みかん さん(40代 女性 派遣社員 2024年度合格 受験回数1回)

派遣社員として通関業者に勤務することになり申告書を作成する業務を担当することになりました。未経験で通関の知識が全くなかったので、知識を得て業務に役立てたい、実務経験と資格の両方を手にして次の就職に活かしたいと資格取得を目指すことにしました。
2023年9月に勉強を始め、みこ会に入会したのは12月です。
平日は仕事と家事を終えた19時頃から1〜2時間、休日は2〜5時間(初めは1時間から少しずつ時間を増やして)勉強し、トータルの勉強時間は500時間程度です。
○使用教材
ヒュー赤(2023→2024買い替えました)
まずテキストを読んで問題集を解きました。問題演習が中心となっても勉強する時は側に置いて、間違えた箇所や疑問に思った点は必ずテキストで確認しました。
ヒュー青(2023)
ヒュー赤を最初に購入したので、それに合わせて購入しました。3周した後に、間違えてチェックを入れた箇所が正解するまで繰り返しました。チェックが全て外れたところでTACの過去問題集と本試験形式の過去問にシフトしたので、直前期にはあまり使用していません。
TAC過去問スピードマスター(2024)
ヒュー青が難しかったのでみこ先生に相談して5月に購入しました。こちらも間違えた箇所はできるようになるまで何度もやりました。私には合っていたようで、この問題集を使用してからグンと理解度が高まり、ヒュー青も解けるようになりました。問題集を増やすことを相当悩みましたが、思い切って良かったです。
ゼロからの申告書(2023)
2月に購入して輸出入とも5問目までやりましたが難しくてしばらく放置していました。過去問を概ね習得した8月に再開して10問目までやりました。正解することにこだわらず色々な問題に慣れるつもりで取り組みました。
計算問題ドリル(2024)
税額の計算はレベル5まで、課税価格の計算はレベル4まで間違えた箇所はできるようになるまで繰り返しました。
LEC貨物分類講座
1月のタイアップキャンペーンで申し込み、試験直前まで3回視聴しました。直前まで聴いていたので申告書の骨董やスケート靴の分類を悩まずに出来たと思います。2回目以降は出勤前に15分、昼休みに15分、少しずつ視聴しました。97類は単語帳を使用してざっくり覚えましたが、完璧には暗記していません。過去問で問われている箇所を押さえる程度に留めました。細かいことを暗記するよりも、分類の考え方を意識するように心がけました。
みこ会•課税価格の決定
製本して2回精読しました。詳しく書いてあるので読むのに時間がかかりますが、読んだ後は課税価格の問題がスラスラ解けるようになります。問題を解いて疑問に思った時は必ず該当箇所を読んで確認しました。
過去問
5月から始めました。57回〜51回まで業法2回、関税法3回、実務4回、申告書と計算問題は45回まで遡り2,3回解いたあと、間違えた箇所はできるようになるまで繰り返しました。申告書と計算問題は全て完璧に解けるまでやりました。
みこ会解説
印刷して一通り目を通しました。特にテキストではなかなか理解できなかった加算税は何度も読みました。また、印刷はしていませんが過去問の解説にも大変お世話になりました。
その他
業務で輸入申告書を作成した後、税額を自分でも計算して練習しました。消費税の計算は端数処理が苦手でしたが、毎日練習すればすぐにできるようになりました。仕事で輸入申告書に触れる機会のある方であれば、良い試験対策になると思います。
○模試について
関税協会(在宅)とLEC(会場)を受験しました。LECも本試験会場も自宅から新幹線を利用して1時間以上かかります。LECの模試は難易度が高いと聞いていたし、本試験1ヶ月前にわざわざ新幹線に乗って会場まで行くのは時間が勿体無い気がして憂鬱でした。ですが、実際に会場まで行って模試を受けることで、本試験の予行練習ができてとても良かったと思いました。模試の帰りに本試験会場の下見も出来たので、試験当日の朝は落ち着いて会場まで向かうことができました。
模試の結果はどちらもB判定でした。
○勉強の進め方
ヒュー赤を短い範囲に区切って読んだあとその部分のヒュー青を解き、分からなかったところはまたテキストで確認しました。初めは全く理解できず、1時間で1,2問解くのがやっとでした。問題集1周するのに3ヶ月もかかってしまい、次に解く頃にはほとんど忘れてしまいました。5月、なかなか知識が定着しないのでみこ先生に相談し、TACの問題集を取り入れることにしました。その際、そろそろ本試験形式の過去問を解いてみるようにと言われ、試しに57回を解いてみると3科目とも正解率は6割を超えていました。基礎は出来ているので短い範囲に区切って完璧にできるまで次に進まずに徹底的に潰していきましょうとアドバイスをうけ、この方法でTACとヒュー青の関税法を一周するのに7月までかかりました。お盆頃まで平日は問題集で関税法を、週末は実務と関税法の過去問を中心に取り組み、時々計算ドリルもやりました。業法は過去問6割出来ていたので8月まで勉強していません。再開した時はずいぶん忘れていましたが、一週間程集中的に問題集をやって遅れを取り戻しました。関税協会の模試を受けるまでに、過去問は全科目8割以上とれるようになっていました。
一番辛かったのは9月からの直前期です。模試の結果がまあまあ良かったので、安心して少し気が抜けてしまいました。ですが、絶対に今年合格する!自分のヤル気に関わらずやるべきことを淡々とやるんだと言い聞かせて勉強しました。みこ先生に直前期の過ごし方について相談すると、新しいことに手を出さずに過去問を中心に復習をとのことでしたので、過去問とそれまで使用していた問題集をひたすら繰り返し復習しました。
みこ先生のアドバイス通りに勉強を続けることでスコアが着実に伸びていくので、1年以上の長い期間でしたが何とか続けることができました。欲張って長時間勉強すると翌日に疲れが出るのであまり長時間勉強はせず、疲れている日は無理せずお休みしていたのも続けられたコツかもしれません。
○本試験について
自己採点
業法 39点
関税法41点
実務 39点
当日は、最後まで覚えられなかった箇所を書き込んだ問題集とみこ会の法改正の解説を印刷して持って行き、ギリギリまで目を通しました。
関税法がとても難しく、途中で頭が真っ白になりました。解いたことがあるけれど知識があやふやで間違えてしまったり、択一式で二つまで絞れたのに正解を選べなかった問題がいくつかあったのがとても悔しかったです。問題集を全問おさらいする時間が取れないまま試験を迎えてしまったので、その時間が取れていれば正解できたのに!と試験中すでに後悔していました。
業法と実務は手応えがありましたが、関税法は全く手応えがなく、今年はダメだったなぁと落ち込んで帰宅しました。なので自己採点で関税法が36点取れていると分かった瞬間、側で見守ってくれていた夫と一緒に泣いて喜びました。とはいえマークミスが怖くて、合格発表で自分の番号を見つけるまでずっと不安で、官報で名前を確認してやっと合格した実感が湧いたという感じです。
長くなりましたが、これから通関士試験に挑戦される方のお役に立てばと投稿させていただきました。私自身、勉強を始めるにあたって合格された方の記事がとても参考になったので、私の体験が少しでもヒントになれば嬉しいです。みこ会に入会された方は、ぜひみこ先生に勉強計画の相談をすることをお勧めします。アドバイス通りに素直に勉強を進めることが、合格への近道だと思います。
最後に、みこ先生にはいつも的確なアドバイスをいただき本当に感謝しています。みこ会に入会していなければきっと合格していなかったでしょうし、途中で諦めていたかもしれません。
みこ会に入会して大正解でした!