こんばんは🌷🌸🌹🌺🌻🌼
通関士試験の問題集には、本試験の問題よりも難易度の高い問題がたくさん掲載されているものがあります。
これについて私がよく質問を受けるのが、このような難易度の高い問題を解き慣れておいた方が、本試験の問題が簡単に解けるようになるからよいのではないか?ということです。
そこで今回は、このような問題を解き慣れておいた方がよいのか?について私の見解を書いてみます。
結論から言うと、難しいの意味によっては解く価値がないものも存在するが、解く価値のあるものも存在します。
じゃあ、これはどういうことかのか?
具体的に理由を説明しますねฅ^• ﻌ •^ฅ
まず、解く必要のないものとは、本試験で出ないような細かい知識の記憶を前提とする問題です。
こういう問題は確かに本試験でもちらほら出てくるのですが、それが解けなくても他の問題が解けていれば十分合格点に達します。
大半の問題は、過去に何度も出た知識で解けるようにつくってあるので、それらを固めていく方が効率的でしょう。
次に、解く価値のあるものとは、①申告書や課税価格の計算式の問題で、なおかつ②先ほどのような細かい知識の記憶を前提とする問題ではないものです。
なぜなら、①申告書や課税価格の計算式以外の問題については考える力がほとんど要らないので、解き慣れるかどうかより知識の有無で決まるため、難易度の高いものに手を出す意味がありません。
また、②前述したとおり細かい知識が要る問題は取れなくても合格できますので、そうでないもの、すなわち分量が多いものや資料、指示の読み解き方が複雑なものであれば、よりシンプルな問題が出たときに楽に解きやすくなるため、価値はあるといえるでしよう。
もっとも、これはあなたの今まで積み重ねてきた勉強の経験や実力にも左右されますので、簡単な算数なら余裕でできるよとか、文章を読む正確性や速度に自信があるよなどというのであれば、わざわざ過去問以外のものに手を出す必要はありません。過去問さえやっていれば十分慣れるし傾向は掴めます。
何にせよ、簡単な問題が解けないのにいきなり難しい問題集に手を出すのはやめておきましょう。
簡単なことからこつこつ積み上げていってください。
みこ