この先ほかになにも手に入らなくてもいいから、絶対に合格したい☆執念で臨んだ通関士試験!

たあああい さん(30代 女性 メーカー勤務 海外向け出荷業務担当 2023年度合格 受験回数2回)

通関士資格取得を目指した理由

貿易業務従事者としての見識を深めたいと思ったから。自社通関に取り組みたいと上司へ申し出るためには通関士の資格が必要だと考えたから。

第56回

勉強時間 約400時間。みこ会テキストとアプリ、2022ヒュー赤・ヒュー青、LEC難関攻略パックで受験。本試験当日夜のTAC解答速報で関税法等の点数が4点足らず不合格確定、その翌日から勉強を再開。

第57回

使用教材

・みこ会テキスト、アプリ

・2022 ヒュー赤、ヒュー青

・LEC 必勝コース

勉強時間は約500時間。

10~12月中旬

 手持ちの2022ヒュー青関税法等から進めました。私は問題を解くだけでは知識が身に付かないため、間違えた箇所は正しい内容をノートへ書きました。このとき、きれいにまとめノートを作るのではなく、箇条書き(例えば 指定地外検査は許可 など)していました。この時期は関税法等だけを勉強、分からないなりにアウトプット中心に進めました。

12月下旬~2月

 LEC必勝コースに申し込みました。LEC講義を視聴、2022ヒュー青、みこ会アプリを使って勉強を進めました。伊藤講師の講義は難しいことも分かりやすく説明されており、やはり人に教わると理解しやすいと感じました。引き続きこの時期も関税法等のみの勉強で、インプットとアウトプットの両方に取り組みました。

3~4月

 2022ヒュー青、LEC過去問、みこ会アプリでアウトプット中心に進めました。分からないところは2022ヒュー赤、LECテキスト、みこ会テキストを読みました。この時期は関税法等を重点的に進め、申告書と計算問題はLEC基礎編に取り組み、初歩的な問題であれば解けることを自己確認しました。

5~6月

 ようやく通関業法に取り組み始めました。LEC講義を視聴、2022ヒュー青、LEC過去問、みこ会アプリでアウトプット中心に進めました。分からないところは2022ヒュー赤、LECテキストを読み、さらに分からなければみこ先生へ質問していました。また、第51~56回本試験を通しで解くことも進めました。すると、どの本試験も三科目すべて6割は取れたため、この頃にはなんとなく実力がついてきたかも…?と思えるようになっていました。特に、受験済みの第56回は手持ちの本試験 問題用紙そのものを使ったため、当時の自分の解答が記入されており、これ絶対に違うじゃん…なんでこれを選んだんだ…と自分で自分にツッコミを入れられるくらい理解が進んでいると実感できるようになっていました。

7~8月

 LEC申告書と計算問題について徹底的に取り組みました。時間をはかりながら(輸出は20分、輸入は40分)進めました。申告書の苦手意識はなかったですが、一つ間違えると大爆死なので、どこをどう間違えたのか、しっかり振り返るようにしていました。また、関税法等を忘れてしまうことのないように忘却曲線を意識して過去問を毎日 少しでも解くようにしていました。

9月

 模試を受けまくり、その見直しに取り組みました。会場受験はLEC、自宅受験はTAC・MHJ・関税協会・通関業連合会です。今年で合格して通関士の勉強は最後にするから、お金は惜しまないと考えました。結果はLECが関税法等で2点足らず、関税協会は通関実務で3点足らず、この二社は不合格。ほか三社は3科目すべて6割はとれました。LECは不合格でしたが、会場受験での自分自身の調子がよく、いい集中ができた感覚はありました。また、時間配分も管理でき、三科目とも十分に見直す時間を取れました。何より、関税法等は以前よりかなり暗記が進んで知識が身に付き、明らかに昨年よりも分かる、解けると自分なりに手応えを感じ、今の自分の実力なら合格できるかもしれないと思えていました。あとは神頼み、学問の神様 菅原道真 公を祀っている神社へご祈祷に出掛けて、しっかりお願いしました。

10/1(日) 本試験 当日

 LEC模試会場受験の調子がよかったので、そのときと同じ服装・カバン・昼食やおやつを準備しました。会場には試験開始一時間前に着きました。私が受験する会場は運良く昨年と同じでした。昨年は帰りに試験会場の立て札と建物を撮影しようとしていたら、帰りには片付けられていたため、今年は入場前に記念撮影しました。早く着いたことでお手洗いの場所を確認したり、テキストを読んだり、ラムネを食べたりなど余裕がありました。いざ試験開始となったら、まずは深呼吸して一通りの問題をすべてページをめくってチェック、そして絶対に合格するんだ!と強い気持ちで臨みました。昨年は最後の1分1秒まで解き続けましたが、今年は三科目すべて見直しの時間はしっかりとれました。試験後は完全燃焼…やりきった、根拠はないけれど合格できたような気がする…という心境でした。本試験 当日夜のTAC解答速報とみこ会 皆答集で三科目とも7~8割はとれており、合格が見込まれてほっとしました。

11/7(火) 合格発表

 税関HPで自分の番号を見つけて、心の中でガッツポーズ!

11/24(金) 官報掲載

 自分の名前が載るなんて感慨深いです。

補足

モチベーションの維持

 私は絶対に合格して、自分のしてきた努力は正しかったと自ら証明するんだ!合格という結果を出して自己肯定するんだ!と自分に言い聞かせて日々の勉強に取り組みました。

勉強時間

 平日は夕食後に20時や20時半から1,2時間程度、調子がよければ3時間。土日も1時間、最後の2ヶ月は5~6時間勉強しました。勉強時間は日々バラつきがありましたが、短時間でもいいから毎日勉強する、と目標を立てて進めました。

通関実務の勉強

 私は申告書と計算問題、原産地規則の問題で6割を取ると決めていました。そのため、貨物分類の問題は捨てました(第○○類に属するものをすべて選ぶなど) なお、重要な類注(餃子はパスタ、繊維製品の分類など)についてはしっかり覚えました。また、申告書は別冊の輸出統計品目表、実行関税率表へ選択肢①~⑮を先に記入するようにしていました。その方が早く解けると感じました。

通関実務の取りかかる順序

 私はまず計算問題から解き始めて、最後まで解き進め、その後に第3問から解いて、最後に輸出・輸入申告書を解くようにしました。いろいろ試しましたが、このやり方が6割の正答率を目指せると思い、実践していました。

今後、通関士 試験の合格を目指す方へ

 私は勉強そのものが久々すぎて、はじめのうちはどう進めればいいかすら分かりませんでした。それでも日々、分からないなりに取り組み、そのうちに こういうことだったのか!と理解できる時が来る、そんな勉強生活でした。最後まで諦めずに勉強を続ければ、必ず合格は見えてきます☆受験生の皆さんを応援しています♪