こんにちは!
今回は、通関士試験の教科書、「翔泳社 通関士 完全攻略ガイド 」をご紹介します。
最後には、「通関士 完全攻略ガイド 2020年版」と、この教科書に対応する過去問集「通関士 過去問題集 2020年版」のモニター募集企画もございますので、ぜひご応募ください!
この教科書は、通関士試験の教科書として人気のものであり、使用者も多く、書店でもよく並んでいるのを見かけるので、すでに知っているという方も多いのではないでしょうか。
そこで、皆様にもっとよく知っていただこうと、出版元の翔泳社さんとタイアップしてご紹介することになりました。
他社様とのタイアップ企画でもお話しましたが、念の為もう一度説明しておきますと、当サイトでは、教材の紹介をするにあたって紹介料などの対価は一切頂いておりません。企業の宣伝サイトではなく、なるべく中立的な情報を提供することで受験生に役立てていただきたいというスタンスだからです。
また、そのために紹介教材の長所も短所もできるだけ説明しています。紹介文にわりと長所が多く短所が少ないなと感じるかもしれませんが、それは、短所が多かったり大きかったりする教材は万人受けしづらいので、ここでの紹介にあまり向いてないかなと考えているからです。全くいいところがない教材というのはなかなか無いのですが、クセの強い教材をブログで紹介するとどうしてもきつい評価の部分が前面に出てきてしまうからです。
さて、以上のことをご理解いただきまして、本題に入りましょう。
教科書の紹介の後、監修者の笠原純一先生と、出版元の翔泳社様より、「通関士試験みこ」をご覧の皆様に向けたごあいさつ文も頂いております。また、最後には、モニター募集企画もございます。
どんな教科書なの?
この教科書は、「株式会社 翔泳社」が出版する書籍であり、翔泳社さんは、資格・教育関係の書籍出版をひとつの強みとしている企業です(ホームページはこちら)。
そして、著者は、資格予備校であり通信講座も展開する「ヒューマンアカデミー株式会社」であり(こちら)、同社の笠原純一先生が監修を務められています。
翔泳社さんも、ヒューマンアカデミーさんも有名企業ですので、皆様もご存知かもしれませんね。「翔泳社の教科書」や「ヒューマンアカデミーの教科書」と呼ばれることもよくあります。また、表紙のカラーに赤を大きく使用しているので、「赤いテキスト」や「赤本」なんて愛称も聞いたことがあります。
この教科書の最大の特徴は、情報量が多く説明が丁寧ということです。
試験にはまず必要ないだろうという情報までは載せていないけれども、ここぐらいまでだったら出てもおかしくないし他の受験生も対策してきそうだな、というところはたっぷり載せてあります。
また、説明については、基本的なことから順を追って丁寧に行っているため、初学者でも理解しやすくなっています。
書店でよく並んでいることもひとつの理由だと思いますが、使用者が多く、評価も総じて高いので、人気教科書のうちの一つだということは間違いないでしょう。
更に、毎年、試験前年の12月には最新版が出るので、勉強開始時期が早めの方にとっては、途中で最新版に買い替えたり法改正を自分で調べたりすることに気を取られずに済みます。通関士試験の市販教材は、遅めに最新版が出るものが多いので、これはとても有難いことなのです。
みこ会会員の方でもこの教科書を使用する方は多くみられます。使用した合格者の方から体験談を寄稿していただいたこともあります(ぱんさん、こんぴーさん)。
珍しい特徴としては、通関士試験の教科書では唯一、電子書籍版が発売されていることです。タブレット端末などでも使用できるので便利ですよね。
この教科書に沿って過去問を収録した同社の「通関士 過去問題集」も同様に電子書籍版があります。過去問集の方は、青色を大きくとりいれた表紙になっているため、「青本」なんて愛称でも呼ばれることがあります。
教科書の方は、私も、研究、指導用に毎年新版を購入しております。通関士試験では、申告書を除いて、法令通達の条文を自分で読み解くという技術が要求されないため、根拠条文の指摘があまり無かったり、あいまいだったりする教科書もよくあります。しかし、この教科書では、正確に条文の根拠を指摘してあることが多いため、条文の原典を参照することがスピーディーにこなせ、研究、指導用にも適していると言えるでしょう。この辺りは、受験生にとってはあまり関係が無いので、試験指導をされている方が参考にされてください。
このようなことから、良書であることは間違いないでしょう。
しかし、情報量が多いため、すごく分厚いのです。ページ数が約850ページです。通関士試験の教科書では一番分厚いです。
そして、そうなると当然、重いのです笑
電子書籍版なら気にならないのですが、紙媒体だと、持ち運びや取り扱いに苦労するという声も聞きました。外で勉強する習慣がある方には、特に気になるかもしれません。
そのため、持ち運びを楽にするため裁断し、分冊にしている方もいました。
初めから分冊してほしいという声も結構あったので、結果はどうなるか分かりませんが、そのあたりは私も翔泳社さんにお伝えしておきますね!
使い方は?
この教科書には、最初のあたりに、「本書の使い方」が解説されています。そこで、これに沿って、実際私や、受験生の方々から得られた意見も取り入れつつ、使い方を補足説明しますね。
「学習内容」「出題の特徴」
通関士試験では、自分が今どこに位置づけられることを勉強しているのか、という意識がとても大切になります。これは、法律試験全般の特徴でもあります。
そこで、学習内容を最初に理解しておくことで、とくに実務経験の無い初学者にとっては、位置づけを理解しやすくなります。
また、試験特有の出題の特徴を知ることで、試験に沿った形で知識を入れることができます。
「本文」
キーワードが赤色で刷られているので、付属の暗記シート(赤くて透き通ったシート)を重ねれば、キーワードが隠され、そこを覚えているか自分でチェックができます。
これは、使う人とそうでない人が結構分かれる機能ですが、何にせよ、キーワードが赤色で目立つため、印象に残りやすくて嬉しいですね。
「頻出度マーク」
頻出度をランク分けし、重要事項を中心に学習できるようになっています。
通関業法や関税法等では、多少失点しても他でカバーできるので、ランクの低いものを切り捨てていくという発想もありなのかな?という気はします。通関実務において、教科書レベルの知識でそれをやってしまうと、致命傷になりうるため、難しいかもしれません。
頻出かどうかというのは、色んな角度からの見方があるし、また、頻出でなくても近年の傾向からすると知っておいた方がよいというような事項もあったりするので、ここだけに頼らず、自分の頭でも考えて傾向を分析することが大切ですね。
とはいっても、ひとつの目安として、参考にはなると思います。
「理解のポイント」
ここは結構大切!この教科書の特徴が存分に生かされたところだと思います。
というのも、本文だけでも理解できる人はできるように書かれているのですが、実務や法律を知らない方であれば、もっと掘り下げたり、別角度から説明したりしないと理解しづらいのです。
そこで、理解しづらいところは、ここで補足説明をしています。
受験生がつまづきそうなところをここでカバーしてくれていることがよくあるので、通関士試験のことだけでなく、受験生のことまで理解されている方が作った教科書だなあというのが、ここからすごく伝わってきます。
「イラスト、図表」
文章だけではイメージしづらいごちゃっとしたところを図解しています。
「ワンポイントアドバイス」「用語解説」
ワンポイントアドバイスや用語解説となっていますが、その他、ちょっとマイナーだから本文にがっつり載せるほどではないけど、本試験で問われたことのある知識がここによく書かれています。
そのため、試験での重要度が下がることは意識しつつも、より広い知識をここでつけて高得点を目指すことが可能になっています。
ここもこの教科書の良いところです。他の教科書だと省略されていて飛ばしがちなところを説明してくれているので、余裕を持って合格ラインを超える安定した実力をつけるには、このあたりまで覚えておくとよいでしょう。
「チェック問題」
章で記載された重要事項をメインとして、かんたんなチェック問題を作っています。
これだけで合格レベルに達するというほど充実したものではありませんが、試験勉強を始めてすぐの方にとっては、章の理解度をざっくりとでもチェックできる目安になるでしょう。
「要点整理」
こちらも実質的にはチェック問題ですが、通関士試験の語句選択式のような穴埋め形式になっています。
以上、かんたんにではありましたが、使い方の説明でした。
使っていくうちに、自分に合った使い方がだんだん見つかっていくと思うので、カスタマイズしてみてください。
教科書はこれ一冊で足りるといえるくらい完成度の高い教材です。
監修者様ごあいさつ
はじめまして。
通関士完全攻略ガイドを監修しています笠原と申します。
普段は経営コンサルタントとして働きつつ、通関士などの講師もしております。このテキストには初版の出版時から執筆に携わってきました。
このテキストは過去20年間に出題された内容をほぼ網羅しているので、大変充実しています。
これ一冊で合格に必要な情報はすべて網羅されているため、どうしても重くなってしまいますが、やり抜くことで確実に合格力を身につけることができます。
初版の頃はヒューマンアカデミーの講義で使用していたテキストをベースにして出発したため、講師による口頭の解説を前提とした解説不足のテキストでした。
現在の最新版に比べれば分かりにくいところも多々ありましたが、悪い部分を毎年改定し、皆さんの声も取り入れてより良いテキストになってきたと自負しております。
これまでに多くの方にご利用いただき多数の方がこのテキストで合格されています。ぜひ、皆さんも本書で合格していただければ嬉しく思います。
翔泳社様ごあいさつ
みなさま、こんにちは。
翔泳社編集部でございます。
このたび、縁あって「通関士試験みこ」さまのサイトでタイアップ宣伝が実現できました。
私たちが発行している「通関士教科書」シリーズは、2007年度版から続く定番書として、長い間みなさまにご愛用いただいております。
本書をご存知の方はすでに多くいらっしゃると思いますが、今回改めて本書の特徴を知っていただく機会に巡り合えたこと、とてもありがたく思います。
また、この記事を通して一人でも多くの方が自分にピッタリの教材で快適に勉強ができたらと願ってやみません。
なお、2019年12月に刊行した『通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド 2020年版』では、特別に読者アンケート企画を実施しております。
アンケートに答えたかたにもれなく、「学習に役立つダウンロード特典」を配信しております。
アンケートでいただいたみなさまの声は、より良い書籍を作るべく存分に活かします。奮ってご参加ください。
合格を祈念して。 2020年1月8日
教科書、過去問集、モニター募集企画!
さて、今回私が個人的に、翔泳社さんより「通関士 完全攻略ガイド 2020年版」と、この教科書に対応する過去問集「通関士 過去問題集 2020年版」を頂けることになりました。
けれども私、既に「通関士 完全攻略ガイド 2020年版」は購入済みだし、せっかくの機会だし、私よりも、受験生の方々に使ってもらおうというお話に落ち着いたのです。
ということで、「通関士試験みこ」の読者様に向けて、モニター募集企画を開くことになりました!
募集要項は以下のとおり。よくお読みになってください。たくさんの方々からのご応募お待ちしております。
【モニター企画内容】
「通関士 完全攻略ガイド 2020年版」(定価:本体3,600円+税)と「通関士 過去問題集 2020年版」(定価:本体3,200円+税)の両方、もしくはどちらかを差し上げます。
モニターとして選ばれた方は、その書籍のレビューや、見事合格された場合は合格体験記を書いてください。
「通関士 完全攻略ガイド 2020年版」と「通関士 過去問題集 2020年版」、それぞれ20冊ずつご用意しています。今回は、電子書籍版のご用意はございません。
【応募資格】
以下の全てを満たす方。
・2020年度の通関士試験を受験することを決めており、かつ、本気で合格したいという気持ちのある方。
・試験後(2020年の秋冬頃)に当選した書籍のレビュー(合格された場合は合格体験記も含むようなもの。)を書いていただける方。レビューについては、個人の自由な感想文のようなものを想定しており、あなたの負担にならない範囲で結構です。そんなに難しく考えないでください。
【企画の流れ】
モニター企画に募集する旨と、いずれの書籍を希望するかを書いて(両方の書籍でももちろん可)、私にご連絡ください(連絡先はこちら)。
当選者の方には、応募メッセージに対して、私から返信を差し上げます。その際、書籍を送付する詳しい手順についてもお知らせします。
定員に達した場合は締切とし、Twitter等で告知します。
(追記:締め切りました。当選者の方には、頂きましたご応募のメッセージに対して返信を差し上げましたので、ご確認ください。今回当選を見送らせていただいた方には返信していませんので、ご了承くださいませ。)
送付先の住所や宛名などの個人情報については、私からお尋ねすることも、私が知ることもありません。当選者の方から、翔泳社さんにだけお知らせしていただき、翔泳社さんから直接送付してもらいます。その際も、送付のためだけにお知らせしていただくのであって、他の目的(勧誘など)に使用はしません。
送料は元払いとしますが、外国にお住まいの方など、送料が特別多くかかってしまう場合は、元払いに応じることができないかもしれませんので、ご了承ください。
試験後に、レビューを書いていただきます。これは、翔泳社さんが、ホームページ等で公開する可能性もあります。レビューは匿名でOKです。
レビューの詳細については、当選者の方に追ってご連絡させていただきます。
【最後に】
今回の企画は、通関士試験に向けて頑張りたいと思う受験生に向けて、翔泳社さんのご協力を得て開催できたものです。
ひとつひとつの教材はそこまで価格が高くなくても、ちょっとずつ積み重なっていくと出費がかさむし、どれを購入しようか慎重になりますよね。
お金の面でなかなか手を出す気になれなかった方でも、試験に合格したいという想いがあるなら何とかサポートできる範囲でしてみたい、という気持ちのこもった受験生への応援企画です。
当選された方は、たくさん勉強して、思い残すことのない受験生活にされてくださいね。結果にかかわらず、その経験はあなたの財産になると思います😊
素敵な企画を開いてくださった翔泳社さん、ありがとうございました!