あした さん(27歳 女性 職歴:美術館スタッフ(3年)→テレアポ営業(3ヶ月)→乙仲CS(現在1年2ヶ月経過) 趣味:美容、語学(ドイツ語と英語)、読書 2023年度合格 受験回数1回)
私の合格体験記ならぬ合格奮闘記をお読み下さり、ありがとうございます。
読書が趣味とのこともあり、エッセイ形式で執筆しようかと思います。
☆エッセイなんて読んでる時間ないわ!という方へ
自分の勉強方法や勉強時間、使用教材を振り返ってみて、大事だなと思ったことをまとめます。
①とにかく毎日1分でもいいので、通関士の勉強に触れ続けることが大事です。這いつくばってでもいいので、とにかく毎日通関士試験関連に何かしら触れてください。(※試験までに何か事件が起こっても、この毎日の積み重ねのおかげで私は合格できたと確信しています。)
②合格したい方、迷わずみこ会へご入会ください。
③個人的におすすめの教材は、みこ会の「課税価格の決定(原則&例外)」、合格ハンドブック、税関HPでもゲットできる試験の過去問です。
④とにかくマインドが大事です。どんな展開の時も「私は合格できるでしょ〜♪」と思いながら勉強してください。紙に書いて潜在意識に刷り込むことも効果的です。(※テレアポ営業時代、毎晩「私は1アポ以上毎日取れる」と紙に10回書いて寝るという習慣をして、実際に毎日1アポ以上獲得できた、という実績もあるのでおすすめです。)
「大恋愛→大失恋💔からの一発合格奮闘記💮」
著:あした
体調を壊し、新卒入社だった某アニメーション映画会社の美術館勤務を辞め、その後テレアポ営業で稼ぐぞと意気込んだものの、体調悪化で3ヶ月も続かず、とりあえずの繋ぎで貿易界隈では乙仲と呼ばれる会社に入社した。
職歴が虫に食われたかのように穴が空きまくりな自分に対して、何か武器になるもの、自分にしかできない何かを欲していた私は、とりあえずの繋ぎで勤務を始めた乙仲会社で通関士という国家資格を知り、2022年10月終わりに受験を決意した。
Twitter(現在X)で通関士試験とワード検索すると、「みこ会」というコミュニティが存在することを知り、独学で何から始めたらいいか分からなかった私は、「みこ会」という名前ということもあり宗教的な匂いを感じながらも、「とにかく合格したいならみこ会入った方がいい!」という見ず知らずの人たちのツイート(現在はポスト)をなぜか信用して、2022年11月8日にみこ会へ入会した。
みこ会はパラダイスだった。
通関士試験について無知だった私にとって、どんな試験科目があるのか、各科目の特徴や、何から勉強したら良いか、市販教材の大まかな特徴など、通関士試験の勉強を始めるための勉強からできる環境が整っていた。
みこ会の学習の指針の通り、私は通関実務→関税法→通関業法の順番で勉強を始めようと決め、まずはみこ会内でダウンロードできる「課税価格の決定原則編」を読み進めることにした。
どうやらとにかく課税価格の決定というものが分かっていないと、申告書問題で苦労するらしい。
また私は紙で勉強する派だったので、今の世の中便利なことに製本をネットで頼める時代で、ダウンロードした課税価格のテキストの製本も注文した。
市販教材はみこ会の教材紹介記事を参考に、実際に本屋さんに足を運んで中身を確認し、最新版は12月頃発売とのことだったので、11月中にネットで予約注文をした。
私が選んだのはMHJの「合格ハンドブック」だった。
とにかく申告書と計算問題をやった方がいいなと思ったので、メルカリで2022年版の「ゼロからの申告書」と「計算ドリル」も購入した。
11月〜2月くらいまでは地道に毎日「課税価格の決定」を読みつつ、「計算ならとりあえず計算方法分かればできるでしょ〜!」と軽い気持ちで、延滞税やら過少申告加算税やら言葉の意味は大して理解していないまま、「延滞税ってのはこう計算するのね」という感じで計算問題を解いていた。
小学生の頃、算数ドリルを進めるのが好きだったので、計算ドリルは楽しかった。
12月後半くらいに「合格ハンドブック」が届き、1ページ目から順番に読んでいった。
意味が分からなかったが、とにかく読み進めた。
それまでも申告書問題に取り組んでたとは思うが、記憶が定かではない。多分最初に触れた申告書は「合格ハンドブック」内の申告書問題だったと思う。「ゼロからの申告書」より優しめなので、初めて触れるのには正解だった。
本格的に「ゼロからの申告書」に取組み始めたのは1月後半くらいからだったと思う。
2月には「課税価格の決定」を1週読み終えていた。
3月の時点で輸出は20分程度で解けることが分かり、輸入の方がどちらかというと苦手意識があったので、課税価格の決定テキストをさらに読み込んだり、輸入の申告書中心に取り組んだりした。
申告書や計算ドリルと割と同時並行で進めていたのが、「合格ハンドブック」で関税法を読み進めることだった。
そしてまたそれと同時並行でみこ会アプリで関税法の過去問をちょっとずつ解いていた。もちろん結果はボロボロだったけど、やらないと覚えないし、何が理解できてないのかも分からないので、分かってないなりにみこ会アプリで関税法の問題演習も進めた。
「合格ハンドブック」の関税法を1周終えたのは3月頭だった。
この頃、会社のフィリピン人シングルファザーから猛アタックを受け始め、私、狼狽える。
私自身未婚で、正直彼のことはいいなと思っていたが、シングルファザーというところが引っかかり、彼との今後をどうするか悩んでいた。
それでも通関士の勉強は続けた。
関税法をとりあえず一周テキスト読み終えたのもあり、通関実務の申告書を中心に過去問を徐々に3月中旬から解き始めた。
56回試験過去問は直前期の力試しのために、解かずに取っておいた。
4月になり、🇵🇭シングルファザーからの猛アプローチは加速していった。
通関士の勉強は、「休日は過去問を解き、平日はテキスト読みや計算ドリル、ゼロ申などの問題集を解く時間に充てる」という形にシフトした。
この頃、通関業法も「合格ハンドブック」で読み始めていたと思う。
5月、ついに私は🇵🇭シングルファザーとお付き合いすることに決めた。5月は彼と一緒に過ごすことが楽しくてそればかりに時間を割いてしまい、ほとんど勉強できていなかった。勉強時間0分の日も少なくなかった。
母親は彼との交際に大反対で、母親ともバトルしたのが5月だった。
頭の中では通関士の勉強しなきゃと分かっていたけれど、とにかくプライベートが今までの人生で経験したことのない展開になっており、それどころじゃなくなってしまっていた。
6月になり、恋愛に対して少し自分の気持ちが落ち着き、試験まであと4ヶ月もないことに焦り、過去問ばかり解いてしまい⇔分からないの繰り返しだった。
7月、彼に振られて大失恋した。
大恋愛→大失恋からの一発合格とタイトルに書いたくらいだからここで言及しておくが、彼のことは母親に大反対されつつも、正直、今まで付き合ってきたどんな男性よりも間違いなく1番大好きな人で、1番私のことを愛してくれた男性だったと思う。
そればかりに彼に振られたことは私にとって大ダメージの他ならなかった。もちろん、勉強なんて手につかず、毎日泣いて毎日絶望するという日々を過ごしていた。会社からの帰り道、車の中で突然涙が出てきて大泣きした日もあった。
お察しの通り、2023年5〜7月はまともな勉強ができていなかった。
しかしここでみこ先生のとあるポストにグサリと胸を刺され、切り替えることになる。
『辛いときは逃げる理由が無限に浮かんでくるけど、勉強以外の悩みは試験終わってから考えよう!
たった2ヶ月思案したところで何も変わらないから、目の前の試験に全力を☻』
このポストを目にしたのが7月の終わりだった。
模試までも日数がないことに目が覚め、みこ先生に「関税法が無理すぎます〜😭😭」と泣きつきながら、「テキストを読んでください。1日で何周もできるレベルで読めるようになってください」とお尻を叩かれて、7月終わりから8月は関税法と通関業法のテキスト読みと過去問解くを繰り返すことにほぼ全振りしていた。
8〜9月で関税協会、LEC、TACの3社の模試を受け、大撃沈する。
LECの通関実務なんて、12点だった。もちろん関税協会の合格判定はEだし、TACはもはや結果すら見る気になれなかった。
私は大恋愛→大失恋した5〜7月の自分を本当に責めた。私はあの時何をやっていたんだと本当に悔やんだ。
とにかく10月1日の試験まで時間がなかった。実務模試で12点を叩き出し、笑ってしまったが、心は折れていなかった。
どこかで何事も叶えるためにはマインドが大事だということを聞いたので、「ま、合格できるできる〜♪」と自己暗示をし、腐らずに勉強を続けた。模試は本試験より難しいようなので、模試のことは忘れて、過去問を解き、関税法と通関業法は全ての問題の全ての選択肢で何が合ってて何が違うのかを洗いざらい読み込み、分からないところはテキストを読み直すことをした。
模試で12点を叩き出した通関実務は、とりあえず過去問の通関実務を解いてみて、初見で7割特典できたので、あまり焦ってはいなかった。
通関実務もとにかく申告書と計算問題で点を落とさないことを目標に直前期と呼ばれる8〜9月は過去問を繰り返し解いていた。
「ゼロからの申告書」は本試験より難しいものもあるし、本試験ではあまり見ない傾向の問題もあったので、8〜9月は一切解いていない。
そして運命の10月1日、本当にここまで色々あったけど、やってきたことしか出せないんだから思いっきりやろう、というか私合格できると思うわ!という強い気持ちで取り組み、一発合格できた。
5〜7月、メンタルもどん底でほぼ勉強できていなかったのに、一発合格できたのは、1年前からコツコツ取り組んできた勉強貯金のおかげだったと思う。
それからやっぱりマインドが大事だ。
落ちたらどうしようと考えるのではなく、合格したらどうしよう✨✨とワクワクしながら勉強したのが良かったと思う。
エッセイ(完)
と、大きなことを言いつつ、みこ会には本当にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
これからもいいご報告ができるよう、貿易業界で奮闘します!
これから受験される皆様、強いマインドを持って試験に立ち向かってください!応援しています☺︎