2020年度通関士試験の模試は、昨日でほぼ終えたみたいですね。
まだこれからのところも一部あるようですので、更に受ける方は頑張ってくださいね!
全てではないですが、私もいくらか目を通したり、一部解いたりしてみました。
今年もここ数年の模試の傾向どおり全体的に難しく作っていますね。
本試験に比べると指示が多く、マニアックな知識を問う作問の割合が高かったり。
それから、51回、53回と関税法等の難易度が上がってきていることを考慮したのか、関税法等もやや難化傾向に作っているものもみられました。
中には、通関業法をかなり難化させているところも。
近年、意表を突くような変化をつけてくる本試験を意識して、かく乱させにきたのでしょうか。
報告を頂くと、かなり実力があり今受けても今年の合格が狙えそうな受験生でも、全科目で60%取れているのは少数派でした。
中には複数の模試で各科目ほぼ8割超えというような方もいましたが、やっぱりそういう方は、普段質問を受けていても普通の受験生とは違います。
もちろん、知識量が多く細かいこともよく勉強されているのですが、それ以前に考え方の筋道が丁寧に理論立てられているし、基礎知識も固まっています。ハイレベルな知識や見解の根っこに、しっかりした土台の部分が出来上がっているのが伝わってきます。
こういった方は特に何かない限り本試験もあっさり合格していくのですが、大半の合格者はそうではありません。
基礎があやふやなのに無理して上を積むのではなく、普通のことを普通に答えられるようになってくださいね。
以前にもブログで説明しましたが、模試は難しく作ってあるので点数や判定を気にするよりは、前向きな改善に努めましょう。
模試が悪くても合格する受験生はたくさんいます。(本当に。)
あと1ヶ月のところまできましたね。
ここまで頑張ったのですから、もうやるしかない!最後は自分に負けないこと!
冷静に、本試験の合格に必要な勉強を積み重ねていきましょう。