えりち さん(30代 ほぼワンオペ2児のワーママ 2024年度合格 受験回数1回)

【はじめに】
貿易事務に従事している2児の平日はほぼワンオペ時短ワーママです。
現職は輸出業務に関わっていて、通関書類を作成することもあります。
ですが、実際に通関業務をすることはないので、「インコタームズが分かる」「保税地域がどういったものか何となくわかる」といったことくらいしかアドバンテージはありませんでした。
限られた時間内でどのように勉強していたか、参考になれば嬉しいです。
【勉強時間】
11月頃から始めて合計約760時間。
休日は家族との時間が優先になってしまうため、できるだけ平日と隙間時間を利用するようにしました。夫にも協力してもらわないといけないので、平日の朝はできるだけ朝の準備に参加してもらうようにしました。
◆平日
出社前に職場近くのカフェで1〜1時間半。
通勤時間で1時間、余裕があれば帰宅してから保育園のお迎え前に40分くらい。
夜、子供を寝かしつけた後にMAX2時間半ほど。
最低2時間、最大5時間程度勉強ができました。
◆休日
家族が起きる前に家を出て、24時間営業のファミレスやファストフード店でAM5時から10時頃まで勉強。
休日の午後はほぼ勉強できませんでしたが、いい意味で焦りを感じられたのと思考の整理ができていたように感じます。
【使用教材】
ヒュー赤、青
ひしもち
計算ドリル(2024)
ゼロ申(2023)
LEC難関パック
過去問(実務47回から57回、関税法・通関業法53回から57回))
みこ会テキスト
みこ会アプリ
TCD やさしい申告書演習
模試:関税協会
【勉強法】
◆11月頃から勉強を始めました。
平日朝は申告書、夜は関税法を勉強する基本方針を立てました。
ヒュー赤で知識を深めて、問題集(ひしもち)で復習。
申告書問題は当初全く歯が立たなかったので、解説を読んで理解するところから始めました。
LECの貨物分類講座を受講したことで、貨物分類ができるようになったと思います。
今年の本試験でもこの講座の知識が非常に活きました。
◆4月以降は過去問を中心に勉強しました。
過去問を進めるうちに、何度も間違える・覚えられない分野があったので、その分野の問題だけを集めた過去問集を作って、知識の苦手分野をつぶすことを意識しました。
実務問題に関しては、申告書問題と計算問題は年度ごとに「全問正解できた/できなかった」表を作って、間違えた箇所を中心に勉強しました。
正解できる/できない(理解できている/できていない)を把握することはとても重要だと思います。
この勉強方法で8月の関税協会の模試はB判定を取ることができました。
◆模試以降は、平日の朝は実務問題、夜は関税法と通関業法と毎日全科目に触れて、知識をこぼさないように努めました。
休日は、過去問を通しで解いて8-9割得点できるようことを目指しました。
疲れて何もできないときはみこ会アプリに頼って、少しでも問題に触れるようにしました。
【試験当日】
関税法の問題を解いているときに、難しくて泣きそうになりました。
しかし、満点を取る必要はないので、絶対に得点できる問題を落とさないようにすることを意識しました。
あと、見直しはとても重要だと思います。申告書問題で回答を逆にしてしまっているのに、試験終了10分前に気づくことができて命拾いしました。
【振り返って】
みこ先生にはメンタル面でとても助けられました。
マイナー試験なので、周りに勉強している人はおらず、モチベーションを保つのが大変でしたが、「同じことをもう1年やるのは想像以上に辛い」という言葉をもらってから、火が付いたように勉強ができました。
何のために、何を目標に資格を取得したいのかという意識を持って勉強を進めていくことが重要だと思います。
合格できたことで自信を持てました。本当にありがとうございます。