第52回通関士試験合格発表

先ほど、第52回通関士試験の合格発表がありました。

今年の受験者数は6,218名で、合格者数は905名、全体の合格率は14.6%です。

合格ラインは、通関業法が60%、関税法などが60%、通関実務が50%です。

免除科目別合格率は、三科目受験生(免除無し)の合格率が12.4%、二科目受験生(一科目免除生)の合格率が21.9%、一科目受験生(二科目免除生)の合格率が67.6%となっています。

合格された方、本当におめでとうございます。合格できた最大の原因は、他でもないあなたの努力です。周りがいくら助け舟を出そうと、運が左右しようと、ご自身の努力がなければ受かることはできない試験です。胸を張れるだけの成果です!

一方、残念な結果に終わってしまった方。お疲れ様でした。
現行の通関士試験は全てマークシート式で各予備校などが試験後すぐに解答速報を出すため、解答割れなどで合否が不確実であったり、マークミスがあったというような事情がない限りは覚悟していた方が多いのではないでしょうか。

来年リベンジするのであれば、早くに勉強を始めるに越したことはないですが、まだ落ち込んで手につかないよというのであれば、まずは自分を慰めてあげてください。
たくさん遊ぶなり、友人と会うなり、泣けるだけなくなり、自分のお好きな方法で気持ちをスッキリさせることが大事だとおもいます。焦ってもいい結果にはつながりません。
落ち込んだという方は、それだけ頑張った証拠です。その気持ちをバネにしてリベンジすれば合格につながり、撤退するにしても今後の人生の選択において一つの経験として生きていくはずです。

来年受けることが確実な方へ

通関士試験は合格率が低く、また受けてもだめなのではないかと不安になるお気持ちは分かります。しかし、この試験は受験資格に制限がないため、受験生のなかでもあまり勉強していない記念受験のような人が一定数含まれています。そのため、勉強をきちんとした人の合格率はもっと高いはずです。
それに、試験の難易度は合格率だけではなく、受験生のレベルとの相関関係で決まります。どんなに合格率が高い試験であっても周囲のレベルが自分より高い人ばかりならば受からないし、合格率が低くても、自分が周りよりできるのであれば受かります。
なので、数字に惑わされずに、受けると決めた以上は勉強あるのみです。不安な気持ちはわかりますが、考えてもあなたの結果は変わりません。変な心配で精神をすり減らさずにいきましょう!

来年受けるか迷っている方へ

受けるのも、受けないのも、どちらもあなたの素直な気持ちで決めた選択であればそれが最良の選択です。
あなたには自分の人生を自分で決める権利があります。他人にあれこれ言われることもあるかとおもいますが、他人の意見があなたにとって必ずしも正解ではありません。周りの声に振り回されずに、自分の本心はどうなのか、ということを見つめてよく考えて決めるのがよいとおもいます。
人生の大事な選択の場面において、他人に決めてもらったものは、結果がついてこれば問題はありません。でも、結果が伴わなかったとき、「あのときなんで自分で決めなかったのか」と後悔してしまうことがあります。自分の素直な気持ちで考えて選択したものであれば、どっちの結果に転んでも、後悔はないはずです。正確に言えば、後悔のない選択をできるはずです。なぜなら、選択をした当時にはあなたにとってそれが最良だったはずなのだから。
家庭の事情、精神的なもの、経済的なもの、それぞれの方にとって色んな事情があるとおもいますが、そういった事情と向き合って、ご自身で決めてください。

みこ

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