足らず不合格でした。

三度目、次で終わらせたいと本気で思ったのと、再チャレンジにあたり独学では限界があると感じ、噂のみこ会に入会してみました。SNSはあまりやらない方でしたが、みこ会員の方とつながれて、勉強へのモチベーションがかなり上がりました。また、テキストや解説が非常にわかりやすく、ひとつひとつ理解しながら勉強を進めることができました。個人的には、勉強面の質問はもちろんのこと、学習の進め方や試験直前の過ごし方についてみこ先生に相談できたことがこの会に入ってよかったことの一つです。ここにきて、これまでひたすら問題を解いていたところ、テキスト読みを中心にして苦手な部分は復習を繰り返すことに重点を置いて勉強をしました。平日は仕事終わりに2~3時間、休日は4~8時間は勉強していました。特に、隙間時間(通勤やお昼休憩)を意識してみこアプリや品目分類は欠かさずやっていました。

二度目と同じように関税協会とLECの模試を受けてみたところ、手ごたえがあり、関税協会はB判定(15位!)、LECはC判定と、前年よりもかなり成績が上がりました。この結果に自信がつき、試験直前までは体調に気遣いながら勉強を進めることができました。

模試を受ける日は、本番当日の過ごし方の練習も兼ねていました。

私は甘い物が好きなので、各科目の前にラムネやチョコレートなどを食べて集中力を上げていました。(気休めかもですが、、、)

また、お昼にコーヒーを飲んだところ、通関実務の途中から気分が優れなくなったため、本番では絶対やめよう、とここで気付くことができました。休憩時間に何を食べるか、何をして過ごすかを事前にチェックしておくことが重要だと感じました。

約2年半と自分としてはかなりの長期戦ではありましたが、このプロセスこそ価値のある時間だったと合格した今、心から思えます。初めて受験される方も、引き続き挑戦される方も、最後まであきらめずに頑張ってください。

上流から物流を変える

りきまる さん(35歳 一児の母 通信販売会社の物流部門勤務 2023年度合格 受験回数2回)


●使用教材
LECの初学者コース
みこ会テキスト、アプリ
ゼロ申
過去問
※ゼロ申と過去問はみこ会解説をフル活用

エビングハウスの忘却曲線の法則で復習するとベストと言われているタイミング(1日後、1週間後、1ヶ月後)で復習をし
各教材、少なくとも4周しました。

●受けた模試
会場模試→関税協会、LEC
自宅模試→TAC

いずれも模試ではE判定、不合格でした。

●総勉強時間
約1年半で450時間

直前の、もみじさんの30時間チャレンジがめちゃくちゃ効きました。

●(いらないかもしれないですが)受験のキッカケ
普段は物流の中でも、返品物を管理する部門に所属しています。
ラストワンマイルの、さらにその先の業務です。

物流なのでコスト削減を求められますが、商品担当や仕入れ担当者からのイレギュラー依頼で思うような改善が進まず…
「現場改善するためには上流から変えなければイタチごっこだ」という思いから
まずは物の流れの「上流を知る」ことから始めようと思いました。

業務内容から商品企画や仕入れ担当者、外国の子会社の方と接する機会があり
その方達から貿易チームのこと、コンテナのこと…色々話を聞くうちに、上流の中でも特に貿易関連のことに興味を強く持ちました。

とはいえ私は学歴が無く(高卒認定はもっていますが最終学歴は高校中退)、何も無しに「貿易チームに 異動させてください!」と言っても叶わないことは明白でした。
であれば、貿易の中で唯一の国家資格である通関士を取得して、会社に貢献する意思があることを示そうと思ったのです。

年に一度、会社の役員の方との面談があるのですが
その時に通関士の勉強をしていることを伝えたところ「うちは通関士1人しかいないから、りきまるさんが取得してくれたら助かるな」というお言葉を頂けたのも励みになりました。

どんなに良い商品でも、物流(物の流れ)が滞ってしまってはお客様に商品は届けられない。
今後は約14年現場を見てきた者として、上流の担当への異動を果たし、最適化を考えていきたいです。
異動願いを出せる時期は決まっているため、今は語学の勉強をしながらその時期を待っています😊

諦めなければ夢は叶う

金原 さん(2023年度合格 受験回数3回)

40代後半で自分の衰えを確かめるために3年前から通関士試験勉強をして今年やっと3度目の正直になりました。まだ衰えていないことが証明できました。
年齢的に記憶力が乏しく、本当に覚えることには苦労をしました。一番頭がフレッシュな時に暗記しようと3年間朝4時に起きて勉強したおかげで今も自然と4時には目が覚めます。
独学で勉強したもので理解できないことがあったらみこ先生に質問し、一つ一つ丸暗記するより理解を深めるようにすると覚えやすくなりました。みこ会に加入したおかげで3度目の正直も達成できました。本当にありがとうございます。
みこ会のアプリがとてもよかったです。通勤時はアプリで通関業法と関税法をマスターすることができました。

使用した教材は
「みこ会」課税価格の決定テキスト、アプリ
ヒューマンアカデミーテキスト、過去問
日本関税協会の計算問題ドリル

今振り返ると長い3年間で何度も諦めようとしたのですが、継続は力なりと言うように、諦めずに頑張ったからこそ味わえた達成感で今はとても幸せです。

脳トレを今後も続けるために次はTOEIC900点を目標に頑張って行こうと思います。

願うは叶う!念願の一発合格!

たくや さん(25歳 物流業者で倉庫店勤務 2023年度合格 受験回数1回)

 

【はじめに】

社会人2年目の12月に受験を決意しみこ会に入会。

約10か月の学習を経て念願の一発合格を果たしました。

 高校までは野球を続け、大学では応援団に入り血反吐を吐く思いをしたどころか、実際に血反吐を吐くときもあった4年間を過ごしたバリバリの体育会人間でした。

勉強する習慣など無かったのですが、そんな自分でも合格にたどり着くことができましたので、ここまでのことを書かせていただきます。

 この体験記を通して誰かの合格を後押し出来ますように。

ご一読いただけると幸いです。

 

自己採点

通関業法 30/45

関税法等 42/60

通関実務 35/45

 

【志望動機】

・社会人になって同じような日々の繰り返しに飽きていた。何かに打ち込みたかった。

 

【使用教材】

・みこ会

・LEC 難関科目攻略パック

・翔泳社 通関士完全攻略ガイド

・翔泳社 通関士過去問集

・TAC 過去問スピードマスター

・計算問題ドリル

・ゼロからの申告書

 

 【学習の進め方】

 ・学習時間

平日はみこ会アプリで隙間時間を活用し、休日に過去問や教科書の読み込みを行いました。

1日の学習時間について、平均として年間を通して平日は0.5~1.5時間、休日は3時間から徐々に増やしていき、5月頃からは6時間、7月以降は8時間を超え、10時間ほど勉強する日もありました。

どちらかと言えば体力がある方だった事と、仕事量が理不尽なくらい多く平日に時間の確保が難しかったので、時間が取れる休日にガッツリ勉強しました。

また、隙間時間にできるみこ会アプリには本当に助けられました。

 最初から1日中勉強しようとするとどこかで燃え尽きてしまうので、徐々に勉強時間を増やしていくことをお勧めします。

 

 ・学習方法(実務)

 まずは申告書についてです。

申告書の勉強しているときに思っていたことは

「パズルみたいで楽しい!!!」です。

会社の同僚とかを見ても苦しんでいた人が多かったのですが、

もしかしたら先入観かもしれないですし、あまり身構えずにトライしてみてください!!

 また、貨物分類については学習初期から行っておりました。LECの貨物分類講座のテキストが来てからは、過去問の申告書の問題から、選択肢を見ずに貨物の分類分けをひたすらに繰り返していました。

 計算については、6月ごろから力を入れて取り組みました。

計算問題ドリルを中心に学習していましたが、

1周やり終わるころには過去問でも安定して正解できるようになりました。

 時間がない時は、すべて解かなくとも、問題を見ながら「これは加算要素だな、この金額は関係ないな」となんとなく考えるだけでも十分だと思います。

電卓持ち込み可の試験なので計算そのものの正確性は問われません。

大事なのは「どの数字を足すか、どの数字を引くか」だと思います。

 その他の実務の問題については、みこ会の記事を見ながら取りに行く問題と捨てる問題を明確にさせました。

「申告書と計算満点で合格点をとれる」

という特性から、強弱をつけて勉強しました。

 

・学習方法(関税法等、通関業法)

 いわゆる暗記系科目ですが、私は

スピードマスターでアウトプット⇒教科書でインプット

8月ごろから翔泳社の過去問集でアウトプット⇒教科書でインプット

 この流れで進めていきました。

 アウトプットを先にすることで、インプットの時に、「この単元ではどこが問われているのか」が意識でき、メリハリをもって学習できました。

 また、アウトプットについてですが、

知識の定着を優先したい学習初期は一問一答形式で徹底的に問題に触れていきました。

インプットとアウトプットの感覚もかなり短かったです。

 一方、試験が近くなった夏場以降は本番と同じ解答形式の問題集に切り替えました。

 大切なのは、思うように理解が進まなくても焦らないことです。

理解度と勉強時間は比例しないと思います。

1つの単元が理解できると、ほかのいくつか単元の理解度も格段に上がるということがよくありました。

わからない部分があっても焦らず勉強を継続していくことが大切だと思います。

 

 【モチベーション管理】

・SNSで決意表明&いろいろ発信

自分は過去の経験から、「一人で勉強してもどうせどこかであきらめて、初めから受験なんて志してなかったことにしちゃうんだろうな」と思い、SNSで勉強用アカウントを開設し、受験宣言や日々の報告などを発信していました。

そのおかげで「一人じゃない」と思うことができ、経験して勉強することができたと思います。

 ・「通関士の勉強」を広くとらえる

「勉強」と聞くと「机に向かってウンウン言いながら問題解いたりするのか、、」みたいな硬い印象を受けていましたが、実際はそれだけが勉強じゃないのかなと思いました。

例えばご飯を作りながら「これって貨物分類では何類になるんだろう?」と考えたり、「信用」という言葉を目にしたら「何かの問題であったな、、信用と品位がなんとか、、」と思ったりするのも「勉強」かなと思うようになりました。

言い方を変えれば、「日常生活と勉強の境目を曖昧にする」となるのかもしれません。

もちろん上記の勉強だけでなく、問題を解いたり教科書を読んだりということは必要になるのですが、「勉強やり始めれば集中できたけど、なかなか机に向かう気になれなくて、、」ということはどんどん無くなっていくと思います。

 ・「おもろい」へのアンテナを張る

教科書や過去問と向き合うときは「なんかおもろいこと書いてへんかなー」と思うようにしていました(笑)。もちろんジョークとかそういったものは書いていませんが、例えば実務の試験中に「コランダム」という謎の物体が出題されたら「知らんがな!!」ってツッコミを入れたくなりませんか??そこまでではなくても、「この問題前も見たなー」とか「この問題文ややこしいなー」とか、そういうふと思ったことを心の中で漫才みたいにツッコミを入れていました。これくらいの遊び心がないと10時間も勉強できなかったかなと思います。

あと、こうやって心の中でツッコミを入れたところは記憶として定着しやすかった印象です。実際に今年の試験以来「コランダムは酸化アルミニウムの鉱物」ということは忘れていません。

最後に少しだけ、、

もちろん勉強はあくまで合格への通過点であることは変わりないのですが、

私は、ここまでの勉強自体を楽しむことができました!

受験後から合格発表までの間は、

「これだけやってダメならしょうがない。でも自分に嘘をつかず勉強をやりきった自信は今後どこかで自分自身を支えてくれるはず!」

と、どこか吹っ切れて過ごしていました。

受験勉強を通して、自己肯定感というか、自らに対して自信を持つことができたと思います。

合否だけでなく、受験を通して学ぶこと、成長できることもたくさんあると思いますので、少しでも興味がある方は思い切って受験してみてほしいです。

 

ここまで私の学習をサポートしてくださったみこ先生、本当にありがとうございました!

リベンジ合格!10ヶ月間心強かったです!

Aisun さん(フォワーダー 2023年度合格 受験回数2回)

<使ったもの>
⚫︎は、みこ会に入ってから使用

⚫︎みこ会テキスト
⚫︎みこ会記事や過去問の解説
ヒュー赤(暇な時読む)
⚫︎合格ハンドブック(暇な時読む)
計算ドリル2021(5周)
ゼロ申(3-4周、難しい)
⚫︎LEC難関パック、power up 申告書&計算(3〜5周)
⚫︎LEC貨物分類(耳勉、テキスト1回見ただけ)
⚫︎菱餅2023(1周、苦手なとこ3周)
⚫︎過去問(8周位)
業法・関税法50〜56回、実務45〜56回
⚫︎模試(5周位)
(関税協会22,※23年、LEC 21,22,※23年、TAC 21,22,23年)※会場受験

1回目は、独学で400時間程勉強し不合格。
リベンジ辛い、支えを探していたところみこ会を見つけて即入会。通学通信よりお手頃で、自分に足りなかった部分を補強出来そうだったから。
12月から10ヶ月間、耳勉時間も入れて800時間程、そのうちの200時間は過去問や模試の演習に充てました。
今年で最後にしよ!と決めて、ガツガツ時間を充てて模試までに仕上げました。

みこ会に入って、本当に心強かったです。
みこ先生、先輩方、みこメンバー無しでは合格出来なかったです。共に戦った達成感!!
みこ会に入って、理論的に学べた事、納得がいく試験対策ができた事、模試で本試験をイメージし戦略的に挑めた事が嬉しかったです。
私も、みこ会を楽しんだ1人です。
クイズにキャンペーンに30時間チャレンジに自習室、ヨガもあった!

▪️Studyplus で勉強時間と学習内容の把握
▪️毎日5分でも継続
▪️平日は朝勉、土日祝。夜勉は月曜自習室。早起きで夕方既に眠い。
▪️通勤電車は主にみこアプリ、テキスト読み
▪️通勤徒歩は主に耳勉
LEC貨物分類やLEC直前総まとめは主に耳勉でした。貨物分類は最初は入ってこないけど、何度も聴いているうちに点と点が繋がり、徐々に理解が深まり実務を解いている時に威力を発揮し出しました。直前総まとめも数え切れないくらい程聞きました。

ゼロ申は後半は難しくて、1、2時間もかかり心折れた。こんなの試験に出たら、時間足りないわ!と開き直っていました。いまだに無理。

LEC貨物分類、難関パック、power up申告書&計算を3〜5周程行い弱点克服に力を注ぎました。買って良かった!類注や派生する品目を絡めて問われる問題を繰り返すうちに、出題者の狙いはここなのかなとか自分なりに謎解きしていました。

<模試>
関税協会(会場)、LEC(会場)、TAC(自宅受験)の3つを受けました。
実務は解く順番を模試で2パターン試しました。3科目とも演習の時から時間を決めて解いていたので、見直しの時間が確保出来るようになっていました。
見直しってなかなか難しい!!
☆みこ先生に聞けば良かったな

ちょうど1年前は関税協会の模試だけ受けて合格圏内で安心して、模試後の追い込みが足りず不合格になった反省を活かして、今回は模試以降もペースを落とすことなく取り組みました。

関税協会模試は、昨年と同じくC判定でしたが、同じ判定でも100番台→10番台に上昇!
励みになりました。

ミルフィーユ戦法でコツコツ積み重ね、
模試や試験前には、”3科目の皿回し”を常に意識しました。※菱餅の冒頭に皿回しって書いてありました。
LEC模試で関税法が6割に届かなかったおかげて、テキストの読み直しがしっかり出来て良かったです。
実務は、課税原則を誤り申告書や計算問題で芋づる式に失点が何より怖いので、みこ会の課税原則テキストを読み直し理解を深める事は必須です。かなり丁寧な説明と過去問が纏められています。

<感想>
リベンジ合格を通じて
模試の結果が良かろうと悪かろうと、試験までの残り1月はかなり大事だと痛感しました!

みこ先生がおっしゃる通り、色々なものに手をつけず、だけど自分に合うものを見つけることも大切だと思いました。
何度も復習したテキストは、どこに何が書いてあるか大凡把握できるようになっていました。

解きながら、しっかり根拠を確認したいものは、チェックして、解答の時に理解して何度も何度も過去問や模試、問題を解きました。

私はみこ先生に、沢山質問するタイプでは無かったけど、特に申告書問題や課税価格分野、分類の考え方でどうしてもわからない時、勉強の進捗を質問や相談をしました。

<試験当日>
試験前1週間は睡眠の質を上げることを特に意識したけど、試験前夜はあまり眠れなかった。
本番は自分を信じて!!
3科目とも落ち着いて出来ました、深呼吸はみこヨガで沢山学びました。

関税法の選択問題が難しかったけど、帰宅して自己採点するとあれ?8割ある。関税法の難しかった問題の事が記憶の中心に居座って、それ以外の自信を持って解けた問題の事は無かったことのようになって、関税法ダメだったら、また来年か、ギリギリ6割かなとか、、お昼ごはん食べて散歩して、関税法は終わったからどうでも良いや、昨年のリベンジは実務だー!!と気持ちを切り替えて挑めて本当に良かったと思いました。

業法 38/45 (84.4%)
税法 49/60 (81.6%)
実務 35/45 (77.7%)

みこ先生、みこメンバー無しでは継続出来なかったです、感謝申し上げます。
この経験を大切に新たにチャレンジしていきたいとおもいます。

最後になりましたが、諦めず継続すると合格出来ます。受験される方、応援しております。

この先ほかになにも手に入らなくてもいいから、絶対に合格したい☆執念で臨んだ通関士試験!

たあああい さん(30代 女性 メーカー勤務 海外向け出荷業務担当 2023年度合格 受験回数2回)

通関士資格取得を目指した理由

貿易業務従事者としての見識を深めたいと思ったから。自社通関に取り組みたいと上司へ申し出るためには通関士の資格が必要だと考えたから。

第56回

勉強時間 約400時間。みこ会テキストとアプリ、2022ヒュー赤・ヒュー青、LEC難関攻略パックで受験。本試験当日夜のTAC解答速報で関税法等の点数が4点足らず不合格確定、その翌日から勉強を再開。

第57回

使用教材

・みこ会テキスト、アプリ

・2022 ヒュー赤、ヒュー青

・LEC 必勝コース

勉強時間は約500時間。

10~12月中旬

 手持ちの2022ヒュー青関税法等から進めました。私は問題を解くだけでは知識が身に付かないため、間違えた箇所は正しい内容をノートへ書きました。このとき、きれいにまとめノートを作るのではなく、箇条書き(例えば 指定地外検査は許可 など)していました。この時期は関税法等だけを勉強、分からないなりにアウトプット中心に進めました。

12月下旬~2月

 LEC必勝コースに申し込みました。LEC講義を視聴、2022ヒュー青、みこ会アプリを使って勉強を進めました。伊藤講師の講義は難しいことも分かりやすく説明されており、やはり人に教わると理解しやすいと感じました。引き続きこの時期も関税法等のみの勉強で、インプットとアウトプットの両方に取り組みました。

3~4月

 2022ヒュー青、LEC過去問、みこ会アプリでアウトプット中心に進めました。分からないところは2022ヒュー赤、LECテキスト、みこ会テキストを読みました。この時期は関税法等を重点的に進め、申告書と計算問題はLEC基礎編に取り組み、初歩的な問題であれば解けることを自己確認しました。

5~6月

 ようやく通関業法に取り組み始めました。LEC講義を視聴、2022ヒュー青、LEC過去問、みこ会アプリでアウトプット中心に進めました。分からないところは2022ヒュー赤、LECテキストを読み、さらに分からなければみこ先生へ質問していました。また、第51~56回本試験を通しで解くことも進めました。すると、どの本試験も三科目すべて6割は取れたため、この頃にはなんとなく実力がついてきたかも…?と思えるようになっていました。特に、受験済みの第56回は手持ちの本試験 問題用紙そのものを使ったため、当時の自分の解答が記入されており、これ絶対に違うじゃん…なんでこれを選んだんだ…と自分で自分にツッコミを入れられるくらい理解が進んでいると実感できるようになっていました。

7~8月

 LEC申告書と計算問題について徹底的に取り組みました。時間をはかりながら(輸出は20分、輸入は40分)進めました。申告書の苦手意識はなかったですが、一つ間違えると大爆死なので、どこをどう間違えたのか、しっかり振り返るようにしていました。また、関税法等を忘れてしまうことのないように忘却曲線を意識して過去問を毎日 少しでも解くようにしていました。

9月

 模試を受けまくり、その見直しに取り組みました。会場受験はLEC、自宅受験はTAC・MHJ・関税協会・通関業連合会です。今年で合格して通関士の勉強は最後にするから、お金は惜しまないと考えました。結果はLECが関税法等で2点足らず、関税協会は通関実務で3点足らず、この二社は不合格。ほか三社は3科目すべて6割はとれました。LECは不合格でしたが、会場受験での自分自身の調子がよく、いい集中ができた感覚はありました。また、時間配分も管理でき、三科目とも十分に見直す時間を取れました。何より、関税法等は以前よりかなり暗記が進んで知識が身に付き、明らかに昨年よりも分かる、解けると自分なりに手応えを感じ、今の自分の実力なら合格できるかもしれないと思えていました。あとは神頼み、学問の神様 菅原道真 公を祀っている神社へご祈祷に出掛けて、しっかりお願いしました。

10/1(日) 本試験 当日

 LEC模試会場受験の調子がよかったので、そのときと同じ服装・カバン・昼食やおやつを準備しました。会場には試験開始一時間前に着きました。私が受験する会場は運良く昨年と同じでした。昨年は帰りに試験会場の立て札と建物を撮影しようとしていたら、帰りには片付けられていたため、今年は入場前に記念撮影しました。早く着いたことでお手洗いの場所を確認したり、テキストを読んだり、ラムネを食べたりなど余裕がありました。いざ試験開始となったら、まずは深呼吸して一通りの問題をすべてページをめくってチェック、そして絶対に合格するんだ!と強い気持ちで臨みました。昨年は最後の1分1秒まで解き続けましたが、今年は三科目すべて見直しの時間はしっかりとれました。試験後は完全燃焼…やりきった、根拠はないけれど合格できたような気がする…という心境でした。本試験 当日夜のTAC解答速報とみこ会 皆答集で三科目とも7~8割はとれており、合格が見込まれてほっとしました。

11/7(火) 合格発表

 税関HPで自分の番号を見つけて、心の中でガッツポーズ!

11/24(金) 官報掲載

 自分の名前が載るなんて感慨深いです。

補足

モチベーションの維持

 私は絶対に合格して、自分のしてきた努力は正しかったと自ら証明するんだ!合格という結果を出して自己肯定するんだ!と自分に言い聞かせて日々の勉強に取り組みました。

勉強時間

 平日は夕食後に20時や20時半から1,2時間程度、調子がよければ3時間。土日も1時間、最後の2ヶ月は5~6時間勉強しました。勉強時間は日々バラつきがありましたが、短時間でもいいから毎日勉強する、と目標を立てて進めました。

通関実務の勉強

 私は申告書と計算問題、原産地規則の問題で6割を取ると決めていました。そのため、貨物分類の問題は捨てました(第○○類に属するものをすべて選ぶなど) なお、重要な類注(餃子はパスタ、繊維製品の分類など)についてはしっかり覚えました。また、申告書は別冊の輸出統計品目表、実行関税率表へ選択肢①~⑮を先に記入するようにしていました。その方が早く解けると感じました。

通関実務の取りかかる順序

 私はまず計算問題から解き始めて、最後まで解き進め、その後に第3問から解いて、最後に輸出・輸入申告書を解くようにしました。いろいろ試しましたが、このやり方が6割の正答率を目指せると思い、実践していました。

今後、通関士 試験の合格を目指す方へ

 私は勉強そのものが久々すぎて、はじめのうちはどう進めればいいかすら分かりませんでした。それでも日々、分からないなりに取り組み、そのうちに こういうことだったのか!と理解できる時が来る、そんな勉強生活でした。最後まで諦めずに勉強を続ければ、必ず合格は見えてきます☆受験生の皆さんを応援しています♪

家族で手に入れた合格!

オレンジスター さん(通関業者に勤める育休中の一児の母 2023年度合格 受験回数1回)


私は通関業者の営業アシスタントとして働いています。3年が経ち、妊娠が分かり産休へ入りました。その時に何かパワーアップをして、復帰したいという思いがあり、通関士試験を受けることに決めました。それがちょうど2月くらいです。

通関業者の営業ですが、実務は全くのゼロなので、関税法、業法、実務とも最初はちんぷんかんでした。
友人の勧めで通信講座(フォーサイト)に入会、しかし内容が簡易的なものばかりで、実務の部分はほとんど理解できませんでした。(法律系は暗記なので、フォーサイトで十分な感じでした!)
そこでTwitterで見つけたみこ会というコミュニティを知り、自分に投資するつもりで入会しました。
課税価格の決定をすぐさま冊子にして読みました。が過去問もしたことがなかったのでここもさっぱりで、気力を失くし少し遠ざかってました。

そんな時、急な出血で病院へ行くと切迫早産と診断され、1カ月の入院が決まりました。
24時間点滴、絶対安静、週に一度のシャワーなど制限が多くストレスも溜まってましたが、何かしなければという変なプレッシャー?からみこ会アプリでの一問一答は欠かさず毎日解いていました。
退院をして、出産までの1ヶ月はほぼ勉強はしていません。むしろもう今年は無理かなあなんて思ってました笑

子供が無事に誕生し、初めての育児がスタート。産まれてからは勉強は全く出来ず、育児に専念。夜泣きもあるし授乳もあるしで精神的にも余裕がなかったです。

3ヶ月が過ぎた頃、子供の毎日のルーティンが分かってきてだいぶ余裕が出来てきたので勉強再開!ここで残り4ヶ月のところでした。
基本的に寝かしつけをした後の隙間時間、旦那の休みの日には図書館に行き問題を解いたり、暗記をしていました。3時間おきの授乳だったので、いかに効率よく時間を使えるかが勝負でした。

みこ先生に相談したところ、過去問を勧められたので、7月くらいから1日1科目は過去問に触れるようにしました。みこ先生の過去問の解説は分かりやすくてすぐ理解出来ることが出来たので良かったです。
暗記ものはノート等はあまり作らず、教科書へ直接書き込んだりしていました。

8月に入ってからは関税協会の計算ドリルや、ゼロ申も取り入れて過去問と合わせて毎日最低でも一問は解くようにしていました。
ここのあたりでみこ会の課税価格のテキストが理解できるようになり、なくてはならない存在になりました。

9月は模試(フォーサイト、関税協会、LEC受験)の結果を元にダメだったところもひたすら復習。
最終的には過去問10年分を6回は解きました。(法改正があったので、法律系は過去5年分のみやりました。)
模試も3回は繰り返しやりました。
暗記ものは寝る前や移動時間に教科書を読んでいました。

試験日前日は旦那に子供を任せ、前泊をして準備。教科書を読むくらいにして寝ました。

試験自体は3科目とも意外と時間が余り、2回は見直しをしました。
見直しをしたはずなのに、合格発表まではマークミスしたんじゃないかと不安で仕方なかったです。

合格発表は本当に緊張しましたが、努力が報われた結果が確認できて、本当に嬉しかったです。子供も分かってか分からずかにっこり笑ってくれました。

今回の試験は1人で頑張っただけでは合格は出来なかったと思います。
勉強時間確保のため、旦那や親を頼って子供を見てもらったりと周りの人の助けがあったからこそだと思ってます。
なによりみこ先生には本当に感謝しています。どんな時間でも、すぐ分かりそうな質問でも、快く応えて頂き本当に心強かったです。
また課税価格のテキストはお守りです!あれは最強だと思います!
過去問の解説も分かりやすくて、根本から理解出来るのでモヤモヤが残らずスッキリ解くことが出来ました。

この成功体験と資格を活かして、今後も色々な事に挑戦し、ステップアップしていきたいです。
みこ先生ありがとうございました。

大恋愛→大失恋💔からの一発合格奮闘記

あした さん(27歳 女性 職歴:美術館スタッフ(3年)→テレアポ営業(3ヶ月)→乙仲CS(現在1年2ヶ月経過) 趣味:美容、語学(ドイツ語と英語)、読書 2023年度合格 受験回数1回)

私の合格体験記ならぬ合格奮闘記をお読み下さり、ありがとうございます。
読書が趣味とのこともあり、エッセイ形式で執筆しようかと思います。

☆エッセイなんて読んでる時間ないわ!という方へ
自分の勉強方法や勉強時間、使用教材を振り返ってみて、大事だなと思ったことをまとめます。

①とにかく毎日1分でもいいので、通関士の勉強に触れ続けることが大事です。這いつくばってでもいいので、とにかく毎日通関士試験関連に何かしら触れてください。(※試験までに何か事件が起こっても、この毎日の積み重ねのおかげで私は合格できたと確信しています。)
②合格したい方、迷わずみこ会へご入会ください。
③個人的におすすめの教材は、みこ会の「課税価格の決定(原則&例外)」、合格ハンドブック、税関HPでもゲットできる試験の過去問です。
④とにかくマインドが大事です。どんな展開の時も「私は合格できるでしょ〜♪」と思いながら勉強してください。紙に書いて潜在意識に刷り込むことも効果的です。(※テレアポ営業時代、毎晩「私は1アポ以上毎日取れる」と紙に10回書いて寝るという習慣をして、実際に毎日1アポ以上獲得できた、という実績もあるのでおすすめです。)

「大恋愛→大失恋💔からの一発合格奮闘記💮」
著:あした

体調を壊し、新卒入社だった某アニメーション映画会社の美術館勤務を辞め、その後テレアポ営業で稼ぐぞと意気込んだものの、体調悪化で3ヶ月も続かず、とりあえずの繋ぎで貿易界隈では乙仲と呼ばれる会社に入社した。

職歴が虫に食われたかのように穴が空きまくりな自分に対して、何か武器になるもの、自分にしかできない何かを欲していた私は、とりあえずの繋ぎで勤務を始めた乙仲会社で通関士という国家資格を知り、2022年10月終わりに受験を決意した。

Twitter(現在X)で通関士試験とワード検索すると、「みこ会」というコミュニティが存在することを知り、独学で何から始めたらいいか分からなかった私は、「みこ会」という名前ということもあり宗教的な匂いを感じながらも、「とにかく合格したいならみこ会入った方がいい!」という見ず知らずの人たちのツイート(現在はポスト)をなぜか信用して、2022年11月8日にみこ会へ入会した。

みこ会はパラダイスだった。
通関士試験について無知だった私にとって、どんな試験科目があるのか、各科目の特徴や、何から勉強したら良いか、市販教材の大まかな特徴など、通関士試験の勉強を始めるための勉強からできる環境が整っていた。

みこ会の学習の指針の通り、私は通関実務→関税法→通関業法の順番で勉強を始めようと決め、まずはみこ会内でダウンロードできる「課税価格の決定原則編」を読み進めることにした。
どうやらとにかく課税価格の決定というものが分かっていないと、申告書問題で苦労するらしい。
また私は紙で勉強する派だったので、今の世の中便利なことに製本をネットで頼める時代で、ダウンロードした課税価格のテキストの製本も注文した。

市販教材はみこ会の教材紹介記事を参考に、実際に本屋さんに足を運んで中身を確認し、最新版は12月頃発売とのことだったので、11月中にネットで予約注文をした。
私が選んだのはMHJの「合格ハンドブック」だった。
とにかく申告書と計算問題をやった方がいいなと思ったので、メルカリで2022年版の「ゼロからの申告書」と「計算ドリル」も購入した。

11月〜2月くらいまでは地道に毎日「課税価格の決定」を読みつつ、「計算ならとりあえず計算方法分かればできるでしょ〜!」と軽い気持ちで、延滞税やら過少申告加算税やら言葉の意味は大して理解していないまま、「延滞税ってのはこう計算するのね」という感じで計算問題を解いていた。
小学生の頃、算数ドリルを進めるのが好きだったので、計算ドリルは楽しかった。

12月後半くらいに「合格ハンドブック」が届き、1ページ目から順番に読んでいった。
意味が分からなかったが、とにかく読み進めた。

それまでも申告書問題に取り組んでたとは思うが、記憶が定かではない。多分最初に触れた申告書は「合格ハンドブック」内の申告書問題だったと思う。「ゼロからの申告書」より優しめなので、初めて触れるのには正解だった。

本格的に「ゼロからの申告書」に取組み始めたのは1月後半くらいからだったと思う。
2月には「課税価格の決定」を1週読み終えていた。
3月の時点で輸出は20分程度で解けることが分かり、輸入の方がどちらかというと苦手意識があったので、課税価格の決定テキストをさらに読み込んだり、輸入の申告書中心に取り組んだりした。

申告書や計算ドリルと割と同時並行で進めていたのが、「合格ハンドブック」で関税法を読み進めることだった。
そしてまたそれと同時並行でみこ会アプリで関税法の過去問をちょっとずつ解いていた。もちろん結果はボロボロだったけど、やらないと覚えないし、何が理解できてないのかも分からないので、分かってないなりにみこ会アプリで関税法の問題演習も進めた。
「合格ハンドブック」の関税法を1周終えたのは3月頭だった。

この頃、会社のフィリピン人シングルファザーから猛アタックを受け始め、私、狼狽える。
私自身未婚で、正直彼のことはいいなと思っていたが、シングルファザーというところが引っかかり、彼との今後をどうするか悩んでいた。

それでも通関士の勉強は続けた。
関税法をとりあえず一周テキスト読み終えたのもあり、通関実務の申告書を中心に過去問を徐々に3月中旬から解き始めた。
56回試験過去問は直前期の力試しのために、解かずに取っておいた。

4月になり、🇵🇭シングルファザーからの猛アプローチは加速していった。
通関士の勉強は、「休日は過去問を解き、平日はテキスト読みや計算ドリル、ゼロ申などの問題集を解く時間に充てる」という形にシフトした。
この頃、通関業法も「合格ハンドブック」で読み始めていたと思う。

5月、ついに私は🇵🇭シングルファザーとお付き合いすることに決めた。5月は彼と一緒に過ごすことが楽しくてそればかりに時間を割いてしまい、ほとんど勉強できていなかった。勉強時間0分の日も少なくなかった。
母親は彼との交際に大反対で、母親ともバトルしたのが5月だった。
頭の中では通関士の勉強しなきゃと分かっていたけれど、とにかくプライベートが今までの人生で経験したことのない展開になっており、それどころじゃなくなってしまっていた。

6月になり、恋愛に対して少し自分の気持ちが落ち着き、試験まであと4ヶ月もないことに焦り、過去問ばかり解いてしまい⇔分からないの繰り返しだった。

7月、彼に振られて大失恋した。
大恋愛→大失恋からの一発合格とタイトルに書いたくらいだからここで言及しておくが、彼のことは母親に大反対されつつも、正直、今まで付き合ってきたどんな男性よりも間違いなく1番大好きな人で、1番私のことを愛してくれた男性だったと思う。
そればかりに彼に振られたことは私にとって大ダメージの他ならなかった。もちろん、勉強なんて手につかず、毎日泣いて毎日絶望するという日々を過ごしていた。会社からの帰り道、車の中で突然涙が出てきて大泣きした日もあった。

お察しの通り、2023年5〜7月はまともな勉強ができていなかった。

しかしここでみこ先生のとあるポストにグサリと胸を刺され、切り替えることになる。

『辛いときは逃げる理由が無限に浮かんでくるけど、勉強以外の悩みは試験終わってから考えよう!
たった2ヶ月思案したところで何も変わらないから、目の前の試験に全力を☻』

このポストを目にしたのが7月の終わりだった。
模試までも日数がないことに目が覚め、みこ先生に「関税法が無理すぎます〜😭😭」と泣きつきながら、「テキストを読んでください。1日で何周もできるレベルで読めるようになってください」とお尻を叩かれて、7月終わりから8月は関税法と通関業法のテキスト読みと過去問解くを繰り返すことにほぼ全振りしていた。

8〜9月で関税協会、LEC、TACの3社の模試を受け、大撃沈する。
LECの通関実務なんて、12点だった。もちろん関税協会の合格判定はEだし、TACはもはや結果すら見る気になれなかった。
私は大恋愛→大失恋した5〜7月の自分を本当に責めた。私はあの時何をやっていたんだと本当に悔やんだ。

とにかく10月1日の試験まで時間がなかった。実務模試で12点を叩き出し、笑ってしまったが、心は折れていなかった。
どこかで何事も叶えるためにはマインドが大事だということを聞いたので、「ま、合格できるできる〜♪」と自己暗示をし、腐らずに勉強を続けた。模試は本試験より難しいようなので、模試のことは忘れて、過去問を解き、関税法と通関業法は全ての問題の全ての選択肢で何が合ってて何が違うのかを洗いざらい読み込み、分からないところはテキストを読み直すことをした。

模試で12点を叩き出した通関実務は、とりあえず過去問の通関実務を解いてみて、初見で7割特典できたので、あまり焦ってはいなかった。
通関実務もとにかく申告書と計算問題で点を落とさないことを目標に直前期と呼ばれる8〜9月は過去問を繰り返し解いていた。
「ゼロからの申告書」は本試験より難しいものもあるし、本試験ではあまり見ない傾向の問題もあったので、8〜9月は一切解いていない。

そして運命の10月1日、本当にここまで色々あったけど、やってきたことしか出せないんだから思いっきりやろう、というか私合格できると思うわ!という強い気持ちで取り組み、一発合格できた。

5〜7月、メンタルもどん底でほぼ勉強できていなかったのに、一発合格できたのは、1年前からコツコツ取り組んできた勉強貯金のおかげだったと思う。

それからやっぱりマインドが大事だ。
落ちたらどうしようと考えるのではなく、合格したらどうしよう✨✨とワクワクしながら勉強したのが良かったと思う。

エッセイ(完)

と、大きなことを言いつつ、みこ会には本当にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
これからもいいご報告ができるよう、貿易業界で奮闘します!
これから受験される皆様、強いマインドを持って試験に立ち向かってください!応援しています☺︎

異業種でも評価され、資格手当支給決定!

ようかん さん(40代女性 異業種/建設業(工具の輸入販売部門) 2023年度合格 受験回数3回)

【なぜ通関士試験を受験しようと思ったのか】
・職場がたまたま自宅近くに移転になり、通勤時間が大幅に短縮。コロナ禍でもあり、時間ができて暇だったから。
・機会があれば、そこそこの難易度の国家資格の勉強をしたいと思っていたから。
・商品の輸入時に、通関業者さんに回すための書類を揃えてまとめる機会が年に数回あり、少し興味があったから。そして担当の方が言う専門用語の意味すらわからなかったから。

【主に使用した講座、教材】
・みこ会(アプリ、テキスト)
・計算ドリル
・ゼロ申
・過去問(7年分)
・フォーサイト(2021)
・MHJ教材(2021実務単科、2022ゴールドコース)
・ヒュー青
・統計品目カード(グリーンクレーン出版)

★2021年(第55回)
勉強時間:370時間
GWに受験を検討。5月半ばから勉強開始。
最初はフォーサイトで始めました。しかし実務で躓き、MHJの実務単科コースに申し込みました。しかし試験までにモノに出来ず、一年目は全く歯が立ちませんでした。

模試はMHJのみ。E判定。

本試験も当然業法以外の二科目を落とし、ここまで酷いと悔しいとも思いませんでした。
「暇だから何か勉強しよう」程度で手を出してはみたけど、完全に間違えたと思いました。
しかし、やると決めたからには何年かかってでもやり切る!

★2022年(第56回)
勉強時間:不明
MHJゴールドコースを受講。
夏くらいまで闇雲にMHJ教材とヒュー青ばかり解いていました。

X(旧Twitter)で試験情報の収集をするという発想すらありませんでしたが、ネット検索でみこ会のことを知り、以降はみこ会のみなさんの動向を時々チェックしていました。なんかすごい人たちがいるなぁと。
「この人たちは元々優秀だから…自分には関係ないな」とまで思っていましたが、やっぱり会員集団はモチベーションが高い。
「今年落ちたら絶対お世話になろう」と決心しました。

模試2社
関税協会(D判定)
MHJ(B判定)

本試験
業法40/45(88%)
税法40/60(66%)
実務26/45(57%)

実務の1点に泣きました。
しかし「結果は不合格だけど、決して無茶なことに挑んでいるわけではない。次こそは絶対に受かってやる!!」と決めました。
(不)合格発表日に2023年に向け、みこ会に入会。
「今年は落ちた!でも来年こそ!」と周囲にも公言し、後戻りできない状況に自らを追い込むことにしました。

☆2023年(第57回)
勉強時間:不明
1〜3月は前年までの学習内容を忘れない程度に毎日少しずつ、4月以降は出勤前(1.5h〜2h程度)と昼休みに勉強していました。

机に向かう勉強は申告書と計算問題に大半の時間を充てました。業法、税法はほぼアプリで済ませ、時々プリントアウトした過去問を時間を計って解くという程度でした。
特にアプリは隙間時間の活用、勉強しなかったという罪悪感から逃れるには最高でした。

模試は関税協会しか受けませんでした。他社(LEC、TACあたり)は難易度が高いと聞いていたので、メンタル維持のためと、そちらを丸一日かけて解く時間を過去問ワンセット解く方に充てたがいいと思ったからです。

せっかく入会したのだから、みこ先生に色々質問もしてみようかと思っていたのですが「自分の頭が悪すぎてなんて聞いたらいいのかもわからない。みこ会のテキストや記事を読むなり、ネットで検索するなりなるべく自力で」を心がけました。
それでもXでポロっと呟くとみこ先生がリプを下さったりしたのがありがたかったです。

試験直前期はひたすら、実務の過去問を解く「作業」に徹することにしました。
本試験で6割取るためには、あんまりややこしいことをするより、過去問レベルのものを固める方が確実だと思いました。
(申告書の難易度をいきなり上げられたら太刀打ちできないとも思いましたが)
計算問題は3年連続で出題されていた消費税に力を入れ「カラダで覚えた!」という状態にまで行きましたが、今年は出ませんでした。
しかし、ここ何年も出題されていなかった過少申告加算税。なんだか嫌な予感がして、ある程度こなしておきました。加重分があったら怪しいというレベルではありましたが。

それから体調管理にも気を配りました。
潰瘍性大腸炎という持病があり、当日の下痢を回避するため、3日前から固形物を摂取せず、前日からは絶食、当日は下痢止めを起床時と試験開始前、昼休みに服用しました。
飢えとの戦いでもありましたが、試験時間中は緊張のあまり空腹であることも忘れていました。
とにかく「落ち着いて問題文をよく読む、字はちゃんと読める字を」を心がけました。

試験終了して、振り返った時の感想ですが、業法→まあ7割はいけたかな?
関税法→6割はなんとかいけたかもしれないけど怪しい
実務→全く手ごたえがない

帰宅してから皆答集に入力、集計結果を見るまでは「昨年(26点)より出来が悪そう。なぜ昨年落としたのか」とどうにもならないことばかり考えていました。

自己採点の結果は実務以外の二科目は前年とまったく同じ点数でした!笑
業法 40/45(88.8%)
税法 40/60(66.6%)
実務 33/45(73.3%)

直前期に「三度目の正直!いや、二度あることは三度ある…か?」と呟いたりしていましたが、なんとか「三度目の正直」で決めることができました!

●これから受験する方へ
とにかく体調管理はしっかり、勉強は過去問を中心に、実務の申告書と計算問題はカラダで覚える!を心がけてみて下さい。
みこ会オリジナルテキストも素晴らしく、課税価格の計算が得意になります!
そしてみこアプリが最高です。机に向かわずに過去問を潰せます。

●最後に
今回勉強してみて思ったことは「できるだけ通関士さんに余計な手間をかけさせない書類作りをしよう」ということです。
輸入貨物の内容物説明書に「同種の貨物の輸入実績の有無、直近の輸入時期、税番」の欄などを追加しました(不要かもしれませんが)。
輸入実績のない新規貨物については材質や仕様など、できるだけ細かい説明、使用方法の動画を添付しました。
目標は「手続の依頼時に書類一式を送ったら、納品日が決まるまでは連絡をさせることのないように」です。

特に転職を考えているわけではないですが、通関士さんの負担を少しでも減らせればいいなと思います。

異業種ではありますが社内での反応が意外と良く、合格の報告をすると、褒められたり驚かれたりしました。
11月分の給料から早速、資格手当が支給されることになりました。

みこ先生、本当にありがとうございました!そしてみこ会つながりの皆さんと励まし合いながら勉強に取り組めたのは本当に良かったです。存在を知った時点で入会すれば良かったなと思いました。
合格するためにはみこ会です!存在を知った時点で入会しましょう!

やらない後悔よりやった後悔

もん さん(24歳 男性 役所臨時職員 2023年度合格 受験回数2回)

 きっかけは運行管理者(貨物)の試験を合格してからです。当時ダブルワークをしていた私は、もっとキャリアアップをしたい考え、学生時代「通関士」という資格を聞いたことがあり、物流関係の仕事をしたいなという思いもあったので2022年5月から独学で勉強を始めました。模試なども受けていなかったため、その年は案の定落ちました。(記念受験程度に受けたので、そこまで気持ちは落ちませんでした。)

 Twitter で情報収集しているうちにみこ会に出会い、またフォーサイトの通信講座も受けながら勉強を再スタートしました。(2022年11月)

 フォーサイトの教材を3周くらいした後に過去問を解いたのですが全く解けなく、あまり身になっていないと感じたので過去問のみの勉強に移りました。

 ゼロ申も少しやりました。難しかったのでかなり大変でしたが、何周かして按分や税番を探す練習にもなりました。
 
 過去問の勉強方法として
①問題を解く
②採点する
③みこ会の解説を書く(丸写し)
 この繰り返しです。
何周かしてくると同じところでミスが出てくるのでそこだけ解説を書きました。慣れてきたら解説は自分なりの言葉で書いていきました。

 合間にはみこ先生にも質問をしました。返事がとても早くて助かりました。

 試験1、2ヶ月前には時間を測りながら解きました。また、関税協会の模試も在宅受験をしました。

 その後、本試験といった流れです。

 使用した教材・ツール等
・みこ会
・フォーサイトの教材
・過去問
・ゼロからの申告書

 最後に
私は勉強が得意ではありません。ですが、なぜやり遂げることができたのかというと、やらない後悔をしたくないと思ったからです。

 例えば、関税法等の過去問を終えた。今日はもういいやではなく、解説まではしよう。解説をやらないと後悔するからとか、今日は〇〇年の輸入だけ解こう。じゃないと後悔するからとか考えるようにしました。
 
 学生時代に先生に言われたのが
「やらない後悔よりやった後悔」
と言われました。何をやるかにもよるとは思いますが、どうせ後悔するなら、やった後悔の方が断然いいからです。

 本番は関税法等が全然解けなくて心配にはなりましたが、なんとか合格することができました。これも、みこ先生や会員の方々、合格者の方々が発信されている言葉などに元気をもらえたからです。本当にありがとうございました。

 58回に挑戦する方々を心から応援しています。

みこ会×LEC×推しへの愛=合格

Gisela さん(20代 フォワーダー勤務1年目 2023年度合格 受験回数1回)

【通関士試験を受けた理由】

通関士試験を受けると決めた理由は単純です。当初会社から若い人を育てるため、合格すれば異動させようという話があったのに加え、自分が尊敬する通関士さんと共に働きたかったからです。(入社3ヶ月目で決意)

新人がなかなか定着しない殺伐とした職場で、どれほど仕事が忙しくても通関に関する疑問には快く対応してくださる通関士さんは心の拠り所となっていました。いずれは憧れの通関士さんのように、優れた人格を備えながらも豊富な知識で着実に仕事をこなせる人間になりたいという気持ちが試験勉強への原動力となりました。

【使用教材・物】

各教材と使用時期、周回した回数を載せていきます。

・LEC必勝コース(11月〜受験まで)

⭐︎所属している会社によっては通関業者輸出入関連企業従業員の割引を受けることができるので気になる方はチェックしてみてください。
・みこ会(11月〜受験まで)

・実務の過去問12年分

(3月〜受験まで。各回最低5周)

・関税法と業法の過去問6年分

(4月〜受験まで。各回3周※みこ会の過去問題集アプリ周回分を除く)

・計算問題ドリル2022 (2月〜5月のLEC計算問題集到着まで。1周)
・ゼロからの申告書2022

(9月に力試しとして気になる問題を1回解いたのみ)

・どこでもできる通関士2023

(5月から受験まで。気になるパートのみ覚えるまで復習)

・通関士試験に出る!穴埋め問題対策 2023

(9月から受験まで。10年分を3周)

・推しの通関士さんから頂いた記念品

(頂いた日から受験まで。自身を鼓舞するため必要な時に見ていました)

◯それぞれの科目でノートを作るようなことはせず、補足が必要な場合はLECのテキストにメモ欄が設けられているのでそこに書き込んでいました。そのためテキストを開く回数も必然的に増えました。

【学習期間】

11月:中旬頃からLECの貨物分類の勉強を開始しました。この貨物分類の暗記を集中してやっていた時期があったおかげで、後々の通関実務の学習がかなりやりやすくなりました。貨物分類ができると問題の品名を見ただけでどの類に属するのか見当がつきますので解くスピードも上がります。貨物分類の学習は早ければ早いほど良いです。

隙間時間に貨物分類をやっていたため、週末に勉強はしていませんでした。

12月〜2月:LECで関税法の講義が始まり、ほぼインプットの毎日でした。講義を視聴する中でよく理解できない箇所もあったものの、とりあえず一度全て視聴し、それから理解できなかった部分に戻るという流れで取り組んでいました。この時期にゼロからの申告書もやってみましたが最初の1問目から挫折してしまい、これ以降9月までゼロ申に触れることはありませんでした。この時期の1週間の勉強時間は15時間ほどでした。

3月〜4月: 2月までに関税法・関税定率法等の学習を一通り終えていたので、この時期から通勤時間中にみこ会アプリで毎日過去問を解くようになりました。

同時に関税協会の計算問題ドリルの学習も開始しました。LECは5月に計算問題集が発送されるので、算数が苦手な私は少しでも早く慣れておきたかったからです。

計算ドリルを始める前に導入としてみこ会の課税価格の原則 原則編・例外編を一読しておくと初めてでも解きやすくなると思います。

3月から少しずつ時間をかけて学習したおかげで、課税価格の計算においては模試や本試験でも加算か控除か分からないといった問題に遭遇することもなく安定して点数が取れるようになりました。(みこ会の課税価格の原則 原則編・例外編を辞書代わりにしつつ試験直前までLECの計算問題集2冊をそれぞれ8周解きました)

LECの申告書問題も発送されましたが、4月に入り21時まで仕事するなど残業が一気に増えてしまい、ほぼ勉強できない状況でしたので新しい問題集に取り掛かることはできませんでした。

5〜6月:相変わらず残業はあるものの、今年合格しないとますます状況は悪化すると考え徐々に勉強時間を増やしていきました。関税法の過去問を時間を計ってマークシート式で解き始めました。この時点で日頃のアプリ学習の成果のおかげか、6割以上の点数を獲得できていました。

LECの計算問題集も毎日5問ずつ解いて忘れないようにし、申告書問題集も講義を視聴しながら解き始めました。この頃になると貨物分類のテキストは辞書のように使用し、問題集でよく目にする部注や類注を繋げて覚えていきました。

5月は平日2〜3時間、土曜日は休んで日曜日に8時間ほど勉強していました。6月以降は平日3時間以上、土曜日も6〜8時間勉強するようになりました。

7月:7月から業法の勉強を本格的に開始し過去問にも着手し始めました。8月下旬に関税協会の模試が行われるため、それまでに業法も一通り終わらせる必要がありました。会社の昼休みには隔日で1年分の業法の過去問を30分で解いていました。

実務の中でも申告書だけはどうしても時間と場所を要するため週末に集中的に学習していましたが、輸出申告書で解いたことのあるものは大体10分で解けたので出勤前や昼休みにも取り組んでいました。通関士になったら更に品数の多いインボイスにも目を通すことになるのだからと、申告書問題集1冊、12年分の輸出入申告書の過去問をそれぞれ土日で1周していました。

8月:模試で6割以上の点数を獲得するため、毎日満遍なく過去問を中心に3科目の勉強をしていました。この時期はもう趣味の時間をほぼ取らず、空いた時間は全て試験勉強に費やしていました。

過去問といえばLECの必勝コース内にも過去問攻略講座がありますが、3科目目の実務を除き動画講義を一回視聴したのみでした。理由としては、みこ会のアプリで関税法・業法の過去問を一問一答形式で繰り返し解けることもあり、似たような形式のLEC過去問問題集はアプリと重複してしまうので使用しなかったからです。

この頃は過去問を解く際に以下の通り時間を制限して解いていました。

関税法60分

業法30分

実務…

輸出申告書10分

輸入申告書25分

計算問題25分

複数選択、択一式20分

過去問で本試験と同じような時間をかけて解いていたら本番では更に時間がかかることが予想されますので、日頃から短い時間で演習を積みました。

おかげさまで8月の関税協会模試では配布されると思っていた計算用紙がないことで一時的に混乱したものの、全科目7割の点数を獲得できました。

9月:9月はできるだけ残業を抑え、退勤後は最寄駅のカフェで勉強してから帰宅していました。通勤時間が片道1時間半以上かかるのも勉強時間の確保に貢献しました。そのため平日4〜5時間、土日祝日はそれぞれ約12時間ずつ勉強できました。

月初に行われたLEC模試で関税法が合格点に届かなかったことから、理解が曖昧な箇所を重点的に繰り返し学習していました。

特にLECの直前総まとめ講座のテキストは自分に不足している内容を書き足し、自分だけの総まとめテキストとして使用していました。試験当日もそのテキスト一冊のみを持参しました。

みこ会アプリも試験を迎える頃には各項目で満点近い点数を取れるようになっていました。

【みこ会について】

みこ会は通関士試験学習においては真っ先に入会をおすすめできるほど素晴らしいと断言できます。理由は沢山あるのですが、中でもLECと比較して感じたみこ会ならではの魅力を3点あげます。

①質問に回数制限がなく、且つ回答が早い。

質問への回答が非常に早いです。質問すると大体当日中に回答が来ます。しかも休日だろうが夜だろうが関係ありません。LECだと質問に回数制限があり、時期によっては回答までに時間を要するとも注意書きがあります。みこ会はそのようなことを気にせず質問できるのです。※ただし質問する前にみこ会の記事は読んでおきましょう。大抵はみこ会記事で解説済みであることが多いです。

②貿易初心者にはとっつきにくい問題も得点源に変えてくれる。

例えば、LECも原産地規則の解説は講義で行われるものの、みこ会ではさらに初心者へ寄り添った解説がされ、いつでも記事を見返せるようになっています。LECの説明が不十分というわけではないのですが、表現が硬く文章中心の簡潔な解説であるため想像しづらくとっつきにくいと感じていました。

実際に私はLECで原産地規則へ苦手意識を持ってしまい、関税協会の模試では捨てていました。しかしみこ先生の押さえるべきポイントを明確にした助言により、該当のみこ会記事を読み過去問を繰り返していくうちにLEC模試と本番で共に原産地規則の問題は全て得点できるようになりました。

苦手な問題も得点源にしてしまうみこ先生の指導には頭が上がりません。

③いつでもどこでも勉強できる最強の過去問題アプリがある。

このアプリには本当に素晴らしいとしか言いようがないです。このアプリのおかげでどんなに忙しくても疲れていても毎日試験勉強ができました。一問一答形式で、解説もその場ですぐ見られるのでスマホ一つで学習できてしまうのです。しかも間違えた問題もマークして繰り返し解くことができます。本試験の解答方法とは異なるので演習をアプリだけで済ますことはできないのですが、インプット後の知識定着のためと考えると非常に役立つのです。

クイズ感覚で学習できてしまうこのアプリをみこ会でぜひ体験してほしいです。

【LECについて】

通関士の講座も様々な資格学校が提供していますが、私はLEC受講者でしたので講座を通して感じたLECの魅力を3点あげていきます。

① 本試験より難しい問題で鍛えられる。

過去問を解いている時からLECの課税価格の計算と申告書は本試験より難しいのでは?という疑問を抱いていましたが、実務に携わっていた伊藤先生としてはこれから通関士になるなら最低限これらの問題はできてほしいという願いだと解釈し、全てを完璧にする勢いで解きまくりました。ただし、牛肉や金属の含有量で分類が異なる等の一部申告書問題は解き方だけ頭に入れておきました。

計算も申告書も、どこか一つでも間違えると連鎖的に答えが変わってしまうので、正確に計算すると同時に問題文を漏れなく読み取らなければならない点が難しく感じました。

おかげさまで本試験も模試もケアレスミスあれど全て合格点超えでしたので、LECを選んでよかったです。

②全ての科目において口頭だけでなく板書も用いて説明し、特に申告書問題では実行関税率表を映し出し税番決定までの工程を解説してくれる。

表の見方はみこ会記事でも解説がありますが、税番決定までの一通りの流れを追体験できる動画で見るとより理解が深まります。見方が分かるようになってからは税番を探す時間が短縮されました。文章の解説だとイマイチ理解しづらい…と感じているならばぜひ見てほしいです。

③先生のゆったりした口調とこぼれ話に癒される。

ありがたいことに全ての生徒が先生の言葉を一言一句聞き逃さないようゆったりお話してくださいます。加えて講義に関連して自身の経験や具体的な例をあげて語ってくれるなど、けっして受講者を飽きさせません。1年間受講した結果、私は伊藤先生のファンになりました。

【模試】

模試は関税協会模試とLECの2つを受験しました。どちらも会場で受験しましたが、会場の雰囲気と試験難易度が本試験に近いのは関税協会模試の方だと感じました。

もし一つだけ受けるなら関税協会模試をお勧めします。

以下は模試の点数になります。

関税協会:

業法38/45  関税法43/60  実務32/45 

LEC模試:

業法33/45   関税法30/60   実務34/45 

【試験の戦略】

試験当日は直前総まとめ講座のテキスト1冊のみを最終確認用に持参しました。あとはスマホにケアレスミス防止の注意書きをまとめたメモを保存していました。分厚いテキストを持ち込んでも今さら頭に詰め込めないですし、かえって不安にさせるだけだと考えたからです。

◯業法

演習時と同じく30分を目標に一番最初の問題から解きました。択一式で一部迷ってしまい、結局全て解き終えた頃に残った時間は10分ほどでしたが落ち着いて見直しまでできました。

◯関税法

業法同様、演習時と同じく60分目標に一番最初の問題から解きました。しかし序盤の穴埋めに苦戦してしまい目標時間を大幅に超過した結果、急いで全体の見直しをする羽目になりました。

結局大問1つ分をほぼ全て間違えてしまうなど一部勉強不足が露呈しましたが、後半の択一式と複数選択式で挽回できたのに救われました。

特にLEC模試で合格点に満たなかったことから、テキストを読み直して演習を繰り返すといった苦手潰しを1ヶ月間徹底的に行ったのが功を奏しました。

◯通関実務

通関実務は27点以上で合格なので、最低でも輸出入申告書で18点、計算問題で6点は取ることを目標にしました。消費税の計算は時間がかかるうえに他の問題と配点は変わらないので最初から捨てていました。(幸いなことに57回では出題されませんでした)

私は以下の順番と制限時間で問題を解きました。

①計算問題20分

②複数選択式

③択一式 …②とあわせて20分

④輸入申告書40分

⑤輸出申告書20分

輸出入申告書が最後なのは、試験において得点源で間違いが許されないためしっかり時間をかけて解きたかったからです。そのため計算と暗記系の配点の高い問題から手をつけ、最後にじっくり時間をかけて申告書に取り組みました。

本番では申告書で自分の得意分野が出たのが幸いし、見直しに十分な時間を残して全問解き終えることができました。

【本試験の得点】

業法38/45   関税法51/60   実務44/45 

【最後に】

結局試験には合格したものの異動の話は白紙になり希望は叶いませんでした。

残業が厳しく一時期は体調を崩すなど、自分にとって働きながら勉強をするのはけっして簡単ではなかっただけにこのような結末は非常に悔しいし悲しいです。

しかし通関士試験は自分に知識だけでなく様々な出会いと経験をもたらしてくれました。

最後までやり遂げられたのも各生徒の学習状況や事情に合わせたみこ先生の的確な指導、通関実務のベテランである伊藤先生の講義、みこ会を通して出会えた受験仲間の存在と家族の支援があったからこそです。

この合格はけっして私1人の力で得たものではないことを忘れずに、日々精進して参ります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。少しでも今後受験される方の参考になれば幸いです。

一発合格、絶対異動!

らいぞう さん(40代後半 女性 物流会社勤務(通関業務経験なし) 2023年度合格 受験回数1回)

【受験理由】
・現場作業から脱出したい
・異動(転職)で収入アップ

【学習開始時期】
4月末のGWより開始
みこ会入会は5月上旬

【学習時間】
(平日)2~3時間
通勤:1時間(みこ会アプリ、LEC貨物分類編)
休憩:30分(みこ会アプリ、課税価格の原則テキスト読み)
自宅:1~1.5時間
水曜日はノー通関士学習デーとして帰宅後は勉強はせず気分転換をしました。

(休日)
5月までは自宅にて4時間程度
6月以降は図書館で6時間、自宅で1~2時間

【学習方法と使用教材】
「翔泳社 通関士完全攻略ガイド2023」をまずは1周、内容が理解できないまま読破。
その後「翔泳社 通関士過去問題集 2023年版(PDF版)」をiPad miniに入れたgoodnotes5よりチャレンジ。難しすぎてほぼ正解することなく挫折。その後登場することはなかった…

みこ先生に電卓の選び方を質問した際にこまめに早めに質問したほうが状況把握しやすいとのことで、5月中旬には学習方法の相談をさせていただきました。
そこで申告書、課税価格の計算と過去問をメインに学習するようにしました。

申告書学習には「ゼロからの申告書」、課税価格の計算には「計算問題ドリル」を使用しています。
どちらも試験までに2周しました。特に課税価格の計算は学習当初理屈がよくわからず計算していましたが、みこ会の課税価格の原則を1周読んだだけで劇的に理解度が変わりました。

7月中旬以降は過去問を中心に周回。
56~51回までは3周、通関実務は47回までを3周行いました。
解答後は正解、不正解関係なくみこ会の過去問説明を読み、通関士完全攻略ガイドで対象ページを確認するを繰り返して行っています。
8月に入るころには初見の過去問でも合格ラインの点数が取れるようになりましたが、50回の実務で16点を取ってしまい直ぐにみこ先生に相談しました。
また夏季休暇前には通関実務のレベルアップ用として「LEC通関実務対策講座 貨物分類編」を追加。主に通勤時間の学習に当てました。
8月中旬には暗記確認用として「まるわかりノート」も追加投入。過去問の見直し時に納期限や法定納期限などの暗記項目はまるわかりノートも確認するようにしました。

ある程度点数が取れるようになってきたところで関税協会の模試に参加。
結果はE判定。関税法のみ60%を超えただけで通関実務に至っては壊滅状態。
自信をなくしてまたみこ先生に学習方針の相談をしました。

試験まで過去問中心に学習することで精一杯で、早い時期に購入した験「通関実務集中対策問題集」はほぼ手つかずで本番を迎えました。

【学習開始時からの修正点と反省点】
・輸出申告書の仕入書価格は基本計算しない
問題集の回答には各項目ごとに仕入書金額が入っていたため学習当初は全部計算していました。
みこ先生に相談した際に少額になる場合には計算する必要があるものの、全部計算しなくてもよいことがわかり省くことで時間短縮に。

・申告書の解答の15個の選択肢を事前に蛍光ペンで塗る(実業務では使えませんが)
通常の選択肢はピンク、Xは青、Eを黄色と分ける。
5分ほどかかりますが、色を塗ったところしか見なくてよいため結果時間短縮になりました。

・実務は3問目から回答
8月頃まで1問目から回答していたが、時間に終わらないことがよく起こっていました。
みこ先生おすすめの3問目から回答することで、時間内に回答できるようになりました。
目安時間は3問目以降を50分、輸出20分、輸入20分、見直し10分でした。

・メインテキストは書籍が使いやすい
PDF版と悩みました。しかし過去問の見直し時に頻繁にテキストを開く必要があったため書籍のほうが該当ページを開きやすいと思います。

・テキスト類の購入について
私は学習当初から色々なテキスト、問題集を用意してしまいましたが、時間が足りず全部やりきれませんでした。
学習開始時期にもよると思いますが、メインのテキスト1冊を購入してから必要に応じて追加購入が良いと思います。

【所感】
約5カ月の学習での合格はみこ会のおかげです。業界未経験でテキストを読んでも全く分からないけれど、持っているテキストや進捗に合わせて最適な学習方法を提案していただきました。
またX(Twitter)にはみこ会会員の方の呟きが毎日のようにあり、見るだけでしたが自分も頑張らねばとモチベーションアップに繋がりました。
直前には集中できないことでみこ先生に喝を入れていただき最後までお世話になりました。
最後になりましたが、みこ先生、みこ会57回受験生の皆さん、本当にありがとうございました。

通関士を目指して

こまち さん(通関業務従業者 2023年度合格 受験回数1回)

【はじめに】

 会社で通関業務従業者になりましたが、弊社では通関士でないと申告業務が行えません。

 1日でも早く通関士になりたくて、2023年試験に一発合格したいと10月頃から考えていましたが、自力では勉強方法がつかめず、みこ会を知って3月中旬頃に入会しました。みこ会の他に、4月からスタートの関税協会の通信講座も受講しました。

【使用教材】

関税協会 通関士養成通信教育講座 オリジナルテキスト一式

まるわかりノート

通関士試験問題・解説集 

通関士試験補習シリーズ 計算問題ドリル 

ゼロからの申告書

本試験過去問 (直近6年分を3周、通関実務のみ第45回分までを3周)

みこ会アプリ

【使用機材】

ノート代わりにiPadとApple pencilを使用して、

「Noteshelf 2」というアプリで 過去問や問題集を解きました。

【模試】

関税協会 C判定 (通関業法35/45 関税法43/60 通関実務31/45)

【本試験】

自己採点結果 (通関業法 39/45 関税法 37/60 通関実務 45/45)

【勉強スケジュール】

4月に関税協会の通信講座がスタートするまでは、インプット方法が定まらずこれといって勉強できていなかったです。

講座が始まる頃に、類と代表品目の暗記に取り組んでみたら意外と早い段階で頭に入りました。語呂合わせを自分で作って、単語カードアプリ「WordHolic」を使用しました。必ず点数に繋がるものとは言えないので、別に暗記しなくてもいいと思うのですが、申告書問題や品目分類問題に対して苦手意識が軽減されたのでやってよかったです。仕事でも類の2桁でざっくりどんな分類の貨物か分かるので役には立ってます。

関税協会の通信講座が始まったら、全科目のスケジュールが決められていたので、それに付いていく形で、Web講義を視聴 ⇒「通関士試験問題・解説集」で該当箇所の問題を解く⇒テキスト確認で、だんだん知識が頭に入っていくように感じました。

過去問に取り組み始めたのは6月頃でした。とにかく過去問からマスターするのが近道だと考えました。みこ会に掲載されている過去問解説は簡潔かつ分かりやすかったです。初学者が疑問に思うようなことには、殆ど解説が明記されてありました。

通関実務の問題についても、申告書の按分計算や、計算問題には簡単な計算式で解説してあるので、算数が苦手なタイプですが読めば理解できました。

慣れてきたら時間を計りマークシートを使用しながら、本番をイメージして取り組んでいました。通関実務は自分で設けた時間制限ごとにぶつ切りでやることも多かったです。

申告書問題を大幅に落としてしまうと合格が難しくなると思い、『ゼロからの申告書』を1周だけやってみましたが、問題によっては品目の分類作業が近年の本試験よりも難しく感じ、自信を無くしそうだったのでまた過去問に戻りました。

【通関実務について】

・解いた順番、時間配分

 ①複数選択式問題

 ②択一式問題 ここまでで20分

 ③計算問題 20分

 ④輸出申告書 30分

 ⑤輸入申告書 30分

 本試験では時間が余ったのでマークミス、計算のミスをしていないか一通り確認できました。学習中は特に通関実務の時間が足りなくなる恐怖がありましたが、模試の反省やみこ先生のアドバイスを見て、自分に合った解く順番と時間配分を無事見つけられました。

※以下、実務問題で工夫したことです。

・時間配分を問題用紙に書き込む。

・金額をメモ書きする時には必ず3桁ごとに「,」を付けて、3桁ごとにチェックを意識。電卓も同様に確認。

・申告書問題の加算等する価格のメモ書きには「¥」や「$」など通貨を書く。

・申告書問題は、問題文の指示に従い申告価格の大きい順に並べる必要がある場合、最後にマークする選択肢と申告価格を大きい順に並べて書き、一目で分かるように整理することで、並び替えミスを無くす。

・輸入申告書は、自分で出した申告価格を全て電卓で足した総額と、加算・円換算等の作業をしたあとのインボイス記載の合計価格が一致するか最後に確認する(どこかで計算ミスがあれば不一致となる)

【関税法等への反省】

・テキストの精読作業が足りなかった

⇒近年の関税法等では過去問では出てこなかったような範囲を突かれる傾向があるようです。「テキストでなんとなく見た覚えがある」程度に持っていけるだけでも、得点に繋がる可能性があると感じました。

・過去問である程度点数が取れるようになったのに、より難しい問題に取り組まなかった。

⇒知識はあるはずなのに、本試験では言い回しを少し遠回しにされるだけで混乱してしまいました。日本語を正しく理解し、解答を絞り込む練習が足りなかったです。

 過去問が安定してきたら、レベルを上げた問題へ取り組むことで初見の問題への対応力も上がると思います。

・模試の数

⇒関税協会1つのみの受験でした。

もう1社だけでも、難しいと言われている会社の模試にも挑戦したら良かったです。

【最後に】

 試験終了後、合格発表日まで落ち着きませんでしたが、無事一発合格が叶ったのはみこ会があったからだと思います。みこ会に入ってすぐに、勉強方法や細かい解説の記事を見て、「誰にも教えてもらえなかった知りたかったこと」がすべて書かれてある!と思いました。

 今後は一人前の通関士を目指して、成長していけるよう学び続けます。本当にありがとうございました。

 これから挑戦される方、健康には気をつけて頑張ってください。心より応援しています。

コツコツ積み上げる力で一発合格!

ちべすな さん(30代 港湾荷役業者 2023年度合格 受験回数1回)

地頭は悪い。勉強習慣なし。
部署移動一年目。第2子が2022年10月に誕生。
そのドタバタの中で、何とか勉強時間をひねり出し、目標達成のためにコツコツ積み上げる力で一発合格を達成できました。

こんな感じでも合格できたんだ(笑)と気軽な気持ちで読んでいただければ嬉しいです。

【主な使用教材】

・フォーサイト通信講座(問題集3周、テキストは1周&適宜)
・みこ会:課税価格の決定テキスト(精読1周)
・ゼロ申(1周)
・関税協会:計算ドリル(レベル1~4を1周)
・みこ会アプリ(隙間時間に毎日。Total 10周以上)
・本試験過去問(実務10年×4周・業法税法5年×6周)
・LEC貨物分類(2周)

【心掛けていたこと】

・生活に必要な行動、子育て、仕事以外の時間は勉強時間に回す(無駄な行動の排除)
・休日は時間が許す限り勉強
・会社の昼休みの1時間は毎日学習
(課税価格の決定テキスト & LEC貨物分類 & みこ会アプリ)

【学習スケジュール】

■2022年12月 受験を決意&学習開始
フォーサイトの通信教育にて勉強開始
 1)フォーサイト 全範囲のテキスト読み
 2)フォーサイト 問題集 1周目

■2023年1月~4月 みこ会入会 & LEC貨物分類を導入。

生きた情報を収集したい、より効率的な学習方法を知りたい、受験生の生の声が聞きたい、などの思いで、1月に話題の”みこ会”に入会。
正直、この段階で「このままの勉強を続けていては合格できないのではないか?」との不安が大きかった。

申告書&貨物分類の理解が難しいと感じたことから、みこ会キャンペーンからのLEC貨物分類を導入。

1)フォーサイト問題集2~3周目(まとまった学習時間に)
2)課税価格の決定テキストを熟読(隙間時間)
3)LEC貨物分類(隙間時間)
4)みこ会アプリ(隙間時間)

■2023年5月~6月 本試験の問題を取り入れて徐々に慣れていく。

1)本試験過去問(まとまった学習時間に)
2)LEC貨物分類(隙間時間)
3)みこ会アプリ(隙間時間)

■2023年7月~8月 みこ先生に相談して軌道修正。ゼロ申&計算ドリル導入。模試祭り。

1)本試験過去問(まとまった学習時間に)
2)ゼロ申(まとまった学習時間に)
3)計算ドリル(まとまった学習時間に)
4)みこ会アプリ(隙間時間)

本試験過去問を3周し、出題傾向と解き方には慣れてきた。
過去問には出題のない問題に対しての対応力を不安視し、ゼロ申&計算ドリルを導入。

◎関税協会模試 
業法 30/45 66%
税法 43/60 71%
実務 25/45 55%

実務は時間が足りずに、課題が残る結果に。
実務の解く順番を【選択式→計算→申告書→択一】これが自分に合っていることに気付く。計算問題は比較的得意なこと。申告書での焦りが他の問題に与える影響が大きいことが判明。

◎LEC模試 
業法 29/45 64%
税法 33/60 55%
実務 30/45 66%

税法の「なんとなく雰囲気で頭に入れていた部分」の詰めの甘さが露骨になる。
テキストを振り返っての知識の肉付けが必要と感じる。

■2023年9月 本試験過去問&テキスト読みで最終調整

1)本試験過去問(まとまった学習時間に)
2)フォーサイト テキスト読み(まとまった学習時間に)
3)みこ会アプリ(隙間時間)

ここまで来ると過去問は全て暗記してしまっていたため、ほぼ満点ではあったが、少しでも疑問/不安を感じたものはテキストに戻って復習を行った。

原産地基準や事前教示のように、得点源にしやすい分野を集中的に取り組む。(みこ会の補助解説を精読)

【本試験得点】

業法 34/45 75%
税法 42/60 70%
実務 40/45 85%

【第58回の受験生の皆様へ】

エビングハウスの忘却曲線ではありませんが、忘却と記憶を適正に繰り返すために、毎日少しでも構いませんので、学習に取り組むことが大切と感じます。(みこアプリ最強!)

実現可能かつ有効な学習計画を立てて、時にはみこ先生に相談しつつ軌道修正をしながら目標に向かってコツコツ努力を積み上げていただければと思います。

私はテキストでのインプットに苦手意識を感じていたため、アウトプット9割:インプット1割程度の学習割合でした。
しかしながら、模試を通して断片的にしか記憶できていないと気付き、ラスト1ヶ月はインプットに重きを置いて学習を進めました。この軌道修正がなければ、落ちていたと思います。

私でも合格できたのですから、皆様ならきっと大丈夫です。

皆様の合格を心よりお祈りいたします。

【最後に】

受験に際しここまでお世話になりましたみこ先生、みこ会、Xのフォロワーの皆様に改めて感謝の意を表したいです。ありがとうございました。
皆様との関わりなしには合格は成しえませんでした。

本気で努力できたこの一年は、今後の人生において重要な糧となることを確信しております。

駄文失礼いたしました。
読んでいただいた方々にとって、少しでも参考になれば幸甚です。

みこ会×通学講座で一発合格

めぇ さん(新卒2年目 物流 2023年度合格 受験回数1回)

はじめに
私は物流会社営業部に勤務しており昨年11月に受験を決めました。新卒1年目の時です。将来のため…というより社内で威張りたい!というのが動機です(笑)営業部では通関士合格者がごく少数で、合格できたら格好いいだろうな、と思い受験を決意しました。

運良く職場近くの教室で通関士の講座があったため通学講座を申し込みました。
そしてTwitterでみこ会のことを知りました。気になったので即入会しました!

勉強法

11月後半〜通関業法
2月〜5月前半 関税法等
7月〜8月中旬 通関

基本的に上記の通学講座の進度に合わせて勉強を進めプラスでみこ会テキストと市販テキストを使いました。定率法の難しい部分は授業の後にみこ会テキストを読み込みました。
初学だったため実務のスタートが遅いのが最初から不安でした…
そのため6月中には法律系を完成させるという目標でスピードマスターを8周ほどしました(・・;)分厚い問題集なので、関税法、定率法、通関業法に切り分けて、毎日持ち歩いていました。この時期に法律系については過去問も数年分解き6割〜8割得点出来るようになりました。この時期に問題集をひたすらやってある程度過去問が取れるようになったことが、合格の鍵だったと思います。
7月からは実務の授業に全集中しました。授業の予習復習中心で、余裕のある日にゼロ申、計算ドリルをやりました。ゼロ申は2周くらい、計算ドリルは気になる問題を1回ずつしか出来ませんでした。
関税協会の模試を会場で受験して3科目とも6割ちょっとでした。会場受験は経験して良かったです。
関税協会の模試から試験までの期間は、通学講座の答練数回の予習復習と過去問中心に進めました。模試は全社(関税協会、Tac、Lec、マウンハーフ、通関業連合会)申し込みましたが、申し込みすぎたのが反省点です。難しいし時間がありませんでした。
試験当日まで不安でいっぱいでしたが勉強量には自信がありました。本試験は3科目とも8割〜9割取れていました。

みこ会
みこ会に入会して一番良かったことは、勉強のモチベーションが保てたことです。みこ先生にも、受験生の皆さまにも、たくさんパワーをいただきました!!ありがとうございます。とても楽しかったです!みこ先生は質問にいつもすぐに答えてくださってとても助かりました。過去問アプリも活用しました!

最後に
通関士に合格出来て本当に嬉しいですし、この先に対してワクワクしています!資格一つですが、勉強に励んだ1年は私の宝です。みこ先生、みこ会の皆様、本当にありがとうございました!これから通関士試験を受験される方、合格したら絶対に道が広がると思うので諦めずに頑張ってください!

人生は予測不可能

一陽来復 さん(5年生存率5%以下のステージ4癌患者(それまで外資系企業でSCMを担当) 2023年度合格 受験回数1回)

2018年、34歳のとき、私はがんに冒されました。当時主人も心臓病で手術を控え、小さな子供を抱えつつの同時闘病でした。それまで外資でSCMの仕事をしていましたが、職を失う恐怖から通関士の資格を取得したいと考えていました。しかし、2019年9月、私に肺転移が確認され、さらにコロナが流行し始め、治療に専念するために仕事を辞めざるを得なくなりました。通関士試験も諦め、当時「私の人生は終わったのかもしれない…」と思いました。
 療養生活中、余命宣告を受けた経験もあります。抗がん剤の治療により頭髪が失われ、ケモブレインと呼ばれる認知症の症状も現れました。言葉の理解が難しく、文章を読むと頭痛が起こり、携帯に送られてくるPINコードも覚えられませんでした。相手が何を言っているか理解できず会話も避けるようになり、体力・気力なく英単語もほぼ忘れてしまうなど、苦しい日々でした。
 しかし、療養生活中には時間が豊富にありました。1年目には子供のお受験に挑戦し、6か月の準備期間で無事に合格。我が子の頑張る姿から刺激をもらい、頭も徐々に回復してきたため、治療後3年が経った2023年4月に再び通関士の資格を取得しようと志しました。子供のお受験塾で攻略方法のイロハを学ばせてもらい、自分も無駄な遠回りは避けたかったので、一番安価な「みこ会」への入会をすぐに決めました。テキストはほぼ全て中古で購入しましたが、みこ会で法改正をしっかりチェックしました。

使った教材
・「みこ会」課税価格の決定テキスト、アプリ
・フォーサイトの短期集中コースの教材(メルカリで2020年版を¥13000で購入)
・通関士試験2023年度版 統計品目カード ¥4,980
・「0からの申告書 2020」メルカリにて¥980
・税関模試、LEC模試 

 仕事はしておりませんので、まとまった勉強時間が確保できました。主人も積極的にサポートをしてくれたお陰で、子供がいない日と用事がない日は朝8:30~16:00ごろまで勉強する日もあれば、夜は子供が寝た後、12時頃まで勉強しました。勉強できることがただ嬉しく、とても楽しく集中できていました。

暗記方法
 言葉のアウトプットが苦手な私は、「イメージ」を活用して効果的に覚えました。市販の絵柄の描かれた統計品目カードを使用したのもその一環です。難しい箇所や押さえきれない箇所は、クスっと笑える自作のイラストを描くことで記憶に定着させました。例えば、積み込み指定期間を経過しても承認に係る船舶に積み込まれない船用品の課税価格の決定時期に関する問題では、七福神を乗せた「宝船」の絵を描き、どっさりとヤードに積み残された宝物を、困った税関が「早く引き取ってください」、と頼んでいるシーンを描きました。課税価格の確定時期の問題が出ると、まずイメージを頭に浮かばせアウトプットするように訓練しました。また、数字の覚えに関しては、「ペグ」を活用して記憶の片隅に残すトレーニングも行いました。たとえば、2を「にんじん」、3を「サンダル」と決めてストーリを作って紐付けするのですが、この方法は、子供のお受験時に学んだものです。これによって特に誤りやすい年数を確実に覚えることができました。

タイムライン
4、5月 フォーサイトの教科書、みこ会サイト・テキスト、問題集、みこ会アプリ1周目
6月   問題集「0からの申告書」 1周目、みこ会サイト・テキスト・アプリ
7月   はじめて過去問に手をつけはじめる(先生に勉強の進め方について相談)
8月   模試、過去問、みこ会アプリ(子供が夏休みのため、殆ど勉強できず)
9月   過去問〈46~56〉2周目、フォーサイト計算問題(5周)、みこ会アプリ(5周目)
 

8月の模試では関税協会とLECさんの2社の模試を受験しました。8月の税関模試の結果は1123人中800位らへんでした。自己採点時は流石にショックで今年の受験は諦めようかと悩みましたが、SNS上でみこ先生の励ましを見て、徐々に勇気づけられました。模試は3回解き直し、「今間違えたことは、本番で正確な答えを導くため」と強く自分に言い聞かせました。みこ先生はいつも謙虚な姿勢で質問に即答してくださったので、正直にわからない点を質問しやすく心強かったです。また、7月に勉強の進め方について質問していなければ、過去問に取り掛かるのも遅かったかもしれません。最終的に計算問題は試験前には満点、過去問は8割以上とれる状態に仕上げました。

試験結果(自己採点)
o 通関業法 37点 (82%)
o 関税法  36点 (60%)
o 通関実務 39点 (86%)

 自己採点で関税法がギリギリで、落ちるかもしれないと腹を括っていましたが何とか合格できました。「一陽来復」は、困難や逆境から立ち直り、再び幸運が訪れることを指す言葉です。大病を患った後の私の経験から得た教訓は、どんなに暗いトンネルでも、その先には光が差している可能性があるということです。人生は予測不可能であり、希望が意外な形で現れることがあります。辛い時期を乗り越え、陰の氣が陽の氣へと流れ前進することができるよう、通関士試験に挑まれる皆様を心から応援いたします。そして最後に、私を合格へ導いてくださり、就労への新たな一歩を踏み出す「きっかけ」を作ってくださったみこ先生に、心から感謝申し上げます。

みこ会+LEC難関科目攻略パックでマイペース合格!

なぎぃ さん(30代女性 貿易事務 2023年度合格 受験回数1回)

この度57回通関士試験に無事合格することができました。どうしても一回で合格したく勉強開始時期を11月に設定し、約一年間受験勉強に取り組みました。勉強する際に意識していたこと、使用テキスト等を簡単にですが体験記としてまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

【簡単なプロフィール】

・受験回数 1回

・みこ会+市販テキスト+LEC難関科目攻略パックを使用

・貿易事務の仕事をしているため、基本的な業界知識はあり

・体力がない為、短期間でまとまった勉強をすることは難しい

・コツコツと勉強をすることは苦手ではない

【受験のきっかけ・みこ会に入った理由】

・貿易事務の仕事をしており、業務でプラスになればと貿易実務検定を受験していました。A級を取得し、次は何を目標にしようかと考えた時に以前Twitterで見かけた「みこ会」の存在を思い出しました。色んな方の合格体験記を読むうちに、私もできるかもしれないというワクワク感、また国家資格って何かかっこいいなという漠然とした憧れもあり、通関士資格を取ることを決心しました。

・みこ会に入った大きな理由は、過去問の現段階の法令に則った解答解説が読みたかったためです。税関のHPにも過去問の解答はありますが、あくまでその年度の法令に則したものです。法令が変わったのに変更前の知識をつけてしまうことが怖かったため、またその変更点を自分で調べるのが非効率だと感じたため、入会しました。

【勉強計画】

・勉強計画は、みこ会の記事にある12月から勉強を開始する人向けのスケジュール案を参考にしました。3月までに通関実務の範囲を、5月までに関税法と通関業法の範囲をざっと終わらせることを目標にしました。

・下記のサイトの記事も参考にしました。主に中高校生向けの勉強方法を中心に紹介しているブログですが、社会人の資格勉強に役立つ記事もあります。(Youtubeチャンネルも息抜きにおすすめです)

>>受験の合否を分ける「最強勉強計画」の立て方 https://www.miorin-cafe.com/how-to-make-studyplan/ 「東大みおりんのわーいわーい喫茶」 

・私は直前期に焦るのが嫌だったため、6月頃には過去問で6,7割を取り、それ以降は基礎を固めて確実に合格できる実力をつけることを目標に勉強を進めました。7~9月は暑さが厳しくなり無理をすると体調を崩す恐れがあるため、夏以降は無理しないペースで勉強することを心掛けました。11月から勉強を始め、総勉強時間は500~600時間程だったと思います。

・過去問は2月から解き始めました。まだ知識が中途半端な時期ですが、実際に問題を解いた方が頭に定着しやすいので早めに解き始めることをお勧めします(点数が低くても全然問題ないです!)。通関実務は第45回以降の12年分、関税法と通関業法は第51回以降の6年分を各2,3回解きました。

・LECの講座は、みこ会とのタイアップキャンペーンの時に申し込むとお得です。冬と夏にキャンペーンがあり、冬の方が還元率が高いです。私は1月の冬のキャンペーン(50%OFF)で「難関科目攻略パック」を申し込みました。また会社の福利厚生でLECの5%OFFクーポンがあり、それを併用することもできました。勤務している会社に福利厚生がありましたら、一度確認してみることをお勧めします。

・試験期間中に意識していたことは、程々のモチベーションを維持することです。私の場合11月から勉強を始めたので、途中で息切れしないように自分のペースを崩さないことを心がけました。平日は1~3時間、休日は2~5時間位勉強をしていましたが、体調の悪い日や気分が乗らない日はどうしても出てきます。そんな時は諦めてさっさと寝るか、気分転換に趣味に打ち込む・美味しいものを食べる等、無理をしないことを意識しました。

・勉強時間を記録することも向き不向きがあります。私は性格的に記録した勉強時間を見ると満足して手を抜いてしまう恐れがあること、あと単純に計るのが面倒だったため、時間の記録は行いませんでした。代わりにその日に勉強した内容を月間スケジュール表に簡単にメモしました。後から見返して、最近この問題集をやってないな等、振り返ることができるためです。Twitterを見ると「一日10時間勉強した!」等すごい人がたくさんいますが、年齢や体力、集中できる時間は人それぞれなので、気にする必要はないと思います。

【使用テキスト・ツール】 <>は取りかかった時期

※☆はLECの「難関科目攻略パック」に含まれているテキスト

※使用頻度 ◎多い 〇普通 △少ない

<11月> ◎「課税価格の原則 原則編・例外編」(みこ会)

◎「計算問題ドリル」(関税協会)※昨年度版

<12月> ◎「通関士 完全攻略ガイド(ヒュー赤)」(翔泳社) 

◎「通関士試験 過去問題集アプリ」(みこ会)

< 1月> ◎「ゼロからの申告書」(関税協会)※昨年度版

< 2月> ◎「通関士 過去問題集(ヒュー青)」(翔泳社)

◎「通関実務対策講座 貨物分類編」☆ 

〇「合格ハンドブック」(日本能率協会マネジメントセンター)※昨年度版

△「どこでもできる通関士」(日本能率協会マネジメントセンター)

< 4月> ◎「実践力Power Up講座申告書」☆

< 6月> 〇「通関実務 集中対策問題集 第3版」(翔泳社)

〇「実践力Power Up講座計算編」☆

< 8月> ◎「直前総まとめ講座」☆

「課税価格の原則 原則編・例外編」(みこ会)

・みこ会のテキストは、業者に製本を依頼する方も多かったようですが、私はA4片面に2ページを集約して両面印刷し、パンチで穴を開けて紐を通し使用しました。前年に受けた貿易実務検定A級にも課税価格の問題があるのですが、その時は独学でノートにまとめ苦労しながら勉強しました。理由がわからず丸暗記で覚えていた箇所も、このテキストを読んでなるほどそういうことだったのか!と目から鱗でした。

最初からじっくり読み込むのではなく、まずは簡単に全体に目を通して実際に問題を解いてみることをお勧めします。そこでわからなかったらこのテキストを読む⇒また解くを何度も繰り返すうちに、解き方のコツが掴めてくると思います。

「通関士 完全攻略ガイド(ヒュー赤)」(翔泳社) 

・メインテキストとして使用しました。私はラベルライターとフィルムタイプのインデックスラベルを使用し、章と頻繁に開くページにインデックスを貼り、目的のページをすぐに開けるようにしました。疑問に思ったことはすぐにこちらのテキストを開き、必要に応じて書き込みをしました。書き込みは後から消すこともできるフリクションペンを使用しました。勉強初期に書き込みした内容が、ある程度勉強した後に読み返すと的外れな内容だったりすることがあるためです。

・ヒュー赤は説明が回りくどく感じる部分もあり、サブテキストとして中古で昨年度版の「合格ハンドブック」(日本能率協会マネジメントセンター)も手に入れました。ヒュー赤だと難しく感じた箇所も、シンプルな構成の合格ハンドブックだとスッと頭に入ることがありました(逆にヒュー赤の方がわかりやすい箇所もありますが)。両方読み込むのはあまりよくないとみこ先生も仰っていたので、主にわかりにくい箇所を確認する用途で使用しました。

「通関士試験 過去問題集アプリ」(みこ会)

・みこ会会員限定の過去問題集アプリです。勉強初期から終わりまで使い倒しました。通勤時間やちょっとした空き時間に隙間勉強できるので便利でした。

「計算問題ドリル」(関税協会)

「ゼロからの申告書」(関税協会)

・どちらも年度毎にそれ程内容は変わらないので、中古で昨年度のものを手に入れました。毎年5月位に最新版が出ますが、時間があるようなら早期に手を付けた方がいいと思います。どちらもスキャンして、iPadのGoodnote5に取り込み繰り返し問題を解きました。

・計算問題は「計算問題ドリル」一冊があれば十分事足りると思います。

ただ申告書問題に関しては、「ゼロからの申告書」一冊だけでは対策として少し不十分かと感じました。問題のパターンが少し似通っていると感じるためです。私は翔泳社の「通関実務 集中対策問題集 第3版」と、LECの「実践力Power Up講座申告書」をプラスして、色んなパターンの問題を解くことを心がけました。

「通関士 過去問題集(ヒュー青)」(翔泳社)

・問題量が多く全て解くのは大変ですが、この問題集と過去問の内容をきちんと理解し頭に入れれば正答率6割はクリアできると思います。範囲が広く解きっぱなしだと記憶に定着しないため、下記のような方法で解きました。

 1回目 ⇒普通に解く。ヒュー赤を参考にしながら解説を読む。

 2回目(次の日) ⇒昨日間違えた問題を解き直し。(昨日正解した問題は解答を読むだけ。)

 3回目(一週間後) ⇒全問解き直し。

 4回目(さらに一週間後)⇒前回間違えた問題のみ解き直し。

 5回目以降(適度に間を開けて)⇒前回間違えた問題のみ解き直し。

「通関実務対策講座 貨物分類編」(LEC)

・貨物分類は丸暗記する必要はありませんが、頻出ポイントを押さえるだけで申告書問題を解くスピードがぐんと速くなります。通関実務の中でも貨物分類の知識を問う問題がいくつか出題されるので、その対策にもこの講座が役立ちました。

・貨物分類の基礎知識、97もある類の解説、問題演習の解説まで盛りだくさんの講座です。注意するべきポイントも丁寧に教えてくれます。ヒュー赤等のメインテキストにも貨物分類表が載っていますが、覚え方やポイントまではカバーしてくれていません。受講して本当に良かった講座でした。伊藤先生(じっじ)の独特の雰囲気も癖になります(笑)。

「直前総まとめ講座」(LEC)

・業法、関税法、貨物分類の内容がコンパクトにまとめられています。まさに直前総まとめといった内容で、大事なポイントを効率よく押さえるのに役立ちました。今まで勉強してきて理解があやふやな部分などをこのテキストに書き込み、直前期は暇があれば眺めていました。本番の試験会場にも持っていき、試験が始まる前の空き時間の最後の詰め込みにも使用しました。

【便利なツール】

<iPadとGoodnote5>

・過去問や計算問題、申告書など、ほとんどiPad上で問題を解いていました。その際に使用していたのが、Goodnote5という有料のノートアプリです。間違えた問題のみ集めて自分用にカスタマイズしたノート(問題集)も作ることができ、弱点補強にも役立ちました。

・iPadは無印の64GB、10.2インチのものを使用しています。128GB、256GBのモデルもありますが、他の使用用途が動画や電子書籍を読む程度でしたら64GBで十分かと思います。参考までに私のGoodNote5の容量は、過去問やスキャンした問題集をたくさん入れても4GBいかない程度でした。サイズはmini(8.3インチ)だと文字が小さく特に申告書を解くのが大変なので、最低でも10.2インチはあった方がいいと思います。

・ペンシルはapple pencilを使用していましたが、色んなメーカーから出ているので、純正でなくても問題ないと思います。また、直接机に置いて使用すると姿勢が悪くなり首も痛めてしまうので、ノートPC用のスタンドに置いて使用しました。(BoYataのN21スタンド)

<マイルドライナー>

・ゼブラから発売されている穏やかな色合いのラインマーカーです。優しい色合いで目がチカチカしないのでお勧めです。私が特に重宝したのはグレーです。メインテキストのヒュー赤は文章中に「〇〇法 第〇条〇項」という記述が頻繁に出てくるのですが、そのせいで文章が読みづらく感じる事が多々ありました。そこでこのマイルドライナーのグレーを「〇〇法 第〇条〇項」の部分にマーカーすると、適度に目立たなくすることができ、文章がグッと読みやすくなりました。普通のラインマーカーだと逆に目立ってしまうので、目立たなくしたいものがある時に便利です。

【模試】

8月「関税協会」 業法 36/45(80%) 関税法 47/60(78%) 実務 41/45(91%)

9月「LEC」 業法 29/45(64%) 関税法 36/60(60%) 実務 20/45(44%)

・関税協会・LEC(どちらも会場受験)の2つを受けました。関税協会は比較的平均的な難易度で、LECは少し難しい印象です。私はいつも解き終わった後に何となく見直しをしていたのですが、LECの申告書問題でつまらない見落としをしてしまい、大幅に点を失ってしまいました。この失敗を機に見直しの方法を改めて考え直し、絶対に凡ミスしないよう本番に向けて対策を練ることができました。悪い点数を取るとショックですが、自分の弱点を見つける良いきっかけになりますので、必ず受験することをお勧めします。

【受験当日・結果】

・2023年度の東京の受験会場は、日本大学文理学部のキャンパスでした。10月でしたが残暑厳しく、教室に冷房がかかっていたのですが、座席によっては冷風が直撃します。女性は羽織物やブランケットがあると安心です。私は頭痛持ちで、ストレスを感じたり寒さで体がこわばると頭痛に直結してしまうため、サロンパスやホッカイロも持参しました。結果的にフル活用し何とか試験を乗り切ることができました。

また椅子が固くて長時間座っているときつかったため、腰を痛めやすい方は座布団があると少し楽になると思います。座席は三人掛けの机を二人で使用する配置でした。机に奥行があまりなく、申告書問題を解く際に少しストレスでした。狭い机で紙の過去問を解く練習をしておくと、当日落ち着いて問題を解けると思います。

・テキストは、LECの「直前総まとめ講座」「通関実務対策講座 貨物分類編」の2冊を持っていきました。

ぺんてるから芯が太いマークシート用シャーペンが出ています。これを使用するとマークのスピードが上がり時短になるのでお勧めです。

また、お昼ごはんとおやつは多めに持っていきました。頭をフルで使うので、想像以上にお腹が減ると模試で感じたためです。

・57回は関税法の穴埋め問題が難しく感じました。くじけそうになったのですが、大丈夫!みんな難しく感じているはず!と自分を奮い立たせました。また、事前に聞いていた通り、あまり時間が経っていないのに退出する人が少なくありませんでした。他の受験生のことは気にせず、普段の過去問を解くペースで焦らず落ち着いて問題を解くことを心がけました。

・試験結果は、業法 38/45(84%) 関税法  45/60(75%) 実務  44/45(97%)で、無事合格することができました。

【通関士試験と貿易事務検定A級】

・通関士試験の前年に貿易事務検定A級(以降 A級)を取得しました。詳しい違いは他の方が記事にしてくださっているので割愛しますが、簡単に私が思う通関士試験との違いについて記載したいと思います。

・勉強期間は、A級は約5か月、通関士は約11か月かけました。通関士試験は三教科全てで60%以上を得点する必要がありますが、A級は詳しい合格基準は明らかではないものの三教科の合計で合否が決められるようです(大体50~60%程?)。そのためA級は、一教科で点数を落としてしまっても他でカバーすることが可能です。

・A級はB級の内容を深堀りしたもので、B級よりも記述の割合が多くなります。オフィシャルテキストとして「貿易実務ハンドブック アドバンスト版」がありますが、こちらに載っていなかったりあまり説明されていない問題がほとんどなので、過去問をベースに勉強するのが近道です。私は過去問9年分を入手し、ほぼ内容を丸暗記してしまいました。毎度ニュアンスを変えてくる通関士試験と違い、過去問からそっくりそのまま使い回した問題が多いです。

・貿易実務検定は通関士試験と違い「貿易実務英語」という英語単体の科目があります。TOEICのReadingの文章が読めるレベルの英語力なら問題ないと思いますが、A級は英作文があるので少し注意です。英作文は100点中20点の割合ですが、前述の通り合格基準は三教科の合計のため、ある程度捨ててしまっても他でカバーができれば問題はないと思います。対策として、私はよく使われる言い回しを繰り返し書いて覚えました。一部の固有名詞を変えただけの過去問が使い回された年度もあるので、ヤマを張るのもありだと思います(笑)。

・難易度は、英語に苦手意識がなければA級の方が幾分か優しいと思います。合格率も、A級の方が40~50%と通関士試験より高めです(ほとんどの人がB級に受かった上で受験する背景もあると思いますが)。もし今の私がどちらを受けるか迷っていて、確実に一発合格したいのであれば、受験月(10月)より半年以上あるなら通関士試験、ないならA級を選びます。ただ転職や就職を視野に入れているのであれば、通関士試験に受かった方が有利だと思います。

【最後に】

・長々と書いてしまいましたが、みこ会に出会えて本当に良かったです。年に一度しかない試験なので、とにかく一回で合格したくみこ会の記事や情報をフル活用させていただきました。Twitterでもたくさんの方と繋がることができ、心の大きな支えになりました。

この記事がこれから受験される皆様のお役に少しでも立てると嬉しいです。

3年間の受験

サトシ さん(2023年度合格 受験回数3回)

通関士試験について

国際貿易の唯一の国家資格である通関士を職務中に目にしておりましたので、受験しようと思い、受験しました。その頃はみこ会のことも知らず、ヒュー青、実務、フォーサイトで勉強しておりました。
そこそこ模試でもとれてたので1発合格という謎の自信に満ち溢れてましたが、実務で撃沈して、落ちました。2年目、みこさんとの出会いがあり、指導のうえ、再受験。全て合格できるほどの知識があるとみこ先生のお墨付きでした。仕事で夜間の運行管理の仕事を行なっていたことから拘束時間14時間が多かったですが、時間をつくり、毎日勉強はしておりました。関税法が少し足らず、2回目も落ちてしまいました。
3度目の正直で受ける際、弱点をみこ先生から聞き、徹底的に修正も行いました。
最後の方になると趣味通関士試験とまでいじられる模様。トップ層ほど、点数はありませんが余裕を持って合格することができました。まぁ、合格率高かったですが…

受験生の皆様へ
通関士を目指す人は商社、金融、物流など、拘束時間が長い人が多いとおもいます。しっかり対策すれば勝てる試験です。みこ先生に趣味通関士試験とまで言われたら勝ち確です。
僕はヒューマンアカデミーの青と菱形過去問がメインでした。当然、実務対策でゼロからの申告書もやってますが。
その人のペースにそって夢を勝ち取ってください。

ダブルワークしながら無事合格

aim さん(20代 異業種から貿易業界へ転職 2023年度合格 受験回数2回)

まず初めに前職の関係で、ダブルワークしながらの受験だった為、時間がない人向けの勉強方法になります。

【使用教材 / 模試】
•みこ会テキスト
•みこ会アプリ

•LEC教材
 ・貨物分類
 ・パワーアップ申告書
 ・セレクト過去問
 ・総まとめ

•市販
 ・ヒュー赤
 ・ヒュー青

•模試
LECと関税協会

【勉強時間】
11月から勉強を始めて、12月〜3月は別の資格勉強をメインでしていました。
そして4月から通関士の勉強を本格的に始めました。
平日は、基本1時間程、
休日は、副業がある日は1時間〜3時間、副業が無い日は10時間程です。
ただ、どんなに体調を崩してもお酒を飲んでベロベロになって夜中に帰ってきても時間さえあればずっと勉強していました。
個人的な事情で今年合格しなければいけない理由があったので、大袈裟ですが落ちたら死ぬぐらいの覚悟でやってました。

【勉強方法】
ダブルワークしていて決まった勉強時間が確保できない為、最初に直近の過去問4年分を参考に出題傾向を分析しました。

・業法、税法
ひたすら過去問を解いて、よく間違えるところはヒュー赤、みこ会の解説をみる
その際、理解するまで次には進まずノートにまとめるなりしてしっかり時間をかけました。
出ないだろうなと思う問題は時間がないので解いてません。

・実務
基礎をしっかり理解すれば変化球が来ても狼狽えずに解けるはずと思い、みこ会テキストと貨物分類にかなりの時間をかけました。
申告書は、パワーアップ申告書を1周したあと計算も含めて過去問をひたすら解きました。

・直前期
セレクト過去問、総まとめ、模試の復習をしました。
セレクト過去問は出題傾向が高いものを厳選してるし、総まとめも重要なポイントを押さえているので時間がない人はおすすめです。

【みこ会に入って良かったこと】
•隙間時間にアプリで過去問を解けること
•解説や課税価格テキストが丁寧かつ分かりやすい
•法改正も分かりやすく解説してくれている

【最後に】
SNSではガチ勢が沢山いるし、模試が高得点の方もいて、正直自分の勉強方法に不安を感じ焦りを募らせて泣いた日もありました。
でも不安になりながらも自分を信じて、そして最後まで諦めずにやり遂げれば必ず合格できます。
通関士を受験される方、頑張ってください!
応援しています!

模試E判定、勉強習慣なしでも完走できました!

濱 さん(2023年度合格 受験回数1回)

[57回受験について]

・受験回数 1回(業界未経験・初学習)

・勉強開始 2023年2月~

・勉強時間 合計380時間程(ピーク8月は88時間30分程度)

・暗記が苦手、勉強嫌い、勉強習慣なしの状態からのスタート

[主な使用教材]

・みこ会テキスト+アプリ+過去問とみこ会解説

・テキスト+動画+アプリ(フォーサイト)

・通関士関税攻略ガイド(ヒューマンアカデミー/ヒュー赤)⇦辞書代わり

・ゼロからの申告書(日本関税協会/ゼロ申)              ⇦基礎問題部分

・計算ドリル(日本関税協会)                           ⇦基礎問題部分

・通関士試験問題・解説集(日本関税協会/菱餅)     ⇦苦手単元部分

※通関士合格の基礎知識(片山立志著)⇦初学者が初めに読むと流れがわかりやすいかも。

・前半期はフォーサイトを利用していましたが、みこ会を知り入会。後半期はみこ会テキスト+解説+アプリや関税協会問題集、過去問を中心に勉強しました。

もう一度通関士の勉強をするなら、みこ会+ヒュー赤+菱餅+ゼロ申+計算ドリルで合格を目指すと思います。(初学者は、薄いテキストと見やすいカラーが特徴のフォーサイトを併用するのもよいかもしれません。)

[通関業法]

・フォーサイトテキストを読み、過去問を解き、みこ会解説を読むを繰り返しました。

・穴埋め対策は菱餅で行いました。

・過去問中心の対策で本試験では90%近くの正答率でした。

[関税法]

・暗記が苦手なので一番の鬼門でした。後半期は特に過去問中心でしたが、本試験では対応できない問題も多く、広範囲のインプットの重要性を痛感しました。ただ、過去問をやっていくと近年よく出る単元が見えてきたり、自分の苦手問題がわかるので、その単元を菱餅やみこ会アプリで集中演習しました。

・通関業法・関税法は、過去問51回~56回を各4周やり、みこ会解説を読むことを繰り返しました。

[通関実務]

・みこ会テキストがなかったら、正直受からなかったと思います。大事なことしか書いていませんので、絶対に読んでください。

・前半期は、フォーサイトの申告書問題集で、輸出、輸入申告書各5問が満点になるまで10周ずつやりました。

・みこ会入会後は、過去問49~56回を最低5周、苦手回は8周繰り返しました。45~48回は問題の傾向が違うと感じ、各2周しかやりませんでした。過去問をやっていて、ゼロ申や計算問題の難問級は出ないだろうと捨てる判断をしました。

・計算問題は計算ドリル(難問以外)をやり、本番は正答率80%でした。凡ミスがなければドリルとみこ会テキストだけで満点をとれたと思います。

・暗記が苦手なので品目分類関係の暗記はほぼやりませんでした。過去問や問題集で出てきたものに気に留めるくらいでしたが、対策をすれば得点につながるのだろうとは思いました。(自分は余裕がなかったです。)

[模試]

・日本関税協会模試(自宅受験)・・・会場の緊張感は味わっておいた方が良いと思いました。

[目標得点表]

・自分なりの“目標得点表”を作成しました。自分の得意不得意をもとに、たとえば関税法穴埋めは88%、択一は70%、苦手な選択では半分できたらOKといったように目標設定をしました。過去問演習もそれに合わせて“できた”“できない”の判断をするようにしました。

[暗記・ノート作り]

・問題やアプリで何度も間違えたところやテキストで大事な部分を、スクショ保存したり待ち受けにしていました。まとめノートはあまり作りませんでした。

[当日]

・会場はエアコンが効きすぎて寒かったです。お手洗いも行列でした。

・休憩中に会場で答え合わせをしだす人たちがいて集中が切れそうになるので、イヤホン必須でした。(ドラマ「ドラゴン桜2」参照(笑))

[直前期~]

盆明け以降仕事が忙しくなったこと、9月にコロナに罹患したことと、模試の結果がE判定(合格率0~20%)で勉強から遠のきました(笑)9月の勉強時間は69時間でした。思うように勉強時間が確保できず、またその焦りからか今までできていた問題もできなくなり、メンタルが崩壊しそうでした。

みこ先生に泣きつくように連絡すると、「土日は近所でもいいのでどこか出かけてみては?」とアドバイスを受け、いわれるままに散歩へ行きました。帰ってきたら頭がスッキリしたように感じて、また問題に向き合えるようになりました。結果的に、その気持ちのまま試験当日を迎えられたように思います。

みこ会の最大の魅力は、みこ先生の的確且つ優しいお言葉だと思います。初歩的な恥ずかしい質問を何度もしてしまった自分を、見放さないで最後まで並走してくださいました。進捗相談にも乗ってくださって本当に助かりました。また、みこ会の仲間が頑張る姿がとても励みになりました。

自分は不器用で遠回りしたと感じます。もし今時間を戻すなら、最初からみこ会に入ります。合格したいならみこ会入会が合格への最短距離だと心から感じています。

今頑張っている皆さんが、みこ会で合格できるよう心から応援しています。

必ず一発で合格する!!!

にっしんぼー さん(通関従業者2年目 2023年度合格 受験回数1回)

【初めに】

通関業者で仕事をしていて、せっかく通関の仕事に配属になったので資格があるなら取っておこうと思い、受験を決めました。私はなんとしても一発で合格したかったので、どうやって勉強しようかネットで調べていたところ、みこ会にたどり着きました。あまりお金はかけたくなかったので、予備校は検討せず、参考書+みこ会に落ち着きました。みこ会の入会金も安くは無いですが、サービスが充実しているのと、お金を払うことで覚悟を決める意味も込めて入会しました。

【受験当日】
当日の自己採点
通関業法39/45点(86%)
関税法44/60点(73%)
実務37/45点(82%)(輸出4点、輸入15点、計算問題10点、その他8点)

当日の感想
通関業法と関税法の語群問題で過去問で見たことのない選択肢が多く、目標の配分を少し下回りました。とは言っても通関業法は解いていて6割下回る感覚は無かったので安心して終えられました。
関税法はかなり難しく感じましたが、一旦解き終わって自信のある問題を数えたら6割は超えたので、なんとか大丈夫だろうという感じでした。
実務は今回難しい申告問題では無かったので、問題なく終われました。直前に解く順番を計算問題→輸入申告→輸出申告→残りというように変えたので、マークミスだけ怖かったですが、しっかり確認しながらマークを塗れたので良かったです。

目標点数・配分
①通関業法:語群問題で20点取って、複数選択と択一で残りの7点以上を取る計算でやりました。
②関税法:同様に語群問題で20点取り、複数選択で半分当てて10点、択一で6点取る目標です。
③実務:計算問題で10点、輸入申告で12点、輸出申告で4点、残りの問題で残りを稼ぐイメージでやりました。税番分類の問題は勉強に点数が見合わないと思ったので、対策せず山勘で解くことにしていました。

【使用教材】
・翔泳社テキスト(ヒュー赤)(めっちゃ読んだ)
・翔泳社過去問(ヒュー青)(業法税法2周・実務は1周)
・関税協会計算ドリル(1周+間違えた問題は2周)
・ゼロ申(12問目まで一周。時間が足りずあまり活用できず)
・みこ会課税価格の決定テキスト(めっちゃ読んだ)
・みこ会アプリ(9割取れるまでは解きまくった)
・過去問本試験(実務8年・税法業法6年を2周、間違えた問題のみ3周)

【時系列】

2月

みこ会に入会。翔泳社2冊購入。
7月まで(毎日は勉強できず。やっても1時間程度)

わりとダラダラと勉強してしまいました。まずはヒュー赤で関税法から勉強し始めました。自身のツイートによると、4/23で関税法1周読み終わりました。基本的な勉強スタイルはヒュー赤の通読を回しつつ、ヒュー青で問題を解き、間違ったところのヒュー赤を見直すというものです。通勤の電車ではみこ会アプリをちょこちょこ解いていました。
ヒュー赤の通関業法は7月にさくっと読んで、ヒュー青やって、8/5に解いた過去問で68%だったので、比重は低めに設定してとりあえずヒュー青とアプリを1周しました。その後はアプリで軽くメンテナンスしながら、間違えた問題をヒュー赤読み直す程度に留めました。
8月以降(アプリをちょっとだけでも毎日は勉強。目標は1日1時間)

本格的に過去問を解き始めました。土日で2年分解いて復習して、平日も会社で1科目解いたりしました。8月半ばくらいで関税法と通関業法はある程度形になってきました。
関税協会の模試を受験して、通関業法77%・関税法70%、実務46%(輸入の課税価格全落とし)でした。実務が課題だったので、8月終わりくらいから計算ドリルを始めて計算問題では落とさないように対策しました。
9月(エンジン全開だけど1日1,2時間。土日は4,5時間くらいやったかも)

過去問を解きまくって、間違えた問題の範囲はヒュー赤で見直しというサイクル。計算問題の重要性を実感して、計算ドリルもしっかりやりました。
9月中旬以降は2周目の過去問で業法税法は9割くらいは取れるようになりました。しかし、実務は最後まで不安の残る完成度となってしまいました。
直前の3連休でインフルにかかってお陀仏だったのでしんどかったです。体調管理に気をつけましょう。

【試験勉強を通しての感想と反省】

一番の反省は実務の対策に手をつけるのが遅かったことです。その結果最後まで実務が不安でした。みこ会の課税価格のテキストは隙間時間で読むようにしていましたが、もっと初期から実務の過去問やヒュー青を解くべきでした。みこ会の記事でも「実務に早く手をつけるように」とありましたが、今後の受験生は最も実践すべき教訓だと思います。
通関業法は範囲も狭く、問題も難しくはないので、個人的には一番後回しにして良いと感じました。
関税法等は範囲が膨大で、似た条文も多くややこしいので、対策にかなりの時間を要するものと思います。みこ会アプリで9割くらい取れるまでぶん回すゴリ押し作戦に加え、ヒュー赤を何度も何度も読みまくることが突破に必要だと思います。

【最後に】

仕事から帰ってきて勉強したり、通勤中に勉強したりする生活はかなりしんどいものでした。そんなこと2年間もやりたくなかったので、9月は特に真剣に勉強しました。必要な勉強時間は人によって差がありますが、テキストをしっかり網羅して、過去問を解きまくれば、合格に近づけると思います。まとまりのない体験記になってしまいましたが、なにか参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございます。
みこ会の法改正・加算税・通則の記事やアプリ、過去問解説には非常に助けられました。質問してもすぐにお答え頂けて、理解が深まりました、みこ会のおかげで一発で合格することができました。本当にありがとうございました。

異業種未経験から貿易業界を目指して

犬 さん(26歳 男性 物流センター勤務 2023年度合格 受験回数1回)

【通関士試験を受けようと思った理由】

私は就活に力を入れずなんとなく受かった会社で働いて、そのうち転職したらいいやって思ってました。(FFのジョブチェンジぐらい気軽にできると思ってました。)

ですが、現実は全く甘くなくて新卒中小でなんのスキルもない人間を雇ってもらえるところなんてありませんでした。

 

転職活動を進めていたある日 一緒に仕事をしていた方が退職、その仕事を割り振られる運びになりました。面談で上司に「今の君に何ができるの?他の26歳はもっと能力あるぞ。ここで経験を積みなさい。」

この言葉が悔しくて悔しくて。こんな会社で積める経験なんか知れてる。

このままじゃ本当にダメになると心機一転、なにか自分にもできることを探しました。

そこで見つけたのが通関士という資格。物流系唯一の国家資格であり士業資格でした。

悔しさと覚悟をバネに入門書を手に取り上司を見返したい!自分を変えたい!と決意しました。

 

【使用教材】

・通関士合格の基礎知識

・通関士試験合格ハンドブック

・計算問題ドリル

・ゼロからの申告書

・どこでもできる通関士

・通関実務集中対策問題集

・通関士過去問題集

・通関士 問題・解説集

・LEC通関実務対策講座 貨物分類編

・みこ会テキスト

 

主にiPadで勉強をしてました。スキャナーで教材をgoodnotesに取り込んで書き込みすることで同じ問題を使いまわし、過去問はpdfでみこ会のリンクからダウンロードできるのでそれを使ってました。

申告書問題の別冊だけは紙で手元にあるほうが便利なので会社のプリンターでこっそり印刷しました。大量に出てくるので職場に知られていない方にはお勧めしません笑

 

【1年間のまとめ】

勉強期間は約1年。総勉強時間は550時間ほどでした。

平日は出勤退勤時間にみこアプリか貨物分類

帰宅後に1時間ほど勉強

休日は基本的に時間をとる過去問をやりました。

5.6時間を目標に勉強しました。

休日はだれてしまうので3時間単位とかで時間を区切ったら勉強しやすいです。6時から9時までに1時間、9時から12時までに2時間とか。

平日にちょっとずつ記憶を繋いでいって休日に確認作業をするみたいな感覚でした。

試験直前は実務を中心に平日も2時間確保しました。

 

過去問は51回以降を5周、実務は45回までさかのぼってやりました。

答えを覚えてしまうので同じ問題は感覚を開けたほうがいいと思います。

 

使用テキストですが振り返ってみれば通関実務集中対策問題集と通関士過去問題集は難易度が高く要らなかったと思います。やはり基本は過去問だと思います。

 

【勉強期間】

2022年10月1日に勉強をスタートしました。

1年後の合格を目標にしてスケジュールを立てました。

基礎固め→過去問周回→間違いを見直しのイメージです。

 

10月 ~11月

 1か月で合格の基礎知識を読み終えることを目標にしました。入門書を読み体に合わないと感じたら見切りをつける予定でしたが、ここで諦めたら何も変わらないと思っていたのもありすぐ読み終わりました。

並行して合格ハンドブックも読み進めました。

基礎知識で浅く読んだセクションをハンドブックで深堀りするという学習を繰り返しました。広く浅く基礎知識の定着に心がけました。

 

11月半ばから過去問にも手を付け始めました。もちろん点数は散々でしたができなくて当たり前です。ハンドブックに書かれていることの中から実際に過去問で問われる内容はどこなのかに注目することができます。

それとゼロ申にも手を付け始めました。こちらも初めはできなくて当たり前でした。申告書問題は回数を重ねてなんぼと聞いたので早めに手を付けるようにしました。

 

例えばゲームなんかも説明書を読み込んでから始めるより実際にやりながら躓いたところで説明書を読むなり攻略サイトを見るなりしたほうが身に付き方が違うと思います。

 

12月

仕事が年末で忙しくなるので割り切って休憩期間にしました。まったく勉強をしない日もありました。

 

1月

 年明けにみこ会に入りました。理由は過去問の解説が少なくほぼ暗記状態になっていたから、受験1回で決めたかったから、みこ会アプリが使いたかったからです。

 そして、実務の基礎固めもこの時期に行いました。実務以外はやらず計算ドリルとゼロ申をメインに取り組みました。

 

2~4月

 通関業法はアプリのみ、関税法は触れず、実務しかやらずという期間開けに過去問に挑戦しましたが業法以外合格点をとれず。このへんでみこ先生に勉強法について相談しました。

 

5~6月

 中だるみ時期。勉強時間を減らして細く長く続けることを目標にしました。

 

7~8月

とにもかくにも過去問ということで過去問を解く→間違えた分野を菱餅でやり直す。これを繰り返しました。1つの条文について問われることは複数あるので過去問の傾向としてどういう点を問われることが多いのか押さえました。

この時期には過去問の点数は8割を超えてました。暗記にならないように同じ問題は期間を開けて解きました。点数も記録しました。

 貨物分類講座もこの時期に始めました。過去問の合間に気分転換として受けました。

 

9月

 直前期です。この時期に模試を2種受けました。関税協会模試とLEC模試です。

関税協会はB判定、LECはC判定でした。関税協会は自信と捉え、LECは割り切ってこんな感じかと捉えました。もちろん間違ったところは復習。特に正解率が高いところ・基礎問題を落としていないかを確認しました。

 

【各科目】

・通関業法

単純に記憶との戦いだと思います。日々目を通すことで長期記憶にすることを目標にしました。役立ったのはみこ会アプリです。全問からランダム5問でも10問でも毎日やることを目標にしました。

最初の穴埋めで25点あるのでそこで点を稼ぐことを考えてました。

・関税法

記憶というより理解度が重要だと思います。過去問で間違えた分野を押さえていくことを目標にしました。

穴埋めで25点ありますが、12点足りません。通関業法と通関実務のようにここを押さえたら安心できるという構造になってないので、記憶でとれる穴埋めは25点を目指し選択式で10点、択一式で10点取れたらいいなと思いました。

 

・通関実務

申告書問題は問題に答えがあるといっても過言ではないと思います。基本に忠実に設問を見落とさないように心がけました。貨物分類は知らないと解けないので取れたらいいな程度に、原産地規則問題は問題文を理解できたら取れるだろうと考えてました。

申告書と計算で30点あるのでここで合格点をとることを目標にしました。

【57回本試験】

・通関業法

お、思っているより簡単だなと自信をもって解けました。この調子で関税法もお願いしますという感じでした。

 

・関税法

なんだこれは…穴埋めの時点で自信がなくなってました。続いて選択式も難しく、どうしようかと感じながら解いてました。択一式は自信がないながらも答えを絞って解いてました。一通り解いたところで自信をもって解答できたところで何点あるか計算しました。

A自信があるBどちらか迷うCわからないの三択に絞りBの見直しに注力しました。

 

・通関実務

関税法で自信がなくなっていましたが、これで試験が終わる。1年が終わると気を引き締めなおしました。問題はあっさりですらすらと解けました。

申告書の末尾XはLEC模試のおかげでひっかからずに済みました。貨物分類は人造コランダムがわからず。(ジッジありがとう。ジッジごめん。)

計算問題も特に複雑なものは出ず、自信をもって解きました。

 

【試験を終えて】

自分にはなにもないと思っていたので、努力を継続して合格を勝ち取れるような人間だった、なにもないわけじゃなかったという自信に繋がりました。

ですが、所詮ペーパーテストで合格したからすぐ働けるわけでもないです。

これからもチャレンジの日々だと思います。

 

試験を通して57回みこ会メンバーとのコミュニティでつながれましたし、勉強のモチベーション維持もみなさんのおかげでした。

 

【58回受験生へのアドバイス】

参考書と問題集は同じ出版社に揃えたほうが勉強しやすいと思います。

問題集の参考ページを探すのに苦労しました。

私は過去問の周回を始めたころに間違えたところまとめノートを作り始めました。

もし、みなさんもこういうノートを作る予定なら科目ごとに分けたほうがいいと思います。

私は全科目1つのノートにまとめてしまったので、模試の時終わった科目に気を取られてしまいました。

みなさんの合格を願ってます。

マラソンSub3との二刀流で合格を目指す

Eliterunner-momo さん(30代 メーカー勤務 SCM・ロジスティクス担当 2023年度合格 受験回数2回)

◆受験の動機

以前から貿易関連に係る資格取得には興味があり、20代中盤までに貿易実務検定B級、TOEIC 910点を取得。

新卒で入社後6年目でSCM部署へ異動となり、グローバルの需給調整、生産計画策定に従事。当初はSCMの国際認定資格であるCPIM/CSCPの取得を目指していたが、取得費用も高額かつ教材・試験出題が英語のため、貿易関連唯一の国家資格である通関士試験を目指すことにした。

第50回試験(2016年)で初回の合格を目指し、MHJ社の通信講座を受講するも早々に挫折し記念受験で終える。その後は子育て等を理由に資格取得から遠ざかっていたものの2年前にロジスティクス部署への異動が決まり、子育ても最初のハードルを越えたことから、勉強癖を取り戻す目的もあり2回目の通関士試験受験がスタートした。

 

◆受験への取り組み方針

通関士試験受験を決意する前の2022年9月より、約5年ぶりにフルマラソンへの復帰と3時間切り復帰を目指しランニングを再開していた。

学生時代から文武両道の姿勢で何事も取り組んできたことから、今回の通関士試験もフルマラソン3時間切りとの二刀流で臨むこととした。

以前であれば「二兎追うものは一兎も得ず」とされていたが、通関士試験の対策本も電子書籍化、通関士試験に特化したサブスク指導サービスのみこ会誕生、ランニングにおいては厚底シューズの普及など

二刀流を実現できる環境は整っていた。そのため、「二兎追うものは二兎も得る」を自ら実現し、二つの目標を同時に追うことが可能であることを証明することで後に続く受験生の励みになればと思い、両輪を回す8ヶ月の旅が始まった。

 

◆試験までのスケジュール

資格試験取得に臨むのは数年ぶりであり、法律系の勉強は初めてであったことから、通関士試験の出題範囲と重複するCistec STC Associate & Advancedを先行して受験し肩慣らしを行った。

通関士試験の前に成功体験や類似試験での合格実績を積んでおけば、試験当日までの「流れ」が変わると考えたのもSTCを先行して受験した理由である。

 

2022年9月中旬 STC Associate 学習開始

2022年10月末  STC Associate 合格

2022年12月初旬 STC Advanced 学習開始

2023年 1月末 STC Advanced 合格

2023年2月初旬 通関士試験 学習開始

2023年10月1日 通関士試験 受験

2023年11月26日 フルマラソン復帰レース

 

◆学習時間、ランニング走行距離(時間)

マラソンSub3のダブルで目標達成を狙っていたため、序盤から中盤にかけてはラン時間も確保しつつ学習を進めた。子育てが最初のハードルは越えていたものの、子どもの習い事も多く、家族との時間と学習の両立には苦労した。

幸いにもコロナ5類移行となった2023年5月以降もテレワーク中心の生活を継続できたことが追い風となり、無理なく平日も勉強時間を確保することができた。

終盤期は家族の理解も得ながら、ランの時間も減少させつつ試験に向けて最後の追い込みを行った。但し、子どもの夏休みの思い出作りを必須と考えて8月下旬には4日間旅行に出かけた。(この間勉強はほぼゼロ)

①序盤 2023年2月-4月

学習:平日・・・1H/日、休日・・・3H/日、合計・・・44H/月 ラン:200km/月(16H/月)

②中盤 2023年5月-7月

学習:平日・・・1.5H/日、休日・・・4H/日、合計・・・62H/月 ラン:162km/月(13H/月)

③終盤 2023年8月-9月

学習:平日・・・1.5H/日、休日・・・5H/日、合計・・・70H/月 ラン:133km/月(11H/月)

総合計 学習:458H ラン:1,352km(109H)

 

◆教材及び学習回数

テレワーク中心の仕事ではあったが、小さい子どもがいたことから場所や時間を問わず勉強をしやすいKindle版(電子書籍)をメインテキストとして使用した。

 

・ヒュー赤(翔泳社 完全攻略ガイド)Kindle版:精読3周 → 2月(所要期間1ヶ月弱)、5月(1週間)、7月(3日)※実務は1回目のみ精読

・ヒュー青(翔泳社 過去問題集中)Kindle版:2周 → 4月(通関実務のみ)、6月(関税法、通関業法)、8月(関税法、通関業法)

・ゼロ申(関税協会):2周 → 6月末に購入し1-1.5ヶ月で2周

・計算ドリル(関税協会):4周 → 6月末に購入し、試験直前まで間違えた問題を中心に演習を繰り返した

・貨物分類講座(LEC):1周 →動画講義は1.5倍速で基礎編のみ視聴

・みこ会(課税価格の決定):精読1周 → 4月(所要期間3週間)

・みこ会(アプリ):10周以上

・過去問:関税法・通関業法・・・51-56回試験を1周、通関実務・・・45-56回試験を2-3周

 

【関税法・通関業法】

暗記系の分野である両科目を机に向かって勉強することは避けたかったため、みこ会アプリにウエイトをおき、95-98%の正答率となるまで反復演習を繰り返した。

アプリだけでは知識が断片的になっていたので、短期集中でヒュー赤を精読することで補完した。

【通関実務】

申告書問題は過去問から取り掛かるも、ゼロ申を使用している受験生も多かったことから6月末より2周学習した。しかし、ゼロ申は仕入書に記載の貨物数が8項と多く、

貨物分類を的確にできなくても答えを導ける傾向にあったことから、以降は過去問にシフトして取り組んだ。

 

◆模試

 実地模試:関税協会のみ → 試験当日の行動、時間配分を把握するために実地で受験した。業法28/45・税法44/60・実務31/45と業法に苦戦するも全科目で6割は超えた。

 自宅受験:関税協会(2022年)、LEC(2023,2022,2021年)→ 試験直前期に初見の問題により多く取り組むことで、実力値の把握と知識の補完に繋がると考え、計4回分を取り組んだ。

 ※試験1週間前に解いた関税協会模試(2022年)は3科目全てで8割超えとなり、試験当日に向けていい流れを作る機会となった。

 

◆試験直前から当日

 試験4日前から遅めの夏休み第二弾を取得し、模試の復習や苦手としていた問題の復習に時間を充てた。試験前日が大安であったため、最寄の神社に合格祈願に向かったところ、偶然にも

 義母と母のブルース(新年スペシャル)の撮影を行っており、間近で綾瀬はるか・佐藤健・上白石萌歌を見ることができた。この出来事を「運がいい」と捉えて、翌日の試験に臨むことができたのは強みであった。

 試験当日の前夜は神経が昂っていたことから睡眠を十分に確保できなかったが、朝食・昼食を軽めに抑え、昼休憩時に仮眠を取ったことで眠きに襲われず乗り切ることができた。

 また、試験会場の座席が最後列であったことも「運がいい」と思えるきっかけになり、当日はモチベーションを高く保ち、最後の1秒まで走り抜けることができた。(模試の時は最前列であった)

 ※昼食は完全栄養食品のBasebread 1個のみ(模試でも同様)

 

◆試験得点

業法38/45(84.4%)、税法44/60(73.3%)、実務38/45(84.4%)

妻からは1回限りの受験で終えることを強く告げられていたことに加えて、税法に手応えがなかったことから、自己採点の際は手が震えていた。しかし、結果的には全科目で合格ラインを超えることができた。  

 

◆最後に

通関士試験に限らず、資格試験の勉強は短期集中で期限を設けて取り組むことが大切だと感じております。次があると思うと、自身への甘えが生じ勉強も中途半端になり、挫折に繋がるものと思います。

また、短期集中になると1日あたりに割かねばならない学習時間が増え、仕事等との両立で体調を崩しやすくなります。試験で最大のパフォーマンスを発揮するには「心技体」が揃う必要があるため、

是非学習と並行して1日20-30分でもいいので運動時間を確保して頂くことをお勧めします。

そして、良い流れを自分で作り、運を味方につけることが合格を引き寄せる秘訣でもあると考えています。試験が近付くにつれて、周囲の受験生からの遅れを感じ不安になることもあるかと思います。

その際に運がいいと思える機会を多く作ることができれば、強い精神を保ち試験本番も迎えることができます。何か悪いことが起きても物事は捉えようです。Positive Spinで良いことが起きたと思うようにしましょう。

 

みこ先生を始め、Xを通じて多くの受験生、先輩合格者に励まされながら試験に臨むことができたため、合格の二文字を手繰り寄せることができたと思っております。それ以上に感謝すべき存在は、試験までの8ヶ月間を近くで支えてくれた妻や子供です。試験当日まで約450時間を学習時間に費やしたことで、家族にとって多くの犠牲となる時間が生まれたにも関わらず、最後まで応援してくれた妻には感謝しかありません。

試験を終えた今、暫くは家族との時間を確保しながら、通関士資格をどのようにキャリアに活かしていくかを考え行動に移していきたいです。

粗削りの合格体験記となりましたが、受験生の皆様にとって参考になれば幸いです。

就活と並行して行なった短期集中型受験勉強

ぬえ さん(大学3年生 就活と同時に6月頃より本格的に勉強開始、英語系の学部に在学中 2022年度合格 受験回数3回(合格した以外の2回はほぼ勉強せず、記念受験のような感じでした…))

※就活と並行しながら行なったので、就活状況も一緒に掲載いたします。学生の方の参考になれば幸いです。

●受験のきっかけ
元々貿易業にぼんやりと興味があり、そこから通関士という資格の存在を知りました。最初の2年間はテキストを読んでは挫折し、受験して挫折するということを繰り返していました(本当にもったいないことをしました、、、)
ですので、今年の受験勉強開始頃は「浅い知識は多少理解できている」くらいのレベルで、ほとんど初学者のような状態でした。

ようやく3回目にして本腰を入れようと思ったのは「就職活動における分かりやすいアピールポイントが欲しい」という焦りからでした。現在の就職活動はインターンシップや説明会の参加、OB訪問などから本選考に繋がったり、優遇があることを認識していたためまずは夏のインターン参加に向けて頑張りたいと思っていました。
しかし、有名大学に在学している訳でもなく、コロナ禍で思うようにサークルやアルバイトにも参加できず就活で自分自身を効果的に伝えていける自信が全くありませんでした。
通関士に合格することで、①物流業界で働く上で最低限の知識は備えており、働く意欲がある ②難関資格に挑戦するガッツを端的にアピールでき、物流業界における就職活動で少しでも優位に立てそうなのでは、と思ったのがきっかけでした。

●勉強方法
使用教材と使用時期は以下の通りです。
・フォーサイト(4月〜受験まで)
・ユーキャン(4月〜受験まで)
・みこ会(6月〜受験まで)
・ゼロ申(8月〜受験まで)
・統計品目カード(8月〜受験まで)

受験勉強(と就活)のスケジュールです↓
一日あたりの平均勉強時間も載せます。就活状況も一応書きましたので、同じような状況の方の参考になれば幸いです。

4月〜5月
フォーサイトとユーキャン両方とりあえず1周読んでみる

6月(平日2時間 休日3時間)
受験・就活に焦りを覚えてどちらも本格的に取り組むことを決意する。
・みこ会に入会 勉強法のページなどを読み、とりあえず実践してみる
・フォーサイトの問題集を日中解く
・ユーキャンの問題集を寝る前に解く
・移動時間等の空き時間はみこ会アプリをコツコツ頑張る

(就活:夏インターンにエントリー。とりあえず業界関係なく受けていたので1日2〜3社エントリーシートを書き、面接でよく聞かれる質問に対する自分の回答をまとめ、週3日は面接・グループディスカッションの練習をオンラインでしていました。)

7月(平日2時間 休日3時間)
・みこ会の課税価格決定テキストを読み込む
・フォーサイト、ユーキャンの問題集を適宜解く
・毎日必ず計算問題を解くようにした
・みこ会アプリ

(就活:インターンに参加、面接・グループディスカッションの練習、就活講義などもいずれか毎日受けていました)
大学のレポートも重なり、毎日エナジードリンクを飲んでいた記憶があります。。

8月(1日3〜7時間 日によってバラバラでした)
・問題集が一通り終わり、ゼロ申へ(撃沈しましたが、とりあえず1周終わらせる)
・一問一答の問題集は引き続き続ける
・みこ会アプリ
・ユーキャンの添削
・統計品目カード
・教材のどの単元にどのような事柄が書いてあったかの記憶

(就活:夏インターンが大方終了し、夏休みにも入ったので少しスケジュールにも余裕が出てきました。面接・GD練習はそのまま週2程度で継続し、残りの企業のESやOB訪問に取り組みながら少し息抜きもしていました)

9月(1日12時間程度)
・模試を解く(関税協会、フォーサイト)
・添削の復習
・みこ会アプリで間違えた問題を完璧にする
・問題集・ゼロ申解き直し
・毎週日曜日に試験日程と同様に過去問を解く
・統計品目カード

(就活:夏季休暇中で夏インターンがほぼ終了し、秋インターンもまだほとんど始まっていない状態であったため、9月後半は資格勉強に全振りしました。)

●みこ会への入会のきっかけ
最初はTwitterで話題になっていて興味を持っていたことがきっかけでした。

個人的にはアプリにとてもお世話になりました。歯を磨く時間、髪の毛を乾かす時間、などのスキマ時間に基礎的な知識を定着させることができました。会員限定公開の記事からも非常に試験のためになるコツを学ぶことができました。(質問していればもっと効率的に勉強できた部分はあると思います…)
課税価格の決定のテキストも非常に丁寧に書かれていて、とてもわかりやすかったです。

●最後に
関税法に関してはかなりギリギリでの合格だったと思います。さらに関税協会の模試では実務でやらかしてしまい、E判定でした…
模試の結果を気にせず9月全力で取り組んだことと、試験開始のギリギリまでテキストで確認していた部分が関税法で出題されたことで救われたかなと思います。運も味方してくれたと思いますが、最後まで諦めずに取り組んだことで合格できたと思います。

就活に関しては、正直なところ6〜7月は就活にかける時間の方が通関士の勉強よりも多かったです。ですがそこで就活の基礎をなんとか作れたことで、8〜9月の夏休み期間で資格勉強に打ち込めたと思います。
秋インターンの時期には合否がわかっていたため、自己紹介で堂々と「通関士試験に合格しました」と言えるようになりました。特に物流企業様には「学生で3科目受験で合格できたのはすごい」と褒めていただけることも多く、頑張って良かったと思いました。他の業界でも難関試験に取り組み合格できたプロセスを伝えることで、ひたむきさを評価していただけました。

大学1〜2年の頃に取れていればとも思いますが、就職活動も取り組みながら限られた時間の中で合格できたことは自分の自信にもつながりました。

長くなってしまいましたがこれから受験を考えている方、就活生で物流業界を考えている皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。

試験本番中に心挫けても、最後の1秒まで可能性をあきらめない!!

えびはら さん(30代前半 女性 国内物流・倉庫会社勤務 2022年度合格 受験回数2回

通関士試験を受験しようと思ったきっかけ

私は田舎の物流会社総務・経理として入社しました年次を重ねていくうちにもっと自分の仕事の幅を広げたいと思い今では営業から現場までこなす多能工として働いています。

しかし、入社時に担当していた総務・経理という間接部門のイメージと、男性職場の中で働く女性という立ち位置のせいか、なかなか成長に結びつく仕事の機会には恵まれず日々悶々と過ごしていました。

そんな中、自分が新たに担当することになった案件は輸入貨物の国内輸送・保管でした。輸入貨物といえあくまで通関が切られた後の内国貨物となった状態です。海外からきた貨物が国内物流のフローに入る前の段階に興味が沸き、調べていく中で「通関士」という職業を初めて知りました。

もし私が「通関士」になったら……。アウトソースしていた通関を自社で行えるのではないだろうか。今働いている会社へ何か貢献できるかもしれない私個人としても、望んでいたやりがいのある仕事に就けるのでは。お給料も上がる気がする……考え始めるだけでワクワクしました。

自分の残り30年余りの職業人としての生き方、そして人生そのものを大きく切り拓くべく、不退転の決意で通関士試験の受験を決めました。

■勉強方法と学習時間

<1年目・第55回通関士試験> 合計220時間

フォーサイトを1した後は、翔泳社 通関士完全攻略ガイド(ヒュー赤)翔泳社 通関士 過去問題集(ヒュー青)を活用しました。ちなみにフォーサイトで関税法を1するだけで100時間かかりました。実務は日本関税協会 計算問題ドリル「ゼロからの申告書(ゼロ申)を購入したもののほぼ手つかずのまま本試験当日を迎えました。

敗因は仕事がキャパオーバーしていて月の残業が50~100時間ほどあり、勉強に時間を割けなかったこと、直前期に体調を崩し休職を余儀なくされたことです。

<2年目・第56回通関士試験>合計611時間

昨年合格された方々体験記を読んで、合格者上位層と思われる方々の圧倒的な勉強量を知り、2年目は700時間を目標にスタートしました

一度目の受験から、フォーサイトのみでは通関実務対策は不十分だと感じていました。通関業務未経験ということもあり独学で進めるのは厳しいと判断しLECの通関実務に関する講座取りました。

・関税法・通関業法

翔泳社 通関士完全攻略ガイド(ヒュー赤)とみこ会アプリのみで対策しました。

効率的ではないので一般的には推奨されない方法ですが何周テキストを周回するのではなく時間を掛けて濃密に1しました。まとめノートも作っていました。

そのみこ会アプリを使用しひたすらアウトプットし記憶の定着を図りました。問題演習はほぼアプリでしかやってませんアプリで間違えたところ・わからないところのみテキスト立ち返りました。それでも納得のいかない論点はE-govから法律原文を参照していました

テキストを1しか回さないこの方法は再受験ということもあって試験の全体像を把握していたからこそ有効だったと思っています。

・計算問題

みこ会課税価格決定のテキストは評判通り秀逸でした。計算問題はこのテキストでインプットした後にひたすら問題演習するだけで100身に付きます。

・申告書

ゼロ申は数問しかやっていませんが、近年の本試験問題の傾向から少し乖離していると感じました。みこ会の解説がなければ心折れていたであろう問題もありました。

最終的に申告書問題は得意科目となったのですが、LEC申告書編と過去問だけで充分だと感じました。

・貨物分類

LEC貨物分類編は本当に名作です。こちらのおかげで分類に対する恐怖心がなくなったといっても過言ではありません。一通り講義を終わらせた後は、通退勤中の往復1時間、家事の最中などに毎日流し聴きしていました。

・過去問

本格的に取り掛かったのは2年目の受験というのにかなり遅く、本番1か月前でした10年分解きました。本当は最低でも3はしたかったのですが、1しかできませんでした。

ですので、この体験記を読んでいる方で直前期なのに過去問に全然着手できていない方はまだ希望を捨てないでください。寧ろ直前期に初見の本試験問題に触れられるのは真の実力を知る良い機会です!

凡ミスで大量失点をした回を除き、すべての初見過去問で合格点を上回り自信に繋がりました。

・模試

日本関税協会、LECTACの模試を申し込みましたが、実際に受験したのは前者2つのみです。直前期に過去問を残していたので、模試と復習に割ける時間がこれ以上なかった為です。

模試は可能であれば会場受験することをオススメします。自分より先に鳴り始める電卓の音にかなり焦りペースが乱れました。本試験ではそれらを踏まえて自分のペースで問題に挑めました。

日本関税協会の模試結果がかなり良かったので8月末の時点でこのまま勉強すれば合格できる!」と確信しました一方でLECの模試では撃沈し、気を引き締め直すきっかけとなりました。

・参考とした資料や息抜き

○税関が作成した各種説明会のスライド

ットで検索するとpdfファイルで転がってます。試験対策としては深掘って知識を得るのは非効率的ですが、理解しないと長期記憶できない私には有用でした

○ゆっくり通関士ちゃんねる

通関士の方が運営されているYouTubeチャンネル。1類~97類まで、写真やイラストを用いて分かり易く貨物分類を解説されていますサクッと見られるので息抜きにもオススメ

○統計品目カード

ポケットに入れて携帯し、社内で歩きながら、ちょっとした手待ち時間等、スキマ時間に眺めていました。同僚にカードを見てもらいながら問題を出してもらったり…

LEC貨物分類編を受講した際にも机上に並べて使いました。LECのテキストは文字のみなのでカードのイラストのおかげで視覚的に印象に残りました

■本試験でのハプニング ~お食事中の方は閲覧注意してください~

試験開始時間は三科目それぞれ9:30~11:00~13:50~となっています。通関業法も関税法もそれぞれキリの良い時間から始まるのです。

私は大事なテストや試験の時は、行きたくなくても必ず試験直前にトイレに行きます。今回の本試験も同様です

関税法にボコられ半ば放心状態で昼休みに入った私は、てっきり14:00から通関実務が始まると勘違いして問題の見直しをしていました。あと数分したらトイレに行こうそう思った矢先「今から問題を配布します。机の上を片付けてください」という試験官のアナウンスが会場に響き渡りました。そうです。トイレに行けませんでした。

試験時間1時間40分、まあ何かあっても我慢できるだろうと甘く見ていたのですが、昼休み中に粉末状の下痢止めを大量の水で流し込んでいた私に悲劇が訪れました。

トイレに行きたくて問題が全然頭に入ってきません。特に英語で書かれている申告書問題。私の英語力は義務教育修了レベルです。もはやinvoice読解を脳が拒否し、集中力の全てお腹に注がれていました。

以前試験の情報収集をしていた時にトイレで途中離席した後戻ってこられた」という受験者の声を見かけた記憶があります。しかし、ただでさえ時間勝負の通関実務5体感では10分間、問題を検討するのではなくトイレの為に離席をするか検討していました。今回の試験で離席後に戻って来られる確証はない離席するとその分問題を解く時間が削られる……

しかしもう限界でした。一か八かで試験中に挙手をし、戻って来られるかの確認をしたうえでトイレに駆け込みました

計算問題と申告書を急いで解き終えると残り15分しか残っていません。複数選択式と択一式が手つかずで丸ごと残っていました。正直、どの過去問よりも模試よりも最悪のタイムスケジュールです。試験中に不合格の文字が見え、今年の合格を諦めました。

放心していたら、昨年ギリギリで合格された方の合格体験記を思い出しました。一緒に頑張ってきたTwitterの皆さんのことも。すべての問題を精査・検討する時間はもうないけども、最後の1秒まで望みを捨ててはいけない。問題文が短く、すぐ答えに導けるもののみ解き、あとは適当にマークしました。

試験終了5分前、トイレに行きたくて錯乱状態になりながら解いていた計算問題と申告書問題の見直しをしました。時間がないのでマークミスがないかだけ……え、めちゃくちゃ間違ってマークして……輸入申告書にいたってはマークする場所番号が全部間違っていました。急いで消しゴムを握り一気に消しましたが時間がありません。もう間に合わないかも……と軽い過呼吸になりながら人生史上一番早いスピードで黒い丸を描いていきました。

すべてのマーク書き終わったのは試験終了の合図と同時でした。

自己採点では合格ラインを上回っていたものの、このような状況でしたので合格発表まで自分のマークミスに怯え暗澹たる思いでした。結果としては、合格することができ、最後まで望みを捨てず試験に立ち向かって本当に良かった感じています。試験中、脳裏に浮かんだ沢山の方々に感謝したいです。

反省点は、試験開始時間をしっかり確認しなかったこと、問題配布中だったとしても試験開始までは時間が有るので(顔写真の本人確認とか)恥を捨てて手を挙げ、トイレに行かなかったことです

 来年以降も今回と同じように戻って来られるかはわかりません。また、試験終了30分前から途中退席ができるのですが、その時間帯になったら離席後に戻ってくることはできないと思われます。

■謝辞

この度の合格は、みこ会ならびにみこ先生、会員、会員OBOGの皆様の支えあってのことだと思っております。モチベーションを高い位置で保ったまま試験本番まで走り抜ける為にも、素敵な仲間の存在は重要だと感じています。

私は田舎在住かつ、通関業者勤務ではないので身の回りに同じ志を持つ人は誰一人としていませんでした。それどころか仕事をしながら勉強している人なんて好奇の目で見られます。独りで勉強している中、SNSを通して分からない論点を教えあったり、励ましあったり、時には愚痴を言いあったりできる仲間ができたのは、この「みこ会」というスタディーグループのおかげです。みこ先生からも直接RTやいいね、リプライを頂けて心強かったですし、何より嬉しかったです

この場をお借りして支えてくださった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

末筆ながら、みこ会の今後のご発展とみこ先生の更なるご活躍をお祈り申し上げ、結びの言葉とさせていただきます。

 

中年女性の合格体験記

スカイ さん(40代半ばの一児の母。貿易業界未経験者だけど貿易関係の仕事をしたくて通関士試験に挑戦した頑張り屋です。 2022年度合格 受験回数1回)

勉強に慣れていない、勉強が苦手だけど通関士試験を目指している方の少しでもお役に立てれば。

まず最初にお伝えしておきますが、私の理解力、集中力は酷いものでテキストを読んでいてもいつの間にか違う事を考え出してしまうので、その度に頭を振って読み直すの繰り返しでした。

また私は就職して以来20年以上勉強から遠ざかっていたのと40代半ばで記憶力が相当低下していたので、最初は勉強する習慣を身につける事に重きをおいて勉強をスタートしました。

通関士試験に挑戦するきっかけはコロナ禍で現職が2年以上休業が続き、貿易業界への転職を考え始め貿易関係では唯一の国家資格『通関士』に挑戦することを決意し必ず合格する!っと誓ってSNSで評判のみこ会入会募集開始とともに即入会しました。

勉強は朝にまとめて1時間半、お昼休憩に30分、通勤の行き帰り往復計1時間にLecの貨物分類を聴いてました。後半3ヶ月位から夜も1時間追加し、週末は図書館で開園から閉館まで勉強しました。コツコツと1年かけて勉強していたお陰で追込み時期には勉強中に上の空になることもなくなっていました。

みこさんが「勉強は薄いフィルムを何層も重ねていく作業」と仰っていた事を常に念頭に置き、一度では理解出来なくても諦めずに何度も何度も読み直し復習しました。

テキストはUCAN、過去問は翔泳社のもの、課税価格の決定方法はみこ会テキスト(これが素晴らしくわかり易い!)を中心に繰り返し勉強していました。

完全な独学だったので、みこさんのサポートは本当に助かりました。問題を解いてるときや、テキスト読みのときに解説や説明を読んでも?の時にみこさんに直ぐ聞けるので勉強時間のロス防止、やる気を失せるのを防止するのに大変役立ちました。

アプリも隙間時間にいつもやっていました。私はどこでも読めるようにテキストも持ち歩いてたので、重たい過去問集を持ち歩かなく良いのが有難かったです。

5月頃には関税法の過去問はほぼ満点まで解けるようになっていたが、実務と業法はまだ手を付けずにいたので、みこさんに勉強計画を相談させて貰いました。

相談の際に私が業法と実務に手を付けることでせっかく覚えた関税法を忘れてしまう不安を伝えたら、的確なアドバイスを頂き安心して実務と業法に取り掛かる事が出来ました。

勉強はもちろん勉強計画まできめ細やかにサポートしてくれるみこさんみたいな方は、みこさん以外私は未だに知りません。

不安に駆られたとき、勉強に悩みがあるときに相談ができ冷静にアドバイスくれるみこさんは、受験生にとって合否を左右するくらいとても大きな存在だと思います。

とても難しい試験ではありましたが、みこさんの分かり易い説明、アプリ、テキスト、サポートで私は前向きに勉強を進める事が出来ました。

合格を手にした私は希望の転職が叶ったほか、言葉では言い表せれない沢山のモノを手にしました。

とても充実しています。
今年もみこ会から沢山の合格者が出るよう応援しています!

郵便配達はやっとベルを鳴らす。

Grace さん(2022年度合格 受験回数3回)

2022年11月26日13時過ぎ、やっとベルが鳴りました。

白いヘルメットの郵便配達員の方がモニターに映る、緑色の玄関を開くとそこににっこり両手で合格通知の入った封筒を持った人が立っている。封筒を開けると税関マークの立派な合格証書…。何度もこの瞬間を想像しました。長きに渡る紆余曲折、迷える受験生の方に少しでもお役に立てれば幸いです。

私は新卒で入社した総合商社で貿易の仕事をしていました。出産で退社後、かなりの期間貿易から離れていましたが4年前にやはりもう一度貿易の仕事がしたいと、メーカーで貿易の仕事に就くことになりました。

通関士資格は貿易の仕事をしている人なら一度は受験を考える方もいらっしゃるのではないかと思います。私も何年も前から憧れていた資格でしたが、勉強の仕方がわからず、自分には無理だと思っていました。

貿易の仕事の再開に伴い何年振りかにTOEICを受けようと決心しネットで検索しているとTOEICの勉強をしながら通関士の勉強をしている方々をお見掛けし、みこ会の存在も知りました。みこ会との出会いがなかったら通関士を受けていないと思います。自信はないけどやってみようと思わせてくれるものがありました。

  • 記念受験の54回

7月に出願受付中と知り、間に合う!(出願が)と思い、まず出願してみましたが、かなりの期間勉強から離れており、フルタイム遠距離通勤、夫は海外赴任中、ワンオペで家事、2人の子供の面倒を見ながらなかなか勉強が進まず、教科書をサラッと見た程度でした。

来年の為に会場には行っておこう。受験料はTOEICの半額以下だし。ぐらいの気持ちでした。

  • 不完全燃焼の55回

この年にみこ会に入会、LECの貨物分類とも出会いました。

申告書、計算問題、課税価格等実務から手を付け、通関士の勉強は楽しいと思えるようになりました。

この年の敗因は過去問に手を付けるのが遅すぎたこと、関税法の理解が不足していたことと思います。

また一番勉強に集中したい夏に会社のシステムが大きく変わり激務になりました。

勉強したい気持ちはずっと持ち続けていましたが机に向かっても眠くなってしまいなかなか思うように勉強が進みませんでした。

今年はもう受験しても合格できないと思い出願もやめようと思いましたが娘に「ここまで来て辞めるの?ダメだったらまた来年受ければいいだけ」と、どちらが親かわからないことを言われて出願。出したからには合格したいと9月はかなり集中してやりこみましたが時間切れでした。

関税法が半分ぐらいしか得点できず不合格となりました。

また、やり切った感がなく試験会場に赴いてしまったので実務が始まったときの紙をめくる音、電卓音に圧倒されてしまいました。

自信をもって試験を受けに行かないとこういう気持ちになるんだなと知りました。「雰囲気に呑まれる」というものです。記念受験の昨年とはまた全然違った緊張感でした。

不合格で涙が出るのは勉強をやり切った人の特権だと思います。

私の場合は業法と実務が合格点に至ったことが逆に嬉しかったぐらいなので、まだまだ未熟だったと思います。

次回は結果はどうであれやり切った感を持って受験地に赴きたいと思いました。

  • 完全装備の56回

昨年の大晦日、紅白を見ながらLECの申し込みをしようかどうかと悩んでいました。

みこ会に入って教科書と過去問で充分かもと思うところもあったからです。

大晦日までに申し込むとLECの大幅割引がありますので笑 ギリギリまで悩みましたが、年明け30分前ぐらいに、「ええい!来年が最後だ!申し込んでしまえ!」とLEC必勝パックを割引価格で申し込みました。

思えばLECの講座もみこ会の推薦が無ければ受講していなかったと思います。

LECの教科書はどこよりも地味で、白黒印刷。。。宣伝もあまりされていないし、正直みこ会を知った後にLECを知りました。

第一印象は「ん?聞きづらいかも」でした笑 しかし受講が進むにつれ伊藤先生の経験値による解り尽くした解説、LECにしてよかったと思いました。関税法の理解を深めることが目的だった為、知識獲得講座のみ受講したかったのですが、年末までの割引で価格があまり変わらなかったのも同講座を選んだ決め手になりました。

講座を受講した理由の一つは耳からの勉強をしたかったこともあります。

家事をしながら、お風呂に入りながら、通勤電車の中、駅から会社まで歩いている時、いつも伊藤先生の講座を聞いていました。伊藤先生の口調そのまま記憶してしまった章もあります。10月までは誰の声よりも伊藤先生の声を聞いていました。

大晦日に申し込んだため冬休みに勉強したいと元旦にヒュー赤を購入。LECが届くまでヒュー赤のポイントチェックをすべて終わらせることから2022年が始まりました。

もちろんみこ会には入会しました。この年からみこ会の価格がUPしていたので、「55回で合格しておくべきだった!しまった!」と思いましたが(笑)かなり内容が充実していてお釣りが出るぐらいでした。

中でも過去問の解説、アプリはほかの人も言っているように秀逸です。

56回の合格率が高かったのはみこ会のバージョンアップに伴うものだと本気で思っています。

振り返ると過去問の解説なしで今までどうやって間違い直しをしていたんだろうと思うぐらいです。

アプリも最高です。正解肢にも解説があり、解説がどこよりもわかりやすいです。私が大好きな解説の一つに「ものすごくうっかりすること」があります。

業法の「重大なる過失」の説明をこんなにわかりやすくしてくれる人いらっしゃいますか?

というわけで完全武装で私の56回への取り組みが始まりました。

最初から完全武装していれば1回で合格できたかもしれませんね。

  • 中だるむ暇がなかった

必勝パックを申し込み、さらに今年は過去問も周回しようと決めていたため私の受験までのスケジュールは大忙しで中だるむ暇がなかったのも逆に良かったのかもしれません。

LECの講座は順番に配信されるため次の配信までにこれを終わらせよう。その間に過去問をこなそう、とスケジューリングできます。

伊藤先生が極めて重要とおっしゃっていた課税価格の計算問題は一周目はほぼ正解出来ませんでしたが2周目にはわりと正解、3周目はほぼ正解できるようになり、楽しくなってきます。1周目で心が折れても立ち直りましょう!申告書問題もすごくたくさんの種類がかなりの問題数あるので直前期にすることがなくなることもなく、貨物分類の重要なポイントを押さえた出題傾向は最近の本試験の傾向とも合致しているように思います。6月ごろにはスピードも正答率も上がり、自分の得意科目は実務だ!と思えるようになりました。

並行して関税法、業法はLECの過去問とヒュー青を進めていました。業法は短い家事、例えば洗濯物を干す、たたむの時に耳で勉強する、あとは講座を聞き、過去問で演習していました。

基礎に立ち返った関税法は昨年とは全然違い、伊藤先生の丁寧な解説によりつながりが出来ていきました。

丸覚えでもできる人は良いかもしれませんが伊藤先生の口癖である「~というところにつながっていきます」がポイントで、色々な分野の理解がつながっていくとどんどん記憶しやすくなっていきます。こちらも諦めないで学習を続けていくことが大切でした。

洋上転売の課税価格の仕組み等、目から鱗が落ちる瞬間が何回もありました。何を聞かれても淡々とした調子でお話をされている伊藤先生。先生なので当たり前かもしれませんが本当に深いところまで広く経験され、理解されているので初学者にもわかりやすい講義をされるのだと思います。

  • 進捗の不安

自分の勉強の進め方が合っているのかどうか、不安になることはありました。

Twitterなどですごい得点を挙げている方に、いったいどうやって勉強しているの?と聞いたこともあります。皆さんものすごく勉強されています。短期間でも集中的にかなりの量をこなされている方がほとんどです。最初から出来る人はいません。自分もしどもど言ってる場合ではない、やるしかない。と思いました。

それでも、自分の進捗を定期的にみこさんに報告し、アドバイスをいただきました。

今の自分の過去問や模試の点数、今自分はこんな進捗で勉強しているけれど、方向性は間違っていないかどうかというところです。

みこさんの分析はいつも的確で背中を押してくれました。

私が一番悩んだところは関税法や実務の肢問題の答え合わせに時間がかかりすぎるところでした。

過去問を解いた後ひとつひとつの肢を丁寧に確認することにとても時間がかかっていました。

ゴールデンウイーク明け頃でしょうか、みこさんに相談させていただいたところ、「そうですね。でも早いうちから過去問に取り組んでいるので、今は時間がかかってしまうかもしれませんが復習のペースはだんだんと上がっていくので大丈夫ですよ。」とアドバイスを頂きました。夏頃復習のペースがどんどん上がっていき、みこさんのアドバイスの通りになりました。さすがだなと振り返ります。

  • 「太陽より早く起きる」と過去問会への参加

5月ごろから、過去問会に招待して頂き毎週土曜日、本試験の時間通りに3科目過去問を解いていました。

仲間ができることで悩みを分かち合ったり、時々関係ない話もし、気分転換もしながら学習のペースが出来ていきました。

毎週土曜日定時に過去問を解くと決まっているとそれに合わせて平日の勉強の調整もできていくようになりました。

そして平日の時間を調整していく中で時間が足りないことに気づき、朝の勉強時間を確保することに致しました。

早起きは苦手で続いたことがない私でしたが「#太陽より早く起きる」をTweetすることにより本試験当日まで続けることが出来ました。

4時台に起きると朝関税法や実務の過去問を解くことが出来たり、勉強時間の確保がかなりしやすくなりました。

早起きが苦手な方は試しに一週間「#太陽より早く起きる」に取り組まれることをお勧めします。

直前期には朝に関税法、昼休みに業法、仕事が終わってすぐ実務、夕飯、お風呂がおわってから丸つけと間違い直し。と平日なのにフルで過去問を解くことができたのも朝時間のおかげでした。

  • 模試までに仕上げる

本試験までと考えるよりは「模試まで」と考えて勉強を進めることをお勧めします。

55回の時は模試を受ける準備が整っていない自分にかなり焦りを感じていました。

あくまでも本試験に合格するのが目的なので模試は一つの指標。私の場合は関税法で合格点を取ることが一つの目標でした。

振り返ると55回、56回の本試験の関税法は模試と同じか模試よりも難しいのでは?という体感でした。

2回の模試を受けたことにより1回目の模試で失敗したことを2回目には成功させようと取り組めたこともあったので2回ぐらいが妥当かなという印象です。私は関税協会とLECを受験致しました。関税協会模試の実務で按分計算で失点し合格点を取れなかったことがとても悔しく、絶対にLECの模試では合格点を取ろうと取り組みました。LEC模試で3教科合格点を取れたことは大きな自信につながりました。

たとえ合格点を取れなかったとしても自分の詰めの甘さに気づきがあり、模試は受けられる状況であれば受けた方が良いのではないかと思います。

2回の模試の結果報告後またみこさんにアドバイスを頂きました。これもまた心に刺さるお言葉を頂きました。体調管理に気をつけて下さいね。というお言葉を頂いた時、眠りが浅く少し体調が悪かったので驚きました。

本当に一人一人の受験生をよく分析していらっしゃる。すごい先生だと思いました。

  • 当日は合格しに行く

こんな風にタイトルをつけると自信満々のようですが、試験に対する自信は全然ありませんでした。

ただ、「やり切った感を持って試験会場に行く」という目標を達成できたことをとても嬉しく思い、晴れ晴れとした気持ちで当日を迎えました。今まで自分を支えてくれたみなさんに合格という形で恩返しをしたいという思いでいっぱいでした。

試験が始まるとやはり緊張はし、一限が業法でよかったなという印象です。ドキドキしながら業法を解きましたがスタンダードな内容でした。

業法を解き進めるにつき落ち着きを取り戻していきました。

二限、天敵関税法は複数選択が終わるまでは落ち着いて〇×と進めていきました。今年は択一が難しく、最後に2つどうしても残ってしまう肢が何問かありました。さっぱりわからない問題も何問かありました。わからない問題はあって当たり前とは思いましたがちょっと不安が残ったままマークミスがないことを確認し、終了しました。

お昼休みはお天気が良かったので校舎の外に出て過ごしました。太陽の光を浴びて気持ちが良い日でした。

さぁ最後の実務、頑張るぞ~というわくわくした気持ちで過ごしました。

三限の実務は去年のように電卓音に圧倒されるかと身構えましたが、これだけ勉強したんだ、大丈夫。という思いで臨んだところ去年のようなドキドキはありませんでした。私はいつも3番から解き進めます。複数選択6番でEPAの計算問題があり、「今年のビックリ問題はこれなのね!」という思いと「この問題、みこ会で見たな。解けそうだわ。」という思い。落としてもたかが二点、途中まで解いて時間がかかりそうだったので申告書が終わってから戻って解こうと思い先に進みました。56回の実務ですが、消費税の長い計算、延滞税の日付の計算、色々時間がかかる問題が多く、昨年よりは時間が足りなかった印象です。実務はやはり何よりもたくさん演習を積んだことが良かったと思います。何度も演習を重ねたお陰で最悪27点は取りに行く為に自分の試合展開はこれでいいんだと焦る気持ちを抑え抑え最後まで問題を解き終わり、ざっと見直しをして試験終了を迎えました。

この時の気持ちは「やり切った。。。」お疲れ様みんな!お疲れ様自分!という清々しい気持ちでした。

解答速報を見る勇気は無く11月8日の発表まで悶々と過ごしました。というのが試験直後のTwitterで落ち着いて解いたEPA問題で逆の選択肢を選んでしまったことが発覚。他にもミスをしているかもしれない。。。終わったことは仕方がないと思いつつ祈るような気持ちで合格発表の前日はあまり眠れませんでした。自分の受験番号を唱えながら寝落ちしました。

番号を見つけた時は信じられず娘にも息子にも探してもらいました。合格です。こんな私でもここまでやって来れたのでした。

みこさん、LEC伊藤先生、一緒に勉強してくれた仲間、55回で既に合格されているのに後輩のために色々なチャレンジ企画を実施してくれたモミジさんを中心とした諸先輩方々、ありがとうございました。通関業に従事したことのない私ですが上司も「実は欲しい資格なんだよね。マジですごい!」と、とても喜んでくれました。

2年少しに渡る長い受験生活でしたが、3回の試験を通して勉強時間の確保という意味では同じ人と思えない変貌ぶりだと思いませんか?56回の試験ではLEC必勝パック全体を通して3周ほど(部分的に5周ほど)、関税協会計算ドリル2〜3周、ヒュー青2周、過去問実務11年分5周、関税法、業法5年分5周、関税協会模試2年分3周、LEC模試2年分3周。勉強時間は1月から1044時間でした。ほとんど勉強しなかった54回、300時間ほどだった55回、同じ人間が同じ生活をしながらここまで変われました。どんなことがあっても合格するという覚悟が何よりも大切だったと振り返ります。

最後に小さいお子さんを抱えながら勉強されているお父さん、お母さんに聞いていただきたいことがあります。

高校生の息子に「母さんが家事や仕事をしながら勉強している中で、自分は勉強だけをさせてもらえて幸せだった。勉強時間を割いてお弁当作ってくれてありがとう!母さんが勉強してる姿を見たら人間はこうして進化していくんだって思った。」と言われました。親が勉強している姿を見せることは何よりも子供のやる気になるってこと、大人になって必要に駆られての勉強ではなく自ら選んで勉強することは人類の進化につながるらしい?ということ笑 お子さんは小さくてもちゃんと親の背中を見てくれています。伝わっています。大丈夫です。

これから受験される方の合格を心よりお祈り申し上げます。

Grace

諦めなければ桜咲く!

Kai さん(国際部所属:貿易事務(正社員) 2022年度合格 受験回数2回)


(第55回は40時間勉強したかどうかのレベル。通関業以外は過去問で合格点が取れないままワンチャン狙いで受験)

第56回:12月~勉強開始
【志望動機】
・年齢を重ねるごとに、自分が保有している資格では武器にならないと痛感+親族に国家資格を保有している者が多く、国家資格の優位性を身に染みて感じていた。
・所属部署では貿易実務検定取得の必要があるが、準A級(2015年7月準A級廃止)に合格した際に、次は民間の資格より通関士を取得した方が有利だと考えた。
【使用教材】
みこ会含め、全て今年初めて購入したテキスト・講座で、いずれも合格には効果的だった。
◆みこ会(2021年11月入会)
過去問解説:みこ会の中で一番利用した項目。このお蔭で合格できたと言っても過言ではない(詳細後述)
課税価格の決定(原則編・例外編)テキスト:課税価格の加算不加算は単にインコタームズとイコールではないため、「ここがポイント」を繰り返し読み理解することで、本試験でも得点源になった。
◆LEC:初学者向け必勝コース(模試を含んだフルパック教材)
(早期割引+物流会社勤務割引+社内通信教育受講補助+教育訓練給付制度利用)
動画講義は1.7倍速にして繰り返し視聴。
LECはまさに「合格させるための教材」という印象。
当初の日程通りテキストが送付されてきたのも重要ポイント。
(昨年申し込んだ他社は冊数が少ない割に、予定より1-2か月遅延して送付されてきたので、勉強のスケジュールに支障が生じた)
◆翔泳社:2022年版完全攻略ガイド(ヒュー赤)
過去問を解いて理解出来ない部分はヒュー赤を繰り返し読んだ。
分厚いだけあり、全てが網羅されていて大変わかりやすかったが、唯一、巻末の模擬試験は超難問過ぎた(過去問より難しいとの、みこさん情報)
勉強が進むにつれ、初期につけたマーカーが必ずしも重要でない事が多かったので、ある程度勉強が進んでからマークすれば良かったと反省。
◆日本関税協会:ゼロからの申告書
有税、無税、NACCS番号があるケースなど多岐に亘る分類問題を解くことで、様々な種類の問題に対応できる能力がついただけでなく、各類の類注が徐々に覚えられた。
◆税関HP(条文以外にもカスタムアンサー、通則、類注をチェック)
◆模試2社
LEC:通関業法合格。関税法△10点、実務△1点
関税協会:3科目合格点だが、60%~70%以下のギリギリ
【10/2 56回試験 自己採点結果】
通関業法:37/45点 82%
関税法 :43/60点 71%
通関実務:37/45点 82%

【良かった点】
◆5月中旬~過去問を多くこなした(本試験過去問+LEC過去問攻略講座問題)
通関業法&関税法:51回~55回5周
実務:45回~55回 特に直近2-3年分は4周
みこ会解説に、「出題方法が曖昧、問題がイマイチ」とあるものは2周せず他の回の問題をこなすなど臨機応変に対応。
単に○×だけでなく、どの部分が間違っているのか理解しながら進める事を意識した。
その点において、みこ会過去問解説は「この部分が~~となっているので不正解」「出題当時は○だが法改正により現在は×となる」など法改正を含めた細かい説明があり、過去問→解説を繰り返すことで確実に力がついた。
◆過去問は毎回時間計測&マークシートを使用&誤答過去問を繰り返し復習
100万円以下の場合に頭にゼロをつける癖付け及び試験同様の時間対策をした。
過去問を解き、前回と同じ選択肢で誤答=完全に間違って覚えている事なので、蛍光ペンで色付けし、その問題を数日おきに解いて頭に叩き込んだ。
◆通関業法対策として施行令、施行規則、基本通達も併せて確認
細かい個所からの出題実績対策として、税関HPより上記DLし、語群選択に出そうな箇所にはマーキング+繰り返し目を通した。
◆勉強記録をつけた
その日の勉強内容、間違いが多かった項目、次回やる事など勉強の気づきを日々簡単に記入し、進捗+理解度を可視化した。

【総評】
◆3月までは40~60時間の残業、その後体調を崩し休職。
体調不良で全く勉強出来ない日々が続き、葛藤と諦めの日々が続いたが、それでも体調次第で短時間でも勉強を継続。
模試の結果をみこさんに連絡した際、「今年のLECの模試は難しく実力者でも苦戦しているので、この時期にここまで点数を取れたのであれば今年はいけますよ」と言われたことで、合格があと一歩のところに近づいていると思える事が出来た。
多くの受験生を見ているみこさんの言葉なので心強かった。
◆みこ会の記事を先に読んでおけば、みこさんに質問をする必要がない問題があった反省から、みこ会記事は早めにくまなく目を通す事をお勧め。
◆人それぞれ仕事、家庭環境で勉強に割ける時間が違うので、自分自身、試験まで何を優先するか、場合によっては何を諦める(減らす)必要があるのか考える事も大切。
ちなみに私は試験に合格するまで習い事を休止したことで、レッスン+日々の練習時間を試験勉強に充てた。

【最後に】
去年、通関士試験情報収集の為、初めてツイ垢を作りみこ会を知った事が、私自身今回の合格に繋がった。
勉強を進めていくと、今自分がどのレベルにいるのか不安になる事があると思う。
その点で私は、みこさんからの的確なアドバイスが合格への道標となり、精神的にも支えになった。
また、みこ会の仲間が頑張っているTweetがモチべに繋がった。(勿論焦ることも有り・・・)

来年初受験の方、そしてリベンジ組の方々が、晴れて合格するよう、少しでも参考になれば幸いです。
来年は皆さんが合格体験記を書く番ですよ!

何事も基礎が一番大事!

ゲロ娘 さん(22歳 大学4年生 2022年度合格 受験回数2回)

[受験理由]大学3年生の時にインターンシップ選考の厳しさを知りました。その為、少しでも就職活動を有利に進める為に、国家資格である通関士試験の受験を決めました。

[使用教材]
1年目
・Foresight 通関士講座
・通関士 完全攻略ガイド 2021年版(ヒュー赤)
・みこ会(課税価格の決定と例外)
・模試(日本関税協会)
・過去問(第52回-第54回)

2年目
・通関士 完全攻略ガイド 2022年版(ヒュー赤)
・みこ会(課税価格の決定と例外、アプリ)
・Foresight一問一答問題集
・模試(LEC、MFJ、TAC、日本関税協会)
・過去問(第52回-第55回)

[勉強方法]
1年目はForesightの通関士講座を中心に勉強を進めました。Foresightの講座は関税法→通関業法→実務の順番で進んでいきます。講座を聞いたら、一問一答集でアウトプットし、それを3周しました。第52回-第54回までの過去問も3回ずつやりました。試験1ヶ月前には過去問で3科目とも6割を取れていました。しかし、第55回の試験はこれまでの試験と傾向が変わり、関税業法、関税法が難化されていました。あとで振り返ると、関税法は最初に勉強していて、後半は実務に力を入れていた為、疎かになっていた部分があり、きちんと復習していれば、6割は取れる試験でした。

2年目は1年目の反省点を活かし、短期集中で勉強を始めました。
基礎をやり直す為、ヒュー赤を入手し、ヒュー赤を中心に勉強を進めました。前日に勉強した所を次の日の一番始めに復習するようにしました。ヒュー赤で基礎を固め、みこ会アプリでアウトプットを沢山しました。その結果、難しいと言われているLECの模試で3教科とも7割以上取ることができました。第56回の試験は通関業は例年通りでしたが、関税法は法改正が多く出題され、第55回の試験よりも難しく感じました。しかし、ヒュー赤で基礎を固め、みこ会アプリでアウトプットを沢山していたので、取るべき問題は取れ、3科目とも合格基準の6割を取ることができました。そして、無事合格することができました。

[最後に]
1年目は関税法の1点に泣きました。2年目も受験しようと思えたのはTwitterで出会った方々やみこ先生のおかげです。第55回の実務の計算問題で1問しか正解がなく、次は絶対全問正解してやると挑んだ試験本番で4問正解することができました。
就職活動も有利に進めることができ、地元の有名な企業から内定を頂きました。
これから受験される皆様、最後まで諦めず、やり続ければ必ず合格できます。

みこさんへ
分からない問題があればすぐにLINEしていた私に、「自分で考えてみないと分からない所も分からないよ」と自分で考える力を付けてくれました。1年目は最初の2科目が難しすぎて、ゲロ吐きそうですとLINEしましたが、2年目はなんとかゲロを吐かずに合格することができました。みこさんには沢山お世話になり、このままでは終われないと2年目も勉強を続けることができました。最後に、クソお世話になりましたと言えてよかったです。これからのみこ会の更なる発展を陰ながら応援しています。
みこさん、沢山、沢山、クソお世話になりました。

残り1か月でも自分の課題を克服する。

横浜のチーズケーキ さん(公務員 2022年度合格 受験回数2

【はじめに】

私が通関士試験の学習を始めたきっかけは、特定の分野の法制度に詳しい社会人になることが自分のキャリアアップにつながると思ったことです。横浜港を眺めながら、世界の品物が日本に入る手続きに詳しくなることを目標にし、通関士試験に挑戦することにしました。自宅での学習時間が十分にとれなかったり、過去問や模試での得点が伸びない時期がありましたが、自分なりにみこ会を活用して無事に合格できましたので、合格体験記を書かせていただきます。

【学習の経緯】

20197月からマウンハーフジャパン(MHJ)の講座のテキストを読んで、10月の本試験に挑戦して通関実務が26点で不合格でした。その後は情報処理の学習に取り組んでいました。今年5月に3年ぶりに学習を再開して、第56回本試験で合格できました。前回受験で26点取れたものの直前まで通関実務の成績が伸びず、難易度の上がった関税法の学習に不安を感じましたが、みこ会の資料やアプリが支えとなって課題をクリアできました。

試験結果は、通関業法36/45、関税法・外国貿易法39/60、通関実務37/45でした。

 【使用した教材】

通関士試験合格ハンドブック

通関士試験問題・解説集(日本関税協会)

実践力通関実務演習テキスト(MHJ講座テキスト)

ゼロからの申告書(日本関税協会)の食品の問題

計算問題ドリル(日本関税協会)

通関士試験まるわかりノート(日本関税協会)

みこ会の資料とアプリ

最初の受験ではMHJの講座で内容のポイントをつかみ、通関業法と関税法は6割以上得点しましたが、2年半のブランクで知識があいまいになりました。職場まで長時間通勤しているので、合格ハンドブックを3つに切って持ち運びながら、8月中旬までに読み終えました。8月下旬にみこ会に入会し、みこ会の資料を参考にして関税協会の過去問集と計算問題ドリルを中心に取り組みました。語句選択問題の対策には過去問集とまるわかりノートを活用しました。

【みこ会に入ってよかったこと】

みこ会からは、自分が到達している状況から先に進むための情報が得られました。

私の場合、通関実務の学習で悩んでいて、関税協会以外の模試の得点は1桁台でした。みこさんが会員に「計算問題ドリル」に取り組むことを推奨していたので、書店で購入して2週間で学習した結果、今回の試験の計算問題(第2問後半・第8問~第12)は全問正解になりました。事前教示もみこ会の資料が役立って得点できました。

みこ会のおかげで教科書・過去問集を補充し知識を整理できただけではなく、自分にあった戦略を立てて学習を進められました。

【反省点】

致命的なミスになりかねなかったことは試験前日と試験開始前の時間を模試の復習に使ったことです。模試の内容は受験直後にノートにまとめるべきです。試験直前はむしろ教科書とみこ会の資料をしっかり復習していれば、語句選択で23点取った以外は正答率が低かった関税法でも間違えた問題の多くは解答できたと思います。

【おわりに】

通関士試験は、法律の細かい知識まで学習することが求められ、通関実務の問題を解けるようになるにはきちんと問題集で訓練する必要がありますが、みこ会から得られる情報を自分なりに活用して、本試験までに課題を克服していけば、必ず試験合格にたどりつけます。

私の場合は残り1か月で通関実務の得点力を大幅に伸ばせました。

この文章を読んでくれた方がみこ会の会員の皆様と一緒に合格の喜びを分かち合えるように祈っています。

小さい声で言いますね、絶対合格、絶対退職!!!!!!

みみこ さん(30歳 女性 物流会社勤務 2022年度合格 受験回数2回)

【受験理由】
今まで派遣社員の通関従業者としてトータル2年半ほど通関業務の経験があります。
しかし、派遣社員という立場からなかなか日の目を見ることができず、もどかしい気持ちで働いていました。
途中、転職活動も行いましたが上手くいかず、先に武器を手に入れようという気持ちで貿易関係の唯一の国家資格である通関士試験の受験を決めました。そして「絶対合格して絶対こんな職場退職してやる」と覚悟を決め、派遣社員を続けながら勉強をしていました。

【受験期間・勉強内容】
1年目:約400時間
<試験結果> 通関業法29/45 関税法33/60 通関実務40/45
  <使用教材>
・みこ会テキスト、解説
 ・ユーキャンの教材一式
・ゼロからの申告書
 ・日本関税協会 計算問題ドリル
 ・LEC難関科目攻略パック(申告書、貨物分類など)
 ・第50~54回過去問 3周程度
 ・模試(MHJ、LEC、関税協会、日本通関業連合会)
 
2年目:約600時間
<試験結果> 通関業法42/45 関税法47/60 通関実務36/45
<使用教材>
・みこ会テキスト、アプリ、解説
・2022年度版 通関士 完全攻略ガイド(ヒュー赤)
・2022年度版 通関士 過去問題集(ヒュー青)
・ゼロからの申告書
・日本関税協会 計算問題ドリル
・LEC貨物分類講座(単科)
・第51回~55回過去問(通関業法・関税法)、第45回~55回(通関実務) 5周ほど
・模試(MHJ、LEC、TAC、関税協会)

【試験を振り返って】
  1年目(第55回)はユーキャンの教材を使って基礎を確認した後、アウトプットに時間を費やしていました。過去問を周回し、ある程度は問われる内容や傾向は掴めていたと思います。夏の模試の結果もC判定くらいだったと記憶しています。
第55回はそれ以前と傾向がガラッと変わり、通関業法・関税法が難化、通関実務が易化しました。実務に関してはみこ会のテキストやゼロ申、計算ドリルをやり込んだおかげで、高得点を取れました。通関業法と関税法に関しては難しい問題が多く、私は関税法で点数が取れず落としてしまいましたが、振り返るとどちらも基礎ができていれば6割は取れる問題でした。

2年目(第56回)は再度受験するにあたって、基礎を一からやり直そうと考えました。まずは評判のよかったヒュー赤を入手し、暗記ではなく理解するよう意識しながら読み進めました。その後はヒュー青や過去問・模試などを解いていく中で、少しでも気になるところがあればヒュー赤で確認したり、載っていないことは調べてヒュー赤に書き込んだり常に横に置いて辞書のように使っていました。基礎を改めてやり直していった結果、関税協会の模試ではA判定、しかも全国7位という嬉しい結果を得ることができ、勢いをつけることができました。
本番は第55回と比較して通関業法はかなり易化、関税法は第55回と同等か少し難化、実務は難化したように感じました。しかし、基礎をやり直したおかげで焦ることもなく、できる問題から解いていき、無事合格点を取ることができました。

【解き方】
 私のこだわりが入っていますが、一応記載しておきます。
・法律問題
→昨年の合格体験記を参考にさせていただき、文章に”/”を引きながら区切って読んでいました。その方は手芸用のチャコペンを使用しておられましたが、私は自宅にプリンタがあり、印刷は何度も自由にできたので、普通にシャーペンを使っていました。
・通関実務
 →第8問の計算問題から解く方が多いかと思いますが、私は本番も含めてあえて申告書問題から解いていました。LECの講座で貨物分類は自信があり、また仕事を通じてある程度慣れており、そこまで時間はかからないと考えていたからです。過去問や模試を通じて、申告書をスムーズに解くことができると、その分後ろに費やすことのできる時間が増え、やりやすいと感じたので本番までそのままのやり方でいきました。

【最後に】
 私はスケジュールを組むことが苦手です。「~を〇〇日までにこれだけやる」と決め、できなかったら余計にやる気が無くすことが多かったので、Study Plusというアプリである程度勉強時間を確認できるくらいにしていました。関税法があまりできていないな~、そろそろやるか~、というレベルです(笑)
  
  勉強の質も大事ですが、「量」をこなすことでも結果は付いてくると思います。短期間で質の良い勉強をして合格された方もたくさんいます。ですが、私のような方は短期間でやるよりも長期間でやる方が途中で軌道修正も可能ですし、1日5分10分でも良いので長く続けることをおすすめします。私は3月に受けた貿易実務検定B級を含めると、2022年は試験日まで1日も欠かさず勉強しました。

  2年にも及ぶ長期戦になると悩む時間も増え、私は仕事でも今年の夏に派遣先の都合で契約終了を言い渡され、かなりきつい時期もありました。受からないと仕事も決まらないかもしれないと不安がありましたが、Twitterで励ましてくれた皆さんや、一緒に切磋琢磨してくれた仲間のおかげで、こんな私でも最後まで走り切ることができました。

試験終了後は一旦無職になり、失業手当を受けながら就職活動をし、無事大手物流会社に内定をいただくことができ、12月から通関士として働いています。派遣社員として働いていた時とは環境が全く違い、忙しい毎日を過ごしていますが、非常にやりがいを持って働けています。それもこれも通関士試験に合格できたおかげです。

みこさんへ。特段質問はしなかった私ですが、落ち込んでいる時にはTwitterで励ましてくださったり、あるいは褒めてくださったり、本当にありがとうございました。
そして57回以降の通関士試験合格を目指す皆様へ。学業や仕事、家事育児など環境は様々ですができることからコツコツ頑張ってください!周りの意見や情報に惑わされすぎないよう、悩みすぎないことも勉強の一環です。陰ながら応援しております!!ブラボー!!!

模試E判定のち、土壇場からの大逆転

まぁ さん(20代 女性 海貨業者事務職 2022年度合格 受験回数1

はじめまして!まぁと申します。

私はみこ会のみを受講し、第56回通関士試験に合格することができました。

自己採点ではありますが、試験結果は

通関業法…34/45 (75%)

関税法 …46/60 (76%)

通関実務…27/45 (60%)でした。

長く拙い文章ですが、私の合格体験記が1人でも多くの方の参考になればと思い、記させていただきます。

【自己紹介】

20代後半。一児の母。現在育休中。

英語が好きで、大学在学中にアメリカに1年の留学経験有。算数が大!!!の苦手。

大学卒業後、

機械メーカーにて輸出業務を3年間行う

海貨業者へ転職、輸入貨物の荷捌きを行う

【勉強期間及び勉強時間】

期間…2月からスタートしたので約8ヶ月間

(みこ会へは6月から加入しました)

時間およそ420時間

勉強時間の記録は、Studyplusというアプリを使用していました。

また、現在育休中なので、子どもが朝寝、昼寝、夜寝かしつけ後の3回チャンスのうち、できるときに少しずつ進めていました。

だいたい平均して23時間/日ほど

(日中は眠気との戦いでもあったのでグミを口にしたり、体を動かしてリフレッシュしたりすることが欠かせませんでした!寝落ちすることも多々有りました)

【使用教材】

特に使用したものには印をつけています

テキスト

翔泳社 通関士完全攻略ガイド2022

単元毎にとても分かりやすくまとめられている、素敵な教科書です。付箋を貼り付けて、すぐに知りたいページを探せるようにしておくと便利だと思います。計まるっと3周ほど行いました。

みこ会 課税価格決定の原則&例外

私は今の仕事が輸入業務の為、通関部署が作成した申告書の金額や内容を確認することが多く、課税価格の決定や加算要素については少しではありますがざっくりとした事前知識がありました。

しかし、みこ会のテキストは例題と共にかなり細かく丁寧に解説をしてくれているので、こういうことで加算(もしくは非加算)だったのか!と点と点が繋がる感じでとても分かりやすく、初めて触れる初心者さんにはもちろん、私のように少しだけ事前知識がある人にもとってもお勧めです。

本番の実務試験でも合否を分ける大事なポイントになり得る課税価格に関するテキストは、みこ会のテキスト1冊で充分だと思います。

受験者の方は紙で出力されている方も多いですが、私はタブレットで読んでいました。

問題集・過去問

翔泳社 通関士過去問題集2022

難易度はなかなか高めですが、力はつきます。解き始めた当初はほとんどバツだらけでしたが、教科書と並行して解くことで、9月くらいからようやく正答率があがっていきました。

日本関税協会 ゼロからの申告書2022

日本関税協会 ゼロからの申告書2021

実務の勉強に取り掛かる時にとてもお世話になりました。知人から2021年度版を頂いた為、202220212年分を所持していますが内容はほとんど同一なので、今後新しく購入される方は最新のもの1冊だけで全く問題ないかと思われます。どちらもまるまる2周ほど行いました。

理由は後述しますが、私のように計算が大の苦手な方は、ゼロ申だけをやりこまない方が良いです、、

みこ会アプリ

ほんっとに皆さんにやってもらいたいくらいおすすめです!1人時間をもらって外出する時の移動中や、寝る前にもう少しやりたい時手軽にサクッと解くことができます。

私は間違えた問題はスクショしておいて、あとから見返す時間を必ず作るようにしていました。

特に関税法は、確実にこのアプリのおかげで理解力が深まり点数がグンと伸びました。

実際の過去問(10年分)

55回〜53回までは計5周、

52回〜50回までは計3周、

49回〜45回までは計2周行いました。

(問題を暗記してしまわないよう、同じ回は2-3週間ほどあけてやるようにしていました)

・日本関税協会 計算問題ドリル2021

レベルごとに、めちゃくちゃ簡単な問題から徐々に難しくなっていくドリルになっています。1周しかできていませんが、まんべんなく色んな問題を取り入れてくれているので有り難かったです。

特に消費税計算や延滞税計算あたりは、このドリルで完璧に解けるようになりました。

・翔泳社 通関実務集中対策問題集

模試の結果を受け、かなり実務に対して焦りが出てきたので追加で購入し、解いていました。こちらも1周だけ行いました。

【模試】

日本関税協会、LEC2社を受験しました。

タイトルでお分かりになるかと思いますが、結果はボロボロのE判定。LECの実務に至っては45点中8点という驚愕の点数を取ってしまいました。

ただ、模試を受けたことで大きな気づきを2点得ました。

①勉強科目の優先度を変えること

それまでは関税法≧実務>通関業法

くらいのウェイトで勉強をしていました。

ただ、模試では通関業法と関税法は合格圏内もしくはあと一歩(2点ほど)のところまで来ており、その反面実務は全く点数が足りていなかったので、模試以降は実務>>>関税法>通関業法と、かなりのシフトチェンジを行いました。

②申告書問題の答え方について新しいパターンを発見したこと

これまではゼロ申メインで申告書問題を解いており、“20万円以下の少額合算で統計品目番号を一欄にまとめる場合、少額合算したものは最後に記載することという条件で答えを書いていくパターンばかりだった為、模試の際も何も疑うことなくこの方法で答えを記入していました。

しかし、私が受験した関税協会模試の実務の申告書問題は、

問題文が“20万円以下の少額合算で統計品目番号を一欄にまとめる場合、価格の大きいものから順に記載することという異なった条件で答えを書いていくことが正解だったのです。

このパターンには初めて出くわしたので、解説を読んでかなり驚きつつ、問題をきちんと読むことの大切さを感じながら、模試で良かったと実感しました。

通しで受ける練習や、会場で受けることで実際の試験の雰囲気を掴むことができるので、模試は受けておいて損はないと思います。 

【勉強期間中にやったこと】

2月〜5

主に通関士完全攻略ガイド2022をざーっと軽く読みながら、同時進行で過去問題集を解いていました。(過去問題集の難易度はかなり高くこの時点では全く解けずバツだらけでした)

興味のあることなので、毎日教科書から少しずつ知識を蓄えられているのが楽しかったのですが、最後の外為法、減免税・戻し税あたりはかなり覚えるのが苦しかったです

6

Twitterを見ていて評判が高いみこ会に興味を持ち、思い切って加入。この頃から実務にようやく取り掛かりました。分類に関しては97類まであるの!?!と驚愕。我流のゴロ合わせやイラストを書いたりして、無理やり暗記をしていました。

7

過去問に初めてチャレンジ。

通関業法、関税法が67割近く取れている中、実務が4割程度と圧倒的に実務の力不足を感じておりました。

ゼロ申を解く割合が増えていた頃です。

8

勉強も思うように進まず、、

少し中弛みの時期に入っていたように思います。

ですが!!!!

8月後半の模試結果(E判定)を受けたことにより身が引き締まり、苦手な実務克服に向けて再度気持ちを立て直すことができました。

Twitterで同じ模試を受けた仲間の皆さんの点数がかなりハイレベルだったのも、自分にっては良い刺激になりました。

思い切って、会社の人事へ通関士を受験することを報告し、更に自分を追い込む状況に持ち込みました。

9

忘れもしない915日。

実務の輸入申告書の按分計算がどうもうまく理解できず、思い切ってみこさんに相談をしました。

みこさんからは按分係数を使いこなせていないのでは?とご指摘を受け、そこで初めて、計算が苦手な自分が按分係数を使うという、わざわざ難しい方法で解こうとしていることに気づき、まさに目から鱗でした。

ゼロ申や実務問題集の解説では、按分係数で解くやり方が主に記載されていたので、応用をきかせられるほど算数が得意ではない私が、それを丸暗記したことがどうやら良くなかったようです。(ゼロ申だけをやりこまない方が良いです、、とテキスト紹介の所で記載したのは、こういう経緯があったからです。)

同時にみこさんからは、かんたん按分計算の記事を再度紹介していただき、内容をきちんと落とし込むことで、按分への苦手意識が嘘のように飛んでいきました。これは9月という試験ギリギリではありながら、かなり自分の中での大きな変化だったように思います。

8末〜9月ごろからは、義実家に息子を預けたり主人に見てもらうなどして、毎週土日のどちらかは必ず図書館に行き、開館〜閉館まで勉強する時間を作ることができていました。9月末時点で過去問は9割近くとれるようになっていました。

通関業法は当日も6割は取れる自信があったので、関税法はみこ会アプリで、苦手な実務はひたすら過去問と問題集を解き、パターンを頭に叩き込みました。

10

当日含め、みこ会の記事で紹介されていた法改正中心に学習をしていきラストスパートをかけました。特にHSコードは2022年に改正されるものが多かったので、そこを筆頭に学びました。(その結果見事に無人航空機、いわゆるドローンの問題が出ました!やったね!)

【通関士試験を受けてみた感想】 

・試験直後の手応え

通関業法恐らく大丈夫!

関税法…1番難しかった、かなり怪しいライン

通関実務今までで1番できたぞ!

くらいだったのですが、解答発表後の自己採点で蓋を開けてみれば関税法が1番良く、実務が60%ちょうどだったので、自分の感覚はあまりアテにならないなと身をもって感じました

実務に関しては、問題文の読み間違いや、簡単なミス(当てはまらないものを選びなさい、という問題で当てはまるものを選んでしまった)により45点失っていたので、今後受験される方は実務に限らず全科目、

問題文の意向に、自分の解答が沿っているか

選んだ答えとマークシートに塗った答えは同じか

は必ず確認して欲しいです。

焦りからの思い込みは、誰にでも起こり得ることなので、最後まで諦めず注意深く解いていってほしいです。

・音が気になる

模試である程度の雰囲気を掴んでいたとはいえ、当日も消しゴムの揺れや電卓の音がとても気になります。

私が受験した大阪会場(大阪アカデミア)では、1つのテーブルに2人がけで座る為、振動がダイレクトに伝わってきました。

(1科目め終了時に、近隣の席で隣の方の消しゴムの使い方に関し、クレームを試験官へ伝えている方も実際いらしたので、自分自身も気をつけようと気が引き締まりました。最大限の配慮は大事)

・糖分補給、しっかりと!

私はおやつにチョコとラムネを持参し、休憩時間に少しずつ食べていました。お昼はおにぎりを2個食べましたが、パンよりはやはりご飯のほうが腹持ちも良く集中できるかと思います。

・メンタル維持が大変!

試験後は速報が出るたびに採点をして、ヒヤヒヤして、すごく心身共に疲れたのをよく覚えています。そんな時こそ、まずは頑張り続けた自分を労ってあげてほしいです。

速報では各社答えが割れていることも、各社の見解が異なることも沢山あります!(特に関税法)

細かな解釈により、答えが分かれたりするのが通関士試験の難しい所ではあるのですが、基本的なところが押さえられれば必ず6割取れるようになっているので、焦らず一問一問解けるところを確実に潰していくほうが良いと思いました◎

【試験学習において後悔していること】

・実務は早いうちにやって損なし

私は6月から実務を始めましたが、色んなパターンに触れるのに9月のぎりぎりまでかかりました。もう少し早くから始めてしまっても良かったかなと思います。

・みこ会をもう少し早く始めればよかった

私がみこさんに質問をしたのも、結局実務の件で2回ほどだったので、もう少し早く始めて、あやふやな所を質問しちゃっても良かったかなと思います。

結局、力を注ぎまくった按分計算は、当日試験で出なかったのが少し悔しくはありますが、申告書問題への苦手意識がなくなったのはみこさんのご指摘と教えがあったからだと思っています。

みこ会の記事に関しても有益なものばかりなので、入会された方はぜひ隅々までチェックしてみて欲しいです。

【試験学習において良かったこと】

・仲間の存在が刺激に!

通関士は合格ラインの点数さえあれば、みんなが合格できます。受験者みんなが戦友でもあります。

勉強記録や情報収集のためにTwitterを始めましたが、特に同じ受験者の方のツイートは本当に励みになりました。

働きながら勉強をしている方、学生さん、ワーママさん、私と同じ育休中のママさんなど、本当に様々な境遇で学習を続けていらっしゃる方が沢山います。皆さん意識も高く、向上心がある方ばかりなので、自分も負けてられないぞと、とても刺激や励みになりました。

・改めて周囲の環境に感謝!

この試験、家族や友人の力添えがなければ確実に乗り越えられなかったものだと強く感じています。常に支え、応援してくれた周囲の方々に改めて感謝を伝えられるとても良いきっかけになりました。

・幅が広がる!

通関士試験に合格し、新たな自分の仕事における人生の選択肢が格段に増えました。今の会社で通関士としての経験を積むのもよし、転職し別の場所で通関士として働くのもよし、通関知識を持つ者として異なるフィールドで活躍を目指すのもよし、とグンと幅が広がったことがとても嬉しいです。

・自分の自信に!

この2月から10月までの期間、勉強を毎日コツコツ続けられたということが、こんな私でもできたんだ!と大きな自信に繋がりました。継続は力なり。

以上で私の合格体験記とします。

長々と読んでくださりありがとうございました。この体験記が、1人でも多くの受験者さんの参考になるよう、心より願っております。

今後通関士試験を受験される方、精一杯応援させてください!

来年笑うのはアナタだ!!!

日々の積み重ねで独学一発合格

YKHMHK さん(20代 物流会社勤務 2022年度合格 受験回数1回)

使用した教材:

ヒューマンアカデミー完全攻略ガイド・過去問題集

通関士試験ゼロからの申告書

過去問 関税法5年分・通関業法5年分・実務11年分 

関税協会模試

みこ会のアプリ、課税価格テキスト等

予備校・講座なし 

 

大まかなスケジュール:

2022年1月⇒3月:関税法と通関業法のテキスト読み込み

2022年4月:通関業法と関税法の過去問に着手

2022年5月:ゼロ申と実務過去問第46回~50回に着手

2022年6月:実務・計算分野、選択問題や択一の過去問に着手

2022年7月:実務過去問に着手

2022年8月:関税協会模試受験、3科目総合的に対策

2022年9月:実務対策、法改正や貨物分類に注力

通関業法:

最初に着手。テキストの読み込み→過去問演習+みこ会アプリで対策した。

関税法:

最初は4割以下の得点で苦労したが、みこ会入会後はアプリにて対策を行う。アプリで対策後は過去問でも6割以上を安定してとれるようになった。過去問で間違えた問題の分野を都度総復習して対策した。

通関実務:

申告書→問題集と過去問で対策。本試験が近くなると毎日解くようにした。

計算→最初は一問ずつ時間をかけて解き、最終的には5問を15分で解く練習をした。

選択問題→事前教示や原産地証明書の部分を対策。

貨物分類→模試受験までは全く対策していなかったが、テキストに記載されている1類から97類を覚えた。

模試について:

8月に関税協会模試を1回在宅受験した。

通関業法29点 関税法37点 通関実務18点

判定E 全国順位446位(1104人中)

模試は必ず受験した方が良い。ただし、必ずしも2個以上受ける必要はないかと思います。

通関実務は大問4→大問1→大問2→大問3→大問5の順番で解いたが、大問4の計算で30分ほど使ってしまい、そのあとに影響したので、その後は本試験も含めて

大問3→大問4→大問1→大問2→大問5の順番に変更した。

本試験について

東大で受験(東京税関)

・本番の机は狭い。

・教室の時計がないので気を付けること。

・お昼は自席でとることになる

・トイレが混みがち。

・試験最中にマスクを外して顔の確認作業が入る

・席は3人掛けで自分は真ん中でしたが、左隣の方が欠席していました。

自己採点について

試験終了後、通関業法の解答速報が出ており、丸付けしました。その後、各予備校が解答速報を出していました。試験の3日後ほどに関税協会が解答速報をだし、それが正確といわれているので、関税協会の解答速報を目安に丸付けをしました。

通関業法36点 関税法39点 通関実務35点

税関の発表は11月8日朝10時にホームページに受験番号を掲載、

その後11月25日に官報で発表、翌日お昼ごろ簡易書留で合格証が送られてきました。

みこ会について:

独学の補助的な役割と勉強の方針を確認するために5月から入会しました。

すぐ的確なアドバイスを頂けるところ、過去問解説、アプリ、テキスト、記事

非常に素晴らしく、助けて頂きました。ただし、入会するだけで合格するわけではなく、自分の勉強の基本ベースがあった上で効果を発揮します。それを踏まえて最大限活用するのが良いです。

勉強習慣について

平日:朝起きて20分、通勤時間60分、帰宅後30分~90分

休日:2時間~4時間 

自分の勉強時間を測っていなかったので、最終的な勉強時間はわからないです。

マークシートについて:

本番絶対マークミスしないように過去問演習時は絶対マークシートをコピーして使用していました。模試ではマークミスは全くなかったです。本番は日々積み重ねたことが出がちなので、しっかり日頃からマークシートを使用することをお勧めします。

最後に:

目標をもって日々努力を積み重ねるあなたを尊敬し、陰ながら応援しています。

最後の1分まで諦めない。

Sarah さん(30代 フォワーダー勤務 2022年度合格 受験回数2回)


 【受験のきっかけ】
前の物流会社で長く勤務していましたが、
その中で通関に興味があっても
なかなか通関部のポストが空かない、部署移動条件が通関士資格もしくは通関業務経験が2年以上、試験内容も難しく感じその時は私にはできないと諦めていました。
 
結婚して地方に来て運良く通関部で従業者として経験させていただくことができ、
そこでの自分の知識不足を感じて、通関士の資格を取りたいという気持ちが芽生えました。
 
【使用教材】
<1年目>
ユーキャンの通信講座のみ
 
法律用語も読み方も分からず、見たことない漢字も出てきて辞書を引きながらのレベルでした。
法律用語の内容だと馴染みがなく読むことが遅くなり、理解も遅く時間がかかりました。
また、さーっと読むことができないタイプなので更に時間がかかりました。
模試は受ける余裕はありませんでした。
通信だとペースの目安を教えてくれますが、
追いつかずに、最終的にテキストの読み込みや過去問のやり込みができておらず、
結果は不合格。
 
あれもやらなきゃ、これやってない、が多く試験1か月前は焦っていただけでした。
もし6割いってたらラッキーぐらいのレベルでした。

<2年目>
・ヒュー赤(翔泳社 完全攻略ガイド)
・ヒュー青(翔泳社 過去問題集中)
・ゼロ申(関税協会)
・計算ドリル(関税協会)
・みこ会(課税価格の決定・アプリ)
・LEC難関科目攻略パック
 
1年目の時にみこ会に入ってはいましたが、勉強のペースがつかめず、
みこ会の記事等までしっかり見る余裕がなく、きちんと利用ができていませんでした。
 
まず2年目で決めた事は、今回ダメだったらもう次の年は受けない。
この勉強ボリュームで何年も仕事と家庭の事とをやりながらは自分には私には無理だと思ったからです。
 
かといって集中力はないし、言い訳して勉強時間を取らなくなるだろうと思ったので、
勉強されている方のTwitterを見てモチベーションを上げて、勉強会にも参加して時間を確保するようにしました。
私よりも忙しいくされていたり、お子さんがいて、しかもフルタイムの方もいる中で、私は言い訳できない、と思いました。

残業や体調、用事があるなしによって勉強時間はまちまちでした。
(だいたい平日0~2時間半・休日3~10時間)
6月には会社を休むくらい体調が悪くなり、時間が取れない時がありましたが、
休む時には休もうと思って、一日何もしない日を作ったり、我慢していた外出をしてみたりもしました。
春先までは休日に3、4時間やるのも辛く感じていましたが、
試験が近づくにつれて追い込まれ感が出るので自然と一日の勉強時間は伸びていきました。

【勉強場所】
•自分の部屋
•リビングでテキスト読み
•ご飯作りながら分類講座を聞く
•通勤中(電車)
•有料個室自習室
•カフェ

必ずここで!という場所は特にありませんでした。
家にいるとダラダラしそうだなと思ったらカフェや自習室に行きました。

特に残り1〜2か月の平日は周りに何と言われようとなるべく定時で頑張って帰ってカフェやフードコートで、
残業になってしまった日や金曜日は遅くまで空いているファミレスやマックで勉強していました。

【勉強方法】
○ヒュー赤とヒュー青は教科ごとに分解して持ち歩き。
スマホやタブレットだと目がどうしても痛くなるので、紙派でした。

○過去問(業法・関税法5年分、実務11年分)
正解率80~100%になるまでやりこみすること。
過去問で間違たところはみこ会の解説で確認と、ヒュー赤でその答えのところだけ見直すのではなく、間違えた単元全体から読み込みをし直しました。
1年目に関税法が全然点が取れなかったので1番時間を割きました。
 
○みこ会
•課税価格の決定は最低3周。
後は苦手なところは何度も読み直し。

•アプリは隙間時間に。
電車の待ち時間、お風呂、病院の待ち時間、美容院などの隙間時間にやっていました。
みこさんの解説付きの過去問がいつでもできることがとてもよかったです。
 
○LEC難関科目攻略パック
結局貨物分類しかやっていないです。
(まとめ講座は少しだけ)
1年目のようにあれもこれもとなって焦ってきていたからです。(6月頃)
みこさんに相談して、この時手をつけている教材だけをやり込む方向で進めました。 

○模試は関税協会とLECを受験。
模試は本試より難しいと聞いていましたが、
関税協会は7割いったものの、
LECの実務なんて7点で本気で泣きました。
ただ問題文をちゃんと読んでないことに気づかせてくれたので、
今となってはありがたかったです。

○ 何度やっても覚えないところは
ノートに書き出して、直前期は特に苦手克服ノートとして持ち歩いていました。

【試験当日】
苦手克服ノートと、
ヒュー赤のテキストを持っていきました。

行きの電車は関税法を読み込みしていました。
会場の自分の席に到着したら、1科目目の業法読み込み。
業法が終わったら次の関税法まで苦手克服ノート再復習。
実務の前は過去問をやってきて私がよくミスをする内容も忘れないようにノートに書き留めていたので、それを見直したりしていました。

(ここからは、こんな状態でやっていましたという小話なのでスキップいただいても大丈夫です。結局自分の実力不足が原因の出来事。)
 
本番、やらかしたのはまさかの実務。
マークミスがないか、計算途中で間違えてないか、いつもより慎重になりすぎたため
時間が足りていませんでした。
ちょっと変化球入れた消費税の計算があったり、他も計算することが多くプチパニックになりました。
 
残り15分、隣の受験生が鼻息荒く自信満々に回答終了(電卓音高速だった、笑)&途中退室で
え、私まだ全然残ってる!!!!!!
とただでさえ焦っていたのに、ますますどうしよう感が。
拍車をかけるように模試7点のトラウマがよみがえって、手が震えて集中してまともに読めない状態に。。。
 
今まで頑張ってきて本番でこれなんて笑えない、嫌すぎる、と思って
心を落ち着けるようにしました。
深呼吸一旦して、大丈夫、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせていました。
マークミスが普段から多かったので
マークの見直しはしっかりやりました。
終了の合図まで1点でも取る気持ちでやっていました。
 
試験が終わった時、やらかした。終わったと思いました。
家に帰る前に自分へのお疲れの意味を込めて禁酒解禁&やけ酒をしたくらいです。
 
自己採点はやはりよくなく、実務が27点と合格ラインちょうど。
ちょっとでもミスをしていたらアウトな状態でした。
けれどもし、また同じように来年勉強できるかとなったらやれる自信はなかった。

合格発表日に自分の受験番号があった時には、もう泣きました。震えました。
 
諦めないで最後の最後までやって、よかったと思いました。
電卓音高速の隣の方の番号はないようでした。
周りに振り回されないで自分の事に集中していればいいんだという体験になりました。
弱点が分かっていたのでそこをなんとかできたから、ギリギリでしたが合格点に乗ったのかなと思いました。
何よりどうしても受かりたかった!

【反省点】
もしダメでも通関部で書類作成できるしと、慢心に陥った時期がありました。
これがなければもっと実務の勉強時間費やせていたかなと。
みこ会記事でも書いてあったように、実際の業務と試験はやはり違うので、あくまで試験は試験で切り離して勉強した方がいいです。
最終的に他の職場に行きたいという気持ちが大きかっかたので、そこを原動力にして最後まで走りきりました。

【最後に】
今回、ずっと一緒に週末勉強してくれた過去問会のみんな、
Twitterで体験談やアドバイス、励ましをいただきました、55回生の皆様・通関、貿易関連の皆様、
最後の1か月はまともに家事ができなくても文句を言わず手伝ってくれた主人、
応援してくれた友人や家族、
そしてみこさん、
本当に、本当に、ありがとうございました!!

これから受験される皆様も最後まで諦めずに頑張ってください。
応援しています!

ギリギリ合格も満点も、どちらも合格に変わりはない

M さん(24歳 女性 一般事務 2022年度合格 受験回数1回)

・学習期間
3月からトータル250時間
(正直受験前から自分相性が悪い問題が出たら厳しいなと思ってましたし、合格率が少し高かった今年じゃなかったら落ちてたかもとも思うのでもしもう一度受けるならもっと勉強すると思います)

・使用教材
⓵通関士 合格の基礎知識
(これを読んで受験しようか判断しました。全く興味が持てないものは自分の性格的に頑張れないなと思ったのですが面白そうだなと感じたことと、内容的にもちんぷんかんぷんではなかったことから受験を決めました。ただこの教材は以後ほとんど使用することがなかったので、そもそも受験を決めている人には必要ないかなと感じました。)
⓶ヒューマンアカデミー 通関士完全攻略ガイド2022 ヒュー赤
⓷ヒューマンアカデミー 通関士過去問題集2021 ヒュー青(何周もした)
⓸計算問題ドリル2021(間違えたところだけ解き直した)
⓹ゼロからの申告書2022(一周)

・基礎知識について
貿易系の知識は一切ゼロの状態から始めました。小学生の頃から算数が大嫌いで割合の計算すら危ういところから始めましたがなんとかなりました。
英語が得意なこと、読書が苦手で無いこと、仕事で日常的に電卓を使うことなどは役立ったかなと思います。

・本試験の自己採点スコア
通関業法 29/45点
関税法  47/60点
通関実務 29/45点
関税法以外かなりギリギリでした、、

・模試のスコア
TAC 直前チェック模試 9/24
通関業法 24/45点
関税法  37/60点
通関実務 30/45点

・勉強方法
関税法
ひたすらヒュー赤を読んで、読み終わった単元はヒュー青で問題を解いていきました。
外国語を読んでいるみたいに、日本語が全く頭に入ってこなくて逆にびっくりしました笑
同じ文を何回も読み直したり、スラッシュで区切ってようやく意味が理解できるということが多々ありました。
それも9月頃になるとすらすらと読めるようになったのは嬉しかったし進歩を感じることができました。
曖昧だったりわからない問題は印をつけておいて答え合わせの時に解説を読むのと同時にヒュー赤のテキストを読み直すようにしていました。
また問題を解くときに誤の問題はなぜ誤なのかを書いてその部分も答え合せしていました。
9月末になっても間違えてしまう基礎的なところは付箋に書いて試験直前に読み直すようにしていました。(この時期に間違えた6割をとるのに必要がない発展的な問題は思い切って捨てていました。)

通関実務
6月から通関実務に手をつけだしました。実務から始めた方がいいとはみこさんも言っていましたが初心者にはあまりにも難しそうに見えてしまい、結局この時期になりました。確かにもう少し早く始めてもよかったかもしれないです。
みこさんの課税価格決定テキストを読んでから計算問題ドリルとゼロ申を使い出しました。
テキストを読んだおかげで計算問題はスイスイ解けました。全くわからないときは一度解答と解説を見て理解してもう一度解いていました。
ゼロ申については算数が苦手だったこともあり解答を見ても意味がわからず一問に2時間近く費やしたこともあります。ここでみこさんの解説はとてもやさしく説明してくれ、ありがたかったです。
申告書については要領を掴むまでは時間がかかりミスも多かったですが、中盤以降はゼロ申の初見の問題もほとんど得点することができました。
みなさん仰っていると思いますが、ゼロ申と最近の過去問の申告書の難易度は差がありすぎて本当にこんなのが出るのか?と疑問はありました。ただ色々な問題に触れることができたので後悔はしていません。

通関業法
通関業法は範囲が狭いので8月からでもいいよという意見を見てそうしました。ただ私の場合は通関業法は面白みがなくて頭に入ってきづらかったのと舐めすぎて勉強時間が圧倒的に少なく、模試はギリギリ合格点にとどかず本番もギリギリで危うく通関業法で落とすところだったのでもう少し勉強時間を取ればよかったなと後悔しました。勉強方法は関税法と同じです。

過去問
過去問を初めて解いたのは6/12みたいです。関税法のみ解いたのですが、関税法には時間をかけているはずなのに36点と6割しか取れなかったことにショックを受けてしまい次に過去問を解いたのは8月でした。過去問はもっと早くから始めるべきでした。
8月から本格的に過去問を解き始めましたが古すぎるものは意味がないかなと思い5年分をとりあえず一周しました。時間を測るのはもちろんマークシートも活用させてもらいました。マークミスが命取りになりかねないのでこれはしてよかったです。
9月中頃に一周して点数が低かったものから二週目を始めました。二週目の正答率は一番低くて7.5割一番高くて9.5割でした。
実務の時間配分ですが、私は貨物分類を暗記しなかった分申告書に時間がかかるので先に申告書以外を後ろから50分で解いて申告書に1時間かけ、もし時間が余ったら見直しに回しました。このやり方は自分に合っていたと思います。

してよかったこと

・ヒュー赤を解体したこと。そのままだと重すぎて持ち歩く気にならないので、解体したおかげで電車でも読めました。

・通関実務で申告書以外を先に解いたこと。また申告書を解く前に選択肢の税番を関税率表にマーキングしてから解くことで時間短縮になりました。完全に試験向けのやり方ですが、、

・これはわざとではないですが過去問で申告書を解いた時に為替相場を間違えてしまったことがありました。肝が冷えましたが、本番でこの間違いは悔しすぎるので一度体験できてよかったです。これ以降は何度も間違えていないか確認するようになりました。

・私は見る専門でしたがツイッターで同じ試験に向かって頑張っている方を見るとやる気が出ました。またスタディプラスも勉強時間が目に見えるのでモチベーションに繋がりましたし、いつもいいねをしてくれる方がいて喝を入れることができました。

・受験1週間前に体調を崩しかけて1日1時間も勉強できませんでした。体調が悪いと100パーセントの力を出せないと思ったので体調管理を最優先によく寝たので本番は体調万全で挑むことができました。来年はどうなるかわかりませんがコロナになってしまうと受験すらできないかと思いますので体調にはお気をつけください!

・通関業法の試験が終わった後退室可能ですと言われた瞬間にトイレに行ったこと。大行列になっていたので早く退室するか、テキストを持っていくといいと思いました。

後悔していること

・通関業法を甘く見過ぎたのでもっと勉強時間を取るべきだった。

・過去問をもっと早くから解くべきだった。

・模試をもっと受けるべきだった。会場が受験じゃないならいいやと関税協会のものは受けず、LECの模試はみこ会タイアップを待っていたのですが、ギリギリにサイトを見ると希望受験地がなく受けれなかったので早めにチェックすることをお勧めします。
運よくツイッターでTACの直前チェック模試の情報を目にして締め切り1時間前に申し込むことができたのでラッキーでした。

・受験当日にあれこれテキストを持って行きましたが意外に時間がないですし、重すぎたので当日は最小限の持ち物でいいと思います。

(・結果オーライだったので後悔はしていませんが、貨物分類の暗記をしなかったことは問題によっては大失点になったかもしれませんし、転職先で必要な為結局今から暗記する予定なので時間があれば最初から暗記してもよかったかなあと思います。)


みこ会に助けられたこと

課税価格決定のテキストはもちろん、過去問や他のテキストの解説もわかりやすくとてもありがたかったです。アプリも隙間時間に活用できました。ゼロ申が短縮している計算方法などもみこさんは算数が苦手な人向けにも解説してくれています。
わからない所はすでに解説してくれていたので質問をすることは一度しかなかったのですが、直前模試を受けた9月末に点数がギリギリすぎたこと、勉強時間が少ないことから今更何をすればいいかわからず不安になりみこさんに相談させてもらいました。その時に大げさに励ますでもなく、根拠ある理由を添えて大丈夫じゃないかな?と言ってくれたことで本番は気負いすぎずリラックスして受験できました。
解説などだけではなく、多くの受験生と接してきたみこさんのアドバイスや精神的サポートを受けれる点はとてもいいなと感じました。
正直入会前はツイッターの評判が良すぎるし逆に怪しいなと思っていました笑(失礼すぎますね、すみません)ただ完全独学は不安でしたし、他の通信教材と比べると格段にお得、かつお値段以上と感じたので一発合格には私にとってみこ会入会は必須でした。

最後に

途中で他の人と比べて勉強時間の少なさや過去問の正答率などで、もう無理かな諦めようかなと思ったことは何度もありました。
そんな時はギリギリ合格も満点合格も同じ合格という言葉に何度も励まされました。あとは実際に受験してみて試験中に寝てる人や、実務で終わるはずがない時間に退出してる人もいたので実際の合格率はもう少し高いはずです。
できすぎる人と比べすぎないことも大事だなと思いました。
転職活動を目的に受験を決めましたが、無事通関業務に従事できる会社に内定をもらうことができました。それだけでなくここまで頑張りきれたという達成感を得ることもできたので本当に受験してよかったです。
約半年おせわになりました!ありがとうございました!

試験を知り、自分を知る 学習の習慣化

yosuke さん(30歳 男性 妻、子供あり 食品問屋で勤務 平均残業時間30-40時間 2022年度合格 受験回数1回(5月から開始))

使用教材
フォーサイト(メイン教材)
通関士合格ハンドブック(辞書的に使用)

経緯
会社の友人に通関士という資格の存在を教えていただきました。
将来的に貿易関係の仕事に就くなら、通関士資格があった方が良いと思いました。
直接通関士として働く以外にも、その業界の人々と円滑に仕事を進める為にも。

戦略
まず、過去問に目を通しました。
語群選択、複数選択、択一、配点など実際の問題に触れてみて感触を確かめました。
関税法等、通関業法において、語群選択は比較的簡単で配点が高いと感じました。(この時は全く勉強していない状況です)

とにかくまず一周目を終えます。
出題範囲と量を知って、どのような戦略が良いか考えました。
自分の性格を考慮すると、
– [ ] 単純な暗記系は弱い。
– [ ] 何故そのようになっているのか、理由を理解すれば覚えられる。
– [ ] 計算系はそれなりに。
といった具合です。

問題を沢山解いていると、試験がどんな感じか分かってきます。

通関業法
比較的簡単な問題が多いイメージでした。私の記憶力でもなんとか対応可能です。3科目の中で1番容易と感じる方も多いのではと思います。

通関実務
輸出申告5点
輸入申告15点
計算問題10点
注力すべきポイントを明確にする事で、そこに集中できます。
上記の得点をベースに6割越えを目指しました。
まず、課税価格の知識は計算問題、申告問題共に必須。なので、学習の優先度は高いです。

そして、消費税、延滞税、過少申告税の計算問題もパターン化しているので攻略しやすいです。
さらに分類です。
分類の予備知識があるかないか、申告問題において非常に重要です。解答を導くまでの時間が全く違います。
最後に、各類において頻繁に論点にされる項目を押さえておく。
(衣類系なら編み方とか、医薬品なら薬の形状とか)
各類の論点をパターン化して覚えていれば、多少問題の形が変わっても安心して臨めます。

関税法等
量が多すぎて、細部まで手が回らなかったです。1番苦労しました。

語群選択以外の問題は文章が長いです。
複数選択、択一(全て違うパターンもあり)は選択肢5つの文章を正確に正誤判断出来ないと得点にならないです。さらに配点的にも語群より優先度は低いと判断しました。

なので、基本的な問題を確実に得点していく戦略で臨みました。
語群問題で20-25点は絶対。
そして、簡単な問題が択一問題の後半に多い傾向があるので、そちらも得点に繋げる。
複数選択や前半の択一は基礎的な問題を確実に得点する。最後まで諦めないで、というのは本当に文字どうりの意味です。択一の後半は容易な問題多めです。

最後ですが、学習の習慣化がとても重要になってきます。通関士試験のような長期戦では。
習慣化すれば、勉強時間を確保しやすいです。
最後まで諦めずに頑張ってください。

普通のサラリーマンでもやれば出来る

Jun さん(男性 通関業者 2022年度合格 受験回数2回)

 【プロフィール】

私は通関業者で勤務しているので、多少の通関知識はありましたが、

通関にかかわる部署に所属していなかったので、少しアドバンテージがあったくらいです。何となく言葉を知っていて、そんなのあったねくらいのレベルのため、勉強時間は未経験者の方と変わらないかと思います。

 そもそも大学受験以降に本気で勉強したのは今回の試験が初めてで、勉強方法が分からず、勉強を得意としていませんでした。

そんな私でも合格することが出来たのは、みこ会、予備校の的確な計画に沿って、努力出来たからだと思います。

私のように勉強が特に得意としていない方は、まずはみこ会に入って勉強方法、計画の立て方を相談してみると良いと思います。

【勉強時間・教材】

次に2年間の仕様教材、勉強時間です。

 (1年目)

2021年1月末~勉強開始

通信教材+みこ会 

翔泳社 通関士完全攻略ガイド、過去問集

関税協会 計算ドリル、ゼロ申   

勉強合計時間約550時間

 

通関実務であと2点足らず、不合格。

その他科目は7割弱。

課税価格が弱点となってしまったため、2年は重点的に課税価格、計算問題を勉強しました。

 

(2年目)

2022年2月~勉強再開

予備校(通信)+みこ会   

勉強合計時間約450時間

その他教材は1年目のもの

関税法が少しぎりぎりでしたが、何とか合格を勝ち取れました。

1年目はほぼ独学だったので、通信でしたが予備校でしっかりと講義を受けて理解して勉強できたことが大きいと思います。

 

勉強時間は個人差があるので参考にならないかもしれませんが、個人的には私のように勉強慣れしていない方は、みこ会や予備校を利用することをおすすめします。

もちろん決して安くない買い物ですので、体験授業等や評判を調べてから決めるといいと思います。

 

【良かったこと】

・みこ会の入会

無料でも通関士試験の有益な情報を入手できますが、やはり入会して利用できる

過去問の一問一答アプリ、課税価格のテキスト、過去問等の解説、みこさんへの質問・相談は、独学・予備校利用者とわず有益だと思います。

 

・SNSでの情報収集や交流

TwitterなどのSNSを上手に利用して、情報収集したり、同じ志を持つ方をみつけてモチベーションにつなげることができます。

ただし、他人が気になって不安になったり、誤った情報を掴んでしまう可能性もあるので、上手に使えればいいと思います。

 

 

【大変だったこと】

・社会人で日々仕事をしながら勉強を継続すること

当然ですが会社員で働きながら勉強時間を工面するのはとても大変でした。ましてや自分のように勉強習慣がないので、まずは少しの時間でも勉強をする習慣づけから始めないといけないです。

 

・転勤とコロナ罹患

実はこの2つの出来事が1番大変でしたが、まさかの転勤を命じられ勉強どころではなくなり、勉強時間を確保できなくなりました。環境が変わり勉強と新しく覚える仕事でとても苦労しました。

 

またその疲れからかコロナにかかってしまい、約2週間宿泊療養することになりました。

高熱と咳で苦しい中、生活品以上の量になる勉強道具一式とノートPCを、大きなリュックで背負ったことは一生忘れないです・・・!

 

 

【最後に】

人にもよりますが、勉強時間は半年から数年かかること考えると、試験勉強は長期戦になります。プライベートで良いとき、仕事で疲れているとき、1年間でも様々な変化がありながら、変わらず勉強しないといけないです。出来るだけムラがなく、安定して継続できるかが大事だと思いました。

継続して努力し、目標を達成する成功体験が自分の財産になりますので、ぜひ頑張って下さい。

ゼロからのチャレンジ

えふまる さん(社会人4年目 物流企業に勤務するも通関、貿易事務とは全く関係のない部署のため知識ゼロからのスタート 2022年度合格 受験回数1回)

【使用教材】
・ヒューマンアカデミー「通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド」
・ヒューマンアカデミー「通関士教科書 通関士 過去問題集」
・日本関税協会「ゼロからの申告書」
・日本関税協会「計算問題ドリル」
・みこ会 課税価格テキスト
・LEC 難関科目攻略パック+ 通関実務対策講座 申告書編&計算編

【勉強時間】
1月から本格的に勉強を開始し、約9ヶ月で370時間でした。最低400時間を勉強時間の目標にしておりましたが届かず。。

【試験までの勉強法】
物流企業に勤めている関係で、漠然といつか通関士資格を取得できたらなと以前から考えていました。会社の同期が資格を取得したと聞き、自分も取れたらかっこいいなと、そんな単純な理由から受験を決意しました。
1月から本格的に勉強開始、まずは完全攻略ガイド、みこ会課税価格テキストを読み進めて関税法と課税価格の決定のインプットをしました。並行してLEC通関実務対策講座貨物分類編で貨物の分類を少しずつ覚えました。
※1月中旬ごろにみこ会×LECのタイアップでLEC講座が大幅割引されることを知り受講を決意。
2月からはインプットした分野を過去問題集でアウトプット、申告書問題にも着手しました。3月、4月は勉強時間を増やし、関税法を反復して復習、申告書問題をとにかく解いて慣れていきました。5月からは手をつけていなかった通関業法、計算問題等にも取りかかり、LEC講座と問題集で問題を解いていました。7月に中だるみしてしまいましたが、8月の模試に向けて気合いを入れ直し過去問中心の勉強へ。それ以降は過去問や模試の結果から自分の苦手な範囲を中心に勉強しラストスパートをかけました。

【模試】
・関税協会模試(8月下旬)
通関業法28/45 関税法39/60 通関実務16/45
・LEC模試(9月上旬)
通関業法25/45 関税法25/60 通関実務22/45

模試ではいずれも合格点を上回ることが出来ませんでしたが、まだ何とかなるだろうという謎の自信があり悲観せずに勉強を継続しました。

【試験勉強を振り返って】
合格の勝因は間違いなくみこ会というコミュニティに出会えたからだと思っています。初学ということもあり勉強法から試験に関する情報までほとんど分からないところからのスタートでした。みこ会会員が読むことのできる記事欄の戦略と勉強方法や合格体験記を参考に試験までの道のりを自分なりにイメージすることができました。また、Twitterで同じ会員の皆さんがたくさん発信をされていて、その頑張りをみて自分も頑張るぞ!と思いモチベーションを維持できたことも大きかったです。初受験のため夏ごろには他の方との差を大きく感じて不安も募りましたが、弱点を把握しあきらめずに勉強を続けた結果合格を掴むことが出来ました。ギリギリでも合格は合格、それぐらいの心持ちで自分なりに頑張れた試験勉強でした!
みこさん、そして影響を与えてくださった会員の皆様本当にありがとうございました。

転職への第1歩を目指して~ポンコツの逆転劇~

みりん さん(30代 女性 物流会社で貿易事務*輸出のみ 2022年度合格 受験回数1回)

きっかけ

2021年の4月に貿易実務検定を取得した流れで「次は通関士だな」と前職の営業さんにそそのかされたのがひとつのきっかけです。

前職は商社で営業事務の傍ら輸入業務も少し担当していて大変さと同時に面白みも感じることができ、初めてこういう仕事をメインにしたい!と思えるようになっていました。そのためには資格取得はマストと思い勉強を始めることにしました。あとは私自身いじられキャラということもあったのでギャフンと言わせたいという思いも大半ありました(笑)

家庭の事情もあり結局この会社は試験前に退職しましたが合格した旨は伝えれましたので目標は達成できました(笑)

やるからには一発合格したい+別の国家資格で独学で挑戦した際、不合格だったので通信講座に頼ろうと思い貨物分類の講義が好評だったLECで挑戦することにしました。

使った教材

LEC(必勝者コース)割引込みで12万円程

関税協会問題集2020年度(フリマサイトで新品1000円くらいでした)

→この問題集を1番多く周回してたと思います。

翔泳社問題集(kindle版 2022年度)

ゼロ申(関税協会 2021年度)

→LECの申告書講座が充実していたのでほとんどやらなかったです。

通関士まるわかりノート(関税協会 2022年度)

→直前期さらっと復習したい時や試験当日の休憩時間に確認する際に使用しました。

みこ会アプリ・テキスト

過去問(通関業法・関税法:5年分/実務:10年分)

模試(21年度:TAC  22年度:関税協会・LEC)TACの模試はフリマサイトで買いましたが実務はやる気が起きずやらなかったです。

勉強期間:LEC講座開始からなので約10~11ヶ月

費用:15万円くらい

どうしても合格したかったので使えるものは全て使いました!

勉強の流れ:LECのコースに沿って進めていましたが関税法の講義の途中から関税協会の問題集に取り掛かっていました。講義だけで自分が理解しているかどうか分からずテキストの確認問題も少なかったので。

問題集・過去問は5~7周はしてたと思います。

問題集の解き方(通関業法・関税法)

ノートではなく100均で売ってるレポートパッドに〇✕で解いていき✕である根拠や間違った問題には解説を書き込んだり付箋を使用してました。レポートパッドなのである程度紙がたまったら一気に切り取ってホッチキスでまとめていました。

2周目以降は〇✕だけをひたすら書いていき答え合わせ→間違えたら1周目の回答を書き込んだレポートパッドを見たり解説が不足していればテキストを見ながら追記したりしていました。

更にどうしても覚えにくい単元のことろは講義を何度も視聴したり手書きでまとめたりしていました。

ノートを使用しなかった理由は単純に机が狭かったからです。最終的にレポートパッドは2冊使い切り3冊目までいってました。2周目以降は○×しか書かないので紙の裏も使ってガンガン解き進めてました。

翔泳社問題集はiPadに取り込んでいたので出社前のカフェ勉強や昼休みの隙間時間等で使用していました。

問題集の解き方(申告書・計算問題)

申告書は何回も解きたかったのでiPadを使用していました。LECの申告書の問題集はPDFでも配信されていたのでありがたかったです。

計算問題も解説等を回答の中に追記したりしたかったのでiPadを使用していました。

過去問は3科目ともiPadのGood Notesに取り込んで解いてました。手軽にコピーが出来るのでおすすめです。ただ本試験は紙+マークシートですので紙ベースで見慣れることも大事だと思います。

私は8月くらいから本試験と同様に解くようにしていました。(マークシートはみこさんのサイトから印刷させていただきました。)

3科目の講義が全て終わってからの勉強の比率は業法2 関税法3  実務5くらいだったと思います。

申告書の按分問題はある程度解けたら分類に力を入れるように意識していました。

あとは日曜日の夜に1週間の大まかなスケジュールを立ててました。

例)月曜日は業法、火曜日は関税法など。。。

さらに1日の中でも朝と夜で勉強科目を分けたりとにかく満遍なく目を通すように心掛けていました。

ただ申告書や関税法が嫌すぎて業法に逃げたりスケジュール変更はしょっちゅうしてました。笑

残業や体調面もありますしあんまりきっちりスケジュールを立てないでやったのが自分には向いてました。

なのでスケジュール通りいかなくても自分を責めすぎないでくださいね。

直前期はLEC模試の関税法があまり点数が取れなかったので講義を再度視聴したり自分の苦手分野を何度も見直ししていました。

第56回試験の感想

試験会場:大阪アカデミア

※電車で30分くらいの所のビジネスホテルに前泊しました。

一部屋200人くらいだったと思います。クーラーがめちゃくちゃ効いてて厚手のパーカーでも寒かったです。会場によりけりだと思いますがトイレは大行列になってました。(特に業法と関税法の間の休憩時間)

通関業法:昨年みたいな捻った問題は無かったように思えましたが模試より難しい気がしてあまり自信がなかったです。(自信ないなぁと思う問題はほぼ正解はしていましたが)

関税法:択一が特に難しかったように思えました。こんなのテキスト載ってたっけ?て思うような問題ばかりでこれも自信はなかったです。

見直しを何度か行えるくらい時間の余裕はありました。ここで答えを変えたものが正解になっていたのもありましたので見直しは絶対したほうがいいです。勿論直して間違えた問題もありますが…。

通関実務:計算問題→択一→選択式→申告書(輸出・輸入)の順番で解きました。

LEC模試の時も同様の順番で解いてましたが全て解き終わった段階で残り10分だったこともありまた時間ギリギリになったらどうしようかと思いましたがこの順番しかないだろうと勝負しました。

計算問題の一発目が消費税だったのでまたか!と思いながらも必死で電卓パチパチしてました。

課税価格の計算は特に捻った問題もなく順調に進めれました。

申告書は輸出入共に迷うものが多々あり全滅かも…とこちらも自信はあまりなかったです。(結果は分類2問間違いでした)

本試験では最後まで解き終わっても計算問題の見直しまでゆっくりすることが出来ました。

正直自信をもって回答出来た問題は少なくやらかしたなぁというのが全体的な感想です。

結果的にすべて6割は超えましたが余裕はなかったと思います。

※転記が正確に出来ておらず点数不明です。

勉強期間は長めにとりましたが毎日勉強していたかと言われればそうでもなく、土日はダラダラしてしまうこともありましたし平日も6月から引き継ぎや送別会等でまともに時間はとれてなかったと思います。時間は記録していないのですがおそらく350時間くらいだと思います。8月末で退職したので残り1ヶ月は朝から夜まで詰めれたのが大きかったです。

思い返してみれば反省点だらけであまり良いお手本ではないですが結果的にLECにしてよかったと思います。

特に申告書、計算問題は対策講座とPower Up講座と2つあるので市販の問題集いらずでした。ただ過去問講座では語群選択式の問題がないのと業法、関税法のボリュームが少ないように思えたのでそこは市販の問題集でカバーする必要があるかと思います。

LEC or TAC

私はこの2社で迷ってました。TACは申告書等のデータ配信を行わないようですのでiPad等のタブレットを活用したいのであればLECのほうがオススメです。ただLECはテキストの誤植が多かったので要注意かもしれません。23年度は改善されてるといいのですが…。

どちらを選んでも合格されてる方は多数いますので結局は自分の活用次第だと思います。

みこ会

5月くらいにこっそり入会していました。

課税価格のテキストはLECで大体理解出来ていたのでサラッと読む程度でしたがとても分かりやすくまとめられていて出先でも確認しやすかったです。1番助かったので過去問+解説です。

これらのおかげでたくさん周回出来ましたし解説も詳しく記載していただいていたのですんなり理解出来ました。

その他に歩留率や申告書の計算方法、原産地規則等、タメになる記事がたくさんあったので大変ありがたかったです。

アプリは通勤時間や寝る前等の隙間時間に活用していました。

最後に

自分は受験のきっかけも大したものでは無かったですが絶対見返す精神でやり抜くことが出来ました。

今は派遣の貿易事務でルーチンワーク的な書類作成がメインで自分が思い描いていた業務とは少し違っているので資格を活かせれるよう引き続き転職活動中です。

覚えることも多いので大変だと思いますが体験記を読んで少しでもモチベーションUPに繋げてもらえれば幸いです。

業界未経験からの通関士資格取得

ぴー さん(2022年度合格 受験回数2回)

成田空港で接客を10年間しておりましたが、コロナ禍の影響で物流業界に出向になったのを機に通関士試験取得に向けた勉強を開始しました。

<受験回数>
2回
一年目は完全独学で業法70%、関税法56%、実務70%で不合格となりました。
二年目は独学+みこ会で業法100%、関税法等81%、実務88%で無事リベンジを果たしました。

<使用教材の紹介>
一個一個の使用感を語ると、とんでもない長さになったのでおすすめ具合だけ◎、〇、△で表すことにします。

テキスト① TAC スピードテキスト・・・△
テキスト② 翔泳社 通関士完全攻略ガイド・・・◎
問題集①・・・翔泳社 過去問題集・・・◎
問題集②・・・関税協会 計算問題ドリル・・・◎ 
問題集③・・・関税協会 関税評価 ドリル・・・〇
問題集④・・・ゼロからの申告書・・・◎
その他①・・・LEC 品目分類テキスト・・・◎
その他②・・・みこ会 課税価格決定テキスト・・・◎
その他③・・・みこ会 過去問アプリ・・・◎
その他④・・・本試験過去問
その他⑤・・・模試  協会模試・・・〇 TAC・・・◎ LEC・・・◎
         
<勉強時間>
恐らく年間約500時間×2年で通算約1000時間程。
平日朝早く出勤したり、通退勤の合間、休憩時間などに勉強をして平日のみ1日約2時間程。その分土日祝はほぼ勉強0でした。

<勉強方法>
特に長期的な計画は立てておらず、ひたすら満遍なく、業法・関税法等・申告書作成・計算問題・品目分類の
5つをぐるぐると回し続けました。ただ完全に均等というわけではなく、
力の入れ具合は 関税法等>計算問題>申告書>品目分類>業法 の順でした。
申告書練習に時間を割きがちですが計算練習は、試験の計算問題の部分そのものも勿論、申告書問題の課税価格を出す部分でも使うので時間を多く割くべきだと思います。

<合格に向けて意識したこと>
①継続して満遍なく勉強する計画を立てること
法律系で分かりにくい上に範囲が広くて暗記が多いこと、計算問題もパターンがいくつかあること、その上申告書作成問題や品目分類もあるため
苦手科目や、久々すぎてなんだったっけ?みたいな科目をなくすことが一番重要だと思いました。

②テキストの読み込みを重点的にすること
過去問演習も大事ですが、本試験は毎年必ずと言っていいほど今まで見たことがない着眼点の問題や、新しい形式の問題があったりします。
あまり過去問に固執しすぎると、本試験で類似問題が出た時は強いですがそうでなかった場合に応用が利かず太刀打ちが出来なくなります。
初受験時は過去問のやりすぎでテキストの読み込みが甘くなり、本試験の関税法等で上記現象に陥り、不合格の原因になりました。

<本番の戦略(実務)>
自分でやりやすい方法が一番の方法なので、あくまで一例としてお考え頂ければと思います。
解く順番は 時間配分のし易い3問目以降(申告書以外の部分)から解き始めて最後の問題まで→輸入→輸出の順で解きました。
時間配分は、3問目~最後(40分~50分)、輸入(25分~35分)、輸出(15分~25分)ぐらいになるよう常に時間を計って練習していました。

以下ちょっと長くなりますが上記の理由や本番で考えていたこと、自分のやり方を箇条書きで書いていこうと思います。

・頭から順にやって申告書に時間をかけると、後半の計算問題を焦りながらやることになる恐れがあり計算ミス・マークミスの原因になる。

・計算問題は各2点で配点が高い稼ぎ所なのでここをまず落ち着いて確実に取りに行くべき。

・輸入を先に解くのも似たような理由で、課税価格を計算するのに時間がかかり、マークにも時間がかかり、出来ればここぐらいはせめて価格の部分だけでも見直ししておきたいところなので、最後に回すと慌てる可能性があるし配点が高いから輸出より先。

・輸出はあからさまに迷わせるような品物が最低1個は混じっていて時間を取られる割に全部正解でもたった5点しか取れないので最後でよい。

・輸出は輸入と違って課税価格を出す必要も無いので、万が一時間が足りないとなればイチかバチか大額だけHS立てて並び替えて少額合算を最後に持ってくれば一応形にはなるので最悪それで逃げる(※このやり方で正解する保証はありません。)

・3問目以降の記述問題は関税法等の科目で出てくるそれよりもマニアックな傾向があるため、パッと読んだら深く考えずに秒でマークして先に行く。

・申告書(5+15=計20点)と計算問題(2×5=計10点)だけで理論上合格ラインを超えられるので、その他の問題は最悪全部捨ててもいいやの精神で解くと気が楽。他2つと違いこの科目だけは、時短するために全問正解を目指さない。

・原産地規則の問題は、よく読んで落ち着けば確実に点が取れる。・・・が、読み込みすぎて時間を取られる原因になり得る部分でもあると思うので時間をかけすぎて申告書を最後まで出来なくなるぐらいならここもさらっとそれっぽいのを選んで先へ行くべき。

・計算問題は、得点源なので慎重気味に。出来れば見直し計算もしたいが全計算過程を2回ずつやると時間がたりなくなる恐れもあるのでせめて不安そうなところだけでも。

・品目分類の問題は、知っているなら正解を選ぶ。見たことがないなら鉛筆を転がして決める、の2択。こここそ考えるだけ時間の無駄なので秒で決めてさっさと先へ。

・申告書問題の選択肢になっているHSコードは、品目表上の該当コード部分を全て蛍光ペンで塗る。更に塗った横の空白部分に選択肢の番号を書き込む。

・為替レートを見間違えると致命的なので必ずインボイスの余白に書き写す。見間違え・書き写し間違えがないか必ず1度は確認する。

・個別の加算要素と全体の加算要素はゴチャゴチャになったり加算忘れしないように場所を分けて分かりやすく書く。

・問題指示の文量が(輸入は特に)多く読みづらい上、最初にいっぺんに全部読んでも該当箇所に差し掛かるころには忘れてしまっているし、かといって解きながら並行して読んでいるとどこが既に読んでいてどこをまだ読んでいないか分からなくなりがちで見落とす原因になるので、読むと同時に該当部分の処理をして、終わったら蛍光ペンでチェックを入れるか塗る、を繰り返しながら一個ずつ丁寧に潰していく。指示の見落とし・見間違え・転記ミスなどのたった一つのミスによって金額・合算・並び替え順が変わってしまって何もかも崩壊することが往々にしてあるのでよく注意する。

・問題指示1~4ぐらいの最初の方の部分は先に読んでしまうと並び替える頃には忘れてしまっているので最初は無視して、並び替える段階にいくまではそれ以降の問題指示を読み進めながら解いて並び替える段階に至ったら改めて冒頭部分の指示を読みながら並び替える。
本試験ではどうか分かりませんが、練習問題では 「少額合算は最後にする」王道パターンの他、よく見ると「少額合算は最後と書かれていない(少額合算も含め金額の高い順に並べる)」、「同じ税率ごとに合算する」、「少額が単独である時は末尾をEにする」、「少額が単独であるけど末尾Eにする指示が書かれていない(末尾Xが正解)」など色んなパターンがありました。大半は一番最初の「少額合算は最後」パターンだと思いますが、ここを最初から決めつけてかかると本番で痛い目にあう可能性があるので、問題指示の最初の方の部分もテンプレの文章だと思わずにきちんと読むべきだと思います。

以上となります。大変長くなりましたがここまで読んで頂き有難う御座いました。
1年間通関士試験勉強を続けることは本当に辛く地獄ですが、1年目→2年目の私の本試験の伸びのように諦めなければ努力が実る日はきっといつかやってきます。これから受験される皆様が無事に合格されることを心から祈っております。

マイペースな勉強で

はこぶかめ さん(2022年度合格 受験回数2回)

仕事に直接生かせるわけではありませんが、人生の何かが変えられる気がして受験しました。昨年落ちているので、今年こそはという気持ちで挑みました。

昨年に引き続き、今年もみこ会に入会しました。
わたしはマイペースにやりたいタイプなので、通年のスクーリングや通信講座はせず、自分のペースで勉強計画を立てていました。
マウンハーフジャパンのテキスト、過去問、みこ会をメインに使いました。
勉強の進め方に不安を感じた時は、計画を都度修正。
そんな中、私に一番合っていた勉強方法は、隙間時間のみこ会アプリです。
通勤の地下鉄内、お昼休憩、ベッドでごろごろしながら、レンジ出来上がり待ち中、お風呂の中で……等、いつでもどこでもできるので、やる気や時間のない時も重宝しました。
やる気のある時は気合を入れてみこ会の記事やテキストを読んでいました。
アプリを何度もやることで、過去問の正解率が上がり、自信にも繋がりました。
夏にはみこ会タイアップの貨物分類講座を受講し、分類への理解が深まりました。
私は満足いくまで講義を聞き込めなかったので、お考えの方は今すぐ受講されることをおすすめします。

ちなみに去年は通信講座を申し込みましたが、スピードについていけず中途半端に受講していました。
問題集を解いたり、過去問を解いたりするも、法改正があってもイマイチわからず、不安なことばかり。
でもみこ会の過去問解説やアプリは、法改正に対応しています。
通信講座などでいろいろな出題方法の問題に触れることも大事かもしれません。
でも、なによりも過去問を解き込むべきだということを常に念頭に置いてください。
去年の私のように、いろいろなものに手を出してどれも中途半端なまま終わるという失敗をしてほしくありません。
受験予定の方、ぜひみこ会へ!

ゼロスタートからみこ会×LECで1発合格

しろな さん(23歳 女性 メーカー勤務 2022年度合格 受験回数1回)

【初めに】
貿易・英語関連の資格を持たず、ゼロから通関士試験を目指しました。
英語に苦手意識がありましたが、英語ができなくても何とかなります!

【勉強期間】
10月から、約1年間
合計750時間取り組みました。

【使用した教材と回数】
1.LEC必勝コース ◆各講座最低2周、問題集は最低3周、テキストは7周以上
2.計算問題ドリル(関税協会)◆9周
3.ゼロ申(関税協会)◆3周
4.みこ会課税価格決定テキスト ◆3周
5.過去問 ◆45〜50回の通関実務を1周、51〜55回の直近5年は3〜4周
6.関税協会模試 ◆解き直し含め3回

【LEC講座について】
LECの講座ですが、カリキュラムが組まれており徐々に講座が配信されます。
その為次の講座が配信されるまでに、今配信されている内容を理解し終えることを目標に、
最低でも2周は講義を聞き、講義とは別でテキストも1周読むところからスタートしました。
講義のスピードを自由に変更できるため、2周目以降は1.5〜1.75倍程度のスピードで聞くのがおすすめです。
LECの伊藤先生の講義は、通関士として働いた経験を踏まえて具体例と共に、何故このような決まりがあるのかまで掘り下げて説明してくださるため、1度聞いただけでも記憶に残りやすいです。

関税法、関税定率法、通関業法の問題を解き始めたのは、3月頃からになります。
こちらもLECのカリキュラムに合わせてのスタートでした。
何度も問題を解く量が足りていないのでは、と焦りましたが最後まで関税法等・通関業法に関する他の問題集は使用しませんでした。
(LEC過去問演習と、みこ会のサイトから印刷した過去問のみ)
理由としては、使用しているテキストと異なる系列の問題集は解説を探しにくいと思ったからです。テキストと問題集が揃っていれば、問題掲載順序もテキストの順序通りで根拠となる文章を探しやすいです。その為、テキストと問題集のメーカーを揃えることをおすすめします。

【計算ドリル】
計算ドリルは、1月〜9月で毎月最低1周、合計9周以上は解きました。
3周した頃には問題なく解けるようになっていたと思いますが、
計算問題だけは絶対に1問も落とさないと決めていたこと、他の分野の息抜きとして解いていたことがあり、想定以上に計算ドリルを解きました。
本試験の通関実務科目では、かなり緊張してしまい電卓を打つ手が震えましたが自信のある計算問題から解き始めたことでいつの間にか震えが止まりました。

【ゼロ申】
LEC講座が始まる前に独学でゼロ申を解いていた為、英語ができない私にこの試験はハードルが高いのではと散々悩みました。
しかし貨物分類講座を受講してから正解する問題が増え、英語が分からなくても何とかなりそうだと持ち直すことが出来ました。

10月から解き始め、1月には3周目を終えその後はLECの申告書問題と過去問のみで勉強しました。2月以降解いていない理由ですが、過去問と比較すると計算結果が割り切れないなど、少し系統が異なる気がした為となります。

【みこ会】
〜過去問解説〜
出題当時は正しかったけれど、現行の法律では正しくないという解説を読んだ時に手厚いサポートに感動しました。
みこ会の解説がなければ、出題当時の答えで丸つけをして、答えの根拠が分からず混乱していたと思います。
〜課税価格の決定テキスト〜
どの教材よりも詳しく、分かりやすくまとまっています。
通関実務科目への影響が大きい為、早いうちから繰り返し読む事をおすすめします。
〜みこ会アプリ〜
会社の休み時間など、隙間の時間はみこ会アプリで過去問を解きました。
分野ごとに解く事ができるので、苦手分野をみつけやすいです。

【過去問】
過去問は見直しを丁寧に取り組みました。
間違えた箇所は必ずテキストに戻り、前後の内容含め復習を行いました。
間違えた問題から少し文章が変わったとしても対応出来るように、前後含めての復習がとても大切です。

【模試】
関税協会とLECの2社の模試を受けました。

関税協会は本試験に難易度が近いように感じました。
問題を解いていて、体感でそれぞれ+10%は高い点数がとれていると思っていた為、曖昧または間違えて覚えている項目が少なくとも10%分ある事がわかりました。
その為、試験1ヶ月前はここで間違えた問題を中心に細かく見直しを行いました。

LEC模試はとても難しかったです。思うように点数が取れなくて落ち込みました。
点数が低かったひとつの理由が、問題を解くことに慣れてきて、問題文を読み飛ばす癖がついていたことです。
LECの模試は、今まであまり気にしていなかった解答順序について注意書きがありました。それを見落とし、芋づる式に不正解になってしまいました。その後は問題文を軽く読み飛ばす癖が無くなり、注意深く問題を読む癖がついた為、模試で失敗して良かったです。

また私は、関税協会の模試でも単純で大きなミスをしています。
在宅受験にもかかわらず緊張から今まで一度もした事がないミスをしてしまい、気づいた時に悔しくて思わず涙が出ました。一年に一回しか本試験はありません。大事な試験で思わぬミスをしないよう、試験の雰囲気に慣れる為に模試を受けることをおすすめします。

【まとめ】
LECの講座とみこ会でかなりの出費でしたが後悔はないです。
未経験、ゼロスタートの私はどちらかが欠けていたら合格までに倍以上の時間を要したと思います。また1年間勉強を継続するにあたって、Twitterで通関士受験生の皆様と繋がっていたことが大きなモチベーションになりました。同じ目標を持つ人が頑張っている姿は少し焦ると同時に、やる気が出ました!

この1年、とても濃い1年でした。いつでも頭のどこかに通関士試験がありました。
書きたいことは沢山ありますが、上手くまとめられないのでここで終わりとさせていただきます。これから受験を考えている皆様に何か一つでも参考になれば嬉しいです。

諦めたらそこで試合終了

naoto さん(20代 営業倉庫勤務 2022年度合格 受験回数3

【簡単に自己紹介】

私は営業倉庫に勤務しており、社会人5年目になります。外国貨物を扱ってはいるものの、通関業務は全く経験しておらず、専門的な知識も何もない中での挑戦でした。

【きっかけ】

社会人3年目の6月頃、勉強の習慣を取り戻したい、と思ったことがきっかけでした。職場には通関部のような部署もなく、通関士資格が必須ではありませんでしたが、商談等に活かすことが出来るのでは、と考え受験を決意しました。

【合格までの道程】

私は合格まで3年かかりました。

・1年目

ヒューマンアカデミー通関士完全攻略ガイドを1周読んだだけで、過去問すら解いておらず、ほとんど記念受験みたいな状態でした。

・2年目

正直なところ再受験は考えていませんでした。しかし、転勤によって日々の時間に余裕が生まれたことと、一度勉強を始めたのに不合格のままのモヤモヤ感から、5月末から再受験を決意。みこ会にも入会し、試験まで300時間弱勉強しましたが、関税法で1点足らず不合格。例年、通関実務の科目が難しい傾向にあったため、通関実務に1番時間を充てましたが、フタをあけてみると実務は易化しており、関税法、通関業法がやや難化傾向でした。

*ちなみに56回試験も関税法の難易度が高かったように思います、少なくとも私は55回よりも解きにくく感じました(内容の得意不得意はあると思いますが)。

・3年目

55回試験を終え、結果だけ見ると1点足りないだけでしたが、たまたま運が良くて1点足りないだけで済んだのであって、圧倒的に勉強時間が足りておらず、理解が全然できていないな、と感じました。今後仕事に活かそうと考える中で、確りと知識を定着させたいとも思ったので、3回目は確実に合格できるように、2022年1月から勉強を再開しました。1月から56回試験までに約600時間、2年目の勉強時間300時間も合わせると約900時間勉強し、合格することが出来ました。

【使用教材】

①通関士 完全攻略ガイド  (翔泳社)

ほとんどの内容が網羅されていて、これ一冊読み込めば他に教本は必要ないかと思います。

②通関士 過去問題集  (翔泳社)

この過去問題集は項目ごとに厳選された問題(ちょっと捻った問題もある)が載っています。

結構昔の過去問も組み合わせて問題が作られていることもあるので、過去問そのままより少し難しく、解きにくく感じるかもしれませんが、やり込めば凄く力が付くと思います。

③通関士試験 ゼロからの申告書  (関税協会)

申告書問題の色々なパターンが載っており、おススメです!

④計算問題ドリル (関税協会)

計算問題はこれ一冊でほぼ網羅できます。

⑤通関実務対策講座 貨物分類編 (LEC)

貨物分類は独学では厳しいと判断し、単発、みこ会×LECタイアップキャンペーン50%オフで受講しました!

合格に必要な重要な知識を効率的に学ぶことが出来ます、申告書問題にとても役立ったのでおススメです!

⑥課税価格の決定テキスト (みこ会)

「課税価格の決定」の理解は、通関士試験を受けるにあたり、最も重要だと言っていいくらい重要だと思います。その「理解」をするには、最高のテキストです。

⑦みこ会アプリ

項目ごとに過去問を解くことが出来ます!移動時間等にはこのアプリで勉強していました。また、私は3年目の勉強をスタートさせたときに再度基本を固めるため、「①⇒⑦⇒①に間違えたところをマーク」を繰り返していました。(最初は②が難しくて、やる気が削がれてしまったので、、、)

⑧みこ会記事

過去問や問題集の解説だけではなく、テキストだけでは理解し難い部分やポイントとなる点を抜粋して記事を載せてくれています。

⑨過去問

業法、関税法は直近5年分、通関実務は10年分をそれぞれ3回ずつ行いました。

⑩模試

関税協会、LECの2種類を受験。すべての科目が本試験より難易度高めとは言い切れませんが、点数が低くても落ち込み過ぎず、確り分析して何回も解き直すことが重要だと思います(私はLECの実務で今まで見たことが無いくらい点数が低かったです。。。)。

【まとめ】

私は仕事で通関実務を行っているわけでもなく、もともと理系で法律系の文章が苦手でした。それでも、毎日少しでもテキストや問題に触れ、継続していると、何か自分の中で繋がる部分が出てきて、テキストを読むのもスムーズになり、問題を解くスピードも上がり、少しずつ楽しくなってきます。諦めずに継続してみてください。私はStudy plusやTwitter等を駆使して、モチベーションを保っていました。

私は1年目も2年目も中途半端に勉強し、もったいない時間の使い方をしたと後悔しています。人それぞれ必要な勉強時間は違うと思いますが、知識ゼロの状態で働きながら一発合格を目指すのであれば、遅くても年明けくらいから開始すると良いのかなぁと思います!

また、どの試験でも同じことだと思いますが、通関士試験でも丸暗記では対応できない部分は絶対にあって、そこを確り理解することが重要だと思います。その理解すべき部分をみこ会では解説してくれていますので、会員の合格率が高く人気の理由なのかなと。私みたいに業界未経験で法律系に触れてこなかった、勉強方法もよくわからない、みたいな独学の方には本当にコスパ良いです。

最後に、試験は年1回です。試験当日に自信を持って挑めるよう、やり切ってください!!それくらい努力してきたなら、きっと合格です!(^^)!

これから受験される皆さんを心から応援しています。

いつもの勉強にみこ会をプラスして合格

のだち さん(20代後半 女性 航空貨物取扱業者勤務 育休中 2022年度合格 受験回数2回)

【受験の経緯】
航空貨物取扱業者で通関従業者として働いていました。
いつかは通関士の資格をとは思っていましたが、なかなか踏ん切りがつかないまま、育休を取得。
育休中に少し余裕が持てたことと、仕事を離れている不安もあり、挑戦を決めました。

【使用したテキスト】
•翔泳社 通関士完全攻略ガイド2022
•翔泳社 通関士過去問題集 2022
•みこ会の課税価格決定のテキスト
•みこ会のアプリ

【1回目の受験について】
1回目の受験時は、上記翔泳社の2冊のテキストのみを使い独学での受験でした。
結果は、自己採点で通関業法と関税法が6割+1点、実務がぴったり6割、という結果。
祈るような気持ちで合格発表を待ちましたが、結果は不合格。
どこかでマークミスがあったのでしょうが、期待もあっただけに悔しさもひとしおでした。
リベンジを決めましたが、同じ方法じゃ来年もこの壁を越えられないかもしれない…と模索していたところ、みこ会の存在を知りました。

【モチベーションについて】
元々勉強は大嫌いで、1年間モチベーションが維持できるとは思えませんでした。
不合格がわかった今日が1番モチベーションが高い日で、悔しさはどんどん薄れていつか無くなるのかも…と感じ、
『すぐにみこ会に入会』
しました。
入会金まで払えば、未来の私は受験を諦められなくなる!と思ったんですね。
『Twitterでみこ会の皆さんと繋がって、私も頑張ろう!という気持ちになった』
ことも大きかったです。
その後は、
『資格手当の使い道』
『通関士のリモートワークが進んでいる』
ことを考えたりして、取得後のワークライフバランスの充実をモチベーションにしていました。
『勉強している間だけお菓子を食べて良い』
『勉強をする時は美味しい紅茶を淹れる』
とマイルールを作ったりもしていました。

【勉強方法】
1回目も2回目も、勉強開始は『5月から』と決めていました。
•通関士の上司から、「自分は5月から勉強してちょうど良かった」という話を聞いていた。
•長くモチベーションを保つ自信がなかったけれど、5ヶ月なら頑張れる気がした。
という理由からです。

勉強時間は測っていませんが、前半は1日1時間〜1時間半、後半は2時間〜3時間くらいが平均だったかなぁと思います。
ラスト1ヶ月は4時間以上勉強する日もありました。

•翔泳社 通関士完全攻略ガイド2022
 =4周くらい
•翔泳社 通関士過去問題集 2022
 =3周くらい
•みこ会の課税価格決定のテキスト
 =2周くらい
•みこ会のアプリ
 =隙間時間がある限り

およそこんな感じです。
とにかくテキストを読む!という方法でしたが、自信がついたところは読み飛ばしたり、逆に苦手なところは集中的に何周も読み込んだりと、臨機応変に使っていました。
分厚いですが、同じことを何度も書いていたり、読んでるうちに「あっこの章のところとまとめて覚えれば良いのか」と、いう気付きもありました。

『とにかく短期間(勉強した記憶があるうち)に、何度も同じ単語や関連する文章を目にして記憶を定着させる!』
という気持ちで勉強していました。

その上で、不合格だった去年から伸びを感じたのが、
『隙間時間にみこ会アプリを使ったこと』
です。
一問一答なので、サクサクと多くの単語や文書を目に入れられます。
テキストや問題集を解いた後に、同じ範囲をダメ押しのように学習することで、効率的に記憶が定着したと感じました。
また、苦手潰しで1つの分野を長い期間やり込むと、他の分野を忘れてしまうので、隙間時間にみこ会アプリで別分野を学習することで、もの忘れ防止に努めました。
よく間違える部分はスクショを撮る等してすぐ見返せるようにして、徹底的にもやもやした部分を潰しにかかりました。
どうしても分からない部分はみこさんに質問をして、それがとてもわかりやすくて心強かったです。

【最後に】
難しい試験ですが、頑張った分だけ報われます。
受験と違い、資格試験は団体戦だ…とはよく言いますが、みこ会はまさにそれを体感できる場所だと思います。
どんな質問にもわかりやすく答えてくれるみこさんの心強さ!
時事問題や得点源を共有してもらったり、同じところでつまづいて、やる気をもらって…。
私は昔から勉強が嫌いで苦手なくせに、勉強は自分のペースでやりたいという我の強さで、結局模試も講座も受けず、1人で黙々と勉強していました。
それも勿論悪くはないのですが、みこ会に入って同じ様に頑張る皆さんの影響を受けたことが、今回の合格に大きく貢献したと思います。
悩んでいる皆さん、ぜひ今の勉強にみこ会をプラスしてみてください!

来年はもうテキストを読みたくないまで勉強しました!

おまるドン さん(30代後半 女性 観光業 業界未経験 2022年度合格 受験回数1回)

来日して7年くらい、ずっと観光業に勤めてます。
2019年コロナ禍になって、私が担当してるインバウンドの仕事がなくなって、会社の越境EC販売などの手伝いになりした。
そこから貿易関係の仕事に興味を感じます。自分のマルチリンガル能力を活かし、貿易事務(通関士含め)を目指して転職したいです。

【勉強期間】
1月中旬にみこ会入会、2月から本格的な勉強

【使用した教材】
市販テキスト
1.翔泳社通関士完全攻略ガイド(ヒュー赤)
2.翔泳社過去問題集(ヒュー青)
3.翔泳社通関実務集中対策
4.ゼロから申告書
5.計算ドリル
6.関税価格ドリル
7.協会試験過去問・解説集
8.合格ハンドブック

翔泳社がメインのテキストとして使ってます。合格ハンドブックはほとんど読んだことなくて、補足として使ってます。
正直翔泳社の量が多くて、あとから追加のワンポイントも多くて、読めば読むほど意味わかりません。自分も何度も私無理じゃないかなと思いました。
最初は知識を得るために2回読んで、ひとつのセッション終了したら、みこ会のアプリで関連問題を全問正解まで復習しました。最後までは5~6回くらい読み直して、試験前日も読んでました。基礎知識を固まるのが最適です。ヒュー青は難問ばかりで、5周回りましたら、関税法の曖昧なところがなくなりました。最初は6割くらい正解できてますが、最後は8割~9割まで行きました!私も最後までは全問正解できてなかった!
翔泳社通関実務集中対策は2周、ゼロから申告書は2周半、計算ドリルは4、5周回りました。正直ゼロ申と計算ドリルあれば、通関実務集中対策はいらないかもしれません。近年の申告書問題は按分計算がなくて、按分間違って10点パーになるリスクが低いです。
関税価格ドリルは1回のみ、みこさんのテキストがあれば充分です。

通信講座
1.LECさん貨物分類
2.LECさん申告書power up&申告書
3.LECさん計算問題power up
4.2022年過去問集
5.直前総まとめ

自分は貿易の知識がゼロで、貨物分類最初はほぼ暗記でした。
あまりにも理解できなくて、LECさんの貨物分類講座を申し込みました。
じっ伊藤先生の解説が詳しくて、分類の理由などもわかりやすく説明していただいて、頭に入りやすいです。申告書も簡単から難しい問題を網羅して、伊藤先生の説明でさらに理解が深まりました。
最後は直前総まとめもおすすめです、独学であやふやなどころが整理していただいて、
定率法や関税制度や輸出入差止などの知識がしっかり定着しました。特に一番苦手な外為法は、表などをまとめてもらって、ヒュー赤よりは簡単に覚えられます!

過去問
1.通関業法と関税法は5年分
2.通関実務10年分以上

全部基本は3回ずつやりました。過去問やる前はみこアプリで知識が身についてますから、関税法や通関業法は基本一回目から8割取ってます。
実務42回~44回は一周、45回までは三周しました。特に49回、50回の申告書が難しくて、4回以上は絶対です!

みこ会素材
1.みこ会の記事
2.課税価格決定のテキスト
3.過去問のアプリ

みこ会の記事を読み漁り、勉強方法や条文読むテクニックなどがとても参考になります。
今年の実務が原産地基準の計算式が出て、みこさんの記事すでに説明して、新しい形の問題出ても怖くありません。
(自分は問題を読み間違えて、正解にならなかったTT)
課税価格決定のテキストもとても参考になります。わかりやすくて、4,5回読んでしっかり覚えてます。
関税法が語群穴埋めの5点が簡単に押さえました!もうみこさんの洞察力に参りました!
また、過去問のアプリもとても助かります。全問正解を目指して、やってるうちは過去問を繰り返し復習しました。
通勤電車や、美容院待ちや等の隙間時間が活用できます。一日10問だけでもいい、毎日勉強する習慣を作り上げます!

【一発合格の鍵】
○隙間あったら勉強します!
以前にも他の国家資格を取る時、あと2点で合格のつらい思いがありました。そんな嫌な思いがもう味わいたくないから、通関士の勉強は倍以上努力しました。
仕事終わっては最低2時間の勉強、休日は全15時間以上の勉強あります。
通勤や美容院や病院待ちの時間もみこアプリを活用します。努力は無駄にならないを確信してきました。

○SNSの受験生同志をフォローします
元々Twitterはあまりやらないです。でもみこ会の同期のアカウント見たら、みんなと一緒に頑張りたい。
特にリベンジ組のみなさんが自分を追い込まれるどころをみて、私も追いつかないとだめだと思います!

○模試を最低でも二つ受けます
私協会さん、TACさん、LECさんの模試を3社受けました。
協会さんのが過去問の難問の集まりですが、8月下旬からいいウオーミングアップができます。
TACは基礎問題と難問が混ぜてますが、自分が記憶曖昧なところに突っ込んでます。そこ読み直さないとあれも読み直さないといけないと反省しました。LECさんはとにかく難しくて、考えさせる問題がほとんどです。関税法は2点足らず、全科目合格できてなかった。
模試で自分の弱みが見つかって、残りの一カ月はひたすら関税法の基礎を復習しました。
本試験までは自信ないですが、基礎が固めれば合格点に到達できます。

○みこさんには何でも聞く(本当にごめん)
私の場合は、試験に関するわからないことだけではなく、自分の気持ちや情緒不安定の時もみこさんに話します。
関税法の範囲が広すぎて、勉強途中で何回も心折れました。
特にLECさんの模試で関税法は2点足らず、不合格の時は自分関税法もう無理じゃないかな?!
何回もみこさんに泣きついて、慰めて貰ってからまた勉強を頑張ります。
直前期は本当にテキストを読むのが飽きてきまして、もう来年読みたくない気持ちで続けてきます。
この時もみこさんから的確なアドバイス頂いて、試験向かって体調を調整して、
猫と遊んだり、マッサージ行ったりして、パッチリな体勢で試験を挑みました!
試験前日もあまり緊張しすぎて、一時間しか眠りませんでした。最後はみこさんの言葉とアドレナリンでなんとかしました。やはり身に着けた知識が固ければ、調子悪くても合格できます!

【最後の一言】
つたない日本語を最後まで読んでいただきありがとうございます。日本語ネーティブではない私も一発合格できて、努力は実を結びます!57回受験生のご健闘をお祈りいたします。

仕事が忙しくても合格は出来ます!

Rena さん(女性 元貿易事務、現在はメーカー勤務。2022年度合格 受験回数3回(記念受験1回込み))

私の場合は仕事が忙しく十分な時間を取れないことが最初から分かっていたので、常に戦略立て、方針立てを大事にしていました。みこ先生が「満点で受かってもギリギリでも合格は合格」と言ってくださって吹っ切れた、ということが非常に大きいです。

<みこ会を選んだ理由>
前年はみこ会に入っておらず、課税価格の決定のパターンが掴みきれずにかなりの時間を浪費してしまった感がありました。みこ会の存在を知ったのが2021年の9月ごろだったので2021年の入会は見送り、55回の試験が終わった後すぐ入会をしました。
みこ会はテキストや解説が充実しており、課税価格のテキストのおかげで相当な時短になりました。ここをしっかり紐解いているテキストや講座があまりないために時間をかなり無駄にしてる受験生は多いのではないかと思います。このテキストのおかげでかなりの時間数を短縮できましたし、悩まずに取り組むことができました。

<使用テキスト、講座など>
ヒュー赤、ヒュー青
ゼロ申、計算問題ドリル、関税評価ドリル
関税協会さんの過去問集
LECさんの難関科目攻略パック(みこ会の割引にて)

◯LECさん 難関科目攻略パック
動画をリビングで一緒に聞いていた主人(貿易未経験)が途中から内容を理解し始めたのが印象的でした。
テキストも非常にシンプルで、書き込みをたくさんして何回も見返しました。このためテキストは愛着があって捨てられなくなりました。しばらくは取っておこうと思っています。

貨物分類は激推しです。前年は分類を全部網羅できずに要所だけちょこっと確認した程度だったので、早い段階から総ざらいできるこの講座は本当におすすめです。

直前総まとめ講座テキストは当日持参するつもりで書き込みをしました。この講座も本当におすすめです。

◯みこ会アプリ
苦手な単元だけヘビロテ、というマイルールで取り組んでいました。女性は特に月の体調変化があるので、だるくて仕方がない時はみこ会アプリはゴロゴロしながらできるのでその点もお勧めです。

◯みこ会テキスト
印刷を5分割してホッチキスで止めて、終わったら両面テープで合体させました。手作りでガッタガタですが、これでも十分です。
iPadにも取り込んで手元に紙がないときには電子を使っていました。

◯ヒュー赤
裁断して持ち運びました。裁断を推奨するわけではありませんが、思い切りが大切です。背表紙はマステで補強。キングジムさんのHitotokiから出ている透明マステの幅広タイプが特にお勧めです。
ヒュー赤は本の他にもKindle版を併用しいつでもどこでも確認ができるようにしておきました。

◯ヒュー青
ヒュー青はKindle版をスクショしてGoodnotesに取り込み、マルバツを電子で書き込んでいました。一発で消せるので便利です。
ただしログをなんらかの方法でつけないと「この単元をやったか?」が分からなくなるので、その点は注意が必要です。

◯過去問
過去問はPDFから取り込み、ヒュー青と同じように利用。直前期は本番を意識してコピー印字したものを利用。

◯関税協会 通関士試験問題・解説集 2022年度版
こちらはカッターで背表紙を裁断してスキャナーで問題文だけを取り込んで使用していました。カッターでの裁断はカッターを何度も往復させるのではなく、一度切れた紙は随時外していかないと何度も端を切ることになりますのでご注意ください。
裁断済の紙は2つ穴を開けてリングファイルに閉じておきました。
ipadで問題を解き、解説は本で見る、というスタイルです。

◯ゼロ申
フリクションで書いてドライヤーを当てる、というのをやってました。
まんまと出題者の意図にハマることが多いと思いますが、2回目以降から綺麗に解けるようになると気分が良いです。

以下、覚えている範囲で昨年から試験までの記録です。

11月〜1月
過去問に手をつける。ヒュー赤、ヒュー青、LECさんのテキスト、動画。ごく一般的な受験生の時間の過ごし方をしていたように記憶。平日は大体1時間くらい、週末は3-5時間程度。完全オフの日もあるので時間数は単純計算とはいかないです。

2月〜4月
みこ会アプリがリリースされ、バグチェック要員も兼ねてゴリゴリやろうと決意。暇さえあればアプリを触る日々。出先で間違えた問題はスクショして帰ってから理由チェック、必要に応じてテキストに戻る、というルーチンでした。みこ先生には大変お世話になりました。

5月〜6月
仕事が忙しくなり、思うように時間は取れず。でも最低限は続けていたように記憶をしています。この辺りは本当に仕事が忙しくて記憶が曖昧。
理由づけをしながら過去問をとき、理由まで正誤判定していたので、想定の進捗よりめちゃくちゃ時間がかかっていた時期。
体力低下のためか、蜂窩織炎を発症し完全に歩けなくなったのがこの時期でした。

7月〜8月
勤め先で昇格試験対象者に選抜され、そのための準備に追われる羽目に。昇格選抜は来年だと思っていたので完全に想定外。仕事・勉強と昇格試験準備の両立がしんどかったです。この辺りから、「他の受験生が当たり前に点をとるところは落とさない」というコンセプトで「基本あやふやチェック」というのをやっていました。正答の理由があやふやだとか、何回やってもなぜか間違える単元の洗い出しをし、徹底的にその単元だけをひたすら繰り返す、という作業です。ノートに単元名を書いて潰していくのがおすすめです。
ここの「基本あやふやチェック」の箇所は当然本試験でしっかり出てくるので、このプロセスがなければもっと落としていたように思います。

この辺りで平常時正答率を100%に持っていくのは厳しいと判断し、平常時正答率を80%前後にする、という風に戦略を立て直しました。

9月
模試はF判定でしたが「まあそんなもんか」と思うことにし、いちばん得点の悪い実務対策の時間を多くとることにしました。
ノートに過去問の間違い箇所をメモし、あやふや単元の総点検を実施。
直前期のTwitterをみると「なぜ読み間違うのか?」というのをひたすら言い続けており、直前期は「勘違い防止、読み飛ばし防止、早合点防止」をスローガンに取り組んでいました。

その時その時でスローガンとかテーマを持っていたのも良かったと思います。

<本番当日>
やはり試験会場での実力は2割くらい割引になるものだと実感。平常時の正答率が80%であれば当日の着地は合格点ギリギリになるだろうと算段し、本当にその通りになりました。11月の時点から参考にしてはいけませんが、6月から8月に圧倒的な勉強不足があれば、こんな戦略に切り替えるのもテだと思います。
本試験ではあやふやであればあるほど全てが正解に見えてくるし冷静さを失うので「なぜこれを間違えたのか?」というところを落とした箇所が複数ありました。最初から「いくつか落とす」と織り込んで対策をとった方が合格点を超えてくるように思います。

<モチベーションの維持>
遊ぶ時はきちっと遊んで時間にメリハリをつけるようにしていました。
新作のゲームもやりましたし、ディズニーランド、ディズニーシーにも行きました。

<形から入るモチベーションの維持>
ポモドーロタイマーの結構高級なやつを買いました。めちゃくちゃ可愛くて重宝しています。
電卓も可愛くて割とお高めのを書いました。形から入るタイプの方にはおすすめです。
テキストはシールやマステでデコして目につくようにし、パッと目的のものが手に取れるようにしておきました。目的のテキストがパッと見つからないのは時間のロスが勿体ないので、小さな工夫も必要かなと思いました。

<勉強を進めるにあたりこだわったところ>
単に間違えた、ではなく「何の理解が不足しているために起きたのか?単なる勘違いなのか?」の確認はかなり徹底して行いました。
過去問を早いうちに解け、というのは「単に間違う数の多さを知れ」というのではなく、テキストに書いてある事柄が、問題文としてどのように変換されて提示されるのか?を早い段階で知る必要があるためです。過去問に取り組むとワケが分からなくて怖いというのはあるかもしれませんが、分析のためには必要だ、と割り切った方がいいと思います。

<やらなくて良かったこと>
法改正の記事は読みましたがあえて深くはこだわらないことにしました。
特恵関連についてもLECさんのテキスト通りに「これ以上掘り下げない」と書いてあれば深追いせずにおきました。
進捗遅れについても分析しなかったです。分析したところで単に時間が取れてないだけですから、苦手な分野の洗い出しだけに注力しました。
途中から時間計測もやめました。かけた時間に比例するのではなく、正しく解けるかだけが大事だと考えた次第です。

<体力向上、食事改善>
6月に歩けなくなったこともあり、8月から食事改善に取り組みました。胃の調子が良くなるとともにおそらく消化に余計な労力を使わなくなったのか、勉強に体力を割り振れるようになったのがすごく大きかったです。やや食べ過ぎ飲み過ぎ気味の自覚があり、勉強の持続力にはやや欠けるという方は食事改善をしてみてください。かなり変わると思います。

<最後に>
仕事が忙しくても体力が無い時でも、工夫をすれば勉強は進みます。繰り返しにはなりますが手をつけた時間数をただ稼ぐことではなく、本試験の時に問題が1つでも多く解けるにはどうしたら良いか?が最終目標なので、目標や目的をブレさせることなく戦略を立てていくと良いのでは無いかと思います。

みこ会で短期攻略

Kay さん(40代 小売業勤務 2022年度合格 受験回数1回)

<受験のきっかけ>

私が試験を受けた目的ですが、通関士になる事が目的ではなく、とにかく自分の知識の確認とそれを裏付ける証拠が欲しかったのが受験をした理由です。

2年前から輸出入を行う小売業者で働いています。

その職場で法律に触れる事案が次々と起こりました。

申告価格の違い、原産国の定義、輸出許可など。。。

それ以前はAEO輸出者の商社で働いていましたので、

現職の対応方法に戸惑いを感じ、声をあげても非難の嵐。

今まで積み重ねてきた常識や知識が崩壊し、自信を失った時に、

私がおかしいのではなく、この環境がおかしいと、ふとひらめいて受験する事を決めました。

<勉強方法>

私が勉強をスタートしたのはGW後です。

使用した教材は、

ヒューマンアカデミー完全攻略ガイド2022と、“みこ会”です。

5月 完全攻略ガイド2022を徹底的に読み込み

6月 完全攻略ガイド2022読み込み(2周目)。 

完全攻略ガイド2022巻末の問題を解き、撃沈した時にみこ会に入会。

7月 みこ会の課税価格の決定テキスト読み込み、電車移動中はみこ会アプリで問題解き。

8月 電車移動中はみこ会のアプリ、みこ会サイトにアップされている過去問を本試験の時間通りに解く

9月 引き続き過去問を本試験の時間通りに解く

    完全攻略ガイド2022読み込み(3周目)

このようなスケジュールで勉強しました。

お金をかけずに効率良く、短期間で70%を目指す事に徹底しました。

模試も受けていません。

みこ会のサイトには過去問も解説もありましたので、過去問題集も購入してません。

(※補足 過去問自体は税関HPに掲載されているリンクです。)

8月以降は、みこ会のサイトから過去問題とマークシートをプリントアウトして、本試験と同じ時間で問題を解く事を繰り返していました。

<みこ会の入会のきっかけ>

みこ会への入会のきっかけは、アプリを使用したかった事と、

Twitterで話題となっていて、質問し放題という点に魅力を感じたのが入会のきっかけです。

試験前になり、皆さんが模試を受けたことや、何冊もの問題集をやり遂げた投稿をTwitterで見て、気持ちが焦りましたが、新規の教科書や問題集に手を出さないで、演習問題で間違えたところを徹底的に理解するというアドバイスを先生から頂きました。

それから、問題を解いたあとは、丁寧に答え合わせをしました。

なぜ正解したのか、なぜ不正解だったのか、正解しても間違えても、その答えに至った理由も都度確認しましたので、過去問を解く作業に時間がかかりました。

あまりにも時間がかかりすぎて、途中挫折しかけた時もありましたが、みこ会で先生から、理解した分だけ見直しは徐々に時間がかからなくなるようになるから!とありがたい励ましを頂き、なんとか乗り越えることが出来ました。

実務試験の時間が足りなく悩んでいた時も、先生から問題を解く順番を変えるテクニックや、考え方を教えて頂き、試験当日は20分も見直し時間が出来るくらいまでレベルアップしました。

<最後に>

みこ会のおかげで短期間で合格する事が出来ましたが、以前働いていた会社がAEO輸出者であったことも合格した大きな要因かもしれません。

その会社はとにかく法令遵守がきちんとしてましたし、自然と法令知識が身に付いていた部分が大きいです。みこ会とAEOの相乗効果です。

AEO事業者勤務の方で、もし受験するか悩んでいらっしゃる方がいれば、ぜひ受験をお勧めします。

法令関係の知識が、ある程度身に付いている場合もあります。

勉強するにつれて、持っていた知識が確信に変わり、今では失った自信を完全に取り戻しましたので、モラルのある企業を探して転職活動をしている最中です。

10年以上憧れつづけた資格への挑戦

こと さん(30代 メーカー勤務 育休復帰1年目(フルタイム勤務) 2022年度合格 受験回数1回)

○受験の動機

新卒で現在の会社に入社したときに所属していた事業部の部長に「通関士ってかっこいいよ」と一言言われたことで、通関士という資格の存在を知りました。

その後、本格的に海外営業に従事することとなり通関士の勉強をしようとしては挫折し、を何度か繰り返していたのですが、結婚・出産を経て今後ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現していくには資格が必要だ!と思い立ち、一念発起、本気を出して通関士試験合格を目指すことにしました。

○みこ会を知ったきっかけ

元々自分のモチベーション維持のために始めたTwitterのアカウントをみこ先生にフォローしていただいたのがきっかけです。よくよく調べていくうちにみこ会の輝かしい実績や口コミ、同じ通関士勉強アカウントの皆さんがみこ会に入っている率も高く、「効率的・効果的な勉強方法」を知るためにはみこ会しかない!と思い、入会しました。

○使用した参考書・問題集(みこ会テキスト・アプリ以外)

・テキスト…マウンハーフジャパン 合格ハンドブック

・過去問題集…スピマス、ヒュー青、関税協会過去問集

・通関実務対策…ゼロ申、計算ドリル、関税評価ドリル、ヒューマンアカデミー通関実務集中対策問題集、LEC 貨物分類講座

○勉強の進め方

私が一念発起したのは2022年正月。試験まで丸々9か月あったので、みこ会の記事に紹介されている進め方を完全コピーすることを目指して勉強を開始しました。

1月…みこ会課税価格テキストを一読したうえで合格ハンドブックも通関実務に関係する箇所を一読。(ここでの一読はテキストを読む→章末の確認問題をやるまで)

2月…職場復帰。3月まではほぼ在宅勤務。申告書問題に取り掛かる。ゼロ申も入手し、難しさに泣かされる。

3月…計算問題に取り掛かり、さっそく参加した計算問題マラソン@自習室で撃沈する。関税法等に取り掛かる。またテキスト一読からはじめ、3月末に興味本位で初めて通しで解いてみた関税法等の55回過去問は29点。

4月…前半にコロナ罹患し家族全員蟄居閉門。その後もGW過ぎまで倦怠感などの後遺症に悩まされる。子供も保育園登園できない(ただし在宅勤務なので仕事はする)ので、思うように勉強が進まず苦悩。意地で業法のテキスト一読だけは完了させる。

5月…スピマス、ゼロ申、計算ドリルで問題演習を繰り返す。

6月…手持ちの問題集の内容を覚えてきてしまったため、みこ先生に相談し、新たにヒュー青、実務集中対策問題集を投入。仕事が激務になり体調を崩すことも多かった。6月下旬に熱中症で死にかけ、健康最優先でちょっとペースを落とす。

7月、8月…ちょっと持ち直してきたところで過去問を通しで解く頻度を上げる。8月中旬に協会模試、8月下旬にLEC模試受験(ともに在宅)。LECで撃沈。

9月…模試で得点率の低かった原産地証明、原産地規則の問題を中心に問題演習。テキストも最後の最後まで精読。過去問は毎週末3科目を通しで解く。

○やってよかったこと

 全科目一通り学習して問題演習に入った5月から、「勉強したことリスト」をつけ始めました。(下記写真参照)

これは得意/不得意な科目に偏らずに万遍なく勉強することを目指していた5月~8月下旬までつけていました。前日までに何をやっていたかを可視化できる→今日はこれ、明日はこれをやろうと計画を立てることが容易だったという意味でやってよかったなと思っています。勉強内容の積み上げという意味では勉強記録アプリなども有効と思いますが、私は自分で塗りつぶしていくことで達成感を味わっていました。

〇反省点(もっとこうしておけばよかったと思ったこと)

・みこ会の解説が詳細すぎて「なるほど~」と解ったような気になっていたことが多々ありました(私は解説で納得したつもりでいたので、質問等はほとんどしていなかったです)なんとなくで過ごすのではなく、もっと完全に理解するところまで持っていけたらよかったのかな、と思っています。

・法改正の記事の読み込みが甘かったです。これはちょくちょく読んでいたのに頭に残っておらず(なんなら前日に読んでいたのに)本当に悔しい…法改正も甘く見ていたら痛い目見ます。

○勉強時間の捻出方法

 ・平日は通勤する日は通勤時間でアプリを1時間ほど(時々講座の音声を聞いたり)

  毎晩子供の寝かしつけが完了してから1.5~2時間ほど勉強

 ・休日は子供の昼寝時間に1時間+夫が子供の面倒を見てくれている間1.5時間程度

  夜は平日と同じ

 しっかり計測していませんが、これで平均して一日あたり2~3時間、総合計で300~350時間程度ではないかと思います。(今だから言えますが、まったくゼロの日も多々ありました…)

 子どもが起きている時間はできる限り子どもと一緒に、をモットーとしていましたが、それでも意外と時間は作れるかなと思っています。

○最後に

 正月に夫に「今年は通関士試験に合格するために勉強したい。」と宣言してから丸9か月。入社して以来、ずっと憧れの資格だった通関士。長期間頑張れたのは、みこ先生、勉強仲間の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

 そして何より、夫と子供の理解・協力なくして完走することはできませんでした。

 子供には学ぶこと、努力することの大切さをこれから教えていきたいです。

 自分のこれから進むべき道はまだまだ模索中ですが、この経験を糧にこれからも挑戦していきたいと思います。

ワーママの市場価値向上のため

モカ美 さん(35歳 貿易事務 2022年度合格 受験回数1回)

【学習時間】

・勉強開始時期 2021年10月

・総勉強時間 約350時間

2歳の双子がおり土日もほとんどまとまった時間はとれず、基本的に夜子供の寝かしつけ後に勉強していました。フルタイムで仕事をしているので怒涛の毎日を過ごす中、夜は子供と寝落ちすることがしばしば。目標は500時間でしたが、全然予定通りに行きませんでした。

【使用教材】

・LEC必勝コース

・ゼロからの申告書

・計算ドリル

・ヒューマンアカデミー過去問題集(ヒュー青)

・みこ会

【受験動機】

約二年間の育休から復帰し、子供の体調不良や急な発熱で早退やお休みを繰り返す中、もし今の会社を辞めることになったら再就職は難しいのではないかと危機感を覚えました。

そこで、貿易系唯一の国家資格である通関士の資格を保有できれば保険にもなるし、今の社内では数名しか有資格者がいない(全員資格保有条件からの経験者採用)ので、合格すれば社内で自分の価値が上がるだろうことを狙って受験を決意しました。

【通信講座の検討】

INVOICEは仕事で見慣れており、ある程度インコタームズも理解していましたが、本屋で参考書をチラ見見た際にボリュームの多さと難易度に白目になったので、早々に独学を諦めて通信講座を受けることにしました。

各社検討した末、

①講義開始が他社より早い

②SNSでの口コミ評判が良い

③実務対策が多い

上記の理由からLECを選びました。

早期割引や輸出入会社の従業者対象の割引、ハロワの教育訓練給付制度利用による還付などをフルで利用し、LECの通関士で最も高額の必勝コースでしたが10万円以下におさえることができました。

初学者向けに大変わかりやすい内容となっており、覚え辛い部分や紛らわしいところを講座の中で先生が何度も繰り返し教えてくれるので、受講するためのお金と時間がある方にはオススメです。私は我が家の経理財務担当である夫に通関士の資格を取るメリットをプレゼンし、家計から受講料やその他テキスト代を捻出しました。

【前期】

ほぼ毎日講座を1〜2回分視聴し、終わった分野からヒュー青で問題を解きました。ヒュー青は過去問をより複雑にしていて難易度が高いのですが、その分力はついたと思います。

ヒュー青は分厚すぎて使いづらいため、アイロンで背表紙を温めて糊を浮かせて単元ごとに切り取り、分冊して使いました。劇的に使いやすくなるので紙派の方には是非やってみてほしいです。

そして寝落ちから生還しても家事が溜まりすぎていたり疲れていて講義を聞く気になれない時は、ちょこちょことみこ会アプリをするという日々を過ごしました。

【中期】

中弛みの時期がありながらも何とか講義を視聴して問題を解き、模試を受ける8月には三科目とも過去問で6〜7割とれる力はついていました。しかし過去問はアプリをやっていれば答えを覚えてしまった問題もあったりするので、それで6〜7割では全然不十分です。

実際、ふたつ受けた模試は関税法と実務の二科目とも6割に届きませんでした。特に実務は最初に手をつけた申告書で大コケして時間内に全問終わらず、ひどい点数となりそれなりにショックを受けました。

【後期(9月)】

みこさんに半泣きで模試の結果を踏まえた勉強方針の相談をすると、『模試で関税法それだけ得点できていて、実務も弱点がわかったのなら大丈夫です』と予想外にポジティブな反応を頂きました。

そして実務の進め方についていくつか対策を提案頂き、他の二科目も必ず毎日やるようにとの指導を受け、残りの1ヶ月で実務の申告書と計算問題をやりまくりました。

必勝コースに入っていた、PowerUP申告書、計算編が実務の底上げを担ってくれました。56回本試験で申告書と計算問題を全問正解で乗り越えることができたのは、この教材をやり込んだお陰だと思います。近年、みこ会タイアップでこの講座だけでもお安くなったりしているようなので、実務を固めるためにこの講座だけでもとるのがオススメです!※LECのまわし者では御座いません。

申告書や計算問題は初見で解けなかった問題に付箋を付け、次に正解しても敢えて付箋はとらず、3、4周しました。

関税法等はヒュー青に同じく付箋をつけ、2回連続正解するまでは付箋をつけたままにし、一年で4〜6周ほどしました。

ゼロ申と計算ドリルはそれぞれ3周ほど行いました。

【試験直前】

9月は何度か夫に協力してもらい、土日どちらかは外出して自習室などで朝から夕方まで勉強し、ラストスパートをかけました。直前期はいよいよ試験が迫ってきた緊張感もあり、集中力も増し増しになります。

しかし試験2週間前に子供が保育所で風邪をもらってきて1週間自宅保育となり、録に仕事も勉強もできず二人分の看病に明け暮れ、やっと子供が回復した試験1週間前には私までやられて数日に及ぶ夜間発熱に苦しんだりもしました。幸いコロナではなく試験2日前には解熱して受験でき、模試E判定を覆す力を本試験で発揮することができました。

私的に効果的だと思ったのは、9月は過去問より模試の問題を何度も繰り返したことです。55回のLEC模試をメ◯カリで手に入れており、それも関税法は3周行いました。本試験より模試は難しめなので、関税法の細かいところは教科書で振り返りながら詰め込みました。

【総括】

独学で合格される方も多いと思いますが、理解が深まる・安くないお金をかけることで退路を断てる・効率的に学習できる という点で、講座をとるメリットは大きかったです。

そしてみこ会。基礎的な学習をLECの講義で一通り終えたら、業法はアプリで過去問を繰り返すだけで本試験8割とれました。

解答全てに解説がついているため、答えの丸暗記にならず効果的だと思います。

【感想】

一生物の通関士試験合格証もですが、イヤイヤ期真っ盛りの子供たちと慌ただしい日々を過ごす中、一年かけて自分なりに真剣に取り組んだ末に合格できたという経験こそが、私にとっては最も誇らしいです。

狙い通り、合格したことを上司に報告したら予想以上に驚かれ(受験表明はしていませんでした)、業務で全く関わりのないえらい人たちにも話が回り、社内地位を向上させることができました笑

近々通関士登録予定で資格手当もつくこととなり一層忙しくなりそうですが、万が一の転職のためには実務経験があるとより有利であると聞くので、子供のためにも頑張りたいと思います。

合格することできっと様々な道が開けるはずです。

ぜひ最後まで諦めず、合格を勝ち取ってください^ ^

3回目のチャレンジ!

とうもろこし さん(物流会社勤務(通関業務従事者) 2022年度合格 受験回数3回)

【使用教材】

2021年LEC必勝コース(受講は2回目受験時)
LEC通関実務攻略パック(3回目受験時)
翔永社 通関士完全攻略ガイド (1回目受験)
日本関税協会 計算問題ドリル (2.3回目受験)
過去問 直近5年分

【模試】

LEC模試(通関業法 29/45 関税法 29 /60 通関実務 14/45 )

関税協会 (通関業法 32/45 関税法 39 /60 通関実務 28/45)

【本試験】

関税協会解答の自己採点 (通関業法 34/45 関税法 39/60 通関実務 35/45)

(何故勉強をし始めたか?)
通関業務に携わる部署に配属されてから、上司から受験を勧められ、勉強を始めました。 
1回目の受験時は、本を読む程度でしたが、2回目の受験時は勉強に本腰を入れました。
2回目受験時は通関業務が足りず、虚無感を抱えながら3回目には受かりたい!というよりかは早く終わらせたい!という気持ちの中みこ会に入会しました。

(どのぐらいの勉強量が必要か?)
一言で言ってしまえば、その人次第の部分が大きいです。どれぐらい勉強したかというよりかは安定して点数が取れるようになっているかが重要に感じます。
なぜなら、3科目受験者にとっては試験範囲は広範囲かつ深識を求められるため、時間を重ねても合格に及ばない方もいる一方で、運良く勉強した部分が出て、合格できる方もいらっしゃるからです。
総じて、私は周りを気にせずに(そうはいっても気になりますが)過去問で7割を安定して取れるように目指しました。

(どうモチベーションを維持するか。)
2回目受験時に不合格だったこともあり、やる気を失われていましたが勉強を再開しました。勉強する際に分からないことがあるとモヤモヤとしてしまう傾向が私はあるため、その時はみこ会過去問アプリを使用していました。
みこ会アプリは出題分野が細かく分かれているため、自分が得意な分野だけ勉強してみたり、勉強をしたくない日も通勤の電車の中で、少しアプリを進めてみることで、勉強をしないことに対する罪悪感を打ち消しながら勉強を続けていました。
3回目の受験ということもあり、マイペースに勉強できたということもありますが…とりあえずアプリを開いてやってみるとやる気がでることもあります。

(勉強計画)
基本はみこ会テキストに載っていた日程で進めていました。また、過去問に関しては早めに着手しました。過去問を一連の流れで解く作業を始めたのは6月頃ですが、過去問の一部を抜粋した演習は4月頃から始めました。
受験3回目なので、とにかくアウトプットを意識して勉強していました。

(勉強するにあたっての注意点)
ネットやSNSでは、多くの情報が飛び交っています。通関士試験は特殊な勉強分野でもあるので、情報も偏りがちです。SNSでは、正しい情報とはまた別にややこしい情報の伝え方をしている方もいます。そう言ったものにとらわれず、分からないことがあれば、参考書やみこ会テキストで調べたり、みこ会で質問してみましょう。
みこ会で相談すれば、自分が何につまづいているのか、自分では気付けない部分に気づくことができます。
私は分からないことをは自分で調べてからでないと、人に質問できないタイプなのですがもっと早く質問をすればよかったなと思います。 
人に聞くことで、自分では気付けない部分がに気づくことができると思うので独学の方には特におすすめです。

(最後に)
みこ会アプリやテキストは勉強する際に大いに使用させてもらい、助かりました。ありがとうございます。
受験目的やモチベーションも人様々ですので、一概にまとめることは難しいですが、私の勉強スタイルも一例として見てもらえれば嬉しいです。
皆さんの楽しい勉強生活と合格を心より願っております。

0歳児を抱えての挑戦

ひなっち さん(小売店で輸入品の担当者。受験当時は0歳児を育児中のため育休取得中。 2022年度合格 受験回数1回)

【通関士試験を受けようと思ったきっかけ】

私は仕事で小売店での輸入品の担当をしています。直接通関に携わることはないですが、輸入の仕事をする上で通関業者様とのやりとりや、インボイス・パッキングリスト等の通関書類を作成することがあり、通関に関する勉強に興味が湧きました。(もともといろんな資格試験に挑戦するのが大好きです!)また、通関士の資格を取得することが職場での昇給の条件となっておりましたので受験に挑戦することにしました。

【私のバックグラウンド】

0歳児を抱えての挑戦でした!

2021年度に受験予定でしたが、その年の8月頃に妊娠がわかりました。受験票も既に手に入れていましたが、どうしてもツワリがひどく、受験どころではなくなりこの年の受験は諦めました。翌年2022年2月から仕事の産休に入ることもあり、勉強を再開しました。

4月に無事出産、その後6月下旬頃まで再びお休み期間。(妊娠発覚〜この時点まで、今年受験できるなんて思ってませんでした。)

6月下旬から勉強再開、ここから一気にエンジンがかかり、7、8、9月と猛勉強!

無事合格を掴み取ることができました。

【勉強スケジュール】

各教材の詳しい勉強法等は後述します。(【使用教材と勉強方法】をご覧ください)

■1年目

12月〜1月:勉強開始。フォーサイト社の通信講座を使い、講義動画を視聴。

2月〜3月:ヒュー赤を読む。

4月〜:ヒュー青を解き始める(7月末まで繰り返し解く)

5月〜:ゼロ申、計算問題ドリルを解き始める(7月末まで繰り返し解く)

8月:体調不良のため受験を断念。勉強もお休みに入ります。

■2年目

2月:勉強再開。昨年度の続きというより、初心に帰り1から勉強し直しました。

LEC貨物分類講座を視聴。通関士試験合格ハンドブックを読む(関税法等のみ)。

3月:スピマスを解き始める(関税法等のみ)。

みこ会の課税価格テキストを読む。

4月:スピマスと計算問題ドリルを繰り返し解く。

隙間時間にみこ会のアプリで過去問を解く(関税法等のみ)。

出産・育児開始のため勉強はお休みに入ります。

6月末:勉強再開

関税法等の過去問を解き始める。

通関業法の勉強を開始する(合格ハンドブックを読み、スピマスを解く)。

7月、8月:全科目の過去問を解く。

LEC実務講座の申告書問題と計算問題を解く。

8月下旬:模試受験(LECのみ)

9月:全科目の過去問を解く。

苦手な部分のみスピマスを繰り返し解く。

計算問題ドリルのLevel4、5を繰り返し解く。

10月:試験当日!!!!

【使用教材と勉強方法】

■過去問(通関業法・関税法5年分、実務11年分)

■みこ会の過去問解説

全ての教材の中で1番おすすめなのは過去問を解くことです!

通関業法、関税法等を5年分、通関実務を11年分3回〜4回繰り返し解きました。

1周目はわからない問題だらけなので、1問解いたらみこ会の解説を読み、教科書(合格ハンドブック)に印をつけながら解いていきました。問題用紙の方にも教科書の何ページに書いてあるか、また、×の選択肢の問題はどこが×なのかを書き込みしていきました。(そのため、過去問は問題を解く用と書き込み用の2部ずつ印刷しました。)

2周目からは科目ごとに1年分全ての問題を解き、間違えた問題と、正解したけど理解していない問題の復習をしました。

また、「過去問、模試は時間を計りながら行うと良い」というアドバイスが多いかと思いますが、私は0歳児を育児中だったので途中で中断してしまうことも多々ありました。しかし、細切れになっても合計で制限時間以内だったらOKということにして演習を続けました。

3周目からは制限時間にかなり余裕を持って解けるようになってきました。(過去問は通関業法30分、関税法等40分、実務40分くらいで解けるようになりました。)

■メインテキスト

1年目:ヒューマンアカデミー通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド 2021年版(ヒュー赤)

2年目:2022年版 通関士試験合格ハンドブック

私は1年目にヒュー赤を使用し、文字が小さく辞書のようなイメージで苦手意識を持ったまま勉強を進めていたので、2年目からは合格ハンドブックを使用しました。

これは使用する方の好みだと思うので、どちらを使用しても大丈夫です。

まず問題演習に入る前にひと通り目を通し、過去問や問題集を解く際に、1周目は必ず教科書を見ながら解き、問題集・問題用紙に教科書の何ページ目に書いてあるかをメモしていきました。1周目はかなり時間がかかりますが、2周目以降の復習の時にかなり楽になります。2周目以降も間違えた問題と、正解したけど理解していない問題は必ず教科書を確認するようにしました。

■問題集(通関業法・関税法等)

1年目:ヒューマンアカデミー通関士教科書 通関士 過去問題集 2021年版(ヒュー青)

2年目:TAC出版2022年度版 通関士 過去問スピードマスター(スピマス)

隙間時間:みこ会アプリ

こちらもメインテキストと同様、1年目、2年目で教材を変更しましたが、使用する方の好みでどちらを使用しても大丈夫です。

ヒュー青は問題のページから一枚めくった次のページに解説、スピマスは問題の隣のページに解説が載っています。私は問題文と解説を見比べながら解いていくのが好きだったので2年目からスピマスを使用しました。

1年目にヒュー青を4周、2年目はスピマスを10周(うち5周は間違え続ける問題のみ)しました。前述の通り、1回目は教科書のどこに書いてあるかをメモしながら、2回目以降は分からないところは教科書に戻りながら解いていきました。

また、隙間時間はみこ会のアプリで過去問を解きました。一問ずつ○×で答えた後に解説を読むことができます。移動時間や、時には子供に授乳しながらも演習に取り組むことができました。

■問題集(計算問題)

・計算問題ドリル 公益財団法人 日本関税協会

・LEC 実践力Power Up講座<計算編>

特に2年目からは、寝る前の30分は必ず計算問題を解くようにして4〜5周(計算ドリルはLevel 1〜3は2周程度)しました。

【購入したけどあまり使わなかった教材】

■問題集(申告書問題)

・ゼロからの申告書 公益財団法人 日本関税協会

・LEC 実践力Power Up講座<申告書編>

私はどちらも使用しましたが、どちらか1つ、もしくはどちらも使用しなくてもいいかもしれません。

どちらも過去問よりも難しい(というより面倒臭い)問題が沢山載っています。いきなり過去問に取り組むと、そもそも解き方が分からないと思うので、そこを補うという点でゼロ申の最初の方に載っている問題に取り組むのはありだと思います。また、文字で見る解説だとわかりにくいという方はLECの講義映像を使用するといいと思います。

実際の出題形式に一番近いのはやはり過去問なので、過去問の申告書問題が第一優先です。

■貨物分類系の教材

・グリーンクレーン出版 統計品目カード 2021年版

・LEC 通関実務対策講座<貨物分類編>

どちらも人気の教材ですが、私には不要でした。通関実務の試験問題45点中、純粋に貨物分類を覚えていないと解けない問題は僅かです。(第56回では3点分。)この僅かな点数のために97類全ての貨物を類注まで覚えるのは時間の無駄だと思いました。重要な類に関しては過去問で学べば良いし、申告書問題に関しては分類は全て問題用紙に書いてありますので、丸暗記ではなく表の読み方を学べば解くことができます。

隙間時間に貨物分類を覚えるくらいなら、みこ会アプリで過去問を解いた方が良いと思います。

・フォーサイトの通信講座

学習初期に使用しましたが、実際の試験範囲に対して講座内容がコンパクトすぎると感じました。問題集の解説も少なかった(「関税法第○条参照」など。それがテキストのどこに書いてあるかも分かりづらかったです。)ので、早々に独学に切り替えました。

フォーサイトはコンパクトさが売りなので、市販の分厚いテキストを読むことに抵抗がある方や、学習2年目などですでに要点を押さえている方などには活用できる講座かもしれません。

【モチベーションアップのためのおすすめ】

■環境を変える

学習1年目は登録制の自習室を利用し、平日は仕事の後19時〜22時頃まで毎日自習室を利用していました。自習室ではいろんな方が目標に向かって勉強をしており、まさに「勉強しないといけない!」という雰囲気。かなり集中して取り組むことができました。

また、自習室までの移動時間も活用していました。電車の中では必ずこれをやる!というのを決めておくと良いと思います。

2年目は育児中で自習室に通うことはできませんでしたが、試験直前は実家にお世話になって勉強に取り組むなど、マンネリ化しないようにしていました。

■TwitterなどSNSを活用する

Twitterで「通関士」と検索すると、同じ目標に向かって頑張っている仲間が沢山います。SNSに抵抗がなければぜひ活用してみてください。皆さん熱心に勉強されているのが伺えて、とても刺激を受けることができます!みこ会のみこ先生ともTwitter上で交流することができ、こちらも楽しみの一つになりますよ。

▪️学習ログをつける

私はスマホアプリの「スタディプラス」で毎日の勉強時間の記録と、手書きで過去問の成績(解いた日付と点数)の記録を付けていました。段々と積み上がっていく勉強時間や伸びていく点数を見るのは爽快です。「これだけやったんだから!」と自信に繋がりますよ!

■ご褒美を沢山用意する

試験勉強のストレスはご自分の好きなもので発散してください!私はお気に入りのお菓子やコーヒーなどを用意して勉強していました。ダイエットするのは試験後からでOK。試験勉強以外の面ではかなり自分を甘やかしていました。

また、私は平日に勉強を頑張っていて、週末は結構遊んでました。(流石に試験直前期は週末も勉強していました!)平日は3時間勉強してるのに、週末は1時間だけの日もありました。

■人と比べて焦らない

前項目の「Twitterを活用する」と矛盾しているようですが、大切なのは「焦らない」の部分です。皆さんそれぞれ自分に合った勉強方法、勉強時間があると思います。私もここまで長々と書いてきましたが、これが正解というわけではないです。

例えば、私の場合、育児中であるため連続した勉強時間を取りづらかったです。過去問や模試を解く際の王道は「時間を計りながら解く」「模試は本番と同じように9時半から15時半までで解く」ですが、私には到底無理でした。しかし、必ずしも王道の勉強方法ができなくてもいいのです。育児以外にも、本業が激務であったり、学生さんの場合は学校の試験など、皆さんそれぞれの事情をお抱えだと思います。ぜひご自分に合った勉強方法を見つけてみてください。

【受験生の皆様へ】

長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。通関士の勉強は最初は大変ですが、だんだん慣れていきます。前述した通り、とにかく過去問とその復習を第一優先にして何度も取り組んでみてください。そうすることで自分が苦手なのはどの部分なのか、補うべき点が見えてくるので、その点を個別の問題集で強化していくといいと思います。

辛くなったら【モチベーションアップのためのおすすめ】をぜひ試してみてくださいね。

受験生の皆様のことを心より応援しております!

【おまけ:受験当日の授乳事情】

※マイナーな内容なので私のように授乳期に受験される方、興味がある方だけ読んでください※

受験当日、私の子供はまだ生後5ヶ月でしたので、また、授乳間隔が空くと私自身の胸が張ってしまうので、3時間〜4時間に一度は授乳が必要でした。通関士試験はお昼休憩を挟む長丁場。子供は哺乳瓶が嫌いで母乳のみで育てていたので、夫に粉ミルクをお願いする事もできませんでした。

結果どうしたかというと、当日は夫が運転する車で会場付近へ。邪魔にならない場所に停車し、着席時間ギリギリまで車内で授乳。

2科目目の関税法等は途中退出し、長めの昼休みを確保。(試験開始30分後〜終了の10分前まで、途中退出が認められています。)2科目目の途中退出時間に夫に会場付近で待機してもらい、車の中で授乳、お昼休憩。

午後から3科目目を時間いっぱいかけて解き、試験後に授乳。これでなんとか事なきを得ました。

協力してくれた夫に感謝です。

もし授乳期に受験を控えている方がいらっしゃれば、少しでも参考にして頂けると嬉しいです。

頑張るママさん達の受験が上手くいきますように!!

第56回通関士試験合格に寄せて

ぞの さん(30代前半 女性 2022年度合格 受験回数2回)

受験理由
・中途入社1年目の時に落ちたのでリベンジしたかった
・育休復帰後NACCSの操作方法すら忘れていて焦りを覚えた
・マミートラックに乗った実感があり、状況を打破したいと思った

勉強時間
・5月から開始し平日1時間、休日は2時間確保を目標
・時々週末に夫に子供を預けて図書館で5時間勉強

勉強方法等
・自力での勉強に限界を感じ7月にみこ会入会
・子の体調不良等でまとまった時間は取れなかったのでみこ会アプリをスキマ時間に行う(業法はほぼこれだけで乗り切りました)
・みこ会のアプリ解説でいまいち飲み込めない時はヒュー赤で復習
・ワイヤレスイヤホンを片耳だけつけて寝かしつけ中や通勤時間などにYouTubeにある通関士試験対策の動画を流し聞き
・過去問を繰り返し解く(特に実務)
みこ会の解説を何度も読み返し、理解できるまで繰り返す
・ゼロ申を解く(1周)
解説は難しかったのでみこ会の記事を参照しました
・計算問題
計算問題のところのみヒュー青と過去問を何度も解く

模試等
・時間の余裕がなかったので関税協会の模試のみ
ここで自分がどの分野が弱いのかを書き出して本番に向けて再度対策

所感
今回の合格はみこ会無くしてはなし得なかったと思います。1回目受験時にはF社の通信教育を使用しましたが内容が薄く、腹落ちして理解するのはなかなか難しいと感じました。特に実務面ではなんでこうなるのか?の説明がほぼないのでテキストを丸呑みして覚えられる人は向いているかもしれませんが、なぜこうなるか?を理解して進みたい私には向いていませんでした。みこ会のテキストと解説は初心者に分かりやすく言葉を尽くしてあるので、私のように算数と仲良くなれなかった人間にも分かりやすく計算方法が解説されています。私は7月から入会したのにも関わらず、実務がすさまじい勢いで伸びていきました。みこさんへ質問はあまり出来ませんでしたが(大体記事や解説に書いてある!)、いつでも相談できるというのは非常に心強かったです。1歳の子の育児と仕事と勉強の両立は本当にしんどいものでしたが、皆さんのTwitterでの呟きをモチベーションにし、なんとか合格することができました。今後は母としても通関士としても更に成長し、かっこいい母ちゃんになりたいです。
最後になりましたが、合格に導いてくれたみこ先生、みこ会のみなさま、本当にありがとうございました。

現状に満足できないなら、自ら行動すべし!

一般男性K さん(23歳 他業界新卒1年目 2022年度合格 受験回数2回)

【通関士試験との出会い】
 私が通関士の取得をしようと決心したのが新卒就職活動の方向転換を決めた2021年の4月末でした。当時は就職活動が上手くいかず、冷静にやりたい事を考え直しました。そうすると私が2019年の留学中に起きた「関税に関する荷物トラブル」を思い出しました。
 結論から言うと家からホームステイ先に送った荷物が止まり、関税がかかりますので約15000円払ってくださいって手紙が来た話なんですけれども、当時はとても不可解でこの時の嫌な経験が記憶に残っており、しっかり学んで関税の仕組みについて理解したいと思い立ちました。また関税を事前に把握してもっと気楽に荷物が運べるようにできる世の中にしたいなと思い、留学中に通関士試験の存在を知りました。(それ以降は留学の事で精一杯だったため一度この事は忘れます。)

【就職活動、1回目の不合格】
 やる気を持って国際物流業界への就職活動を続けましたが残念ながら機会に恵まれず、しかし家庭の事情で就職浪人は選べませんでした。そのため、他業界で働きながらもいつかは絶対に転職したいと思いました。最近は第二新卒というものもあります、しかし未経験でこの業界に転職をするのであれば絶対に取得しておきたいと考えながら通関士試験を受けました。1回目の通関士試験は5月からみこ会に入り勉強を始めましたが、学生とは言えど就職活動が7月中旬に終わってからの本格的な勉強ではしっかりとした準備が出来ず、性格的に短期間で詰め込む勉強法が苦手であった為、業法・関税法が3,4点ほど足らず不合格になりました。落ちた時は悔しかったですが、合格した年と比較すると内容の抜けや勘違いが多かった事に気付き仕方なかったなと今は思います。

【新卒でいきなり出向、耐えながら2回目の試験へ】
 1回目の試験合格発表の日から、大学卒業までは通関士の勉強から一旦離れて貿易実務検定や中国語の勉強などを続け、そして社会人としてのキャリアがスタートします。
 配属されたのが内定をいただいた企業の子会社。説明会・面接・内定式・事前研修全てにおいて子会社に配属される可能性の話を聞いておらず、配属先を聞いたのも入社の1ヶ月前でした。将来性と海外へ挑戦する事が出来そうな事を理由に選んだ企業でしたが、出向先は国内対応がメインで、就職活動では受けていなかった業界の仕事でした。業界をかなり絞って就職活動していたため、社長の兼ねてからの推薦とは聞いたものの、正直やりたくなかった仕事なので気持ちが沈みました。語学の勉強に大半を過ごした学生時代だったため、語学という私の得意な部分を奪われたら職場の人と何も変わらない、逆に劣っていると感じて働くのが辛くなりました。若さは有限、皆が頑張り始める前に頑張りたいという思いがあっため、「落ちたらまた来年までこの会社で働かないといけない」というプレッシャーが強かったです。
 入社してからはその会社で働きながら密かに通関士の勉強を続けました。初めての一人暮らしなので最初は慣れない事も多く、中々時間を取れませんでしたが、後に通勤時間、お昼の休憩時間、帰宅後がメインで隙間時間を勉強するようになりました。7月末までIATAディプロマの勉強もしており不安がありましたが、そんな中で受けた2回目の通関士試験。
 業法は合格点を超えた確信、関税法も多分合格点を超えたかな? 実務は計算に捻りがなく傾向的には去年通りだと感じ問題無し、と安心しました。しばらくは業法と関税法が難しくなると踏んでいた為、そちらの方をメインに詰める時間が多かったので今回の試験では救われました。

【そして合格へ】
 そして、ありがたいことに2回目の試験でとうとう合格しました。試験の勝因は完全に継続力だと思っています。音楽を聞きながらでも、一問一答をする。YouTubeを見ながらでも申告書を解く。机に向かって、向かわなくてもスマホにアプリを入れたりメモをしたりして日常の中に勉強を溶け込ませることが大事だと思います。オンオフの切り替えが大事という主張も分かりますが、私が短期的な詰め込みが苦手というのはストレス無く勉強する事を意識しすぎた故です。しかし裏を返せば、時間をかけてストレスが少なく成果が実ったと思っています。
 通関士試験を合格してやっと転職のためのスタートラインに立てて、今の仕事をいつでも辞める事が出来るという心の余裕が今の仕事へのプレッシャーも幾分かマシにさせてくれています。そのため今度は今の仕事を頑張りながら苦手な面接の対策をしっかりしつつ、資格の勉強をして志望している企業に行けるように頑張っていきます!

【最後に】
 世の中には困った時に助けてくれる人が多いのも事実です。しかし時には自分自身の努力が必要になる時もあります。まさに通関士試験はその通りで、独占業務のある国家資格の中では簡単だと言われますが、それでも付け焼き刃の勉強では受かりませんし現に何年も試験に挑戦する人はいます。
 しかし、合格できれば達成感・自信に繋がりますし、何より職業選択の幅が広がります。通関士試験に関わらず、自分を変えたい人には色々な勉強に是非挑戦していただきたいです。通関士試験に興味を持ったそこのあなたは是非みこ会に入ってください。市販の教材は解説が優しくないものもありますので、みこ会に入って素直に勉強すれば合格にかなり近づきます。

使用教材
・翔泳社の通関士教科書(赤)、過去問題集(青)
→時々昔の問題で現行の教科書にないエグい問題があり心折れる事があるので、モチベーションの観点から青はオススメできないかもしれません。
・ゼロからの申告書
→申告書の演習用です。解説が時々不親切なのがネック
・通関士過去スピードマスター
→一問一答の所は引っかけ問題の解説があり、参考になる部分が多いと思います。
・計算問題ドリル、関税評価ドリル
→実務の計算部分の対策本、一通り演習をした方が良いです。
・みこ会の課税価格の原則
→基本的に全部網羅されているし解説が親切なのでこれを読んでおけば間違いないです。
・LEC講座(難関科目攻略パック)
→みこ会とコラボしていて安かったので受講、応用メインですが、既存の問題を解くよりは気付きが多く気分転換にもなりますし良かったです。
・みこ会一問一答アプリ(1番お世話になった)
→目安として業法、関税法で99%、実務は100%の精度まで上げれば大丈夫です。何問か知識が混ざってしまう問題あるのでそれはメモをしておいた方が良いと思います。
・通関士試験過去問
→アウトプット用、周りを見ていると3周くらいはしてる人が多かった印象です。

3度目の正直で合格

たまじ さん(30代 男性 鉄鋼メーカー系物流会社勤務(通関業務経験なし) 2022年度合格 受験回数3回)

受験動機:現職でのキャリアアップを目指して
みこ会入会:2022年 5月初旬(3度目受験の約半年前)
入会の動機:仕事及び家庭の都合により、学習時間の大幅な効率化を必要としたため

〇学習時間概算

2020年度:340hrs
(テキスト通読・問題集中心)
2021年度:360hrs
(実務演習中心)
2022年度:300hrs
 (過去問演習・みこ会アプリ中心)

〇使用教材

(日本関税協会)
・通関士試験の指針
・ゼロからの申告書
・計算ドリル
・関税評価ドリル
・通関士試験問題・解説集
 
(その他)
・品目分類カード(メルカリで購入)
 
(模試)
・日本関税協会模試(在宅)

〇本試験スコア(自己採点)

・54回結果
通関業法:30/45(66%)〇
関税法等:40/60(66%)〇
通関実務:26/45(58%)×
・反省点
実務の理解・演習不足。
あと1点のところに漕ぎつけるも、実務学習開始時期の遅れ(7月後半〜)が響く。
 
・55回結果
通関業法:31/45(68%)〇
関税法等:35/60(58%)×
通関実務:36/45(80%)〇
・反省点
実務に傾倒するあまり、関税法がおざなりになる。
2年連続で1点に泣く結果に。
 
・56回結果
通関業法:44/45(97%)〇
関税法等:44/60(73%)〇
通関実務:32/45(71%)〇
・反省点
結果的に合格点に達することが出来たが、本試験(約4時間)に臨むスタミナ不足を痛感。まとめて学習時間を確保するのが難しい方も、できれば週一、最低でも隔週で一回は本試験を想定した時間で学習することが必要だと思った。
 
〇みこ会に入会してよかった点、助けられたツール

・一問一答アプリ
→スマホでちょっとした時間で利用できるので重宝。
各関係法令(e-gov)や通則をデスクトップに保存することで、その場で根拠法令が確認可能。
スマホで長時間使用する場合、眼や首への負担に要注意。
 
・課税価格決定テキスト
→通読する余裕が無かったため、「関税評価ドリル」とセットで学習。
仕事の昼休み中や就寝前の10〜15分を利用して繰り返し解答+読むことで知識定着に役立った。
印刷するか、タブレットをお持ちの方はそちらでの使用がおすすめ。(スマホでは操作性・視認性にやや難あり)
早見表(原則/例外)は印刷して本試験にも持参。
 
・みこ先生とLINEでの質問ができた点
→いい加減な質問はできないとの思いから、かなり入念に法令等を確認してから質問。
解釈・判断の仕方が微妙な問題についても詳細解説頂き、また割り切るべきところは割り切って考えるなど、常に本試験を想定した学習をすることを習慣づけることができた。
毎回、すぐに返信頂けて嬉しかった。
 
 
〇ひとこと

自身3度目の通関士試験挑戦となった56回試験で、無事合格することが出来ました。
過去2回は独学で臨み、あと一歩届かないという状況を変えたいとの気持ちからみこ会に入会させて頂きました。
そして、その判断は正解だったということが結果として表れ、大変嬉しく思います。
 
みこ先生と、多くの刺激をくださった会員・卒業生の皆様に感謝しております。
本当にお世話になりました。
 
この合格体験記が、これから受験される皆様のご参考になれば幸いです。

無資格から脱出したい子育て中の専業主婦

模索中 さん(女性 主婦 2022年度合格 受験回数1回

資格なしの主婦が就職活動するのは難しいと思い、また1年くらい貿易事務の仕事をしていたため折角なら通関士の資格取って働くことができないかと思い決心しました。

みこ会の存在は2021年の1月くらいには知っていました。55回受験しようかと思っていましたが産後が大変だったのですっぱり断念しました。

去年の10月頃からぼちぼち始めました。

勉強時間は500~600時間くらいだと思います。計るのが嫌になり止めました。

勉強時間は基本夜、寝かしつけが終わってからです。朝やろうと早起きしても子供も起きてしまい勉強にならなかったので止めました。

<使用テキスト>

ヒュー青、ヒュー赤、LECさんの貨物分類・申告書問題・計算問題・通関実務集中問題対策・ゼロ申・通関士計算問題ドリル・どこでもできる通関士選択式徹底攻略

<勉強期間について>

10月~3月

情報収集、みこ会のテキスト・アプリ、ヒュー赤、ヒュー青、LECさんの貨物分類・ゼロ申・通関実務のテキストをゆっくり回していました。特にゼロ申と通関実務のテキストは1周するのに時間がかかりました。たぶん1ヵ月以上時間をかけてます。按分方法や出題パターンをじっくり叩きこんでいきました。結果3周くらいしかしていません。LECさんの貨物分類は非常に助かりました。貨物分類の基礎を固めることができました。

4月~6月

中だるみしました。特に5月。やる気が起きずたくさんお昼寝する日も多かったです。

でもLECさんの申告書や計算問題のテキストが届き、問題に向き合うと解けなくて焦りが生まれ火が付き始めました。このあたりから過去問を解き始めるようになりました。過去問は実務45回~55回、関税法・通関業法は50回~55回を解きました。実務は45回~49回はとても難しくこれらの問題が本番に出たら終わるなって思いました。

7月~8月

通関業法も学習を始めました。55回の通関業法を見て通達からも出ることを想定して通達も読むようにしました。そんなにページ数がないので印刷して手元において合間で読んでいきました。模試は関税協会さんとLECさんを受けました。特にLECさんの模試にはショックを受けましたが抑えるポイントや自分の理解できていないところが炙り出されたので受けてよかったです。ここからはさらに1日4~6時間くらい勉強しました。この頃は過去問を中心に解いていました。

<模試について>

模試は受験できるなら受験した方がいいです。

私は関税協会さんとLECさんを受験しました。LECさんは本当に難しかったです。

知識定着が曖昧なことを突きつけられてここまでの期間何を勉強してきたのかと、心が折れました。「基礎力不足です。」とかはっきり言われました。でも先輩方がまだ間に合うっておっしゃっていたので諦めず過去問や模試を繰り返し解きました。

会場受験できそうなら当日の雰囲気を知るためにも会場受験をおすすめします。

ピリピリした雰囲気を味わうことができます

<試験の戦略>

通関業法・関税法は語句選択問題で最低でも20点以上取ることを目標にしました。

通関業法・関税法ともに全体の25点分を占めるのでここで取るべきだと思います。

1番最初に出てくる語句選択問題ができないと精神的に焦りがでてその後に影響すると思いましたまずはここで点数を取るようにした方がいいです。

通関業法は語句選択で満点の25点取ればあと2点で合格ラインです。その上で7~8割取ることを目標にしました。過去問解いていれば繰り返し出る問題がわかるようになります。

そこを落とさないようにすれば合格に近づくと思います。

実務は計算問題→複数選択→択一→輸出→輸入の順に解きました。

計算は3回くらい見直しました。複数選択と択一は勉強していればさっと解けるハズと。それより10点確実に取れそうな問題に時間をかけました。

申告書は選択肢を別冊に書き込む方法は取らず、自分が採番したものが選択肢なければ違うからまた探すという方法にしました。選択肢をまず書き込む方法は時間取られたのでやめました。(でも、肥料とか化学品とかだったら前者の方法だったかもしれません。)

マークミスは本当に気を付けて下さい。私は自分の名前や受験番号の記入の時も間違えてないか何度も確認しました。解答のマークも2回くらい見直しました。しかし、合格発表まで不安で仕方ありませんでした。受験地の都道府県は「県」までちゃんと書いたか、番号のマークは記入ミスしていないかなど気になってストレスでした。当日は緊張で大変ですが、1問1問慌てず確認しながらマークをして、私みたいに1ヵ月不安にならないように努めて下さい。

<みこ会について>

課税価格のテキスト

とても助けられました。これがなかったら合格できなかったかもしれません。

関税評価は実務の計算・申告書のできに左右します。実際、関税評価を理解していないとそういう考えになるのかと思うことがありました。ここが苦手という人はみこ会に入会してテキストを入手すべきです。ただの暗記では難しいです。

いつでも質問できる

みこさんにいつでも、どんなテキスト・問題でも質問できます。私はあまり多くはなかったかもしれませんがとてもわかりやすく解説してくださいました。また、質問の前に自分で探す癖をつけることができましたし、この考え方であっているかを確認するときにもみこさんに聞きました。

・アプリ

今年のみこ会生はこのアプリをたくさん使用したと思います。

隙間時間にできる上に解説も詳細でした。間違いが多い問題はスクショしてフォルダ分けして何度も解いたりしました。子供を抱っこしながら、寝かしつけながら学習することができました。

・会員限定の記事

画面より紙派なので印刷して読みました。特に原産地規則と品目分類のところは何回も読みました。テキストでわかりにくいところも丁寧に解説してくれていました。

文章量がとても多くみこさんがどれくらい受験生のことを考えて、時間をかけて、丁寧に書いてくださっているのかその熱意が伝わります。

・過去問の解説

過去問とその解説は全てみこ会で入手しました。他の過去問集は必要ないと思います。過去問集を購入するくらいなら、みこ会に入会した方がいいです。一問一問どこが間違いなのか根拠は何かが説明されているのでテキストでの確認もすぐにできました。法改正にも対応しているので実際の過去問演習時に、これは今の法律だと×だ、と考えながら解くことができました。

<最後に>

ざっくり簡単にまとめましたがこんな感じの1年でした。

私はここで合格しないと就職できないし、もう1年勉強したくないという思いがありました。途中だらけてしまった時期がありますが7月以降はそんなこともなく勉強を続けることができました。

子育てとの両立は中々厳しかったですが、私は仕事をしていない分まだ心に余裕をもって勉強できたと思います。

将来通関士として働きたいと思い、そんな未来の自分を想像してモチベーションを上げていました。そして合格を手に入れ、就職することもできました。

未経験なので今後大変なことがたくさんあると思いますが、通関士試験合格はスタートラインに立たせてくれるものとなりました。

合格に導いてくれたみこ先生みこ会、56回の受験生の皆さん、先輩方にはお世話になりました。Twitterでたくさんの励まし本当にありがとうございました。

57回の受験生の皆さん。1年間とても苦しいかもしれません。でも1年後には本番がちゃんと来ます。仲間もたくさんいます。1年後合格できるのを心より応援しています。

後悔したくない!短期決戦で挑んだ通関士試験

 くじら さん(20代 女性 メーカー勤務 2022年度合格 受験回数1回)

○受験を決意した経緯

2021年、私は貿易実務検定A級を受験しました。勉強するなかで、情報収集が出来ればとツイッターを覗いており、その際に第55回通関士試験の受験生とともに勉強していました。同日の試験だったため、どんな試験なのだろう?と気になり、2022年1月にみこ会に入会し、勉強をはじめました。勉強する中で、後述する理由により一度受験を断念しました。

その後もツイッターで交流は続けていたので、今年受験する人の頑張りはずっと目にしていました。7月中旬頃、私もまた通関士の勉強しようかなと思い始めましたが、55回受験生が曖昧な知識では太刀打ち出来ない試験と言っていたことから、来年こそは勉強してみようかな、と漠然と思い8月頭にみこさんに相談したところ「今年の受験じゃだめなのですか?」と意外な回答が。詳細は割愛しますが、去年からいくつもの資格試験に向けて勉強していた姿と勉強スタイルを見てくれていた上での内容でした。この言葉に後押しされ、「今年受験しなかったことを後悔したくない!」と、その日のうちに願書を取りに行き、受験勉強を始めました。

○使用した教材

・通関士試験合格ハンドブック 2022

・通関士完全攻略ガイド 2022

・計算問題ドリル2021

・みこ会の記事と課税価格の決定テキスト

・LEC 貨物分類講座

・過去問(業法と税法は5年分、実務11年分)

○1月2月でやったこと

まず、みこ会の記事をすべて読み、試験までのスケジュールを立ててから勉強を開始しました。その中で実務は早めに着手するべきと書かれていたので、合格ハンドブックの実務に関連する部分を読み、みこ会の記事と課税価格の決定テキストを読みました。みこ会のテキストを読めば、曖昧だった課税価格の計算がびっくりするぐらい解けるようになり、計算問題を解くのが楽しくなります。そして、テキストには事前照会の話がほとんど載っていないのですが、みこ会の記事を読めばほとんど解けるようになります。実務がなんとなくわかるようになってから、関税法、業法と順番に手をつけていきました。

この時点で2月半ばだったのですが、職場で次年度の業務分担が発表され、負担の多い仕事を任されることがわかりました。「ただでさえ毎日残業続きなのに、これ以上忙しくなっても勉強を続けられるだろうか。」「一周勉強してみて、メーカーで輸出業務を行う中で試験に合格するレベルの関税法や業法などの知識は必要ないのではないか…」と、ふと思ってしまいました。また、この時点で勉強を始めている人の中にはリベンジ組もおり、その人たちの点数の高さと自分の実力とのギャップに無理なのではないかと思ってしまったのも事実でした。この気持ちのままあと8ヶ月走り続けることは出来ないと考え、一度受験を断念しました。

 ○8月~試験までにやったこと

本来であれば1つのテキストに絞るべきですが、一度断念した際に未練が残らないように処分してしまったので、気になっていた完全攻略ガイド(通称:ヒュー赤)を購入し、また一から勉強をはじめました。今回勉強をはじめた際には、短期決戦なことは理解していたので、余計な教材に手を出すよりは、基礎を固めようと思い、テキストを読みながら基本的には全科目過去問中心の学習でした。とはいえ、日々ゼロ申や模試のツイートを目にするとやっておいたほうがいいのかな?という不安はよぎりました。

過去問は業法と関税法は5年分、実務は11年分を根拠まで確認しながら何周も解きました。もちろんみこ会の過去問解説を見ながら答え合わせ。8月の勉強開始時には6割ギリギリだったものの、試験直前には9割以上まで点数を上げることができ、そのおかげで当日安心して試験に臨むことが出来ました。

また、試験まで2ヶ月しかなかったこともあり、仕事以外の時間を試験に全振りしました。平日は通勤時間、お昼休み、帰宅後寝るまでの時間はなるべく勉強。休日は必要最小限の外出のみで、ほとんどを机に向かって過ごしました。やりたいことはすべて合格したあとに。幸い、私は学生時代から1日10時間机に向かっても飽きずに集中して勉強出来るタイプで、ここにきて役に立ちました。

○勉強時間

結果的に、トータルの勉強時間は470時間でした。

内訳

・1~2月:160時間

・8~10月:310時間

○勉強期間を振り返って

私は受験を思い立ったのが8月2日で、試験日が10月2日だったので、猛勉強した期間はちょうど2ヶ月でした。振り返ってみると、前年に貿易実務検定のA級を取得していたこと、英語力があったこと、勉強習慣が元々あったこと、みこ会の充実した解説が短期間で合格出来た要素として大きかったと考えています。

また、周りの長期間勉強している仲間のツイートや勉強内容を見ていると、「本当に最小限の教材でいいのかな?」「ゼロ申に載っている問題が出たら?」「模試受けなくて本当に大丈夫かな?」など、不安に駆られることもありました。もし今年合格出来ていなければ、もしある教材をやっていなかったために解けない問題が出ていれば、間違いなく私は勉強を始めるのが遅かったことを後悔したと思います。ぜひ、後に続く皆さんには、時間に余裕を持って勉強を始めて欲しいですし、学習が進んできた暁にはいろんな問題に触れて少しでも後悔する可能性を潰して試験に臨んで欲しいと思います。

みなさんの合格を心から願っています。

悔しさをバネに勝ち取った合格。

りんご さん(女性 業界未経験 2022年度合格 受験回数3回)

【なぜ通関士試験を受けようと思ったのか。】

前職ではメーカーとして問屋を通して商品を海外に輸出しており、インボイスやNACCSに触れる機会がありました。そこで貿易業界に興味をもちました。その頃「通関士」の存在を知り、魅力を感じ始めました。

また、前職で環境が合わず、ずっと転職を考えていました。とはいえ転職には大変エネルギーがいるもの。ためらっているうちに隣の部署に異動が決定。個性の強すぎる上司に囲まれ、ものの3ヶ月で適応障害を発症してしまいました。

療養のため退職と入院を余儀なくされたことがあまりにも悔しくて悔しくて…。環境を変えることに踏み出せなかった自分も不甲斐なく、このままではダメだと強く感じました。自分の市場価値を上げたい、新しい職場を探すための糧にしたい、そして、前職の上司すら誰も持っていない国家資格を取って見返したい。このような理由で通関士試験を受けることを決意いたしました。

4年分の奮闘記にお付き合いいただけると幸いです。

【第53回】 

4月 退院したタイミングで勉強スタート。 

まずは本屋で翔泳社のヒューマンアカデミーテキストを購入しました。

通関士試験の勉強は初学、法律の知識は義務教育で習った程度、貿易業界で働いたこともありませんので、内容を幅広く網羅していているテキストが自分には向いていると思いました。翔泳社のテキストは本屋の資格コーナーでは比較的よく見かけますので、手に取って内容を確かめられたのも決め手です。

最初は辞書のような厚みに圧倒されてしまいますが、勉強が進むうちに内容の網羅性に助けられました。「ここがポイント」での噛み砕いた説明が大変イメージしやすかったです。3回ともヒューアカテキストにお世話になりましたが、業法・関税法は全て合格点に到達できました。

5月 日本関税協会の『通関士試験 問題・解説集』『計算ドリル』を購入。

『通関士試験 問題・解説集』は10年分の過去問が収録されており(申告問題は3年分)、単元ごとにまとめられているので傾向が分かりやすかったです。問題文のちょっとした言い回しの違いを比較できた点も良かったです。

6月 『ゼロからの申告書』を購入。後々、中古でもいいから「ゼロ申」は1日も早く取りよせるべきだったと後悔します。

退院後も適応障害の体調不良をかかえており、集中力に不安がありました。日を追うごとに薄紙をはがすように良くなっていましたが体力的に限界があり3日に1回は休みの日を挟んでいました。それでも退職して全て自分の時間として使えましたので、1日に3~5時間は勉強できていました。

7月 みこ会入会。Twitterでリアクションやちょっとしたアドバイスをいただいていたので気になっていました。

入会してみると、通関士試験に見合った勉強法、さらには教材や予備校、模試のレビューもありましたので、あれこれ自分で調べるより手っ取り早く、もっと早くに入っておくべきだったなと思いました。

質問があまり上手ではないという気持ちがあり、なんだか緊張してしまってすぐには質問ができませんでした。

9月 模試で関税法が伸び悩み、これはマズいとかなり焦りました。それなりに勉強時間を確保できているのに自分より後から勉強を始めた人がぐんぐん追い抜いていく、そのことにも焦りを感じていました。質問がヘタクソなんて悩んでいる場合じゃない!と勇気を出してみこさんに相談。その時にテキストの読み方が足りないというような指摘をいただきました。本当にその通りで、演習や過去問ばかりやってテキストはあまり活用できていない状態でした。残り1か月、内容を理解しながら2周ほど読み進めました。

本番 それはもう、大変緊張してしまいました。通関業法と関税法はよかったのですが、輸入申告の見慣れない英単語に完全にパニック!!そのせいで、輸入申告は一度きれいに解けていたのに「こんなに簡単なはずがない!自分が勘違いしているのかも!!」とよく分からないテンパり方をしてしまい、変にいじってしまいました。計算問題も5問完答を目標にしていましたが正答できたのは3問のみでした。

結果 実務のみ3点足らず不合格。

実務対策の詰めが完全に甘かったと思います。分類も課税評価の決定も、きちんと根拠を理解しながら勉強していれば多少緊張していても確実に点が取れていたはずです。

関税法が例年より少し難しかったと軽くザワつきましたが、模試後みこさんのアドバイス通り勉強法を見直していたおかげで合格点が取れました。

勉強時間は350時間程度でしたが、理解を伴わないと意味がないのだと痛感しました(今考えると当たり前ですが)。

勢いだけでは取れない試験でした。

〈第53回の反省点〉

・演習を解くことばかりに集中し、テキストに丁寧に目を通せていなかった。

・問題に対応する答えを覚えてしまい、根拠の理解が乏しかった。

・勉強しやすい法律科目に逃げ、実務の演習が足りなかった(特に過去問は3年分しか遡れていなかった)。

・模試をひとつしか受けておらず、会場の緊張感を練習できていなかった。

【第54回】

「今年は実務の演習を徹底的にやるぞ!」と決意して本格的に勉強をスタート・・・のタイミングで妊娠が発覚。

気合いは十分でしたがつわりが酷く動けない日々が続きました。つわりさえ落ち着けば勉強を元気に再開できるものと思っていましたが、その後もリレーのようにマイナートラブル続きで大変しんどかったです。試験本番も文章を目で追うと気分が悪くなるという状態でした。

前年度積み上げたものがありましたので「実務をあと3点埋めるだけ」と、受験する気持ちは変わりませんでした。と言ってもテキストや過去問等でザッと復習するので精いっぱい。実務の演習を思ったように積むことができませんでした。

体調的に仕方なかったとはいえ、解答速報で実務が5点足りないと分かったときはかなり悔しかったです。

【第55回…スキップ】

 最初はいけると思いスタートを切りましたが、母乳育児での貧血、定まらない子どもの睡眠時間、帰宅の遅い旦那…と生活サイクルを整えるのが大変難しく、この年は無理と判断。家庭を優先することに決めました。

この時点で3年目に突入していましたので、大変もどかしかったです。みこ会には入会しており、この年は「みこ会関税評価テキスト」が登場しましたのでゆっくりですが2回ほど目を通しました。ヒューアカテキストも2周しました。

家族との時間を楽しみつつ、Twitterで、育児や仕事と両立して勉強されている方がどのように時間を捻出しているか情報収集させていただきました。

【第56回】

12月 娘が一歳になったタイミングで勉強を再開。体調を取りもどし、少しずつ生活サイクルも整ってきていました。

家庭との両立を考えるとそれまでのようにまとまった時間をとるのが難しく、この年は試験間際もラストスパートはかけられないだろうと覚悟していました。スタートは例年より半年も早かったですし、とにかく毎日1時間は勉強時間をとれるようにしました。

それまでの勉強法との変更点は下記の通りです。

1  3科目とも80%の得点率で合格することを目標にする。

それまで「あと少し正答できていれば」という状況で泣きを見ましたので、余裕をもって合格できるよう80%の得点率を目標にしました。

テキストは3周精読し、間違えた箇所や理解できなかった箇所を逆引きで何度も目を通しました。ヒューアカは似ている条文で内容を比較しやすく大変使いやすかったです。

実務では申告・計算問題で満点をとることを目標にしました。ここで満点を取るためには課税価格の決定と分類の根拠をとにかくきっちり追うこと、見落としやミスをしないためのルーティンをしっかりと組むことが重要だと思い、対策を立てました。

2  実務中心の勉強にする。

1回目の受験で得意科目に逃げてしまった反省から、まず実務から取り掛かることにしました。他の科目に取りかかる時も、1日に1回は実務に触れるようにしていました。テキストや解説をみても分からない箇所はみこさんに質問しました。

「みこ会関税評価テキスト」は市販のテキストであまり詳しく説明されていないところまで丁寧に説明されていて、初めて「そういうことだったんだ!」と理解できたことが多かったです。また、私は分類の根拠をつかむのがヘタで最初はどのように勉強すればいいか分かりませんでしたが、みこ会の解説に分類の根拠がしっかり記載されていて大変助かりました。

この年は、LECの教材も活用しました。LECの「通関実務対策講座 貨物分類編」は分類のコツがわかりやすかったです。1ページずつコピーしてトイレに貼って毎日眺めていました。「実践力Power Up講座 計算編」も、ちょっとした言い回しで根拠が変わるような混同しやすいところを突いてきて、文章を見落とさないための練習になりました。

3  苦手潰しを徹底する。

理解が弱い箇所、不正解だったものを中心に勉強しました。間違えた箇所は解説やテキストでなぜ間違えたのか、何を勘違いしていたのか、他の法令と混同していないかなど見比べ、テキストや解説等で根拠をじっくりと追うようにしました。

また、みこさんに教えていただいていた「改善ノート」を活用しました。間違えた問題について、日付と問題番号、なぜ間違えたのか、次からどのように気を付けるべきかを簡単に記入していきました。

苦手科目は気合がいりますが、繰り返しやれば確実に力になると思います。

4  ミス対策を徹底する。

うっかりミスをしやすい方だと思ったので、ミス対策はかなり念入りにしました。

当日緊張で頭がテンパっても体が思い出せるよう、日頃から問題を解くときのルーティンを決めました。例えば申告では、問題文に分からないところがあると自分の性格ではパニックになりそうだと思いましたので、まずは仕入書と別冊に目を通すことにし、最後に問題文に落ち着いて目を通すようにするなど。他にも、仕入書のインコタームズに〇を付ける、輸出と輸入で混同しないようFOBかCIFか記入しておく…などなど。ひとつひとつはささやかなことですが本番かなり役に立ちました。

また、今回は3科目とも過去問(「ゼロ申」も)をプリンターで両面印刷して、本番のように直に書き込みました。例えば1回目の受験で、計算問題の書き込みスペースが思ったより小さくて慌てたことがありましたので、過去問に直に書き込むことによって、スペースをどのように使えば良いかなど練習になりました。

5  テキストの内容を音声で聞き流す。

出題されやすくかつ苦手な単元を、録音機で音声データ化して聞き流していました。育児や家事をしていると両手がふさがってしまうので、耳勉できたらいいなぁと思い、勉強時間を捻出するためにやってみたことでした。聞き流しでもけっこう頭に入るものだと思います。

自分で吹き込んで音源データにするのがけっこう手間でしたので、予備校の講座をダウンロードする方が良いかと思います。

他、この年はTACさんの会場模試を受験しました。当初は幼い娘とギリギリまで一緒にいた方が家族の負担が少ないと思い当日移動を予定していましたが、受けてみると慣れない土地を当日移動するのは負担が大きいと分かり、前泊のりこみに変更しました。

おかげで試験前日はゆっくりと自分の気持ちを整えることができました。

本番 お昼ご飯があまり喉を通らず、とりあえずラムネで糖分摂取しました。

実務は最初緊張で手が震えてしまいました。それでもミス対策のルーティンを進めるうちに落ち着きを取りもどせました。

結果 業法36/45(80%)、関税法46/60(76%)、実務35/45(77%)

解答速答の時点で合格見込み、「やっと…!!」と思わずガッツポーズが出ました。

解答速報で答え合わせをするのになかなか勇気が出ませんでしたが、Twitterで皆さんが固唾をのんで見守ってくださり、嬉しかったです。

1日の勉強時間は1時間から3時間でしたが、スタートが早かったのでなんだかんだ400時間ほど勉強できました。4年でトータル1000時間くらいかと思います。

【最後に】

受験を決めた時は「一発合格するぞ!」と息巻いていましたが、まさか4年もかかろうとは。 それだけに、合格を手にした時の喜びはひとしおでした。

受験のきっかけも挫折から始まり、2度も不合格を突き付けられ、なかなかつらい4年間でした。そんななか、家族をはじめ、Twitterのフォロワーさん、そしてみこさんに沢山励まされながらここまでくることができました。本当にありがとうございます。

資格はスタートラインに過ぎないとよく言われますが、私はそのスタートラインにどうしても立ちたかったのです。

この4年間、体を壊して退職、結婚、妊娠、出産、育児と、ここまで体調と環境の変化のオンパレードになるとは思いませんでした。そうでなくても日々突発的なことは起きますし、時間も環境も体調もと、全てを完璧に整えるのはそもそも不可能なのだと感じます。それでも小さな一つを積み重ねていく、ダメな箇所は改善していく、腐らず続けていくことが大事なのだと実感しました。もどかしさはありましたが、3年分の積み重ねがあったからこそ最後に結果を出せたのだと思います。

これから受験をされる皆さんもきっと結果が出るはずです。頑張ってください。心から応援しています。

五度目の正直、ゴールテープは必ず切れる!

Megumi さん(30代 女性 国際物流会社でのお客様窓口対応 2022年度合格 受験回数5回)

私が通関士の資格を取りたいと思ったのは、大学の新卒就職活動中に、とある会社の人事に実行関税率表の分厚い冊子を見せてもらって、「これを使って国際的な仕事が出来るなんてかっこいいなぁという、単純な理由でした。

勉強1年目は、大学の先輩も使っていたユーキャンで勉強しました。そのときは、ユーキャンの教科書を自分でルーズリーフに写し、書いて覚えるという方法をしていました。(大学時代の勉強方法も、書いて覚えることをしていたからです。)ですが、写すだけでは内容を理解できず、結果不合格でした。

2年目は、1年目のユーキャンをそのまま使い独学のような形で勉強しました。ですが、結局この年も不合格でした。大学や職場の先輩は2度目で通関士試験に合格していたので、ここで不合格となったときは少し焦りを感じたのを覚えています。

3年目は、職場の先輩が通っていた話を聞いて、TACに変えました。(通学か通信か覚えておらず、すみません)一応学習経験者ということで上級本科生のコースにしましたが、基礎がしっかりしていなかったために応用も効かず、結局この年は自己採点の結果、実務を落とし不合格でした。

4年目もTACにお世話になりましたが、初学者用の総合本科生sコースに通学しました。TACの小貫先生は、時にユーモアや動きをつけ、貨物分類や年数を覚える際語呂合わせを用いて、記憶に残るような楽しい授業をしてくれました。実はこの年にみこ会のことを知ったのですが、学習経験者だしいうことで入会はしませんでした。ここ3年の中で一番勉強したと思っていたのですが、この年は関税法を3点落とし、不合格となりました。

5年目の今年、再度TACの総合本科生sコースに入学し、みこ会にも入会しました。個人的にみこ会に入って大変役に立ったと思ったのは、関税定率法の課税価格決定の原則例外についてまとめられたテキストと、過去問アプリです。

課税価格決定の原則例外は、覚えることもたくさんあり範囲も広いことから、TACの授業でもさらっとしか触れられず、あとは自分でやるしかありませんでした。みこさんのテキストは、堅苦しい法律や条文を噛み砕いて、(それってつまりこういうことだよ。)ということを、わかりやすく図も交えて説明してくれました。私は、文章を理解するのが苦手なので、みこさんが噛み砕いてくれた説明箇所に蛍光ペンを引き、そちらからイメージするようにしていました。また、それに対する過去問もすぐ後ろに載せてあったので、読んだ後にすぐ問題を解けるようになっていたのも、良かったです。

過去問アプリは、業法、関税法、関税定率法、実務と幅広く、前回関税法を落とした経験から特に関税法は何度もやり直しました。スマホで空き時間にできることも魅力的だと思います。教科書や問題集は正直分厚くて重いので

また、この年には初めて勉強用のTwitterアカウントを開設し、通関士試験の勉強仲間をフォローして励みにしていました。皆さんの模試の結果や勉強量多さに焦り不安もありましたが、皆さんの意識の高さが私のモチベーションを上げる一つの要因になりました。

授業で基礎知識を再確認し総ざらいをした後は、問題演習に取り組みました。小貫先生の教えから、スピードマスターと過去問は何周もし(3〜4週くらい?)直前答練公開模試も何度も解き直しました。解きまくることで、テキストにあまり載っていないことや、引っかけの種類なども少しずつわかってきたような気がします。

試験当日は、皆さんの話や今までの自分の経験を基に、軽めの昼ご飯と水、ラムネとチョコ、TACの教科書を持っていきました。電車に乗っている間は、過去問アプリで関税法を、会場に着いてからは教科書で業法を見直していました。今年は初めて三人がけの机の真ん中の席で、「隣の人にはさまれるのかぁ」と思っていたのですが、運良く片側が空席だったため、席はあまり気になりませんでした。

本試験で業法が比較的にとっつきやすい問題と感じたため、「今年は行けるかも?」と思ったのですが、次の関税法が難しく感じ、「あ、これは今年もだめかも?」と感じたのを覚えています。ただ、終わったことは仕方ないので、お昼を自席で早めに済まし、実務に向けて計算問題を解いていました。

実務の申告書は、HSコードの割り当てに自信が持てず、かなりの時間を要してしまいました。一回迷いぶれてしまうと、少額合算の組み合わせも変わってしまうため答えが大幅に変わる可能性があったからです。今回は迷いながらも当初の自分を信じそのまま出しましたが、結果これうまくいっていたようです。今まで苦戦していた申告書問題で、結果輸出入満点を取ることが出来ました。

自己採点で全教科合格ラインを超えていそう、ということがわかってから、社内異動制度を利用し、思い切って輸入通関部へ応募しました。面接でも、5年間諦めずに勉強してきたこと、今年合格見込みであること、は評価してもらえたようで、その後無事に通関部への異動内定をいただけました。みこ会のキャッチコピーにあった「絶対合格、絶対転職」とは少し違いますが、通関士の資格勉強・合格で、少なくとも少し前に進むきっかけになりました。ちなみに、今年一年の勉強時間は約330時間程でした。

以上、長々と書いてしまいましたが、時間がかかっても最後まで諦めなければ合格できます!

大変だとは思いますが、頑張ってください!

外国人だけど一発合格

みーみー さん(留学生 2022年度合格 受験回数1回)

プロフィール

留学生で日本語はゼロから勉強しました。現在大学院で言語教育を専攻しています。通関士という仕事に全く縁のない人生ですが、知人に勧められて受験を決意。2022年4月に勉強開始。最初は法律条文がほとんど読めませんでしたが一発合格を遂げました。

自己採点
通関業法39/45
関税法等49/60
通関実務33/45

モチベーション

一回目は勉強の大変さに向き合うだけで、二回目はつまらなさとも戦わなければなりません。退屈さに勝てる自信は私にはありません。そして、二年連続同じ問題集を解いて同じ内容を暗記したいとは思えませんので何としても一回で合格したいと思いました。

反省点

分類や類注は早い段階から対策せず本試験で全部失点しました。
疑問に思ったのにみこ先生に質問しなかったところを本試験で間違えました。最終的に合格できたとしても本来できるはずの問題をちゃんと正解したかったです。

使用教材(役に立ったもののみ取り上げます)

・みこ会の課税価格テキスト

みこ先生が意識したかどうかわかりませんが、いわゆる「やさしい日本語」で書かれているのでとてもわかりやすかったですし通関士試験の言葉に対する苦手意識もだいぶ解消されました。56回の申告書問題には按分計算がなかったものの、計算問題と関税法等と実務の選択問題としても出題されますので、得点源として確実に押さえたい方にとって読んでおくべき一冊です。

・関税協会さんのテキストと問題集

関税評価以外全部揃えるといいです。特に本当に必要な知識だけを簡潔にまとめた『まるわかりノート』がおすすめです。私は興味がないことに対して全然集中できないので、無理に厚くて情報量が多いテキストを読んでも頭に入りません。『まるわかりノート』で大体の枠組みを覚えてから他のテキストで細かいことを読むという作戦にしました。そしたら関税法が得意分野になり模擬試験などで不合格になったことはありませんでした。

・LEC powerup申告書講座

中古で過去年度のものを購入しました。じっくり申告書問題に向き合いたい方にお勧めです。ただし、本試験の難易度とかけ離れすぎているため、精神が不安定になりやすい直前期は避けてください。

勉強法というより勉強を通して考えたこと

通関士試験の勉強に限らず、受験勉強は、言語学習とはかなり似通っています。英語が苦手だから資格の勉強もうまくいかないだろうと思われるかもしれませんが、ゼロからネイティブレベルまで言語を勉強した経験は誰にも持っています。つまり私たちの母語です。その生得的に備わっている学習能力を活かせば、どのような試験も乗り越えられるはずです。

では、私たちはどのように母語を勉強したのでしょう。生まれたその日から喋れる人間はいません。長い時間をかけて身近な人の話をたくさん聞いてはじめて言葉を発せるようになるのです。資格の勉強も、焦らずテキストを読んでインプットを十分に受けることが大切です。

そして、文法書だけ読んで英語がペラペラになる人はいないでしょう。話せるようになるためには、インターアクションを通して周囲の人から肯定証拠(こう言えば伝わる)と否定証拠(こう言ったら通じない)をもらうのです。問題集を解くことはアウトプットだとよく言われていますが、私はインターアクションのほうが正確だと考えます。なぜなら、問題集に話しかけたらちゃんと返事をもらえるのです。実際のコミュニケーションでは、私の日本語は間違っていると指摘してくれる人は学校の先生以外なかなかいませんが、問題集はどこがいけないのかをきちんと指摘してくれるのです。

話し上手になるには、回数はもちろん、いろんな場面に慣れることも不可欠です。受験勉強もしかりで、同じ問題を必要以上に繰り返して解くよりも、新しい問題に触れることはとても重要だと考えます。(私の場合、過去五年間の本試験問題も一周しませんでした。市販の問題集とみこ会のアプリで解答したことがあるはずですので、復習として効率的とは言えませんし実力測定にならないからです。)したがって、本番過去問だけでなく、受験年度の模試に申し込んだり、過去の模試問題などもをなるべく多く入手することをおすすめします。大半は新品ではありませんが、私は市販の問題集と模擬試験を全部購入しました。他の受験者ができる問題は漏らさずできるようにならなければと思ったからです。過去の模試と通信講座各社の練習問題も入手しました。新しい問題を解くことは、モチベーションを維持できるだけでなく、初見の問題でも正解できる経験は本番での自信に繋がります。

自分の言葉が相手を傷つけたかもしれないと反省した経験はありませんか。インターアクションは、誤解やトラブルが常に伴います。問題集とのインターアクションがうまくいかなかったら、なぜできなかったのか、どうすればできるようになるのかを頭の中で整理するようにしましょう。今まで何回も日本の資格試験を受けてきて、合格するには覚えるだけでなく、出題傾向や出題者の意図などを分析することも不可欠だと感じます。

もし周りに話が極めてわかりにくいが、どうしても関わらなければならない相手がいたらどうしますか。よくわかりませんけど大体こういうことを言っているだろうと、その人の話のパターンを掴めていけば、コミュニケーションが円滑になります。通関士試験の日本語は、まわりくどい表現があったり、重要な情報が細部にあったりしますし、ひっかけもよくあります。選択肢と問題文を正確に読み取れなくて絶望したことが何度もありますが、パターンを把握できるようになったら問題を素早く読んでスムーズに正解できるようになりました。

日々の激務と直前期のコロナ罹患を乗り越えて

Wintos さん(20代 男性 物流・倉庫系営業職 2022年度合格 受験回数2回)

【はじめに】

1回目と2回目の学習時間は下記の通りです。

第55回(不合格)・・・約390時間(4ヶ月)
平均80H/月・直前期120H/月

第56回(合格)・・・・約420時間(1年間) 
平均20H/月(10~4月)・50~60H/月(5~9月)

通関士試験合格を目指して勉強される方の参考になればと思い自身の体験を記させて頂きます。
仕事が忙しい方、育児に励む方(私の立場では男性目線)には状況が重なるものがあるかもしれません。

【受験を決めたきっかけ】

① 私が社内で最も理想としている上司が通関士資格を持っており、同じ資格を取りたいと思ったから
② 尊敬する上司のもとで自分も同じような仕事がしたいと憧れていたから
③ 社内での通関士手当が欲しかったから(合格祝い金3万円、資格手当1万5000円/月)
④ 現在の激務部署を一早く異動して、家族と過ごす時間を作りたかった。

【みこ会へ入会したきっかけ】

私は2回目の受験で合格を掴み取る事ができたのですが、1回目に受験した第55回は初学者+試験4か月前の勉強開始ということもあり、みこ会には入会せずに完全独学で挑みました。勉強すればするほど、間に合わない現実を突きつけられていましたが、「運よくギリギリでも合格できたらいいな」とわずかな望みを抱き、独学なりに必死に勉強しました。自己採点は通関業法28/45、関税法34/60、実務31/45という結果でした。点数だけ見れば関税法が2点足りないだけですが、全く手応えを感じることができず、勉強不足・実力不足を痛感しました。分かり易く例えるならば、「惜しくも不合格」ではなく、「運良くギリギリ不合格」というのが正直な感想でした。完全独学でやれるだけのことをやり、その限界を感じたのでオープン前からみこ会への入会を決めており、オープン当日に入会しました。本気で合格を目指す方は必ず入った方がいいと思います。その理由は後ほど具体的に記していきます。

 【使用教材】

・テキスト
①翔泳社 通関士完全攻略ガイド(2022) 
使用期間 2021年12月~試験直前(複数周)
⇒とにかく読み込んでいました。過去問でよく間違えるような理解の弱い分野は要チェックです。学習初期から本試験の休み時間まで活用していました

②みこ会 課税価格決定の原則&例外編
使用期間 2021年12月~試験直前(トータル3周)
⇒ここを理解すれば、関税法の選択問題や通関実務の申告書や計算問題で得点源となります。学習初期(冬頃)で1周、中期(春先)で1周、直前期(9月下旬)で1周しました。 

③LEC貨物分類テキスト(2022) 
使用期間 2022年2月~試験直前(複数周・問題は1周のみ)
⇒みこ会とタイアップ企画で割引があったため購入。近年の申告書問題は貨物分類が得意であれば解きやすいので、やって損はないと思います。ただし、3科目目の通関実務における選択式の問題で貨物分類はせいぜい2~3点であるため、優先順位として申告書を解く力や計算問題、課税価格の決定原則を理解した上で取り組むべきです。

・問題集:
①翔泳社 通関士問題集(2021)
使用期間 2021年7月~2022年4月(トータル8周)
⇒2年目も同じ教材を使用しましたが、春以降は過去問演習を優先したため、手が回りませんでした。
選択問題は過去問より難しい印象。余裕がある方は過去問演習と並行するのがおすすめです。
 1問解くごとのページの裏に解答解説があるため、手軽に勉強が進めやすいです。

②関税協会 計算問題ドリル(2021)
使用期間 2021年9月~2022年6月(レベル4・5のみ4周)
⇒1回目の試験に向けた学習時に計算問題で間違いが減らなかったため、直前期の9月に購入
過去問の計算問題だけではパターンが少ないので、対応力を身に付けるためにも心強い1冊です。

③ゼロからの申告書(2021)
⇒2021年7月~2021年8月(1周すらしていません…)
安全圏での合格を目指したい方には申告書を極める必要があるため、有名な問題集だと思います。
多くの受験者のバイブル的な立ち位置ですが、2回の受験において私は全く活用できませんでした。その理由としては過去問レベルの申告書を解くことで精一杯となり、自身の理解力がゼロ申を解くレベルまで達することができなかったからです。
近年、申告書問題は易化していますが、受験者のレベルが上がっている昨今の状況を踏まえると昔のように申告書問題が難化した場合にも備えておいた方がいいと思います。
ゼロ申を3周程度できる力あれば、申告書についてある程度難化しても問題無いかと思います。(周回出来なかった私が申し上げても説得力が無いのは承知の上ですが…)

過去問 使用期間 2022年4月末~9月
⇒大いに重宝しました。通関業法・関税法…5年分3周、実務は10年分4周しました。 
※詳細は下記【みこ会に入ってよかったと思うこと】にてお伝えします。

・その他
みこ会アプリ 導入~試験直前(複数周)
⇒隙間時間に心強い味方です。
※詳細は下記【みこ会に入ってよかったと思うこと】にてお伝えします。

【模擬試験】

① 関税協会模試(在宅受験)
⇒本試験に一番リアルな難易度だと思います。
合格レベルでもE判定の方が多いので、判定は気にしなくていいと思います。

② LEC模試(会場受験)
⇒本試験よりも明らかに難易度が高いです。
コロナ禍で他社は在宅受験が主流ですが、独学の受験者が会場受験できる模試はこのLECだけでした。
本試験で初見の問題にあたったときに動じないための練習にはちょうどいいかもしれません。
高得点を目指す受験者や応用的な問題を求める受験者にはおすすめです。

【勉強方法】
① テキスト・問題集・過去問の周回
⇒あれこれ手を付けず、教材は自分に合うものを吟味して周回した方がいいです。
私は手つかずの教材がちらほらあるので今も反省しています。

② 目標の設定(短期~長期に分ける)
⇒私の場合は60時間/月と15時間/週を目標として管理していました。
※日ごとの目標については敢えて設定していませんでした。理由はその日の予定や体調によって可能な時間が変わってくるためです。週全体でカバーするという考え方でした。

③ 目に見える化することで現状に向き合う
⇒勉強ができていれば自信やモチベーション向上に繋がり、出来ていない自覚がある場合は焦りを感じます。日数に余裕がある時期は勉強ができていてもモチベーション維持が難しく、反対に勉強が出来ていない場合でも焦りが生まれにくい傾向にあると思います。それを解消するためにもアプリで勉強時間を記録することをおすすめします。
また、日数に余裕がある場合は「あと〇〇日」と言われてもやる気スイッチが入りにくいと思うので、私は「あと〇〇週間」と意識し、週ごとの目標と進捗状況を具体的にイメージするようにしていました。

④ 解答時間を意識する
⇒通関士試験は解答時間との戦いです。時間配分がカギとなります。従来は3科目目の通関実務において「時間が足らない」と言う声がメインでしたが、近年は通関業法や関税法でも時間いっぱい考える複雑な問題もでてきています。見直し時間を作る解き方のコツを覚えた受験生は本番でも強いと思います。

【みこ会に入ってよかったと思うこと】
① 課税価格決定の原則(原則編・例外編)が秀逸
⇒どの合格者の方も言っていますが、これは本当に素晴らしいです。独学受験者はこれが無ければ効率良く合格ができないのではないかと思います。結果論にしかすぎませんが、私はこれをマスターできていたら1回目の受験時に関税法であと2点取って合格していたと思います。通関実務においても輸入申告書や計算問題を得点源にしたい方はこのテキストは必須です。このテキストが絶賛されているのは未入会の頃から知っていましたが、正直なところ「大袈裟に褒めすぎだろ」と思っていました。使った側になって初めてその素晴らしさに気付きます。読んでもいないのに過小評価してすみません。信じなかった自分が本当に馬鹿でした…

② 過去問とマークシート解答用紙を入手できる
⇒実践感覚を身に付けるにあたって過去問とマークシートは必須です。私にとっては過去問が最大の教材でした。過去問で出題形式やマークシートの記入形式に慣れておくべきです。マークミスや転記ミスがなければ合格だったという方をTwitterで何人も見かけました。試験に対しての思い人ほど本番独特の緊張感や焦りによって平常心が奪われてしまいます。本当に恐ろしいです。私は運良く本番でマークミスをしていませんでしたが、過去問演習時には何度もやらかしていたため合格発表当日に合格の事実を知るまでは本当に不安でした。練習でミスを重ねていた分、本番ではその経験が生かされた部分もあると思います。

(※補足 過去問自体は税関HPに掲載されているリンクです。マークシートは会員以外の方にも公開しております。)

③ 問題集や過去問の独自解説が秀逸
⇒残念ながら問題集には手を付けなかったため、過去問解説の方をひたすら利用していました。
1つ1つの解説が分かり易いのはもちろんのこと、法改正に対応していることが本当に素晴らしいです。「例:当時は×だが、現在は〇(その逆も然り)」これにより、誤った理解を未然に防ぐことができるのは本当に大きいです。もう一つ素晴らしいのは、不親切な問題について「これは問題が良くない」とみこさんの意見でしっかり解説してあるところです。本試験の過去問には腑に落ちない解答で解説も無理矢理こじつけたような問題があります。納得できないのは悪い事じゃないと開き直ることができました。実務の場合は45点満点の試験なんだと思って、他の問題で点を落とさなければいいという割り切った考え方も時には必要です。1年目は完全独学でそういう情報も分からなかったため、良くない問題の無理矢理こじつけた解説を必死に理解しようとしていました。仕方ないとは言え、大きなロスだったと反省しています。

④ 会員限定ページの記事が秀逸(特に法改正、原産地規則、事前教示、通則)
⇒勉強の仕方や試験問題の解き方など参考になる記事が多いです。独学受験者が入手できない法改正情報も簡潔に説明してあります。法改正は出題されてもせいぜい1~2点程度のため力を入れ込みすぎるのは禁物ですが、 目を通して損はありません。現に今回はHSコード改正に伴うドローンや昆虫の新設項に関する記事は本試験に出題されました。原産地規則、事前教示、通則もしっかり記事を読んで内容を理解すれば大きな得点源になります。この記事を読んで通則を理解していれば1回目受験時の関税法でもう+2点取れていました。そして今回の第56回本試験において多くの反響を生んだのは通関実務で新種の問題が出ました。しかし、このタイプで原産地規則を問う形式をみこさんは事前に予想されていました。さすがとしか言いようがありませんよね。

⑤ 一問一答アプリが有能すぎる
⇒今年の合格者は同じことを思っていらっしゃる方が多いかと思いますが、このアプリは本当に優秀です。従来の通関士試験対策の勉強と言えば、机に座って問題を解く、テキストを開いて読むというのが主流でしたが、今回の会員サービスから一問一答形式のアプリが導入されました。隙間時間や外出先でもスマホ1台で手軽に過去問を解くことができるため、心強い味方です。また、正誤表で結果が残ることや間違えた問題を個別に確認できること、科目やテーマごとに問題が解けること、途中で止めても再開できることなど機能としても優れており、自分に合った活用方法ができます。

⑥ みこさんに質問ができる
⇒従来から皆さん仰っていますが、これは本当にありがたいことだと思います。試験に関する内容だけではなく、勉強の方法や心構えについても相談ができます。恥ずかしいことに、私は何事も自力で解決しようとする傾向が強すぎるせいで全然活用しませんでした。「よく相談してくる受験生は合格率が高い傾向にある」とみこさんが仰っていたように、恥を忍ばずにもっと質問や相談をしていれば点数がもう少し上がっていたのではないかと今でも反省しています。ただし、自分で一切調べずに何でもかんでも質問するのは正直言ってお門違いだと思いますし、自身の成長にも繋がらないと思います。深く悩まず、調べても分からないことがあれば相談するというスタンスでいけば問題ないかと思います。

【モチベーション維持】
① SNS(Twitter)
⇒同じ目標に向かう仲間・ライバルがたくさんいます。特にTwitterではレベルの高い受験者が多いです。勉強がしんどい時、頑張っている受験生の投稿を見て自分を奮い立たせる原動力となりました。
ただし、SNSの性質上、そのツールは生かすも殺すも自分次第です。否定的な内容で同調し合ったり、無意味なやりとりで時間を無駄にしている受験者がいるのも事実です。もちろん、合格が安全圏内の受験者はそういう交流をしても問題ありませんし、良い息抜きになる思います。しかし、私のようなギリギリで合格するようなレベルの受験者にとってはTwitterを開いて試験とは全く関係ない話題で他の受験者と交流する暇があるのであれば、テキストを読んで知識を詰め込むことや問題を解くことを優先するべきです。私は基本的に投稿を見る側でしたが、直前期はいろいろな不運が重なってしまい、弱音や愚痴を吐き出すことが多くなりました。もし、不合格だったら「あの時Twitterを開いた時間をもっと勉強に充てればよかった」と非常に後悔していたと思います。皆さんもSNSの活用には十分に気を付けて下さい。あくまで、自分が合格するために必要な情報を収集するツールです。何度も言いますが、合格ラインにギリギリの受験生による過度な使用は禁物です。

② 合格したその先を見据える
⇒私の場合は「合格してこうしたい、こうなりたい」という合格後の明確なビジョンがあったため、合格というのは自身にとって重要な通過点という位置付けでした。合格後、自分が理想とする公私ともに充実した姿を思い浮かべることで頑張るためのモチベーションを維持していました。

③ 合格体験記を読む
⇒みこ会のサイトには年齢や性別、職業、生活環境が様々であらゆる方の合格体験記が記載されています。その分、勉強方法や心構え、試験日までの過ごし方も人それぞれ異なります。すべてを参考にする必要はありませんが、誰よりも努力を重ねたこと、合格を掴み取ったという事実は合格者の皆さんに共通しています。自分も合格してそちら側に立ちたいと強く思わせる内容ばかりです。勉強に行き詰まってモチベーションが下がったとき、気合を入れ直す良いきっかけに繋がると思います。

④ 苦しい時に自分を奮い立たせるための合言葉を作る
⇒大袈裟かもしれませんが、しんどいと感じたときに真っ先に思い出すような座右の銘のようなものがあると、いつの間にかそれが自分を支える信念になります。私の場合は2つの言葉を信念としていました。
1つ目は「“今日は何もしない”は明日になったら“何もしなった昨日”という過去に変わる」
2つ目は「自分が休んでいる間にも他の受験生は戦い続けている」です。
これらを意識することで、どんなにきつくても全く何もしない日を作らないようにしていました。短時間でも何かしらやることが日々の習慣付けやサボらない自分を作ることに繋がってくると思います。古臭い根性論かもしれませんが、最終的に勉強するしないは自分の意志です。追い込み過ぎない程度に頑張ってください。

 【最後に】

 私の通関士試験における1年4ヶ月間の戦いを物語で表すなら、まさに「ウサギとカメ」です。
 1回目の受験では4ヶ月間で約390時間(直前期の9月は120時間)勉強しましたが、不合格でした。
スタートが遅かったことが大きく影響し、終盤の猛烈な追い上げも虚しく敗れ去ったウサギです。
2回目の受験では早い時期から少しずつ取り掛かり、コツコツと勉強していました。
しかし、1年目以上に厳しい環境に陥った影響もあり、最後の最後までペースを上げることはできませんでした。個人的な事情ではありますが、新年度から業務量が増え、試験日が近まるにつれて激務となってしまいました。直前期の状況としては、8月は12連勤等もあり、勤務日数26日で時間外労働70時間、9月は時間外労働40時間程度でしたが、9月20日にコロナ陽性となりました。運が悪いことにコロナの症状は重症化気味で本当にしんどかったです。(4日間39℃台の高熱、6日目まで発熱症状、7日目以降も頭痛や倦怠感、喉の痛みは治まりませんでした。)7日間の療養後、復帰初日から連日7:00出勤~22:00退勤という激務に加え、前日の10月1日も仕事をして翌日の試験日を迎えました。他の受験者がラストスパートをかけている中、最後の勉強が全くできなかったこともあり、心身ともに辛かったです。本試験でも手ごたえを感じることはできませんでした。むしろ、今まで簡単に解けていた問題も間違えてしまい、知識が抜け落ちている現状を痛いほど実感しました。
1回目の受験と全く正反対の状況ですが、自己採点は通関業法34/45、関税法36/60、実務29/45という結果でした。猛烈な追い上げを図るウサギに対し、最初から最後までスローペースを貫きながらも何とかギリギリ逃げ切って勝利したカメのような奇跡の合格だと思います。1点分のマークミスすら許されない状況だったため、合格発表当日までの毎日が本当に不安ばかりでしたが、発表当日に税関HPで自分の受験番号を見つけたときは安心感と喜びが一気に込み上げてきました。
1回目受験時の合格発表時に不合格の現実を思い知った時の絶望した気持ちと合わせ、これら2つの気持ちは一生忘れることのない感情だと断言できます。長い人生で考えれば、合格・不合格における両立場の感情を知ることができたのは私自身にとって糧になる良い経験だったなと今ならそう思えます。
一発合格も勿論凄いことですが、不合格を経て掴み取った合格にはこの上ない喜びを感じます。これまで悔しい思いをされてきた方にはどんな形でもいいので報われて欲しいと心の底から思います。

以上が1年4ヶ月間にわたって取り組んだ通関士試験における私の合格体験記となります。
取るに足らない内容の長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この文章を読んで頂いた方の合格を心より祈念します。今のあなたが厳しい環境下だとしても、どうか最後の最後まで決して諦めないでください。

そして、みこさん
私はあまり質問をするようなタイプの受験者ではありませんでしたが、Twitterで愚痴のようなつまらない投稿に対しても前向きなリプライやアドバイスを送って頂き、本当にありがとうございました。
試験対策に対して真剣に向き合うのはもちろん、時には面白い話題を交えるような幅広いスタイルで受験者一人一人と向き合っていらっしゃる姿に心惹かれ、多くの受験者はみこさんのことを信じてついて行っているのだなと入会後に改めて実感しました。みこ会の発展とともに受験者全体のレベルが上がり、本試験が難しくなる現象は今後ますます著しくなると思います。これからも大変なことがあるでしょうが、変わらず通関士試験の合格を目指す受験者の道標であり続けてください。今まで本当にありがとうございました。今後は一卒業生としてみこ会の更なる発展と受験者の方々を陰ながら応援させて頂きます。

以上で終わりです。
最後までご精読頂き、ありがとうございました。

諦めないこと…1番大事!

ゆーいち さん(税関職員 2022年度合格 受験回数3回 2科目受験)

2科目受験で合格することができました。多くの方が3科目受験のため、参考になることは少ないと思いますがよろしくお願いします。

受験のきっかけは、税関職員として、関税法等の基本的な知識を身につけて、その証として資格を取得したいと思ったことです。

過去2回の受験では、通関業法は6割以上も、関税法が2点、3点足らずでした。

使用したテキストについて。もともとTACの本科生を受講していたので、その時に使用していたテキストを使用。基礎は理解していたので、みこ会のテキストは、理解が不十分だと思われる点を理解するため使わせていただきました。

その他、ヒューマンアカデミーの問題集を3回は取組みました。また語群選択の強化のため「2021〜2022年版どこでもできる通関士選択式徹底対策」を使用。語群選択は25点分(5問✖️5点)あるので、ここで高得点を狙えれば、かなり有利だと思います。過去2回の受験でも語群がしっかり得点できていれば、合格できていたところでした。択一問題は、みこ会のアプリで基礎固めをしました。誤った問題を繰り返し取組みました。効率良く勉強できました…主に通勤時間で利用しました。

本試験前は、関税協会、TAC、LECの公開模試を受験しました。時間配分などの参考になるので、ぜひお勧めします。…結果はA判定でしたが、(去年もA判定で不合格だったので)全く気にしませんでした。

みこ会で、一番メリットを感じた点は、質問にすぐに回答いただけた点でした。模試や問題集で解説を読んでも納得できない点について、すぐに回答いただけました。反省点は、直前に質問攻めしてしまったことです。もっと余裕を持って取り組めればよかったと思います。多くの受験生を抱えている、みこさんに、かなり迷惑をお掛けしたと感じています。

最後に、やはり過去問を何度も解いて、とくべき問題をしっかり正解することです。毎年、初見問題がありますが、そこはできなくても問題ないです…合格ラインの6割には影響なし!
皆様の合格を心より応援しております。

Never Give Up✊ 

Aさん(20代会社員 2021年度合格 受験回数2回)

【はじめに】

 現在は輸出・輸入に携わる仕事をしており、自身のスキルアップのために通関士取得を目指しました。現在は通関士として通関の仕事をしていますが、以前は部署が異なり経理の仕事をしていました。通関士合格を目指して勉強される方の参考になればと思い体験記を作成させていただきました。

【通関士試験について】

 通関士試験は年1回(毎年10月)実施されます。私は通関の仕事をしてみたいと思ったのがきっかけで受験を決意しました。実際勉強を始めて感じたのは、通関士は国家資格と言われていますが、本屋では教材数が少なかったり置いていなかったりと教材が豊富ではないのと、通関士試験についてのネットでの情報、通関士という仕事についての情報があまり知られていないのではないかなと感じました。そういう方々には、私はみこ会への入会をお勧めします!みこ会のテキストやたくさんの情報は私を合格へと導いてくれたと思っています。

また私は合格後、通関士として登録後、通関の仕事をしており今後もっと通関の仕事が広まっていけばいいなと思います。もし通関の仕事について質問等ある方はTwitterでメッセージいただきましたら、お答えさせていただきます。

 【使用教材】

テキスト:翔泳社 通関士完全攻略ガイド 

     みこ会 課税価格決定の原則&例外編

 

問題集: 翔泳社 通関士試験通関実務 集中対策問題集

    関税協会 計算問題ドリル

    ゼロからの申告書

    LEC貨物分類講座

 

過去問:翔泳社 通関士過去問題集

過去問5年分(webページ通関士ポータル)

 

【模試受験】

*関税協会模試

*LEC模試

 

【勉強方法】

 勉強をスタートする前に、ざっくりと試験日までのスケジュールと、どのテキストや問題集を使用していく予定を立てました。1回目は実務であと3点足らずで不合格でしたので、1回目の受験結果も踏まえて一から計画を練り直しました。

 まずは、[翔泳社 完全攻略ガイド]テキストで内容の確認をはじめました。

テキストの内容は最初から完璧に理解しようとせずに、軽く読み流していました。次にテキストと並行して[翔泳社 過去問題集]を進めていきました。通関業法・関税法を過去問題集で(正解率6070%程)正解できるようになったところで、通関実務の計算問題や貨物分類・申告書の対策を始めていきました。

 貨物分類は[LECの貨物分類テキスト]で、隙間時間に目を通して少しずつ暗記していました。計算問題や申告書は、ドリル[関税協会 計算問題ドリル][ゼロからの申告書]で毎日問題を解いていました。計算問題や申告書のドリルと併用して、[みこ会 課税価格決定の原則&例外編]を使用しながら問題演習をしていました。このテキストは、通関実務科目で重要な課税価格の決定に特化したテキストです。非常に分かりやすく書かれており、何度も読み返していました。

 7月、8月ごろの直前期になると、過去問をメインで進め、最終的には過去5年分の3科目を最低でも3回以上は周回してやりこみました。ここで間違えた問題をピックアップすることで自分の苦手な分野が見つけることができるので非常に良かったのと、過去問で80%程取れてくると自分の自信にも繋がり、モチベーションの維持ができていました。

 模試2回受験しましたが、試験本番の時間配分のイメージや、苦手分野を見つけることができました。試験本番で特に、通関実務科目は時間配分が非常に重要になるので、模試で本番を意識し時間配分で解くことをおすすめします。

 試験前日は、夜更かしせず出来る限り早めに寝ることをおすすめします!試験本番は、朝から長時間に及ぶ試験なので、寝不足な状態での受験はやめておきましょう() 

【模試受験】

*関税協会模試

*LEC模試

 【最後に】

 通関士の試験は3科目あり、それぞれの科目の基準を超えなくてはいけないので満遍なく勉強することがとても大切だなと感じました。私は元々記憶力がある方ではないので、通勤の移動時間の隙間時間やちょっとした時間を活用して忘れないように覚えていました。試験までの勉強は大変で辛く感じる時もありましたが、最後までやりきることができ、合格発表当日の喜びは今でも鮮明に覚えています。長くなりましたが、受験を目指していく方々にも最後まで諦めなければゴールは必ず達成できることを忘れず、ぜひとも合格を勝ち取っていただきたいです

500時間のその先へ

Chichiki さん(20代男性 東南アジアの日系商社(現地採用) 2021年度合格 受験回数1回)

 【はじめに】

私は海外から2021年の通関士試験に独学で挑戦し、一発合格しました。

今の時代、世界中のどこにいても資格試験に挑戦できると思います。

今後、海外から通関士試験に挑戦される方へ何か少しでも参考になればと思い、合格体験記を書かせて頂きました。

 

【プロフィール】(通関士試験の受験決意時)

20代後半(男)、東南アジアの日系商社で現地採用として勤務

英語力:TOEIC600程度、通関業務:未経験

 

【通関士試験の受験を決めた理由】

30代での日本での転職活動に備えるため

海外で現地採用として働いており、将来的に日本に本帰国した際には、転職活動が必須になるため、貿易関連の仕事で少しでも好条件の仕事を得たいと思った。

・コロナ禍でできた空き時間を有効活用するため

新型コロナウイルスの影響で、勤務先の在宅勤務の導入や政府の外出規制によって旅行へ行くことが難しくなり、せっかくできた時間を有効に活用しようと思ったため

 

【使用機器など】

iPad (無印・第8世代)
電子書籍化されているテキストを読んだり、過去問を解くのに使用

Apple Pencil (1世代)

Good Note 5 (ノートアプリ)
実務の過去問を解く際にはGood Note 5Split View機能を使い画面を2分割し、左側にInvoice、右側に実行関税率表を表示し、勉強していました。

 

【使用教材】

〈テキスト〉

・ヒューマンアカデミー 完全攻略ガイド(Kindle版)

・みこ会 課税価格の決定(原則編)

・みこ会 課税価格の決定(例外編)

〈問題集〉

・ヒューマンアカデミー 過去問題集(Kindle版)

・ヒューマンアカデミー 通関実務 集中対策問題集

・日本関税協会 ゼロからの申告書

・日本関税協会 計算ドリル

・日本関税協会 関税評価ドリル

・通関士試験過去問 過去10年分

〈その他〉

・貨物分類カード

L E C 模試

海外発送が可能です。

Studyplus

勉強時間の記録に使用

 

【勉強方法など】

私の場合は平日2時間、休日4時間を目安に勉強しました。

総合計勉強時間は800時間です。

問題集、過去問はすべて最低5周以上やりました。

勉強の進め方:

最初の方は、テキストを一通り読む問題を解くを繰り返し、ある程度、知識がついてきたなと思ってからは、ひたすら問題を解いて分からないところをテキストで調べて理解を深めるという流れで進めました。

常に教科書を詰め込んだipadを携帯し、仕事の休憩時間や、旅行先へ移動する飛行機の機内などでも勉強し、すきま時間を有効活用しました。

復習:

よく間違える問題は、スクショしてノートアプリに貼り付けて、自分なりの復習ノートを作って勉強していました。

 

【勉強を通して感じたこと、気持ちの変化など】

とにかくまずは500時間勉強をすること。これに尽きると思います。

私の場合は500時間を超えたあたりから、勉強が楽に、そして楽しくなりました。

〈勉強時間が500時間を超えた後の変化〉

・基本的に、初めて見る問題はほぼない

・分からない問題より分かる問題の方が圧倒的に多いので、問題集1冊がすぐに終わる

私の場合は3回連続で正解できた問題は確実に解ける問題とみなして飛ばしていたので、最後の方は2日で問題集を1周できていました

 

【通関士試験後の進路など】

上場企業の通関部に就職が決まりました。

就職活動をして感じたことは、企業の担当者から通関士資格が想像以上に高い評価をしてもらえること。通関の知識があるという証明になることはもちろんですが、仕事に対して前向きに努力をすることができるという証明にもなると思います。

 

【さいごに】

海外からの挑戦は日本での通学講座を受けられないというハンデがあるため、不安になることも多いと思いますが、海外でのアドバンテージもたくさんあると思います。通関士試験は世界中のどこにいても独学で充分挑戦できる試験だと思います。勉強時間が500時間を超えたあたりから、劇的に勉強が楽に、そして楽しくなるので乞うご期待!

3回目にしてようやく合格

りょ さん(2021年度合格 受験回数3回)

‪ [通関士試験を受験するきっかけ]

異業種で通関に関して未経験ではありますが、空港の貨物地区で働いていたことがあり、通関に興味を持つようになり通関士試験を受験することを決意しました。

[通関士試験に合格するまで]

1年目は5月頃から◯◯ーサイトという通信教材を利用するも実務が理解できず(特に申告書と課税価格)悩んでいたところ、みこ会というサイトを発見しすぐに入会しました。

按分、HSコード、注の規定、項の規定からまったく理解できなかったのでみこ会の記事を読みつつ理解できない部分をみこさんに何度も質問し教えていただきました。そのおかげで申告書等はできるようにはなりつつも、試験勉強を始めた時期が遅かったこともあり、第53回通関士試験は、関税法、実務で点数が足りず不合格。

次の年からは早くから勉強を始め、かつ、対面授業で勉強できるところにしようと、みこ会で学校の紹介記事があったのでそれを参考にし、大阪府の北側にある学校に通学することに決めました。

昨年とはちがい対面授業だからかテキストの内容を理解しやすく、関税法も課税価格の計算も実力がかなりあがりました。しかし申告書の実力があまりあがらず、模試では実務だけ惨敗。模試を受けて以降、残り3週間は申告書を解くことに専念しました。第54回通関士試験では、業法、関税法は特に過去問ベースの出題も多かったためか、前日まったく寝れていなかったにも関わらず合格点に達していましたが、実務(輸入申告書)で見直した時に頭がボーッとしていたためか、個別加算で最初にしていた加算だけで合っていたにも関わらず、加算さなくていいものまで加算してしまい、またHsコードの選択もミス等もあり実務で不合格。

不合格後どうすれば合格できるのかと悩み、通信や学校を探していると大阪市内にアウトプット授業にもかなり力をいれている学校があるとの情報を見つけ、授業内容の説明を聞きに行きました。その学校は授業でほぼ毎週テストがありかつ授業以外の別日に別に会場を貸しきって模試に近いようなテストを行い、また実務試験の合格テクニック、学校オリジナルの申告書問題を使い、実務にも力をいれているとのことで、通うことに決めました。過去問を解き学校のテスト、授業と別日に行うテストを受けることによる、自分が間違いやすい部分を客観的に知ることができました。

学校でも申告書はしますが、それでも不安があるのでみこ会とLECとのキャンペーンの時に、申告書と貨物分類、計算問題の通信を教材を購入し勉強しました。実務の勉強を強化することによってなんとか第55回通関士試験に合格することができました。

[使用教材]

ヒューマンアカデミー通関士完全攻略ガイド

ヒューマンアカデミー通関士過去問題

ヒューマンアカデミー通関実務

LEC 貨物分類

LEC 申告書

LEC 計算問題

学校で配布された、テスト問題、申告書問題、計算問題。

ゼロからの申告書

計算ドリル

関税評価ドリル

[反省点]

テキストを読むだけであまり過去問を解かなかったこと。解いても解答解説を読み込んで理解しなかったこと。

関税法と実務を中途半端に交互にやったこと。

関税率表の体系を理解していなかったこと。

実務の選択問題対策をしていなかったこと。

申告書だけして貨物分類はまったく勉強しなかったこと。

特に初年度は試験対策の基本である過去問題をやり込めなかったことが失敗の原因であり、申告書はやりこんだものの貨物分類をおろそかにしていたから、申告書が解けても時間がかかりました。貨物分類の問題自体は1問ぐらいですが、それよりも申告書を解くことに必要不可欠な勉強です。また関税法と実務を中途半端交互にするよりかは関税法を6月ぐらいまでに固めて、以降は実務にシフトしていかないと中途半端にあっちこっちやると、どちらも実力が伸びなかったです。そして申告書は一度始めると試験日まで毎日1問でも解き続けないとすぐに実力が落ちてしまいます。

[最後に]

諦めずに勉強し続ければ受かると思います。

ただし勉強方法を間違えたり、わからないまま勉強を進めてしまうと何回も試験を受けるはめになってしまうので、SNS等を活用して自分にあった勉強方法をみつけ、過去問等で自分が間違いやすい問題を把握し効率的に勉強することが合格への近道だと思います。でないと自分みたいに実質的に毎年1科目ずつ合格して合格に3年もかかるようなことになりかねません。これから受験される皆様は短期で合格されることを願っています。

最後にみこさんへ。

基本的な按分から丁寧に教えていただいてありがとうございました。わからないことをわかるまで徹底的に聞いて理解できる環境を提供してくださったみこさんには感謝しかありません。

3年間、試験合格までお付き合いしていただきありがとうございました。

これからのご活躍も期待しております。

全科目8割以上で合格!

kbbf さん(20代女性 貿易事務(入社3年目) 2021年度合格 受験回数1回)


【受験のきっかけ】貿易事務の仕事をしており、通関士としての仕事に興味がありました。自己育成として資格を取得してみようと思い、この度受験しました。

【使用教材】①通関士 完全攻略ガイド  (翔泳社)所々にイラストや解説がついているのでイメージが掴みやすく、過去問で問われたちょっとしたポイントを欄外に記載してくれているので、このテキストを使えば、大体の内容は網羅できるのではないかと思います。
②通関士 過去問題集  (翔泳社)
ジャンルごとに厳選された過去問が集約されています。一問一答タイプではないので、じっくり考えながら何回も解くことで着実に力がつくと思います。
③通関士試験問題・解説集  (関税協会)過去問が3年分と、ジャンルごとにまとめられた過去問があります。ジャンルごとの過去問に関しては、一問一答タイプの問題となっており、さらっとこなせる感じです。問題数も多いので繰り返し解けば基礎学力は身に付くと思います。また自分の不得意分野がどこなのかが分かりやすいので苦手なところだけ集中的に取り組むこともできます。
④通関士試験 ゼロからの申告書  (関税協会)実務を受けるなら必須な問題集だと思います。申告書問題で点を取れるかどうかが合格のポイントになるので、何度も繰り返し解くことが大切です。
⑤計算問題ドリル (関税協会)実務の計算問題に特化した問題集です。レベル別に分けられているため、基礎からしっかりと理解できます。
⑥関税評価ドリル (関税協会)みこ会の課税価格テキストがあれば、これは正直いらなかったかなと思いますが、市販テキストのみの使用であれば、これがあると理解が深まると思います。
⑦通関実務対策講座 貨物分類編 (LEC)私は単発でこの講座を受講しました。受講料は高いですが、独学でこれだけの知識を得ることを考えると受講して損はないです。試験で狙われやすいところ、重要なポイントを繰り返し説明してくれるので、一通り聞くだけでかなり知識がつきます。この講座を受講してから申告書問題を解いてみると、ものすごく問題が解きやすくなっていて驚きました!
⑧課税価格の決定テキスト (みこ会)みこ会のテキストを読めば、どうしてこれが加算でどうして非加算になるのかが詳しく説明されてあり、暗記ではなく、きちんと理解することができます。なんとなくで解いていた問題も、これはこういう理由だから加算/非加算になる、と自信をもって答えることができ、得点源になりました。

【勉強方法】平日は仕事で、定時であがれることがほぼなく、基本22時ごろの帰宅となるため、夜に勉強する時間がとれませんでした。代わりに朝早く起きて勉強するようにしました。また通勤中には、みこ会のテキストや記事を読んだり、LECの貨物分類講座の音声を聞いたりするようにしていました。土日は平日に勉強できない分、最低でも1日7時間は勉強するようにしていました。偏りがでないように、月木は関税法、火金は実務、水は業法、土日は主に関税法と実務、というように曜日で勉強する科目を分けていました。

<業法・関税法>まずテキストには何も書き込まず、ただ読んで、その後に問題を解いてみました。この段階では問題が解ける解けないよりも、どういうところが試験で狙われるかを確認しました。『何度も繰り返し問われるところ=重要な箇所』になります。それを踏まえた上でテキストをもう一度読んで問題を解きました。これを繰り返し行い、何度も間違ってしまうところ、あやふやになってしまっているところをテキストにマーキングするようにしました。また一通りテキストや問題集をこなしてくると、テキストのこの部分の説明が足りないなとか、ここと混同してしまうから気をつけよう、などが自然と分かってくるので、そのタイミングでテキストに自分なりに書き込みをするようにしました。どうしても覚えにくいところは、その部分を単語帳に書き出してみると覚えやすかったです。
<実務>申告書問題は、直接書きこんだほうが解きやすいので、『自然に消える しるしつけペン』という100均に売っているチャコペンを使用していました。これを使うと数日後には書き込んだ部分が勝手に消えてくれるので、ゼロ申の問題集は、これを使って何度も何度も繰り返し解きました。(本来はチャコペンとして使用するものなので若干やりにくい部分はあります。ですが、書き込んだ部分を自分で消す必要がないため、私は過去問を解く際もこれを使用していました)

どの科目でも共通して行ったことは、選択肢を読む際、1文をそのまま読むのではなく、ある程度のところでスラッシュを入れて文を区切るようにして読みました。最初は何も印を付けず選択肢を読んでいたのですが、理解できている内容なのに、ちょっとした引っかけに気付かず読み違えをして失点してしまうことがありました。1つの選択肢を読んで、そこで正誤を考えるのではなく、スラッシュで区切ったところまでを読んで、その都度正誤を考えるようにすることで正答率がぐっと上がったように思います。少し時間をかける方法にはなりますが、本当ならできた問題を落としてしまうことが一番勿体ないと思ったので、私はこの方法で問題を解きました。また、正誤問題では、どうして間違っているのか、正しい答えは何であるのかも含めて考えるようにすると、たった一問解くだけでも自分の理解をかなり深めることができたと思います。

【模試】関税協会とLECを受験しました。模試は本試験とは違うので、合格点に達していなくてもそこまで落ち込む必要はないと思います。(私はLECの実務は合格点に達しませんでした)大事なことは、自分の弱点を見つけて本試験までに潰しておくことだと思います。特に自分が間違えた問題の正答率を確認し、皆が解けているところで落とした問題は何度も確認するようにしました。

【本試験】全体的に、作成者が変わったのかな?と思うくらい、これまでの過去問と雰囲気が違っていて、細かいところまで聞いてくる試験、という印象を受けました。見たこともない問題もありましたが、みこさんがそういう問題は必ずあるもの、とおっしゃられていたので、皆同じ様にできていないはずと思い、気にせず他の問題を解くようにしました。一通り解き終わったら、マークミスをしていないかをまず確認し、そこから見直しするようにしました。業法と関税法は、頭から解いていきましたが、実務は第3問から最後の問題までをまず解き、最低でも1時間は残して、輸出申告、最後に輸入申告の問題を解く方法で行いました。実務に関しては、自分のやりやすい方法があると思うので、どの流れが解きやすいかを確認しておくとよいと思います。
また試験と試験の間は、持っていったお菓子を食べて糖分を補給し、できるだけリフレッシュした状態で試験に臨むようにしました。

【振り返ってみて】私は1月から勉強を開始しました。十分に時間が取れないことを考えて早めに取り組んだつもりですが、やはり試験が近づくにつれ、もっと問題集をやりこむ時間が欲しかったです。いつから勉強しよう?と思われていたら、今すぐ始めることをお勧めします!
私は貿易事務の仕事をしているので、なんとなく貿易の流れは分かるのですが、通関士試験の内容は仕事の内容とはまったく違っていたので、最初は何のこと??法律ばかりで読みにくいなあ、と思うこともたくさんありました。ですが、そこで立ち止まらずに、とりあえず読み進めてみる、とりあえず問題を解いてみる、何度もこれを繰り返しました。そうすると、あっ、これってそういう意味なんだと腑に落ちるタイミングがあります。最初は分からないのは当たり前。初学者なら尚更だと思います。諦めずに続ければ、いつの間にかテキストを読むのも楽になってきます。ぜひそこまで頑張って続けていただきたいです。
みこ会の記事や過去問・問題集の解説なども重宝しました。私はみこさんに直接質問することは少なかったのですが、よく聞かれている質問はすでに記事としてまとめてくださっていたので、問題を解いていて躓いたときは、まずそこを確認しましたし、原産地基準や法改正の内容も非常に分かりやすく説明されていたので本当に助かりました。
また私は試験日の1週間前くらいから、もう一度テキストの読み直しを行いました。この時期は、どちらかというと問題を解きがちになると思うのですが、その場合、過去問でよく出てくる問題は解けるけれど、これまでに出たことのない問題に対応できないかもしれないと思い、テキストを読み直し、細かいところを再確認しました。今回の本試験は、さらに踏み込んだ内容を聞いてくる問題が多かったように思うので、これをやっておいたおかげで高得点が叩き出せたのかなと思っています。

試験を受験される皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!頑張ってください!

2020年東京税関制覇 そして 2021年横浜税関制覇

Bankoo さん(男性 金融機関勤務 2020年度+2021年度合格 受験回数計3回)

私は通関業務とは異業種の金融機関に勤務しています。貿易実務検定A級取得済み、貿易アドバイザー協会会員です。公私共に貿易には関心があります。2019年4月に通関士試験受験決意。主な動機は平成から令和に移行する際に10連休があったので、ボーっと過ごすより少し勉強でもしようかと言う軽い乗りでしたが、考えてみれば10連休ぐらいで身に着く試験ではありませんでした。2019年は実務が1点不足で失敗。翌年2020年は奮起してみこ会に入会して合格出来ました。ここ迄はよくあるパターンでしょうが、合格出来た翌年(2021年)、受験する人達を少しサポートしている中で、その人達に唆されてこれ又、軽い乗りで再々受験することに。1回目の合格は東京税関だったので、せめて2回目は別の税関を制覇しようとすこし遠くなりましたが、横浜税関で受験し無事に合格出来て面目を保てました。

通関士試験は点数が出るわけでもなく、合否しかないのですが、1回目の合格時は内容的には必ずしも自分の想定通りではなかったことも理由の一つでした。。

そんな訳で昨年も合格体験記を投稿させて頂いたのですが、2度目の合格と言うまだ短い歴史ながらも、みこ会史上初と思われる面白い体験ということで、再度、みこさんに光栄にもご依頼頂いたので、その間の体験記として、今後、受験される方の参考になればと寄稿させて頂きました。

3年間で使用した教材等を中心に書かせて頂きます。

1. 1年目(2019年)は上述の通り、10連休もあり異業種ながら貿易に関わる仕事もしていることもあり、貿易関係唯一の国家試験である通関士試験の勉強でもしてみるかとの本当に軽い気持ちで、ネットでやたらと評判が良かったフォーサイトの通信講座を申し込みしました。

 このフォーサイトの教材中心でも合格出来た方は少なくはないようですが、一番評価が割れるのはこのフォーサイトではないでしょうか。この教材の特徴はコンセプトでも明快に謳っていますが、通関試験は6割取れば良いのだと、良くも悪くも完全に割り切っています。その為、テキストはコンパクトに纏まっており、カラーで見やすいのですが、法律系の試験を学ぶには、何故こういう決まりがあるのかと言う、立法趣旨を理解しないと応用が利かなくなります。その点、フォーサイトのテキストはコンパクトにしようとの方針からでしょうが、立法趣旨の説明が決定的に不足しているなと感じました。理屈なんていいから、とにかく最低限の知識で合格したいと言う方には良いかもしれません。もっともこれは通関業法と関税法等に限ったことで、通関実務はこのフォーサイトの教材だけでは絶対に足りないと断言しても良いと思います。申告書問題は過去問輸出入申告で各5問ずつ(これは日本関税協会の無料サイトでも見られるような内容)、直前対策講座として同様に輸出入申告書問題各5問ずつ、そして貨物分類に関してはほぼ触れていません(通関実務の問題集の後半に少しだけ記載あるも、講義では説明なし)。フォーサイトに良い評価をされてる方も通関実務は別途、対策をされた方が多いようです。

結果、1年目(2019年)はフォーサイトのコンセプトの通り、通関業法と関税法はぎりぎり基準クリア、実務は1点不足でした。敗因は実務でケアレスミスをしたことであり、勿論、不合格は自身の努力不足の結果ですが、最初から6割取れば良い試験だからと割り切ってしまう戦略は非常に危険だなと実感しました。

2. 2年目(2020年)は知り合いの方から教えて頂いた、みこ会にまず入会しました。これは正解でした。誰でも見られるみこさんの無料サイトでも有益な情報がたくさんありますが、会員になると、会員限定の記事を読むことが出来ます。科目やテーマ毎の勉強の仕方、馴染みが薄い法律条文の読み方、多くの受験生が疑問に思うテーマ等通関士試験を知り尽くしたみこさんならではの記事は自信をもってお勧めします。特に独学の方に心強いのは、テキストを見ても、理解できないことが出てきた際、みこさんに質問すると懇切丁寧に回答してくれます。ご自身の状況を説明すると、それに合わせた勉強の仕方もアドバイス頂けます。但し、これまで多くの受験生からの質問を受けておられるみこさんなので、ご自身の疑問点が記事に掲載されているかもしれません。まず、みこさんの記事に掲載されていないか確認し、調べればわかるようなことはご自身で調べ、それでもわからなければ、質問するようにして下さい。

 その他2年目に使用した教材や勉強方法等は昨年(2020年)も別のペンネーム(なーちゃん)で投稿してますので、ご関心がありましたら、合わせてご参照下さい。(こちら

3. 3年目(2021年)は再度、みこ会に入会致しました。一度、合格したにもかかわらず、みこ会に入会した動機は周りの何かしら貿易業務に関わっている人達に通関士試験を勧めてみたいと思っていたので、情報収集が主な目的でした。まさか最初は合格した翌年に再度、自身も受験するなんて考えてもいませんでした。

せっかく取得した資格なので、異業種の今の業務に間接的にも活かせないかと考え、2021年になったら前年学んだことを振り返ろうと思い、2021年版通関士試験合格ハンドブックを購入しました。この時は試験を受けるつもりはなかったので、暇な時に流し読みしていた程度です。因みに前年は翔泳社の通関士完全攻略ガイドをメインテキストにしてました。特に独学の方が使用されているメインテキストの両雄の合格ハンドブックと攻略ガイドですが、両方見た者としての感想は甲乙つけ難いですね。合格ハンドブックの方がより試験対策に特化して無駄なくポイントを纏めているようです。かと言って、フォーサイトのテキストのように、6割取れば良いのだからと必要最低限だけというものでもありません。攻略ガイドの方はより何故この規則があるのかと言う立法趣旨の説明は詳しいと思います。従って、攻略ガイドの方が文字も小さく、ページ数も多いです(合格ハンドブックは前年のマウンハーフジャパンの模試が付いています)。

そして、2021年7月後半になってその年受験予定の仲間に唆されて、自身も受験する羽目になりましたが、受験するからには一度合格した身として合格出来なければ格好悪いので真剣に見直しました。コロナ感染者が激増していた時期ですが、仕事は全く通常通り毎日出勤しましたので、平日、勉強出来るのは通勤時間だけ、その代わり8月下旬に取得した年に一回の連続休暇(土日入れて9連休)ではとても旅行に行ける状況ではなく、この間の9日間は毎日15時間位掛けて見直しをしました。

本格的に勉強できたのはこの9日間と土日だけでしたが、前年の勉強時に1年目の反省から、立法趣旨をある程度理解しながらやっていたので、見直し時は割とすんなり記憶が戻ってきました。但し、何から何年とかの数字は忘れているものも多く、しっかり覚え直しました。

ご参考迄に合格ハンドブックの他に私が3年目に使用した主な教材等は以下の通りです(基本的には一度合格しているので、お金を掛けないように前年の教材を再活用しました)。

1 みこ会の課税価格決定のテキスト⇒前年はまだなかったもので、みこさんの力作のこれを見てみたかったのも再入会の動機の一つでしたが、事前にコピーしてあったので連続休暇中に熟読しました。課税価格だけをテーマに原則編と例外編を合わせて400ページ近くあり、これは圧巻でした。前年合格していたのに、結構、わかっていないことや誤解していたことも多く、とても役立ちました。絶対にお勧めです。

2 前年(2020年)受講したLECの通関実務対策講座 貨物分類編⇒前年の合格体験記でも記載しましたが、特に独学の方にはこちらもお勧めです。貨物分類を全て覚えることは到底不可能ですが、この講座では貨物分類の基本的な考え方を教えてくれます。音声だけはダウンロード出来るので、合格後も何度か聞いていましたが、再受験を決めた際に、改めて聞き直しました。とにかく担当講師の伊藤先生の解説はとてもわかりやすいです。2021年本試験の輸入申告書の問題は貨物分類をしっかりやっていた方は多分、楽に分類出来たはずです(例えば、ココアを含んでもアイスクリームは第21類、アルコール分0.5以下のビールはノンアルコールビール等は貨物分類知識の定番で、この講座でもしっかり説明されていました)。

その他、貨物分類の知識を問う単独の問題もいずれもこの講座を受講していたお陰で全て正解出来ました。

3 上記同様、前年受講したLECの通関実務対策講座 貨物分類編⇒こちらも前年、音声ダウンロードしていたので、復習に活用しました。貨物分類編同様、伊藤先生が分類するこつを分かり易く解説してくれます。

4 受験初年度に購入した2019年ゼロからの申告書⇒申告書の問題集の定番なので、全問1回だけ復習しました。最近の本試験の申告書問題の傾向からすると、特に後半は難し過ぎる気がします。特に最初の内は出来なくても気にしないで下さい。

5 前年(2020年)使用した2020年版通関士過去問集⇒2年目の時は何度も繰り返しましたが、3年目の際は通勤時のみ読みこんでいました。全ての試験範囲を網羅しており、解説も分かり易いです。メインテキストとして出版社が違う合格ハンドブック等他のテキストを使用している方が問題集はこちらにしても違和感ないと思います。

6 受験初年度に購入した、日本関税協会の計算問題ドリル2019⇒計算問題対策では定番のテキスト。2年目は繰り返しやりましたが、3年目は前年迄使用した際に、付箋を付けておいた間違えた箇所を中心にやりました。尚、2020年、2021年と続けて消費税も求める問題が出ました。今後、定着するかもしれませんので、しっかり慣れておいた方が良いでしょう。みこ会の記事で詳しく説明されており、その通りやれば、時間が掛かりますが難しくはありません。

7 受験初年度に購入した、どこでもできる通関士2019・2020年版⇒語群選択対策用ですが、関税法等や通関業法の知識の整理の為にも有効です。軽いので通勤時や昼休みなど隙間時間に気軽に読めます。

8 TAC法令改正点講義⇒なるべくお金を掛けない方針でしたが、基本的に前年のテキストを再利用していたこと、法令改正は素人がフォローするのは難しく、コロナ対策もあり結構法令改正があると聞いていたので、料金もお安い為、急遽、受講しました。結果、2021年の試験では法令改正事項が何問か出題されましたか、この講座のお陰で法令改正箇所は全問正解出来ました。但し、みこ会でもしっかり法令改正事項はフォローしてくれます。

9 模試⇒3年目も受験するからには合格したかったので、みこ会とのタイアップで割引受験出来たLECと通関士模試の定番の日本関税協会を申し込みしました。その他、2019年に受験した日本関税協会、マウンハーフジャパン、2020年に受験した日本関税協会、LEC、TACの模試も保管していたので、時間を図って全てやりました。間違えた箇所は解説を見て復習しました。

4. 最後にこれから通関士試験を受験される方へ。

1 フォーサイトの講座のように効率化を追求される余り修得に時間が掛かる貨物分類に関して、ほとんど触れていない講座もありますが、これは危険ですし、合格後、通関業者に勤務されないとしても、今後、利用が増えてくると思われる経済連携協定等を理解するにおいて、貨物分類の知識は役に立つはずです。早めにしっかり準備した方が良いと思います。但し、貨物分類知識がなくても申告書問題で時間を掛ければ解答は出来なくはありませんので、勉強時間が取れない方はお勧めしませんが、思い切って貨物分類を勉強しない選択肢もありかもしれません。

2 上記の貨物分類にも関係しますが、貨物分類のベースになるHSコードが2022年に改定されます。多分、TACやLECのように貨物分類に力を入れている資格の学校等でも配布されるテキストには改正点の全ては反映されていないと思われます。TACのような通学式の学校でしたら、別途、改正点をフォローしてくれると思いますが、2022年の試験はHSコード改定に伴う問題が出題されるかもしれません(例えば、自動車用の窓は第70類のガラス及びその製品から2022年以降は第87類の鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品及び付属品に変更されます)。例年以上に法令改正事項には留意下さい。

3 通関士試験の合格率は15%前後、つまり100人中、80人以上が不合格になる試験と、一見すごく難しく思われますが、3回受験して感じたのは、毎回、試験開始後30分したら、退出してしまう方が少なからずいました。その内大半の方は出来たからではなく、理由はわかりませんが(会社から強制されて仕方なく受験、今回は次回に向けてのお試し受験等)、そもそも合格は最初から諦めている方と思われます。ですから、合格目指して真剣に頑張った方の合格率はもっと高いはずです。努力すれば報われる試験ですので、是非、頑張って下さい。そして、日本の貿易の発展の為にも益々ご尽力下さい。

長々と失礼しました。