3回目にしてようやく合格

りょ さん(2021年度合格 受験回数3回)

‪ [通関士試験を受験するきっかけ]

異業種で通関に関して未経験ではありますが、空港の貨物地区で働いていたことがあり、通関に興味を持つようになり通関士試験を受験することを決意しました。

[通関士試験に合格するまで]

1年目は5月頃から◯◯ーサイトという通信教材を利用するも実務が理解できず(特に申告書と課税価格)悩んでいたところ、みこ会というサイトを発見しすぐに入会しました。

按分、HSコード、注の規定、項の規定からまったく理解できなかったのでみこ会の記事を読みつつ理解できない部分をみこさんに何度も質問し教えていただきました。そのおかげで申告書等はできるようにはなりつつも、試験勉強を始めた時期が遅かったこともあり、第53回通関士試験は、関税法、実務で点数が足りず不合格。

次の年からは早くから勉強を始め、かつ、対面授業で勉強できるところにしようと、みこ会で学校の紹介記事があったのでそれを参考にし、大阪府の北側にある学校に通学することに決めました。

昨年とはちがい対面授業だからかテキストの内容を理解しやすく、関税法も課税価格の計算も実力がかなりあがりました。しかし申告書の実力があまりあがらず、模試では実務だけ惨敗。模試を受けて以降、残り3週間は申告書を解くことに専念しました。第54回通関士試験では、業法、関税法は特に過去問ベースの出題も多かったためか、前日まったく寝れていなかったにも関わらず合格点に達していましたが、実務(輸入申告書)で見直した時に頭がボーッとしていたためか、個別加算で最初にしていた加算だけで合っていたにも関わらず、加算さなくていいものまで加算してしまい、またHsコードの選択もミス等もあり実務で不合格。

不合格後どうすれば合格できるのかと悩み、通信や学校を探していると大阪市内にアウトプット授業にもかなり力をいれている学校があるとの情報を見つけ、授業内容の説明を聞きに行きました。その学校は授業でほぼ毎週テストがありかつ授業以外の別日に別に会場を貸しきって模試に近いようなテストを行い、また実務試験の合格テクニック、学校オリジナルの申告書問題を使い、実務にも力をいれているとのことで、通うことに決めました。過去問を解き学校のテスト、授業と別日に行うテストを受けることによる、自分が間違いやすい部分を客観的に知ることができました。

学校でも申告書はしますが、それでも不安があるのでみこ会とLECとのキャンペーンの時に、申告書と貨物分類、計算問題の通信を教材を購入し勉強しました。実務の勉強を強化することによってなんとか第55回通関士試験に合格することができました。

[使用教材]

ヒューマンアカデミー通関士完全攻略ガイド

ヒューマンアカデミー通関士過去問題

ヒューマンアカデミー通関実務

LEC 貨物分類

LEC 申告書

LEC 計算問題

学校で配布された、テスト問題、申告書問題、計算問題。

ゼロからの申告書

計算ドリル

関税評価ドリル

[反省点]

テキストを読むだけであまり過去問を解かなかったこと。解いても解答解説を読み込んで理解しなかったこと。

関税法と実務を中途半端に交互にやったこと。

関税率表の体系を理解していなかったこと。

実務の選択問題対策をしていなかったこと。

申告書だけして貨物分類はまったく勉強しなかったこと。

特に初年度は試験対策の基本である過去問題をやり込めなかったことが失敗の原因であり、申告書はやりこんだものの貨物分類をおろそかにしていたから、申告書が解けても時間がかかりました。貨物分類の問題自体は1問ぐらいですが、それよりも申告書を解くことに必要不可欠な勉強です。また関税法と実務を中途半端交互にするよりかは関税法を6月ぐらいまでに固めて、以降は実務にシフトしていかないと中途半端にあっちこっちやると、どちらも実力が伸びなかったです。そして申告書は一度始めると試験日まで毎日1問でも解き続けないとすぐに実力が落ちてしまいます。

[最後に]

諦めずに勉強し続ければ受かると思います。

ただし勉強方法を間違えたり、わからないまま勉強を進めてしまうと何回も試験を受けるはめになってしまうので、SNS等を活用して自分にあった勉強方法をみつけ、過去問等で自分が間違いやすい問題を把握し効率的に勉強することが合格への近道だと思います。でないと自分みたいに実質的に毎年1科目ずつ合格して合格に3年もかかるようなことになりかねません。これから受験される皆様は短期で合格されることを願っています。

最後にみこさんへ。

基本的な按分から丁寧に教えていただいてありがとうございました。わからないことをわかるまで徹底的に聞いて理解できる環境を提供してくださったみこさんには感謝しかありません。

3年間、試験合格までお付き合いしていただきありがとうございました。

これからのご活躍も期待しております。