模索中 さん(女性 主婦 2022年度合格 受験回数1回)
資格なしの主婦が就職活動するのは難しいと思い、また1年くらい貿易事務の仕事をしていたため折角なら通関士の資格取って働くことができないかと思い決心しました。
みこ会の存在は2021年の1月くらいには知っていました。55回に受験しようかと思っていましたが、産後が大変だったのですっぱり断念しました。
去年の10月頃からぼちぼち始めました。
勉強時間は500~600時間くらいだと思います。計るのが嫌になり止めました。
勉強時間は基本夜、寝かしつけが終わってからです。朝やろうと早起きしても子供も起きてしまい勉強にならなかったので止めました。
<使用テキスト>
ヒュー青、ヒュー赤、LECさんの貨物分類・申告書問題・計算問題・通関実務集中問題対策・ゼロ申・通関士計算問題ドリル・どこでもできる通関士選択式徹底攻略
<勉強期間について>
10月~3月
情報収集、みこ会のテキスト・アプリ、ヒュー赤、ヒュー青、LECさんの貨物分類・ゼロ申・通関実務のテキストをゆっくり回していました。特にゼロ申と通関実務のテキストは1周するのに時間がかかりました。たぶん1ヵ月以上時間をかけています。按分方法や出題パターンをじっくり叩きこんでいきました。結果3周くらいしかしていません。LECさんの貨物分類は非常に助かりました。貨物分類の基礎を固めることができました。
4月~6月
中だるみしました。特に5月。やる気が起きずたくさんお昼寝する日も多かったです。
でもLECさんの申告書や計算問題のテキストが届き、問題に向き合うと、解けなくて焦りが生まれ火が付き始めました。このあたりから過去問を解き始めるようになりました。過去問は実務45回~55回、関税法・通関業法は50回~55回を解きました。実務は45回~49回はとても難しくこれらの問題が本番に出たら終わるなって思いました。
7月~8月
通関業法も学習を始めました。55回の通関業法を見て通達からも出ることを想定して通達も読むようにしました。そんなにページ数がないので印刷して手元において合間で読んでいきました。模試は関税協会さんとLECさんを受けました。特にLECさんの模試にはショックを受けましたが抑えるポイントや自分の理解できていないところが炙り出されたので受けてよかったです。ここからはさらに1日4~6時間くらい勉強しました。この頃は過去問を中心に解いていました。
<模試について>
模試は受験できるなら受験した方がいいです。
私は関税協会さんとLECさんを受験しました。LECさんは本当に難しかったです。
知識定着が曖昧なことを突きつけられて、ここまでの期間何を勉強してきたのかと、心が折れました。「基礎力不足です。」とかはっきり言われました。でも先輩方がまだ間に合うっておっしゃっていたので諦めず過去問や模試を繰り返し解きました。
会場受験できそうなら当日の雰囲気を知るためにも会場受験をおすすめします。
ピリピリした雰囲気を味わうことができます。
<試験の戦略>
通関業法・関税法は語句選択問題で最低でも20点以上取ることを目標にしました。
通関業法・関税法ともに全体の25点分を占めるのでここで取るべきだと思います。
1番最初に出てくる語句選択問題ができないと精神的に焦りがでてその後に影響すると思いました。まずはここで点数を取るようにした方がいいです。
通関業法は語句選択で満点の25点取ればあと2点で合格ラインです。その上で7~8割取ることを目標にしました。過去問解いていれば繰り返し出る問題がわかるようになります。
そこを落とさないようにすれば合格に近づくと思います。
実務は計算問題→複数選択→択一→輸出→輸入の順に解きました。
計算は3回くらい見直しました。複数選択と択一は勉強していればさっと解けるハズと。それより10点確実に取れそうな問題に時間をかけました。
申告書は選択肢を別冊に書き込む方法は取らず、自分が採番したものが選択肢になければ違うからまた探すという方法にしました。選択肢をまず書き込む方法は時間を取られたのでやめました。(でも、肥料とか化学品とかだったら前者の方法だったかもしれません。)
マークミスは本当に気を付けて下さい。私は自分の名前や受験番号の記入の時も間違えてないか何度も確認しました。解答のマークも2回くらい見直しました。しかし、合格発表まで不安で仕方ありませんでした。受験地の都道府県は「県」までちゃんと書いたか、番号のマークは記入ミスしていないかなど気になってストレスでした。当日は緊張で大変ですが、1問1問慌てず確認しながらマークをして、私みたいに1ヵ月不安にならないように努めて下さい。
<みこ会について>
・課税価格のテキスト
とても助けられました。これがなかったら合格できなかったかもしれません。
関税評価は実務の計算・申告書のできに左右します。実際、関税評価を理解していないとそういう考えになるのかと思うことがありました。ここが苦手という人はみこ会に入会してテキストを入手すべきです。ただの暗記では難しいです。
・いつでも質問できる
みこさんにいつでも、どんなテキスト・問題でも質問ができます。私はあまり多くはなかったかもしれませんがとてもわかりやすく解説してくださいました。また、質問の前に自分で探す癖をつけることができましたし、この考え方であっているかを確認するときにもみこさんに聞きました。
・アプリ
今年のみこ会生はこのアプリをたくさん使用したと思います。
隙間時間にできる上に解説も詳細でした。間違いが多い問題はスクショしてフォルダ分けして何度も解いたりしました。子供を抱っこしながら、寝かしつけながら学習することができました。
・会員限定の記事
画面より紙派なので印刷して読みました。特に原産地規則と品目分類のところは何回も読みました。テキストでわかりにくいところも丁寧に解説してくれていました。
文章量がとても多くみこさんがどれくらい受験生のことを考えて、時間をかけて、丁寧に書いてくださっているのかその熱意が伝わります。
・過去問の解説
過去問とその解説は全てみこ会で入手しました。他の過去問集は必要ないと思います。過去問集を購入するくらいなら、みこ会に入会した方がいいです。一問一問どこが間違いなのか根拠は何かが説明されているのでテキストでの確認もすぐにできました。法改正にも対応しているので実際の過去問演習時に、これは今の法律だと×だ、と考えながら解くことができました。
<最後に>
ざっくり簡単にまとめましたがこんな感じの1年でした。
私はここで合格しないと就職できないし、もう1年勉強したくないという思いがありました。途中だらけてしまった時期がありますが7月以降はそんなこともなく勉強を続けることができました。
子育てとの両立は中々厳しかったですが、私は仕事をしていない分まだ心に余裕をもって勉強できたと思います。
将来通関士として働きたいと思い、そんな未来の自分を想像してモチベーションを上げていました。そして合格を手に入れ、就職することもできました。
未経験なので今後大変なことがたくさんあると思いますが、通関士試験合格はスタートラインに立たせてくれるものとなりました。
合格に導いてくれたみこ先生みこ会、56回の受験生の皆さん、先輩方にはお世話になりました。Twitterでたくさんの励まし本当にありがとうございました。
57回の受験生の皆さん。1年間とても苦しいかもしれません。でも1年後には本番がちゃんと来ます。仲間もたくさんいます。1年後合格できるのを心より応援しています。